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【奥入瀬渓流散策ガイド】絶景スポットを巡るおすすめルートを徹底紹介

【奥入瀬渓流散策ガイド】絶景スポットを巡るおすすめルートを徹底紹介

公開日: 2020/09/16
更新日: 2020/11/20

青森県・十和田市にある名所、「奥入瀬渓流(おいらせけいりゅう)」。深い自然林におおわれた奥入瀬渓流ですが、実はアクセスが良く、遊歩道は車道沿いにあるので気軽に散策できるのもポイント。今回は、奥入瀬渓流までのアクセスやおすすめ散策ルート、絶景スポットなど、初めてでも無理なく楽しめる奥入瀬渓流の観光ガイドをご紹介します。

目次
  1. 奥入瀬渓流とは
  2. 奥入瀬渓流までのアクセス
  3. 奥入瀬渓流の散策ルートや方法は?出発前にチェックしよう
  4. 奥入瀬渓流散策の服装・アイテムは最低限の準備を
  5. 「阿修羅の流れ」や「銚子大滝」など、奥入瀬渓流の絶景スポットを散策
  6. (1)三乱(さみだれ)の流れ
  7. (2) 石ヶ戸
  8. (3)阿修羅の流れ
  9. (4)銚子大滝
  10. 奥入瀬渓流観光で泊まりたいおすすめホテル

奥入瀬渓流とは

奥入瀬渓流とは

「奥入瀬渓流(おいらせけいりゅう)」は、国の特別名勝及び天然記念物にも指定された、日本を代表する景勝地の一つ。全長約14kmの一本道には豊かな自然が手付かずのまま保存されていて、壮大な滝や美しい清流の流れなど、息を呑むほどの渓谷美が多数点在しています。

奥入瀬渓流までのアクセス

奥入瀬渓流に向かうには、青森空港からは車(レンタカー)であれば約90分、バスの場合は空港から青森駅まで路線バスで向かい、そこから乗り換えなしのJRバスで向かうのがおすすめ。「奥入瀬渓流館」で下車してください。新幹線の新青森駅や八戸駅からもJRバスが出ていて、自然の宝庫ながら、海外からも交通手段を問わずアクセスしやすいのが特徴です。

観光シーズンは森林が緑で覆われ、マイナスイオンたっぷりの夏が人気ですが、秋は鮮やかに染まる紅葉、そして冬は滝が氷結した「氷瀑」が見られるなど、四季折々の表情を見せてくれるため、何度でも訪れたくなります。

夏の奥入瀬渓流は生命力を感じる緑が美しい
渓流とのコラボが美しい紅葉シーズン(写真提供:一般社団法人 十和田湖国立公園協会)
冬の氷瀑はこの時期にしか見られない大自然のアート(写真提供:十和田湖国立公園協会)

奥入瀬渓流の散策ルートや方法は?出発前にチェックしよう

奥入瀬渓流の散策は、十和田湖畔のある子ノ口(ねのくち)から焼山(やけやま)までの約14kmのルート。遊歩道が車道に沿うように整備されていて、道中は見所にあわせてバスも各地点で停車し、レンタサイクルもあるため、目的や体力にあわせて散策方法が選べます。見どころや名所も車道から歩いてすぐの場所にあり、一本道のため迷うこともありません。

渓流散策マップ(画像提供:十和田湖国立公園協会)

(1)レンタサイクル
子ノ口から焼山(奥入瀬渓流館)までは徒歩で約4時間の道のり。体力に自信のある人はチャレンジしてみてもいいですが、初めての人でも無理なく楽しめる交通手段として、約2時間で散策できるレンタサイクルがおすすめ。区間内にある観光案内所や休憩所で電動自転車を借りることができ、適度な運動をしながら散策を楽しめます。また、自転車の返却先は受付した場所以外の施設でもOKなので、わざわざ返却に戻る必要がないのもポイントです。

散策道中に3箇所あるレンタサイクルの貸出・返却場所。レンタル料金はシティサイクル(6段)が4時間1,000円(税込)、電動アシスト(3段)が4時間1,500円(税込)

(2)車・バス
散策区間の車道には一時駐車できるスペースもありますので、車で移動して各スポットを効率よく巡るのも◎。バスと徒歩で散策する場合は、バスの本数が少ないため、お目当てのスポットと時刻表をあらかじめ調べてから利用するといいでしょう。

奥入瀬渓流散策の服装・アイテムは最低限の準備を

奥入瀬渓流散策の服装・アイテムは最低限の準備を

散策の服装(夏の場合)については、長袖・長ズボン、そして足元が濡れていても大丈夫な靴(スニーカーなど)を用意しましょう。道は平坦であり、山登りのように大掛かりな準備をする必要はありませんが、アブや蚊対策に虫除けスプレー、念のため熊除けも持っていくと◎。散策中は体力を消耗するので、タオルや帽子、水も忘れず携帯しましょう。また、青森県は都心と比べて寒暖差が激しいため、気温の高い真夏以外は厚手の服を持参するのも忘れずに。

「阿修羅の流れ」や「銚子大滝」など、奥入瀬渓流の絶景スポットを散策

「阿修羅の流れ」や「銚子大滝」など、奥入瀬渓流の絶景スポットを散策
奥入瀬渓流の見所や歴史を学べるだけでなく、軽食なども販売している「奥入瀬渓流館」。入り口には検温システムと消毒用アルコールを設置

準備も整ったところで、いよいよ渓流散策にいきましょう。まずは、奥入瀬渓流の玄関口・焼山にある「奥入瀬渓流館」にバスで向かいます。駐車場は広いので、もちろんレンタカーでもOK。

今回はレンタサイクルで移動するため、受付を済ませて自転車を借りたら散策路に出かけます。ちなみに、こちらの施設では奥入瀬渓流の見所や歴史を学べるだけでなく、軽食なども販売しているため、出発前に水分や甘いものを取るのもおすすめです。

抹茶パウダーとチョコレートで苔を表現した「奥入瀬こけソフト」(350円・税込)が一番人気

訪れた8月は全国的に暑い日が続いていましたが、奥入瀬渓流は避暑地としても人気があり、涼しく爽やかな気候で美しい景観を楽しむことができるのも魅力の一つ。また、自転車は風が気持ちよく、車道を走るだけでも自然が癒しを与えてくれます。

緑のトンネルを自転車で軽快に進んでいく

(1)三乱(さみだれ)の流れ

子ノ口方面にしばらく進んで行くと、序盤のビュースポット「三乱(さみだれ)の流れ」に到着。奥入瀬川側に銘板が立っているので、車の邪魔にならないよう自転車を止め、遊歩道を歩くとすぐに絶景と出会うことができました。

三乱の流れ

三乱の流れは、1つだった流れが3つに分かれる様から名付けられたもので、奥入瀬渓流を代表する流れの一つ。3つの流れが再び合流する美しさと迫力は見事の一言で、清流の激しい水音が自然のアートを際立たせています。夏や紅葉シーズンも美しいですが、新緑の5月頃には川中の岩にツツジが咲き、また異なる景観を見ることができます。

(2) 石ヶ戸

(2) 石ヶ戸
石ヶ戸(いしげど)休憩所。売店やトイレの他、ここにもレンタサイクルの受付・返却窓口がある

三乱の流れから自転車で子ノ口方面に移動すると、すぐに石ヶ戸休憩所が見えてきます。遊歩道がつながっているので歩いてみると、巨大な岩のオブジェがありました。石ヶ戸は地元の方言で「石の小屋」を指し、かつて「鬼神のお松」という美女の盗賊がここを住処にしていて、通りがかった旅人を殺めて金品を強奪していたという伝説があります。

案内板は外国人観光客向けに英語や中国語など他言語対応している

そんな恐ろしい伝説があったとは思えないほど現在の遊歩道は美しく、川の流れも落ち着いています。奥入瀬渓流は基本的に川沿いを歩きますが、この辺りは特に景観が美しく、少しだけ散策してみたいという人にもおすすめです。

歩くだけで癒される遊歩道

また、遊歩道を歩くときは足下にも注目してみてください。奥入瀬渓流には300種類以上の苔植物が生息しており、樹幹や倒木、岩、案内板などが緑に覆われています。そのデザインの繊細さや独特な手触りなど、長い時間をかけて繁殖していく天然の苔はまさに植物の神秘。湿潤な環境である奥入瀬渓流ならでの貴重な光景です。

ルーペを片手に生態を観察するツアーがあるほど人気の苔

(3)阿修羅の流れ

苔観察も楽しみながら散策を続けていると、今度は奥入瀬渓流で最も有名なビューポイントにたどり着きます。「阿修羅の流れ」はテレビCMやポスターにも採用された名所で、訪れたときにも多くの観光客がカメラを構えていました。

阿修羅の流れ

戦いの神・阿修羅の名前にふさわしく、岩や木々の間を激しく流れる姿は迫力満点。しかしそれ以上に、絶え間なく続く川の流れと植物の緑がただただ美しく、辺りは神秘的な雰囲気に包まれていました。

阿修羅の流れ以外にも、このエリアには美しい景観スポットが密集しているのでお見逃しなく。例えば「千筋(ちすじ)の滝」はその名の通り、糸のように繊細に流れている姿が美しい一方、「雲井の滝」は高さ約20mから流れるダイナミックさが人気。同じ空間にありながら、大自然の静と動が共存しているのもまた奥入瀬渓流の魅力ですね。

まるで時間が止まったかのように静寂で美しい「千筋の滝」
水しぶきが雲のように見えることから名付けられた「雲井の滝」

「雲井の滝」からまた車道をしばらく進むと、終盤の子ノ口エリアに入ります。ここにも多くの滝や流れが点在しているため、車や自転車を降りて遊歩道を散策するのがおすすめ。途中にある木のテーブルやイスと自然のコラボがまた美しく、休憩しながら眺めるのも楽しそうです。

車道に突然現れる「玉簾(たまだれ)の滝」は落差約6mの分岐瀑
清流の流れをぼんやりと眺めるのも贅沢な時間

(4)銚子大滝

このエリア最大のビューポイントは、幅20m、高さ7mを誇る「銚子(ちょうし)大滝」。奥入瀬渓流の本流にある唯一の滝で、十和田湖を徳利と見立てた場合、注ぎ口になるため名付けられたといわれています。

壮大な自然の中でも抜群の存在感を誇る「銚子大滝」
秋は色鮮やかな紅葉とのコントラストが美しい(写真提供:十和田湖国立公園協会)

この滝のせいで魚が上流に登ることができず、十和田湖は長年魚が生息しない湖だったともいわれる銚子大滝。圧倒的なスケールの大きさを間近で感じながら、マイナスイオンをたっぷり浴びて癒されましょう。

銚子大滝付近の橋。何気ない風景がすべて絵になるため、カメラは忘れずに

銚子大滝を超えたらゴールの子ノ口まではあと少し。JRバス「子ノ口」駅にレンタサイクルを返却し、これで渓流散策も終了です。色々なスポットを歩いて回ったため実際は2時間以上かかっていますが、適度な疲労感で充実した散策を楽しむことができました。

JRバス「子ノ口」駅

壮大な大自然が手付かずのまま保存された景観地・奥入瀬渓流。この観光ガイドを参考に、ぜひ青森県の魅力を知ってもらえたら嬉しいです。また、今回ご紹介したスポット以外にもまだまだ見どころはありますので、壮大な自然の芸術を心ゆくままに楽しんでくださいね!

  • 奥入瀬渓流(奥入瀬渓流館)
    • 住所 〒034-0301 青森県十和田市大字奥瀬栃久保183
    • 最寄駅 JR青森駅からJRバスで「奥入瀬渓流館」下車
    • 電話 0176-74-1233
    • 営業時間:9:00~16:30
      休館日: 年中不定休

Text by:下田 翼
※本記事の情報は2020年9月時点のものです。

奥入瀬渓流観光で泊まりたいおすすめホテル

  • Towada - Hotel / Vacation STAY 51707
    • 住所 034-0303 青森県十和田市Horyo Yakeyama 64-108
      地図をみる
    • 最寄駅 七戸十和田 駅 (東北新幹線 / 北海道新幹線)

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