モロッコ・アフリカ料理は日本で多く食べられているわけではないが、近年は一部の料理が注目を集め、メディアが取り上げる機会も増えている。美容や健康にもいいとされ、それらに関心の高い日本人も親しむようになった。
日本のモロッコ・アフリカ料理の歴史

長い間、モロッコ・アフリカ料理は日本ではマイナーな存在だったが、2000年以降にタジン鍋や塩レモンといったものが大流行を見せ、モロッコ料理が注目されるようになってきた。タジン鍋も塩レモンも、作り方が簡単なことから、一気に家庭で楽しめる料理として普及していった。また、モロッコ料理といえば辛さは控え目で、オリーブオイルとスパイスをふんだんに使っているのも特徴。美容効果が注目されるようになり、女性からの人気が高まりつつある。
タジン

タジン鍋とは、ふたが円錐型の形をした鍋のこと。ここに羊肉か鶏肉と野菜などの食材を入れて、蒸して食べる料理、タジンが日本で好まれている。日本では、健康への関心が2010年頃から特に高まっており、油などをほとんど使わずローカロリーなタジンがヒットした。野菜をじっくり蒸すことで、素材そのものの甘みを引き出すのが魅力でもある。
塩レモン

タジン鍋と同様、「健康や美容に良い」として女性を中心にブームとなったのが塩レモン。モロッコ料理には欠かせない調味料であるが、日本でも2010年以降に「どんな料理にも使える万能調味料」として度々テレビで取り上げられた。レモンを塩漬けにし、料理に合わせて使う。日本料理や鶏肉料理の下味、イタリア料理のパスタなど、今ではさまざまな料理に塩レモンが使われる。
日本で食べるなら

モロッコ料理を味わえる店はそれほど多くないものの、東京都を中心に見つけられる。東京都の飯田橋には、本格的なタジン鍋を味わえる店があり、ベリーダンスショーが行われる日もある。また、東京都の西荻窪にも、豊富な種類のモロッコ料理を楽しめる店がある。店内の雰囲気も、日本とは思えない独特なムードになっている。
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