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日本の空港における入国・出国手続きガイド!手続き内容や必要な書類は?

日本の空港における入国・出国手続きガイド!手続き内容や必要な書類は?

更新日: 2023/05/18

日本に旅行する際のファーストステップが空港での手続き。海外から日本に入る際には、様々な検査や手続きが必要です。特に2020年以降はコロナの影響で、日本出入国時に必要な手続きやルールについては、旅行で最も重要な確認事項になっています。また2022年10月11日から、それまで必要とされていた規制やルールが大幅に緩和され、以前のように旅行しやすい状況が戻りつつあります。この記事では、2022年11月現在、最新の日本への入国に必要な事前準備や空港での手続きについて詳しく解説していきます。

TOP画像:PIXTA

目次
  1. ■日本到着~入国までの流れ
  2. ■日本出国~帰国までの流れ
  3. ■空港到着、出発時の荷物発送サービス
  4. ■各主要空港からの交通手段
  5. ■空港の手続きは予告なく変更するため、公的な最新情報チェックはマスト!

■日本到着~入国までの流れ

画像提供:PIXTA
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日本に到着して飛行機を降りてからの一連の流れは、基本的に「検疫→入国審査→手荷物の受け取り→植物・動物検疫→税関検査→到着ロビー」となります(順番は、空港によって前後することがあります)。ここからはSTEPごとに手続きの内容や必要な書類を説明します。

STEP1:出国・入国前の準備

(1)出入国前には渡航条件の確認を
現在、各国の出入国の条件はさまざまです。そのため、自分のパスポートが日本入国にビザが必要な国なのかどうか、有効期限に問題ないかなどは、必ず調べておきましょう。また、こうした渡航条件は、定期的に変更されているので、渡航する直前に変わる可能性があります。日本入国直前の最新情報、自分の国の出入国条件(ワクチン接種証明や検査証明、待機期間などは、自分のパスポートの国および入国先である日本大使館、領事館など公式な情報を定期的にチェックしておくことが重要です。

(2)Visit Japan Webサービスに事前登録
「Visit Japan Webサービス」とは、入国手続きや税関申告がWebからスムーズに利用できる入国手続オンラインサービスです。訪日外国人だけでなく、海外から帰国する日本人も利用できます。このVisit Japan Webサービスに、11月1日から「検疫(ファストトラック)」機能が追加されました。ファストトラックでは、入国前にあらかじめ検疫手続きの一部(ワクチン接種証明書等の書類、出国前72時間以内の検査証明書、質問票の確認)を済ませておくことができます。

日本政府からは、このVisit Japan Webサービス、およびファストトラックの利用協力が要請されています。入国時の手続きをスムーズに行うために、必ず事前登録して利用してください。

※利用可能空港(2022年11月1日現在):成田国際空港/羽田空港/関西国際空港/中部国際空港/福岡空港/新千歳空港/那覇空港

  • 2023年4月29日午前0時をもって、日本の水際措置が終了となりました。そのため入国にあたり、ワクチンの接種証明書(3回以上)または出国前72時間以内に受けた検査の陰性証明書の提出は不要となりました。なお、Visit Japan Webでは引き続き「入国審査」、「税関申告」をウェブで行うことが可能です。

    詳細は、厚生労働省ホームページ をご確認ください。

注※ 2022年11月1日以降は、以前までの入国者健康居所確認アプリ「MySOS」(パソコン端末などから申請できる「MySOS Web」)から「Visit Japan Web」に移行します。2022年11月14日からはMySOSが利用できなくなります。現時点でどちらを利用すればよいかは、登録日や入国日によって異なるため、詳細は以下を確認してください。

STEP2:検疫

画像はイメージです(画像提供:PIXTA)
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(1)新型コロナウィルスに関する水際対策
新型コロナウィルス感染症拡大により日本では入国者に対する水際対策がとられています。2022年11月現在、全ての帰国者・入国者について、世界保健機関(WHO)の緊急使用リストPDFに掲載されているワクチンの接種証明書(3回)または出国前72時間以内に受けた検査の陰性証明書のいずれかの提出が求められます。あらかじめ準備しておきましょう。入国にあたっていずれかは必須で、提示できない場合は、原則として日本への上陸は認められません。

  1. ワクチンを3回接種していることがわかる有効な接種証明書(以下の条件を満たすもの)
    https://www.mhlw.go.jp/content/000997372.pdf
  2. 有効なワクチン接種証明書がない場合、陰性証明書(出国前検査)があること
※厚生労働省HPより
※厚生労働省HPより

そのため入国には、以下の書類が必要です。スムーズに入国手続きが行えるため、前述した通りいずれも「Visit Japan Webサービス」のファストトラックを利用するようにしましょう。

  • ワクチン接種証明書or出国前検査証明書
  • 質問票
    (ファストトラックを利用できない人は、質問票WEB へアクセスし、QRコードをスクリーンショットで保存または印刷し検疫時に提示)

なお、コロナ禍で強化されていた日本の水際対策は、2022年10月11日以降大幅に緩和され、これまで必要だった入国時の新型コロナウィルス検査は実施せず、入国後の自宅又は宿泊施設での待機や待機期間中のフォローアップ(体調管理の報告義務等)も求めないことになりました。また、空港から公共交通機関も利用できるようになっています。

(2)日本到着時の検査等
日本到着時に実施する検査はなく、検温モニタリングを行います。もし、到着時に新型コロナウィルスへの感染が疑われる症状がある場合には、検疫で検査を行います。入国時の新型コロナウィルス検査で陽性だった場合、その後は検疫所が指定する施設で療養または病状によっては入院することになります。検疫官の指示に従って対応するようにしてください。

STEP3:入国審査

画像提供:PIXTA
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入国審査で必要なのは以下のものです。

  • パスポート
  • 入国カード(入国と出国が一体型になったEDカードもある)
  • ビザ(必要な場合のみ)

審査窓口は、居住者(Resident)と非居住者(Non-resident/Alien)に分かれます。窓口で、上記の必要な書類を提出し、入国目的、滞在先、滞在日数などが確認されます。

STEP4:植物・動物検疫、税関検査

(1)植物・動物検疫
植物・動物検疫とは、海外から持ち込まれる動・植物、食品に感染症や病害虫、有害な物質などが含まれていないかをチェックするためのものです。そのため、日本に持ち込める植物や食品にはルールや制限があり、持ち込み自体が禁止されているものもあります。不法な持込みをした場合は、罰金または懲役が科せられるので、持ち込みたいものが検疫の対象かどうかは必ず調べておきましょう。

<持ち込みNGとされている主なもの例>
・偽ブランド品、コピー品
・肉製品、動物由来の製品
・違法薬物
・ワシントン条約で保護されている動植物
など

(2)税関検査で「携帯品・別送品申告書」を提出
税関検査では、輸入が禁止・規制されている物品を持ち込んでいないかどうか、申告が必要な範囲の額の現金等がないか、持ち込む携帯品が免税の範囲内かどうかを確認します。そのため、日本入国の際には全ての人に「携帯品・別送品申告書」の提出が必要とされています。申告書は、機内、または空港の税関検査場にあるので、記入して提出しましょう。

■日本出国~帰国までの流れ

画像提供:PIXTA
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日本出国の流れは、「空港でのチェックイン→保安検査→税関検査→出国検査→出国」が一連の流れです。

STEP1:出国前の準備

日本出国前にも、自国の入国条件の確認を
出入国のルールや条件、必要書類は急に変更されることがあり、国ごとにも違います。現在、ほぼ全ての国で出発前のPCR検査は不要となっていますが、今後変わる可能性もあります。
そのため、自国の出国時に確認してきたとしても、日本を出国する前には、再度、必ず自国の入国手続きの最新情報を確認するようにしましょう。特に最低限、以下の条件については注意してください。

  • ワクチン証明が必要か否か(紙またはデジタルでも可能か)
  • 陰性証明書が必要か否か(国ごとに、有効期限、検査方法など証明が必要な内容が異なるため確認が必要)

日本出国時の陰性証明書は、検査に対応している医療機関や空港に設置されている検査場などで発行してもらうことができます。医療機関によって対応できる国が限られている、逆に国によっては医療機関が指定されている場合がありますのであらかじめ確認しましょう。

STEP2:航空会社のカウンターでチェックイン

各航空会社のカウンターでチェックイン(無人の場合もあり)を行い、あわせて荷物を預ける手続きを行います。特に機内に持ち込める手荷物にはルールがあるので事前に確認しておき、機内へ持ち込みできないものは預ける荷物の中に入れておくなどの準備が必要です。

特に液体物に関しては、100ミリリットル以下の容器に入れ、容量1リットル以下の透明プラスチック製袋に入る量を1人1つまでとされています。

STEP3:保安検査~出国審査

保管検査に進み、手荷物検査を行います。その後、税関検査、出国審査へと進みます。

免税購入した商品がある場合は、税関にパスポート等と購入したもの提示して必ず税関の確認を受けるようにしましょう。なお、免税購入した商品の量が多い場合は検査に時間がかかるため、時間に余裕を持って手続きを受けるようにしてください。

■空港到着、出発時の荷物発送サービス

画像はイメージです(画像提供:PIXTA)
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空港には荷物配送サービスカウンターが設置しており、荷物を送ることができます。日本到着時には空港から宿泊先へ、時間によってはその日のうちに配送することも可能です。配送する際には、宿泊先が受け取り可能かどうかは確認しておきましょう。

また、日本出発時にも宿泊先から空港へあらかじめ荷物を送ることができるので、大きな荷物を持たずに空港に行きたい場合には便利です。出発日に合わせて、何日前までに送ればよいかは配送会社によって異なります。また出発便の時間に合わせた受け取り時間もあわせてチェックしておきましょう。

■各主要空港からの交通手段

画像提供:PIXTA
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以下に日本の主要空港で便利な交通手段をいくつかまとめています。空港から各観光地にアクセスする方法を知りたい方はぜひ参考にしてください。

■空港の手続きは予告なく変更するため、公的な最新情報チェックはマスト!

空港での手続きや出入国の条件は、事前の予告なく急遽変更されることがあります。そのため、自国と日本の出入国条件について、渡航の直前に大使館、領事館などの公的な機関のサイト等で確認するようにしてください。

※本記事の情報は2022年11月時点のものです。最新の情報は公式サイト等でご確認ください。

Written by:
島田みゆ
島田みゆ

旅ライター×海外ツアーコンダクター。社会人向け教育コンテンツの企画開発・編集担当として11年従事。プライベートでは学生時代から旅に魅了され、これまで世界約50カ国150都市以上をめぐってきた大の旅好き。世界中、日本中のグルメを味わい、自然を感じ、世界遺産や歴史的建築を見て、温泉めぐりをするのが生きがい。そんな旅好きが高じて、会社員から旅ライター×海外添乗員へと転身。現在は、年間100日以上海外を飛び回りながら、旅ライターとしても活動。旅の楽しさ、日本の魅力、世界の多様な価値観をより多くの人に広めるべく、インバウンドの添乗や旅ライターの取材等で、日本各地を訪れて情報発信をしている。

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