スキー直結のホテルを併設したリゾートスキー場から、地形を活かしたコースを滑れるスキー場まで個性豊かなスキー場が点在する、新潟県。営業期間も比較的長く、GW（5月上旬）まで営業しているスキー場もあります。シーズン中はどうしても混雑してしまうので、ハイシーズンを避けて遊べるのも魅力のひとつ。今回は東京から行きやすく雪質の評価も高い、湯沢・魚沼エリアと上越・妙高エリアのスキー場をご紹介！　エリアごとの特徴もお伝えするので参考にしてみてくださいね。

東京から新幹線で最短1時間半と新潟県内でも都心部からアクセスしやすいエリア。最も高いかぐらスキー場で標高1,845mと首都圏からアクセスがよいスキー場の中では高い分類に入るエリアです。1〜2月には一晩で1m以上積雪するほど降雪量が多く、サラサラしたパウダースノーの雪質が特徴です。

近年、雪質の高さからスキープレーヤー、スノーボーダーから根強い人気を誇る、妙高エリア。東京駅から新幹線と在来線を使って約3時間、湯沢エリアからは車で2時間ほどでたどり着きます。通常、1〜2月には3mは積もる降雪量が多いエリアです。人気の理由はなんと言っても雪質のよさ。妙高の雪はふかふかで柔らかいので、雪の中を飛んでいるような感覚を味わえます。アメリカやオーストラリア人など、海外出身のオーナーが多いことも特徴です。

ただし、天候が変わりやすいので突然の悪天候に注意してください。密着するゴーグルを用意する、隙間風が入らない服装にするなど、雪対策をしてからスキー場へ向かうようにしてくださいね。

12月中旬から4月にかけてオープンするスキー場が多い新潟県。ベストシーズンは、降雪が多くなる1月〜2月にかけてです。年末から新雪の量が安定してくるので、安心して楽しむことができます。パウダースノーが増えるのもこの季節。ふわふわと浮遊する感覚をぜひ味わってみてください。

ワールドカップで使われた大斜面をはじめ、非圧雪の急斜面やロングコースなど、24の多彩なコースがある、苗場スキー場。レベルによってさまざまな使い方ができます。さらに、スノーモービルやスノーシューなどのアクティビティも充実！　３歳からOKのキッズ向けスクールでは外国語にも対応しているので、外国人観光客の方でも安心です！

●今年度の営業期間
2023年12月16日(土)～2024年4月7日(日)

●アクセス方法
スキー場までは、上越新幹線「越後湯沢駅」の東口から路線バスで約45分。冬季期間限定で、池袋から苗場に向かう高速バス「苗場ホワイトスノーシャトル」も運行していますよ。

●リフト券＆レンタル
たっぷりとスキーを楽しみたい方は、苗場エリア１日券（大人6,800円）がおすすめ。スキー板とブーツ、ストックがセットのスキーセットは、大人5,500円、子ども（小学生まで）3,500円です。

●レストラン＆宿泊施設
ゲレンデ目の前の苗場プリンスホテル内には、地元食材を使った料理がビュッフェ形式で味わえる「レストラン アゼリア」があります。館内には、宿泊者専用の内風呂「苗場の湯」、日帰り入浴が可能な露天風呂「火打の湯」を設備しています。

例年11月後半〜5月中旬と長い期間楽しめる、かぐらスキー場。「田代」「かぐら」「みつまた」と３つのエリアがあり、その中でも「かぐら」はパウダースノーが楽しめる人気のエリアです。シーズン初めと春にはキッカーやジブアイテムを楽しめる「かぐらパーク」が登場。「かぐらスキースクール」ではパウダー・コブなどのレッスンも行っています。

●今年度の営業期間
2023年12月16日(土)～2024年4月7日(日)

●アクセス方法
苗場スキー場と同じく、上越新幹線「越後湯沢駅」の東口から路線バスに乗り、30分程度。車の場合は、みつまたステーションだと月夜野I.C.から国道17号線で46km。田代ステーションだと、月夜野I.C.から国道17号線で39kmです。

●リフト券＆レンタル
オープンから営業終了まで楽しめる苗場エリア1日券は、大人（中学生以上）6,800円。かぐら・みつまた・田代エリアで使えるリフト券です。キー・ブーツ・ストックがセットになったスキーセットが、大人1日6,000円、こども（小学生まで）5,000円です。

※リフト券は、冬季シーズン中、こども（小学生まで）全日無料。リフト券売り場にて専用チケットを購入。

●レストラン＆宿泊施設
田代は北欧風のレストラン、かぐらは山小屋風、みつまたは開放的な空間と各々特徴的なレストランがあります。苗場プリンスホテルからかぐら・苗場急行バスで行き来可能。並のゲレンデでは物足りない人は、苗場山の五合目にある和田小屋で宿泊も可能です。

JR「東京」駅から上越新幹線で最速74分というアクセスのよさが魅力の、GALA湯沢。外国語で受けられるスキーレッスンのクラスがあるので、外国人の方でも安心してスキーを始められます。スノーモービルに引っ張られながら雪上を滑走する「雪スノーモービルそりツアー」など、アクティビティも充実！　「初めて雪を見るけどスキーをやってみたい！」という人にとってぴったりのスキー場ではないでしょうか。

●今年度の営業期間
2023年12月16日(土)～2024年4月7日（日）

●アクセス方法
東京駅から上越新幹線を使って「ガーラ湯沢駅」へ。駅から出ると目の前がスキー場です。「越後湯沢駅」で下車の場合、東口より無料シャトルバスを利用できます（例年12月下旬～3月下旬）。

●リフト券＆レンタル
当日購入の場合は、「場内1日券」が大人6,000円（税込）／小学生3,000円（税込）。当日現地で買うよりも事前にWebで購入するほうがお得ですよ。レンタルは、スムーズに利用できるようにWEB予約＆当日受取りの「事前予約システム」や、申し込み用紙を事前に準備できる「レンタル申込書作成サイト」も。

●レストラン＆宿泊施設
レストランやSPA、託児所も併設されているので、滑ってきたらそのまま身体を休めることも。宿泊するなら、越後湯沢駅周辺の旅館がおすすめ。「一望千里 御湯宿 中屋」や「雪国の宿 高半」など、純和風の旅館がたくさんありますよ。

車でも、電車でもアクセス抜群！　最長滑走距離は6,000mで26コースと、広々としたゲレンデが魅力です。初心者の方はゴンドラ山頂からのランランコースへ。景色を眺めながらのロングクルーズを楽しめますよ。舞子スノーリゾートはスノーラフティングやスノーモービル、キッズパークもあり、アクティビティも充実るのが嬉しいポイント。英語や中国語専門のスクールもあるので、スキー未経験の外国人の方も安心して楽しめそうですね。

●今年度の営業期間
2023年12月20日（水）～例年4月上旬

●アクセス方法
車の場合、塩沢石打I.C.を降りて約1分でゲレンデ！　新幹線の方も越後湯沢駅から無料でシャトルバスが出ているので安心です。

●リフト券＆レンタル
オープンからクローズまでの1日券は大人6,200円、シニア／中高生5,700円。小学生3,300円。有料でゴンドラ優先乗車サービスもあります。レンタルスペースは３箇所で。スキー/スノーボード セット （スキー/スノーボード +ブーツ+ストック）：大人１日4,500円、シニア／中高生4,000円、小学生以下2,500円です。

●レストラン＆宿泊施設
舞子高原ホテル内のレストランからゲレンデ内のレストランまで特徴のあるメニューが多数！　白銀のゲレンデを望めるホテルには、開放感たっぷりのオープンジャグジーもあります。日帰り入浴もOKなので、スノーアクティビティを楽しんだ後に食事と温泉を楽しんで帰るのもいいですね。

スキー場総面積236haと関越線沿線で最大級のスケールを誇る、石打丸山スキー場。豊富な天然雪と広大な地形を活かした23のコースは、初心者から上級者まで幅広い層に支持されています。スキー以外にも、銀世界を眺めてゆっくり過ごせるドームテントで雪上グランピングも楽しめます。お子さんは雪遊び＆スキーデビューを応援するキッズ専用スクール「スキッズ・キャンプ」に挑戦してみても。4歳からレッスンを受けられるスクールでレベルに合わせて学べるのでどんどんスキーが好きになりますよ。

●今年度の営業期間
2023年12月15日(金)～2024年4月7日(日)　

●アクセス方法
越後湯沢駅から無料のシャトルバスで10分ほど。車だと、塩沢石打I.C.から平坦な道路を走ることわずか約5分！　運転に不安がある人にも嬉しいスキー場です。

●リフト券＆レンタル
8.5時間有効のリフト券を用意（大人6,500円、ジュニア3,600円、シニア5,600円）。事前にWEBで申し込むとさらにお得になります。レンタルは有名ブランド用品を中心に最新モデルを取り揃え。特別な１日を演出する厳選モデルもありますよ。

●レストラン＆宿泊施設
ゲレンデ内の飲食店はなんと24店舗！　本格洋食からご当地グルメまで多種多様なお店が並んでいます。山麓・中腹・山頂と点在しているので、どこに行っても温かい食事を楽しむことができます。スキー場周辺にはペンションや旅館など、さまざまなタイプの宿泊施設があるので、予算に合わせて好きなスタイルの宿を選べそうですね。

166人乗れる世界最大級のロープウェイで温泉街から標高1,000mまで気軽にアクセスできる、湯沢高原スキー場。初心者から上級者まで楽しめるバラエティに富んだコースはもちろん、滑り台やソリ遊びができるスペースや室内キッズルーム「こどもひろば」もあります。雄大なパノラマを望む素敵なテラスもできたので、スキー以外の楽しみ方もどんどん増えつつありますよ。他にも、英語＆中国と対応のスキー・スノーボードスクールもあるのでしっかり習いたい方は連絡してみてくださいね。

●今年度の営業期間
2023年12月16日(土)～2024年4月7日(日)

●アクセス方法
越後湯沢駅から歩いて約8分！　周回している無料シャトルバスに乗車すれば3分ほどで着きます。車で向かう場合は湯沢I.C.から車で5分ほど。

●リフト券＆レンタル
1日券は大人5,300円、子ども3,500円、シニア4,700円。事前にWebで購入するとお得！　他にも、湯沢温泉ゆきあそびパークとロープウェイ乗車利用ができる券だけを買うこともできます。

●レストラン＆宿泊施設
白銀のゲレンデを眺めながらの本格イタリアン、地元食材を使ったメニュー、山頂カフェなど、その時の気分に合わせて楽しめるレストランが揃っています。宿泊は越後湯沢駅周辺の温泉旅館で。スキーで疲れた身体を癒して翌日はゆっくり過ごしてみては。

創業時から変わらない、スキー専用ゲレンデ。どのコースを滑ってもホテル「NASPA ニューオータニ」前に帰れるレイアウトになっているので初心者でも安心です。全面非圧雪のコースやモーグルコースなど中級〜上級者向けのコースも豊富。英語・中国語対応のスクールもあるので、初めてスキーをする外国人にもぴったりです。他にも、スノーラフティング・スノーモービル・ナイトバギーツアーなど、アクティビティもたくさん！　家族みんなで楽しめるスキー場です。

●今年度の営業期間
2023年12月22日(金)～2024年3月31日(日)

●アクセス方法
越後湯沢駅から無料シャトルバスで約3分。車で向かう場合は、湯沢I.C.で降りて5分ほどとアクセスも抜群！

●リフト券＆レンタル
通常、大人（中学生以上）6,000円、子供（小学生以下）4,500円ですが、毎週水曜や火曜など、サービスデーを狙えばもっとお得に購入できます！　レンタルはセット（スキー・ブーツ・ストック）で大人4,000円、ジュニア（小学生まで）3,000円。手ぶらでも安心して遊べそうです！

●レストラン＆宿泊施設
スキーブーツを履いたまま直行できるホテル直営レストランから、ゲレンデ中腹にある開放的なレストランと多種多様。計4ヶ所のレストランがあるので好みに合わせて利用できます。宿泊は「NASPA ニューオータニ」で。白銀の世界を目の前に優雅なひとときを過ごせそうです。

全16コースのうち、約80％が初級・中級コースなので、子どもから大人まで安全に楽しめるスキー場です。最長滑走距離約8.5kmの広くて長いゲレンデなので、他のスキーヤーにぶつかる心配もあまりないのが嬉しいポイント。スクールでは、全日本スキー連盟公認の実績あるインストラクターたちが技術にあわせてサポートしてくれますよ。

●今年度の営業期間
2023年12月23日(土)～2024年3月24日(日)

●アクセス方法
東京駅から北陸新幹線で「上越妙高駅」で下車。えちごトキメキ鉄道に乗って妙高高原駅に向かい、タクシー15分ほどで杉ノ原スキー場に着きます。

●リフト券＆レンタル
1日券は大人6,000円、シニア／中高生5,400円。小学生までの子どもは全日リフト・ゴンドラが無料です。スキー・スノーボードセットは１日大人5,000円、シニア／子ども4,000円。一式あるため、手ぶらで楽しめますよ。

●レストラン＆宿泊施設
ゴンドラ山麓駅舎や第一駐車場など、滑る前後に腹ごしらえできるレストランが点在しています。ラーメンコーナーもあるので身体も温まりそうですね。近隣の宿とリフトやゴンドラ１日券をセットにした「スキープラン」も。

急斜面からワイドな緩急面まで揃う、赤倉温泉スキー場。すべて100％天然雪で良質なパウダースノーでスキーヤーからの人気が高いゲレンデです。初心者はワイドなロングコースを、上級者は急斜面でモーグルをと、ラインナップも豊富。計3校のスクールがあり、初心者から上級者までレベルに応じて丁寧に対応してくれます。

●今年度の営業期間
2023年12月16日(土)～2024年4月7日(日)

●アクセス方法
上信越自動車道「妙高高原I.C.」より車で約8分。無料の駐車場1,300台完備しています。電車の場合は、妙高高原駅から無料シャトルバスで約12分と嬉しい立地！

●リフト券＆レンタル
1日券は大人5,500円、シニア／中学生4,400円、小人1,200円（8:30〜17:00）。朝から21時まで通しのパスポートもあります。レンタルはスキー場直営で安心の品質！　しっかりメンテナンスされた用具が揃っています。

●レストラン＆宿泊施設
それぞれのゲレンデのリフト周辺で食事を楽しむことができます。すぐ近くの赤倉温泉には趣のある宿がたくさん。スキー場すぐ近くのホテルはもちろん、旅館からペンションまで、旅のスタイルにあわせて好きな宿を選べそうですよ。

新潟県は首都圏から比較的行きやすいスキー場が揃っているエリア。そのため、初心者はもちろん、スキーやスノーボード以外の遊び方ができる施設もたくさんあります！　スノーモービルなどのアクティビティだけでなく、雪原を眺めながらゆったりできるカフェや展望台も増えているので、初めて雪に触れる方も遊びに行ってみてください！

Text by: Madoka Hasegawa
※本記事の情報は2022年12月時点のものを2023年11月に更新しています。最新の情報は公式サイト等でご確認ください。