澄んだ水の香り、米の優しい甘み、そして、一口飲んだ瞬間に広がる奥深い旨み...。
ここ、新潟は、良質な米と清冽な雪解け水に恵まれた、まさに日本酒の聖地。この地で生まれた100以上の蔵元が誇る名酒が一堂に会する「日本で最もエキサイティングなSAKEフェスティバル」とも称される「にいがた酒の陣」。
この祭典の魅力は、ただ飲むことだけにあらず!
この記事では、初めての方でも迷わず楽しめるマナーから、お酒と料理を最大限に楽しむポイント、さらにアクセス情報まで解説します。
さあ、あなたの日本酒への常識が塗り替えられる、感動のグルメ旅へ出発しましょう!
世界が注目!「日本酒のオクトーバーフェスト」とは?

ドイツのオクトーバーフェストをご存知ですか?その日本酒版とも言われるのが、毎年3月に新潟で開催される「にいがた酒の陣」です。
新潟県は、日本一の酒蔵数を誇るまさに「酒の国」。このイベントには、県内から約80の酒蔵が集結し、500種類以上の地酒が会場を埋め尽くします。
入場時に手渡されるのは、たった一つの小さなお猪口(Ochoko)。しかし、このチケットさえあれば、あなたは会場内のあらゆる銘酒を自由に、好きなだけ試飲して回ることができるのです。
普段は流通しない「限定酒」や、蔵元との熱い会話、そして会場全体を包む「SAKE愛」に満ちたカオスで幸福な熱気。この2日間、新潟市は世界で最も熱い「大人の楽園」に変わります。
新潟美食とのマリアージュ:酒だけじゃない!
「酒の陣」のもう一つの主役、それは「食」です。
日本酒は食事と合わせることで、その真価を発揮します。会場内のフードゾーンには、新潟が誇るガストロノミーが勢揃いします。
日本海の荒波で育った新鮮な海産物、とろけるようなブランド牛「村上牛」、そして世界に誇るブランド米「コシヒカリ」を使ったおにぎりまで。
自分好みの最高のペアリングを見つけるのも、このイベントの醍醐味です。お腹を空かせて来場してください!
日本主要エリアからのアクセス完全攻略

「酒の聖地」へのアクセスは、実は驚くほど快適です。東京からは新幹線、その他のエリアからは飛行機が便利です。
- 東京から(約2時間)
東京駅から「上越新幹線」を利用して直行。これが最も速く快適なルートです。 - 大阪から(約1時間)
伊丹(ITM)または関西(KIX)空港から新潟空港へフライトを利用します。5時間かかる電車移動よりも圧倒的に早いです。 - おすすめの周遊パス
新潟や長野をさらに探索する予定なら、「JR東日本 長野・新潟エリアパス」の利用を検討してください。
新潟駅から会場「朱鷺メッセ」へのラストワンマイル

- バス(推奨)
- 万代口バスターミナル 3番線(佐渡汽船線) から乗車。「朱鷺メッセ(Toki Messe)」で下車。約15分、260円。
- タクシー
- 荷物がある場合や3〜4人のグループならタクシーが賢い選択。約10分、1,500円前後。
- 徒歩
- 天気が良ければ、信濃川沿いのリバーサイドを歩くのがおすすめ。約20〜25分の散歩は、イベント前の気合入れにも、イベント後の酔い覚ましにも最適です。
- 開催日時:2026年 3月7日(土)~ 8日(日)
- 開催時間:両日とも10:00~17:30(1 日2 回・3 時間の入替え制)
- 1回目(午前の部) 10:00~13:00 10:30試飲開始
2回目(午後の部) 14:30~17:30 15:00試飲開始 - 会 場:「朱鷺メッセ」 展示ホール(ウェーブマーケット)
-
朱鷺メッセ- 住所 新潟市中央区万代島6-1
チケット購入ガイドと絶対に守るべきルール
このイベントは世界的に人気があり、チケットは即完売します。当日券の販売はありません。 必ず事前に以下のリンクから購入してください。
インバウンド旅行者が注意すべき7つの鉄則
1,20歳未満入場禁止
日本の法律は厳格です。入場時にパスポートでの年齢確認が行われる場合があります。お子様の同伴もできません。
2,時間厳守
混雑緩和のため、入場時間が指定されています。遅れると入れない可能性があります。
3,飲食物の持ち込み禁止
日本酒は度数が高いです。「一口酒を飲んだら、一口水を飲む」のが、長く楽しむコツです。水を持参することを強く推奨します。
4,現金を用意する
アルコール類や外部の食べ物を会場内に持ち込まないでください。試飲や食事はすべてイベントエリア内で購入したものに限ります。
5,「和らぎ水」の掟
日本酒はアルコール度数が高いです。長く楽しむ秘訣は「一口酒を飲んだら、一口水を飲む」こと。マイボトル(水筒)の持参を強く推奨します。
6,現金を用意する
会場内の一部のフード屋台やお土産ブースでは、現金しか使えない場合があります。少なくとも5,000円程度の現金(日本円)を持参しましょう。
7,割り込み禁止
列に並ぶ際のマナーを守ってください。割り込み行為は他の来場者の迷惑となるため禁止されています。
8,場所取り禁止
シートや椅子、荷物を置いての座席や立ち飲みエリアの場所取りはしないでください。会場内のスペースは全員で譲り合って利用しましょう。
ライターからの一言
「にいがた酒の陣」は、単なる試飲会ではありません。 それは、雪国・新潟の人々の温かさと、職人たちの情熱に触れる旅です。 会場の熱気、芳醇な香り、そして隣り合った見知らぬ誰かと交わす乾杯。 その全てが、一生忘れられない日本の思い出になることを約束します。
チケットの準備はいいですか?
2026年3月、新潟でお会いしましょう。乾杯(Kanpai)!
「酒の陣」の前後に行きたい!新潟のおすすめ立ち寄りスポット

せっかく新潟まで来たのなら、会場近くの観光スポットにも足を運んでみませんか?
・ぽんしゅ館(新潟駅):新潟の地酒と名産品、おつまみが揃う「利き酒テーマパーク」。
・古町(ふるまち)エリア:居酒屋やバーが立ち並び、伝統的な芸妓文化も息づくナイトライフスポット。
・今代司(いまよつかさ)酒造:市街地から近く、見学ツアーも人気の有名な酒蔵。
「酒の陣」と合わせてこれらのスポットを訪れれば、新潟の旅がより充実した思い出深いものになるはずです。
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