関西エリアを訪れる時に知っておきたい、月ごとの気候やその特徴。気温や天気の違いや適切な服装、持っていくと便利なものをご紹介します!年間の観光旅行計画にも役立つ、関西エリアの季節ごとの天気や気候をご紹介します。
メイン画像:Nattee Chalermtiragool / Shutterstock.com
関西エリアの春(3~5月)の気温・天気
3月:平均気温 約9度
関西地方の3月の平均気温は、9度前後。日中は20度近くになる日もありますが、まだまだ肌寒い日が多いです。中~下旬になると、少しずつ春の訪れを感じ始めますが、日によって気温差があることも。また、3月中旬~4月にかけて、「春の長雨」といって、雨が降り続くこともあります。
4月:平均気温 約15度
4月になると、日中は20~25度近くになる日が多く、花見にも最適な気候に。降水量は比較的低いですが、「春の嵐」とよばれる強い風が吹く日もあります。
5月:平均気温 約19度
平均気温は19度前後と、5月は観光のベストシーズン。適度な湿度で、さわやかな日が続きます。最高気温が28度近くになることもあり、日中には汗ばむ日もありますが、朝晩は気温が下がります。
関西エリアの春(3~5月)の服装・持ち物
3月:トップスはセーターやカーディガン、ボトムスは厚めのズボン、スカートの人はタイツなど、暖かい服装を。3月上旬は、ダウンコートや厚手のウールのコート、手袋マフラーは必須です。中~下旬になると、薄手のコート、ストールといった装いでも大丈夫な日も。雨が続くときもあるので、折り畳み傘をスーツケースに入れておきましょう。
4月:厚手のコートは必要なくなりますが、朝晩は冷えることも。トレンチコートや薄手のコート、カーディガンを用意するといいでしょう。夜桜を観賞する場合は、肌着を一枚多く着用する、上着を持参するなど防寒対策を。
5月:5月も中~下旬になると、薄手のコートなど羽織るものは必要なく、カーディガンや長袖のシャツ1枚で過ごせる日が多くなります。ただ日によって気温差が大きいので、カーディガンやパーカーなどの防寒着を持参した方がベター。
関西エリアの夏(6~8月)の気温・天気
6月:平均気温 約23度
関西地方の6月は、平均気温は23度前後。梅雨とよばれる、雨が降り続く季節がスタートするのは例年上旬ごろで、湿度が高く蒸し暑い日が多くなります。
7月:平均気温 約27度
最高気温が30度を超える日が多くなり、湿度も高く、じとじと蒸し暑く感じる日も増えます。 例年、中~下旬には梅雨が明け、太陽が照りつける本格的な夏が到来します。この時期には、台風が上陸することもあります。
8月:平均気温 約28度
一年で最も暑く、まさに夏本番です。最高気温が35度を超える「猛暑日」が続き、歩くだけで汗が出るほどの暑さなので、熱中症に注意を。観光中は、こまめに水分補給をしましょう。8月は、7月に続いて台風上陸のシーズン。また、局所的、そして一時的に大雨が降る「ゲリラ豪雨」に見舞われることも多いので、晴天の日に急に空が暗くなりはじめたら、注意しましょう。
関西エリアの夏(6~8月)の服装・持ち物
6月:薄手の長袖シャツ、日によっては半袖や七分袖のシャツで過ごせる日も。ただし梅雨の時期には、朝晩、気温差が大きくなる日もあるので、薄手の長袖コートやストールなどで調節しましょう。また、雨が続くので、傘が必要です。
7月:中~下旬になると、1日中、半そでのTシャツ、短パンやスカート、サンダルでOK。ただし、ホテルやレストランなどでは冷房が肌寒く感じることもあるので、羽織れるものを持参しておくと安心です。
8月:半そでやタンクトップ、短パン・ミニスカートでOK。日差しがとにかく強いので、日中は、帽子やサングラス、日焼け止めは必須です。
関西エリアの秋(9~11月)の気温・天気
9月:平均気温 約25度
暦では、秋になりますが、残暑と呼ばれる暑い日が続きます。下旬になると、少しずつ気温が下がり始め、平均気温は25度前後に。朝晩の冷え込みは厳しく、台風が上陸することもあります。
10月:平均気温 約19度
最高気温は20度前後、最低気温は15度前後と過ごしやすい日が続き、観光のベストシーズンに。中旬になると、気温が下がり始め、秋の長雨と呼ばれる、雨が降り続くこともあります。
11月:平均気温 約13度
平均気温約13度。最高気温は15~20度前後と厚くも寒くもない過ごしやすい日が続きますが、中~下旬になると、秋が深まり冬用のコートが必要な日も。街中の紅葉も少しずつ色づき始めます。
関西エリアの秋(9~11月)の服装・持ち物
9月:上~中頃は、まだまだ暑いため、半袖でOKでしょう。下旬になると、肌寒く感じる日も多いので、軽く羽織れるものを持参しておくと便利です。
10月:過ごしやすい日が続きますが、半袖では肌寒く感じます。長袖、長ズボンなど、肌を露出しない服装だと快適でしょう。日朝晩の気温差は大きいので、ジャケットなどの上着を着用しましょう。
11月:10月同様、寒暖差があるのでジャケットや薄手コート、カーディガンなどで調節を。下旬になると、ぐっと冷え込むのでブーツやダウンコートを身に着けている人を見かけるようになります。
関西エリアの冬(12~2月)の気温・天気
12月:平均気温 約8度
本格的な冬の到来。寒さが厳しくなり、平均気温は8度前後、最高気温は10度前後までしか上がらない日もあります。中~下旬は、最高気温が10度以下になる日もあり、特に京都は身体のしんまで冷える「底冷え」になる日も。
1月:平均気温 約5度
平均気温は5.6度で、日中の最高気温が5度程度しか上がらない日もあります。雪が長く降り積もることはまれですが、ぱらつくこともしばしば。乾燥した日も多く、風邪やインフルエンザが流行しはじめます。
2月:平均気温 約9度
最高気温が10度に満たない日が多く、雪がちらつくことも。最低気温が氷点下になる日もあります。特に京都は、「足の裏から冷え、体の芯から冷え込む」ほどの厳しい寒さになります。
関西エリアの冬(12~2月)の服装・持ち物
12月:上旬は、日によっては、厚手のコートが不要な日もありますが、中~下旬になると、ダウンやウールなど厚手の暖かいコートが必須に。またUSJなどがある海沿いは、風が強く街中より寒く感じるため、防寒具は必携です。
1月:ダウンコートやウールなど厚手のコート、スカートの人はタイツ、足元はブーツ、そしてマフラーや手袋は必須に。ファーが付いたコートなどで首元を暖かくしましょう。
2月:1月と同様、完全防寒対策を。また靴下や肌着を2枚にするなど、重ね着をしてとにかく暖かくしましょう。湿度の低さから、温度以上に肌寒く感じるので、マフラー、手袋、ホッカイロなどで防寒を徹底しましょう。
京都の夏の暑さ、冬の寒さは桁違い!
関西エリアの中でも、京都市は、特に「夏暑く、冬寒い」といわれています。京都は三方が山に囲まれた盆地で、夏、フェーン現象(山から乾燥した高温の風が吹きおり、気温が上がる現象)が起こると、気温や湿度が上がり、まるでサウナにいるような暑さに。寺社仏閣の観光で歩きまわる場合は、水分を取りこまめに休憩するなど対策をしましょう。夜も気温が下がらず寝苦しい日が多いです。
冬は、温度としては北海道などに比べれば高いのですが、湿度が低いぶん、体から蒸発する水分が多くなるため、体感温度が低くなります。つま先から体の芯まで冷えこむ印象です。
夏、京都を訪れる人は、熱中症に注意を、冬京都を訪れる人は、防寒具を持参しましょう。
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