本州最北端に位置する青森県はまさに「温泉天国」と呼ばれるほど、大小様々な温泉地が点在しています。特に雪の降る寒い日ほど、温泉のあたたかさが身に染みるもの。「星野リゾート 青森屋」「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」の2つの温泉では、冬だからこそ楽しめる雪見露天を冬季限定で実施しています。青森の冬だからこそ訪れたい、絶景露天風呂を2つ紹介します。
1:青森の魅力を凝縮した温泉宿「星野リゾート 青森屋」の「ねぶり流し灯篭」
青森県三沢市にある「星野リゾート 青森屋」は、「のれそれ(津軽弁で目一杯という意味)青森~ひとものがたり~」をコンセプトに掲げ、青森の文化や風習をふんだんに取り入れた温泉宿です。敷地面積は約22万坪と広く、全体が公園になっていて、四季を通じてさまざまなアクティビティを楽しめます。
館内は夏祭りの夜をイメージした賑やかな雰囲気。随所にディスプレイされたねぶた祭りの装飾に、青森を旅している実感がわいてくることでしょう。
温泉はアルカリ性単純温泉で源泉かけ流しが自慢です。とろりとした湯ざわりで、神経痛、筋肉痛、関節痛等に効能があります。浴室はヒバの肌ざわりや香りが嬉しい「ひば湯」。露天風呂は湯船が池に浮かんでいるような作りで「浮湯」と名付けられています。
冬でもねぶた祭りの熱気を感じる、絶景雪見露天「ねぶり流し灯篭」
星野リゾート 青森屋では、2020年12月1日(火)〜2021年3月31日(水)の期間、露天風呂を囲む池にねぶたの山車2台と、お客様が書いた願い事を乗せた小灯篭を浮かべて「ねぶり流し」を再現しています。ねぶり流しとは悪疫をはらうために、川や海に灯篭を流す行事で、ねぶた祭りの起源と伝えられています。夏の風物詩であるねぶたと雪景色の組み合わせは斬新かつ画期的。
浮湯に浮かべられた1つ目の山車は、毘沙門天(びしゃもんてん)。北方の守り神、知恵や開運をもたらす神として信仰されています。右手に矛(ほこ)、左手に宝塔(ほうとう)を持ち、鬼を睨みつける表情が特徴。
2つ目の山車は、疫病除けや邪気除けの神として信仰されている鍾馗(しょうき)です。中国の神話で、唐の玄宗皇帝が熱病にかかった際、鐘馗という男が小鬼を退治した夢を見たことで玄宗は回復したと言い伝えられています。皇帝は自分の命を救ってくれた錘馗を神として、今に至るまでまつられています。
願い事の受付は15:00~21:00 、ねぶり流しは18:00~24:00まで実施しています。幻想的な世界を堪能してください。
<詳細情報>
期間:2020年12月1日~2021年3月31日
場所:露天風呂「浮湯」
時間:5:00~12:00、13:00~24:00(ライトアップ時間:18:00~24:00)
料金:無料
願い事受付時間:15:00~21:00
源泉:古牧温泉
泉質:アルカリ性単純温泉
効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、冷え症、疲労回復、健康増進等
浴槽数:男女各内湯2、外湯1
対象:宿泊者
備考:天候により、中止になる場合があります。
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星野リゾート 青森屋
- 住所 〒033-0044 青森県三沢市字古間木山56
電話番号:0570-073-022(星野リゾート予約センター)
2:四季折々の美しさが魅力!星野リゾート 奥入瀬渓流ホテルの「氷瀑の湯」
奥入瀬渓流は青森を旅行するうえで必ず訪れたい人気スポットです。特別名勝、天然記念物、十和田八幡平国立公園に指定された景勝地で、十和田湖の子ノ口から焼山までの約14kmの流れに、たくさんの滝や奇岩・奇勝が渓流美を作り出しています。
秋の紅葉の時期に人気が集中しますが、雪で真っ白に染まる冬も趣があります。奥入瀬渓流に泊まるなら、このエリア唯一のリゾートホテル「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」がおすすめです。
寒さが美しい芸術を作り出す「氷瀑の湯」
星野リゾート 奥入瀬渓流ホテルには冬限定で「氷瀑(ひょうばく)の湯」が登場。露天風呂に入りながら、寒さが作り出す芸術を楽しむことができます。「氷瀑」とは厳しい寒さで凍った滝のことです。奥入瀬渓流には14本の滝があり、日差しに照らされた氷瀑はアイスブルーに輝き、見る者を魅了します。奥入瀬渓流ホテルでは2017年から露天風呂に氷瀑を再現しています。
氷瀑づくりは11月下旬から始まります。渓流露天風呂の両側の壁に霧状の水を吹き付けて少しずつ形を作ります。真冬の奥入瀬は連日氷点下の寒さ。少しずつ水しぶきが重なり、1月中旬には高さ約3.5m、幅約16mの氷瀑が再現され、風向きや気温などによって日々形が変化します。
期間は2020年12月18日〜2021年3月22日まで。眼下に渓流、目の前に氷瀑を眺めながら露天風呂に浸かる至福のひと時は、忘れられない思い出になることでしょう。
<詳細情報>
期間:2020年12月18日〜2021年3月22日(休館日を除く)
時間:6:00~11:30、14:30~24:00
原泉:猿倉温泉混合泉
泉質:単純泉(低張性中性高温泉)
適応症:筋肉や関節の慢性的な痛み、胃腸機能の低下、冷え性、疲労回復、うつ状態など
浴槽数:男女各内湯1、外湯1
対象:宿泊者
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星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル
- 住所 〒034-0398青森県十和田市大字奥瀬字栃久保231
電話番号:0570-073-022(星野リゾート予約センター)
実施中の新型コロナ感染症対策
星野リゾートでは、「衛生管理」と「3密回避」の2つの対策軸を掲げ、各施設において次のような対応を行っています。
<衛生管理への取り組み>
1.全客室にアルコール消毒液を設置
2.十分な湿度を保つことができる加湿器を全客室に導入
3.通常の客室清掃に加え、ホテル館内のアルカリ電解水による清掃と拭き上げを実施
4.特に、全客室の清掃は、手が触れる部分(ドアノブ、引き出しや冷蔵庫の取っ手類、リモコン、スイッチ類など)をアルカリ電解水で除菌清掃
5.フロントカウンターに飛沫感染防止用パネルを設置
6.館内各所での除菌用アルコールの設置
7.レストラン入店時に全てのお客様へアルコール消毒の実施
8.食器類やカトラリーの高温洗浄(80度以上)、食事用トレイの除菌洗浄
9.館内での接客業務の際にマスクを着用
10.スタッフの健康と衛生面の管理徹底(出社前の検温と記録確認)
11.エレベーター内のボタンや手すりなど、多くの方が触れる箇所に抗ウイルスコーティングを塗布
<三密回避対策>
1.滞在中、混雑が確認された場所での入所・入店規制
2.レストランの混雑状況を管理し入店時間の分散化を実施
3.チェックアウトのフロント精算時に、入列規制を適宜実施
4.大浴場混雑状況、混雑予測の確認WEBサイトの導入
5.パブリックスペースへのCO2(二酸化炭素)濃度測定器の配備
6.自然換気、機械換気など、建物の設計にあわせた換気の徹底
<イベント会場管理(青森屋のみ)>
1.イベント広場「じゃわめぐ広場」や「青森四大祭りのショー」会場では、以下の対応をおこなっております。
2.十分な換気設備を設置
3.イベント広場:最大900名まで収容できる換気設備 ※ピーク時利用者数100名程度
4.ショー会場:最大1,000名まで収容できる換気設備 ※ピーク時利用人数120名程度
5.ソーシャルディスタンスを確保した座席レイアウトの確保
6.座席やテーブルのアルカリ電解水による清掃と拭き上げ(ショー会場)
7.会場内の入退室時の混雑状況を管理し、入退室の分散化(ショー会場)
※星野リゾート 「三密回避の旅」より抜粋
星野リゾートが経営する、青森の人気宿のこの冬注目の温泉を紹介しました。ふたつに共通しているのは、氷瀑や灯籠など青森の自然や文化が採り入れられていることです。工夫を凝らした露天風呂は、身体が癒されるだけでなく、目も癒してくれますね。さまざまなアクティビティが用意されているので、凍えた身体を温めるのも良いでしょう。寒い季節だからこそ感動する、冬ならではの温泉をお楽しみください。
Text by:Masakazu
※本記事の情報は2021年1月時点のものです。最新の情報は公式サイト等でご確認ください。
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
※特記以外すべて税込み価格です。