施設説明
1596年に本国寺十六世究意院日禛がこの地に隠棲し、「常寂光寺(じょうじゃっこうじ)」は開創された。「常寂光土」とは仏教用語で“煩悩もなく叡智に満ちた理想的世界”を意味している。その名が示すように、嵯峨野を一望できるこの地の眺望は、理想郷のような美しさを感じさせる。平安時代に藤原定家が小倉山の中腹にある小倉山荘で「小倉百人一首」を編纂したと言われるが、この常寂光寺は小倉山荘の跡地とも伝えられている。本堂は小早川秀秋の支援により、桃山城客殿を移築したもの。境内と山を隔てる塀がないため、小倉山の自然の中に溶け込んでいる。
・多宝塔付近からは京都市内も見渡せる
本堂から少し山を登ったところにある多宝堂は、重要文化財にも指定されている。嵯峨野だけでなく京都市内まで見渡せ、晴れた日には比叡山も見える。秋には、紅葉と高さ12メートルの多宝塔が美しいコントラストを見せる。
・運慶作の仁王像が待つ「仁王門」
1616年に本圀寺客殿の南門を移築した「仁王門」。境内に現存する建造物としてはもっとも古い建物となっている。両脇には身の丈七尺の一対の仁王像がそびえ立っている。この仁王像は福井県小浜の日蓮宗寺院・長源寺からうつされた物で、運慶の作と伝えられている。仁王門像は目と足腰の病にご利益があるとされており、信徒が病気平癒を祈願して奉納したわらじが壁に掛けられている。
施設基本情報
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- 住所
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616-8397
京都府京都市右京区嵯峨小倉山小倉町3
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- 最寄駅
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嵯峨嵐山 駅
・ JR 嵯峨野線
・ JR 山陰本線
徒歩15分
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- 電話
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075-861-0435
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- 営業時間
- 09:00 - 17:00
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- 定休日
- 無休
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- 公式サイト
- オフィシャルサイト
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