茹でたジャガイモをすりつぶしてパン粉をまぶして揚げた、日本料理の定番「コロッケ」。気軽に訪日できない状況でも、自宅で「コロッケ」を楽しめるレシピを紹介します。じゃがいもや牛挽き肉など材料は身近にあるスーパーマーケットなどで購入でき、料理教室の講師・南 俊宏さんが監修・調理する調理動画付きなので、料理初心者でも気軽に作れます。日本では「ウスターソース」をかけるのが一般的ですが、手に入らない場合の代用レシピもあわせて紹介します。
画像素材:PIXTA
フランス料理が日本で独自に進化したものがコロッケ
コロッケとは、ひき肉・卵・野菜などをつぶしたジャガイモなどでつなぎ、形を整えパン粉をまぶして揚げ、ウスターソース等をかけて食べる料理。ルーツはフランス料理の「クロケット」と言われ、中身のホワイトソースの代わりに日本人の好みに合うじゃがいもを使い「コロッケ」になったという説が有力。
日本では家庭で作ることはもちろん、スーパーマーケットなどで手軽に購入でき、おかずやおやつとしても大人気です。今回はじゃがいもの甘味と牛肉の旨味がたまらない基本のレシピと、「ウスターソース」の簡単代用レシピをご紹介します。
まずはコロッケと相性抜群の「ソース」を作ろう
<ソースの材料(4人分)>
・ケチャップ40g
・醤油40cc
・砂糖20g
・酢20cc
・こしょう適量
<ソースの作り方>
ケチャップ、醤油、砂糖、酢をしっかりと混ぜ合わせ、こしょうを適量ふりかければ完成です。こしょうは混ぜないのがポイント!
次にコロッケを作ろう!じゃがいもは熱いうちにつぶすのが秘訣
<コロッケの材料※2人分>
・じゃがいも約300g(約大2個分)
・玉ねぎ 1/4個
・牛ひき肉 120g
・水50ml
・薄力粉適量
・卵適量(約1個)
・パン粉適量
・サラダ油適量
・塩こしょう少々
・ソース適量(先に作ったもの)
<コロッケの作り方>
1)じゃがいもは芽を取り除き、皮をむきます。
玉ねぎはみじん切りに。終わったら卵をボウルに割り、溶き卵を作っておきましょう。
2)じゃがいもを耐熱ボウルに入れてラップをかけ、500Wの電子レンジで約5分加熱。
加熱後、熱いうちにマッシャーでつぶしましょう。電子レンジがない場合は、25分ほど茹でてからつぶしてもOKです。
3)フライパンにサラダ油を中火に熱し、牛ひき肉を炒めましょう。
肉の色が変わってきたらみじん切りにした玉ねぎを加えてさらに炒めます。玉ねぎがしんなりしてきたら、塩こしょうを加えましょう。
4)牛ひき肉に火が通ったらボウルに移し、粗熱を取ります。粗熱が取れたら、つぶしたじゃがいもとよく混ぜ合わせ、4等分にして楕円形に形を整えて、「たね」を作りましょう。
5)続いて、ボウルに溶き卵、水、薄力粉を入れて混ぜ、バッター液を作ります。
6)バッター液に先ほど作った「たね」をくぐらせてから、パン粉をつけていきます。
7)鍋にサラダ油を170℃に熱し、バッター液・パン粉をつけた「たね」をきつね色になるまで約3分揚げます。
こんがりと揚がったら、皿に盛り付けてお好みでソースをかければ完成です。お好みでキャベツやプチトマトを付け合わせに添えてください。
炒めた牛挽き肉と玉ねぎはしっかりと冷ますことが、揚げた際に具材が衣を突き破らないコツです。牛挽き肉をカボチャやサトイモなど好みの具材に変えて多彩にアレンジできるので、どんどん挑戦してみてくださいね!
<監修者プロフィール>
クッキングスタジオ「大阪デリシャス」店長・南 俊宏。社会人として働いた後、社会人学校を経て料理教室講師に転職。クッキングスタジオ「大阪デリシャス」にて講師を務めながら、レシピ開発や調理アシスタントだけでなく、TV出演経験も。和食全般に加え、洋食や中華など幅広く担当する。
Text by:株式会社エフィール
※本記事の情報は2021年10月時点のものです。
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