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【2023年】函館旅行完全ガイド!おすすめ時期や天気、交通、観光名所、グルメを徹底紹介

【2023年】函館旅行完全ガイド!おすすめ時期や天気、交通、観光名所、グルメを徹底紹介

更新日: 2023/06/20

函館は日本北端に位置する北海道の港町。函館山から一望する夜景函館ラーメン、独特な和洋折衷文化が有名です。函館ホテル事情や交通状況、函館でやっておきたいことなど、函館観光ビギナーにおすすめしたい情報をお伝えします。

目次
  1. 1.函館の特徴
  2. 2.函館に行くベストタイミング
  3. 3.函館の交通手段
  4. 4.函館で宿泊する
  5. 5.函館でグルメを楽しむ
  6. 6.函館でカルチャーを楽しむ
  7. 7.函館でアクティビティを楽しむ
  8. 8.函館でショッピングを楽しむ
  9. 9.函館周辺の観光地

1.函館の特徴

画像素材:PIXTA
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函館は北海道の南西にある港町で、北海道南部の中心都市です。東京から航空便が就航しているほか、東京からの新幹線も世界最長の海底トンネルを介して通じています。

函館の市街地は海に突き出た鍵型の地形をしていて、鍵型地形の先端にある函館山や山麓から眺める港と街の風景は絶景! 特に夜景は日本三大夜景の一つと言われているだけあり、一年中国内外の観光客で賑わいます。

日本ではかつて長年鎖国政策が執られ諸外国との交易は限定的でしたが、19世紀中ごろに鎖国政策が終わると、函館は交易都市として開港しました。開港に伴い19世紀後半から20世紀初頭に欧米文化が一気に函館へ流入したため、街中には和洋折衷の独特な歴史的建造物が多数点在するほか、世界各国の食文化を日本流にアレンジした函館独自のグルメも発達しました。

函館の魅力は、独特な建物が点在する港町の風景夜景、独自に発展した文化とグルメです。

2.函館に行くベストタイミング

函館のおすすめ観光時期

画像素材:PIXTA
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函館四季を問わず観光を楽しめます。年間を通じて観光客が絶えない街ですが、なかでも観光客が増える時期は、「五稜郭公園」や「函館公園」などの桜が咲く4月末から5月上旬にかけてと、函館名物のイカが旬の時期となる7月~9月です。

このほか、「五稜郭公園」や「恵山(えさん)」などでツツジが見頃となる5月末から6月にかけてと、紅葉が見頃となる10月、ベイエリアに巨大なクリスマスツリーが現れる12月も例年比較的多くの観光客が訪れます。

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函館へ訪れる際の服装については、夏はぱっと羽織れる服装を用意し、冬は着こみ過ぎずすぐ脱ぎやすい服装でお出かけするのがおすすめです。

函館の気候と服装

函館の夏は、昼間の気温が30度以上あり半袖でも汗ばむ陽気。しかし夜になると気温が20度以下に下がるということもよくあります。特に、夜景の名所函館山の山頂は街中に比べて5度程度気温が低いうえ、風が吹き抜けることが多いため、体感温度は思いのほか低く感じられます。真夏でも夜景観賞には長袖の上着を持参することをおすすめします。

例年、10月末か11月上旬に雪が降り始めます。12月中旬頃から3月中旬くらいまでの間は、街中の路面に積もった雪が溶けずに固まってしまう日が多いです。

北海道の中心都市の札幌や第二の都市である旭川に比べると積雪量は少な目ですが、路面が凍ってツルツルになることが多いので、普通の靴で歩くのは危険。靴の裏が滑りにくい材質でできたスノーシューズを履くか、もしくは通常の靴に応急的に取り付ける滑り止めを装着しましょう。

冬に函館をはじめ北海道へ訪れる時には靴選びはかなり重要事項です。地元の方でも滑って転んで骨折など怪我をするケースが多いので要注意です。

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冬は日中でも気温が氷点下という日が多いのですが、建物は寒冷地仕様で気密性が高いため室内はかなり暖かいことが多く、外気と室温の気温差が20度以上あることもしばしば。ハイネックのセーターではなくマフラーにするなど、気温に合わせてすぐに脱ぎ着しやすい服装が無難です。なお、冬の函館山での夜景観賞をする場合、防寒着や防寒手袋などは必須です。

3.函館の交通手段

東京から函館までのアクセス

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<飛行機>
東京から函館へ向かうには飛行機か新幹線を利用するのが一般的で、所要時間が短いのは飛行機利用です。東京の羽田空港から北海道の函館空港まで約1時間20分のフライトで、函館空港から函館市街地まではシャトルバスにて約20分で行くことができます。なお、空港函館の湯の川温泉近くにあるため、湯の川温泉温泉ホテルへ宿泊する場合は空港からバスやタクシーで5分少々で到着します。

航空運賃は航空会社や時間帯・時期によりかなり差があり、片道9,000円~27,000円程度。シャトルバスは片道大人500円、子ども250円です。

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<新幹線>
JRグループが提供している訪日外国人を対象とした「JAPAN RAIL PASS」という日本国内の鉄道(JR線のみ)が乗り放題の切符を利用するのであれば、新幹線で訪れるのがベスト。

東京駅から東北・北海道新幹線で終点の新函館北斗駅まで乗車し、「はこだてライナー」に乗り換えれば函館駅まで乗り換え1回で行けます。新幹線の乗車時間は約4時間10分、はこだてライナーは約20分です。飛行機移動に比べて多少時間はかかるものの、飛行機に比べて移動が楽です。また銀座秋葉原など東京駅近郊から移動するのであれば、羽田空港まで移動する時間を考えると、飛行機と所要時間に大差ありません。

函館を周遊する場合の交通手段

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函館市内を観光する場合の交通手段>
函館の街中のみの観光であれば、徒歩もしくは市電とバス、函館山へ向かうロープウェイの利用でじゅうぶん楽しめます。

函館駅を拠点にした場合、海鮮丼などを味わえる「函館朝市」は函館駅前なので徒歩で行けます。赤いレンガ造りの古い倉庫をリノベーションした商業施設「金森倉庫」や港の風景を楽しめる「ベイエリア」へは、市電に乗って3駅5分程度の「十字街」電停まで行き、そこから歩いて5分程度。函館駅前から歩いても15分程度です。

港を見下ろす函館山山麓のフォトスポット「八幡坂(はちまんざか)」や教会などがある「元町」地区は、市電の「十字街」もしくは次の電停「末広町」から歩いて10分圏内の地域です。健脚の方ならすべて歩いて巡れるでしょう。

星形の城郭の堀を上空から眺められる五稜郭公園にある「五稜郭タワー」へは、市電に乗車して15分少々、「五稜郭公園」電停から歩いて約10分です。

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夜景観賞の名所、函館山へはロープウェイ、もしくはバスやタクシーで行くことができます。ロープウェイ乗り場は元町地区の一角にあり、元町散策やベイエリア観光とともに歩いて行くことができます。函館駅からはタクシーで5~10分程度です。

なお、函館山の山頂へ通じる道路は冬季閉鎖になるため、バスやタクシーで訪れることができるのは例年4月中旬から11月上旬まで(令和5年11月13日(月)11時~令和6年4月8日(月)11時(予定))。バスは函館駅前をはじめ大型ホテルなどから多数発着しているので便利です。冬季閉鎖以外の期間でも17:00~22:00(10月以降は16:00~21:00)の間はバスやタクシー以外の一般車は通行禁止になるため、レンタカーで夜景を眺めに行くことはできません。レンタカー利用の場合は、ロープウェイ乗り場付近の駐車場に車を停め、ロープウェイで行きましょう。

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函館の市電やバスは「市電1日乗車券」(大人600円、子ども300円)や函館バス専用1日乗り放題きっぷ「カンパス」(大人800円、子ども400円)が発売されています。市電やバスの運賃が210円~なので、複数回乗車するなら元が取れるうえ、都度支払う必要がないので便利です。

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函館市外を観光する場合の交通手段>
いっぽう函館の街中から少し離れ、大小126もの島がある小沼湖や大沼湖などが見どころの「大沼公園」へ訪れる場合は「JAPAN RAIL PASS」を利用してJRで行くことができます。函館駅から大沼公園駅までJRの特急列車で25~30分、新函館北斗駅からは10分程度で、大沼公園駅の目の前に土産物店やレンタサイクル店が並び、湖畔までも駅から歩いて5分です。

函館から大沼公園へ向かう途中にある展望スポット「城岱(しろたい)牧場」や「きじひき高原」など、近郊の観光も楽しむのであればレンタカーを利用しましょう。

函館の街中のみの観光であればレンタカーは不要ですが、ツツジの花と火山の噴火口が名所の「恵山」をはじめ、日本最北の城下町である「松前公園」など郊外や遠方へ訪れる場合はレンタカーが必要です。函館空港もしくは函館駅前などで車を借りましょう。

4.函館で宿泊する

函館ホテルなどが多数集まっている場所は大きく4エリアあり、郊外を入れるとさらに多数のエリアがあります。それぞれの特色を紹介します。

函館駅・大門エリア

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函館駅や函館朝市至近で、繁華街の大門地区周辺があるエリア。交通の便がよく、食事の選択肢にも困りません。リーズナブルなビジネスホテルからミドルクラスのホテルを中心に多数宿泊施設があります。函館観光ビギナーでどこにしたらよいか迷ったならばこのエリアで選べば不便に感じることはまずないでしょう。
また、2023年6月1日には、JR函館駅から徒歩1分のところにビジネスホテル「プレミアホテルーCABIN PRESIDENTー函館」 が開業しました。

ベイエリア・元町エリア

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主要観光スポット至近のエリアで、ホテルを拠点に歩いて昼夜函館観光をじっくり楽しめるのが強みです。ホテル数はやや少な目ですがミドルクラスからハイクラスまであるほか、元町地区周辺には客室数が少な目なペンションなどもあります。独創的な建物やお洒落な作りの宿泊施設が多いのもこのエリアならでは。ただし、ホテル周辺で夜間営業している飲食店は少ないので、夕食は宿泊施設で食べるか大門エリアまで足を運びましょう。

また、2023年5月には、函館ベイエリアに2棟目となる「ラビスタ函館ベイANNEX」がオープンしました。函館山を望む上層階の天然温泉の大浴場が自慢。

五稜郭エリア

市電の五稜郭公園電停周辺のエリアで、函館駅前エリアに比べるとホテルの数は少ないものの、リーズナブルなホテルやミドルクラスのホテルが複数あります。電停の目の前には地元で長年続く百貨店があるなど、函館駅前エリアに比べて地元色が強いエリアなので、観光地の感覚ではなく地元の感覚を楽しみたい人におすすめです。

湯の川エリア

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湯の川温泉街一帯のエリアで、大小さまざまな温泉ホテルが多数点在し、純日本風の温泉旅館もあります。リーズナブルなホテルからハイクラスのホテルまでグレードはさまざま。猿の温泉入浴シーンを眺められる函館市熱帯植物園も徒歩圏です。市街地や繁華街までは遠いものの、夕方や夜間は函館山山頂へ向かう直通バスも多数運行されているので、函館観光の目玉、函館夜景観賞は問題なく楽しめます。温泉文化を楽しみたい人におすすめのエリアです。

5.函館でグルメを楽しむ

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函館の名物グルメは、新鮮な海産物を活かした海鮮丼や新鮮なイカの刺身「イカ刺」、函館ラーメンをはじめ、函館で独自に進化して生まれた地元グルメの数々です。

海鮮丼やイカ刺は、函館駅前にある函館朝市で食べるのが定番。函館の名物食材はイカで、冬から春にかけては比較的淡白な味わいの品種「ヤリイカ」、夏から秋はやや濃厚な味わいの品種「マイカ」が味わえます。日本国内でも少々珍しい食べ方なのですが、醤油におろし生姜と「イカゴロ」というイカの内臓を溶かして食べるのが函館でのイカ刺の美味しい味わい方です。イカの刺身は、イカ刺のほか醤油ベースのつゆに漬けて麺類のように食べる「イカそうめん」も人気があります。

函館朝市以外でも市内の居酒屋寿司店などでもイカ刺しを提供している店は数多くあり、さばきたてのイカがお皿の上でピチピチと動く様子はSNSの動画で人気のコンテンツです。

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函館は19世紀後半に開港して各国の領事館や教会、修道院などができたことから、いち早く日本国外の文化や風習が流入し、世界各地のさまざまな食文化が函館に根付いて独自の進化をしました。

その一つが函館ラーメンです。函館ラーメンはあっさりとした透明感のある塩味のスープとやや細めの麺が特徴。一説によると、華僑から伝わった中国南部の塩味のタンメンがルーツで、日本国内にラーメン店が誕生する前の19世紀後半には街中の中華料理店で塩ラーメンの原型が提供されていたと言われています。

現在、函館市内各所にラーメン店が多数ありますが、函館駅周辺や大門地区に比較的多くのラーメン店があり、ほぼどのお店でも塩ラーメンを提供しています。

函館の街中には日本流にアレンジした洋食料理店が数多くあるほか、スフレやチョコレートなどをメインにしたスイーツ店も各所に点在しています。中でも有名なお店は、函館開港間もない頃に建設された「函館ハリストス正教会」で学んだ料理人がロシア料理とパンを提供する店として創業した「五島軒」。現在でも函館を代表する洋食料理店で、昨今はカレーが有名です。

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このほか、市内各所にある地元のハンバーガー店「ラッキーピエロ」は地元客のみならず観光客にも人気。中華風味付けのから揚げをアメリカ生まれのハンバーガーに取り入れた「チャイニーズチキンバーガー」が名物です。

ラッキーピエロとともに人気のご当地グルメが、地元スーパー「ハセガワストア」で販売している「やきとり弁当」。やきとりは本来鶏肉を焼くのでやきとりと言うのですが、なぜか函館など北海道南部では鶏肉でなく豚肉を焼いたものをやきとりと称す風習があります。ご飯の上に海苔を敷き、串刺しにした豚肉とネギを焼いた「やきとり」をのせただけというシンプルな弁当ですが、長年地元で愛されているご当地グルメです。

また、函館市写真歴史館、函館市元町観光案内所、元町公園パンフレットブースとして利用されてきた元町公園の旧北海道庁函館支庁庁舎が、2022年8月、洋食店「Jolly Jellyfish(ジョリ― ジェリーフィッシュ)」が開業。人気メニューは函館のソウルフードともいえる「ステーキピラフ(ステピ)」です。元町らしい雰囲気の中で、函館フードを楽しんで。

6.函館でカルチャーを楽しむ

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函館の代表的な風景は、函館山から眺める夜景と、八幡坂から眺める港の風景、五稜郭タワーから見下ろす星形の城郭五稜郭の眺めです。函館旅行でこの3カ所は絶対押さえておきたいビュースポットです。

八幡坂がある元町地区は、さまざまな国の文化や宗教が融合した独特な街並が広がり、函館観光の定番散策スポットです。八幡坂から徒歩5分圏内に、ロシア正教会の「函館ハリストス正教会」、英国国教会(聖公会)の「日本聖公会函館聖ヨハネ教会」、ローマ・カトリックの「カトリック元町教会」、プロテスタントの「日本基督教団函館教会」と4つの異なる宗派の教会があり、同じく5分圏内に仏教の真宗大谷派の「東本願寺 函館別院」、北海道最古の神社と言われている「船魂神社」があります。

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このほかにもさまざまな歴史的建造物が点在している地区ですが、一番の目玉は1910年に建てられた洋風建築の「旧函館区公会堂」。外観が美しいだけではなく、館内の豪華絢爛なシャンデリアや調度品などをはじめ壁やドアノブなど細部にわたり気品が漂います。2階のバルコニーからは函館の港を一望でき絶景!

日本の歴史や文化を体感するのなら、五稜郭公園内にある「箱館奉行所」がおすすめ。19世紀中ごろに7年間のみ実在した江戸幕府末期の役所を復元した日本建築の木造施設で、畳敷の大広間の眺めは圧巻です。五稜郭タワーから臨む星形五角形の城郭跡の眺望とともに楽しみましょう。

7.函館でアクティビティを楽しむ

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函館ならではの体験といえば、イカ釣り体験!函館朝市の中にある「活いか釣堀」では、生簀で泳いでいるイカを釣り竿で釣り、釣ったイカをスタッフがその場でさばいてイカ刺しにして提供してくれます。もちろんその場で食べられます。

函館の文化を楽しみたい人は、旧函館区公会堂内にある「函館ハイカラ衣装館」で、100年以上前の時代の華やかな衣装を着用してみてはいかがでしょうか? 豪華絢爛な館内で撮影することができ、貴族になった気分を楽しめます。

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アウトドアスポーツを楽しみたいなら、函館山のトレッキングがおすすめ。山麓から山頂まで約60分の道のりで、険しい箇所もなく気軽に山登りを楽しめます。山頂では夜景とは異なり昼間の眺望も絶景で、天気がよい日は津軽海峡の向こうに日本最大の島、本州の島影もくっきり見えます。

函館市街地から離れて大沼公園まで行くと、夏は湖上での遊覧船やカヌー、湖畔でのサイクリングなどを楽しめ、冬は氷結した湖面でのスノーモービル運転体験やワカサギ釣りなどを楽しめます。

8.函館でショッピングを楽しむ

函館でのショッピングは主に函館駅周辺とベイエリア、そのほか元町地区や五稜郭公園近辺で楽しめます。

函館駅周辺

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駅構内にある北海道四季彩館(しきさいかん)や駅前にある商業施設「HAKOVIVA(ハコビバ)」「キラリス函館」でお菓子などの土産物品をはじめ、駅弁や総菜などテイクアウト食品を買うことができます。

また、同じく至近の函館朝市では海産物や海産物の加工品などを購入できます。なお、函館朝市は名前のとおり朝の市場なので、早朝から営業していますが、夕方には多くのお店が閉店しているので、朝から昼までの間に行くのがベストです。

ベイエリア

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レトロなレンガ造りの建物を活かした「金森倉庫」や「はこだて明治館」に、スイーツをはじめクセサリー、雑貨などを扱うショップが集まっています。どちらも建物が絵になるので、買い物がてら記念撮影にもピッタリです。

元町地区

小規模のお店が各所に点在しています。ハンドメイド作家の作品を扱うショップやギャラリーなどが各所にあり、街を散策しているだけで宝探しをしているかのような気分を楽しめます。

五稜郭地区

北海道の老舗百貨店「丸井今井函館店」があり、函館オリジナルのスイーツをはじめ、地元の人が普段使いで購入している商品が手に入りやすいです。五稜郭タワー内でもお菓子などの土産物を購入することができます。

9.函館周辺の観光地

函館は北海道南西部の半島の先にあるので、日帰りで行ける範囲は限られます。基本的には、函館を北海道の入口もしくは出口と捉え、函館と近郊で観光を楽しみ、その前後は北海道内各地への移動日として旅の計画を立てるのが無難です。

それでは、日帰りで行くことができる代表的なスポットをいくつか紹介します。

大沼国定公園

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函館から特急列車で約25分~30分。湖畔の散策やサイクリングをはじめ、冬前後の季節の変わり目を除き一年中さまざまなアクティビティを楽しめます。大沼公園駅前で販売している「大沼だんご」は100年以上この地で続く名物の和スイーツです。

恵山

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函館から車で約1時間。海辺にそびえる火山で、山麓一面に咲くツツジの花が見事です。山の中腹までレンタカーで行くことができ、今なお噴煙が上がる火口を間近に眺められます。中腹の駐車場から山頂まで約1時間10分で登頂することもできますが、岩場が多い登山道のため最低限の登山装備は必要です。

松前

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札幌からレンタカーで約1時間50分。日本最北の城下町で、復元したお城の天守閣に登ることもできます。お城の周囲は桜の名所で、4月下旬から約1カ月間早咲きから遅咲きまでさまざまな品種の桜が花開き、写真映えする見事な風景が広がります。

函館は国内外のさまざまな文化が融合した港町。日本国内各地と比較しても独特な景観や食文化があります。1泊でも街の魅力に触れることはできますが、じっくり散策をしたり食べ歩きをしたりするなら2泊か3泊するのがベスト。特に夜景が見えるか否かは天候次第にて、連泊するのが無難です。しっかり計画を立てて有意義な函館旅行を楽しんでください!

Text by:川島 暢華
※本記事は2021年10月時点の情報を2023年6月に更新しています。

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