「成田空港は便利だと思いますよ。有料だけど、シャワールームがあって驚きでした！ラウンジに入らなくても利用できるから、長時間のフライトの後はとても便利ですよね」(フランス人女性)

「便利だと思います。得にトイレに驚いたね。スーツケースごと入れる個室があったり、男性用なのにおむつ交換台がついていたりして、さまざまな人への配慮が感じられてすごいと思ったよ」(オーストラリア人男性)

「安くておいしい飲食店がたくさんあって便利です。お寿司を食べようか、そばを食べようか迷ったのですが、お寿司をいただきました。カウンター席に座り、目の前で握ってもらうお店だったので、空港なのに本格的なお寿司が食べられて感激しました」(アメリカ人男性)

世界の航空・空港の格付け調査を行う会社「スカイトラックス」が発表した「世界ベスト空港2019」で、成田空港は総合ランキング2位に選ばれました。ランキングでは、総合ランキングとは別に部門別ランキングもあり、成田空港は「空港での食事」部門でも2位です。

成田空港には、外国人から人気の高い和食にはじまり洋食、中華、ラーメン、カフェやバーなどたくさんの種類の飲食店が合計100店舗近くあります。いずれも味に定評があるお店ばかりですので、今回インタビューに答えてくれたアメリカ人男性が、食べるお店を選ぶのに迷ったというのも頷けますよね。

「スーツケースの損傷が少ないことにとても驚きました。見ることができないので、たしかなことはわかりませんが、きっと丁寧に扱ってもらっているのだと思います。荷物を受け取る場所では、綺麗に並べられていて、持ち手も上向きになっていて、さすが日本だなと思いました」(フランス人女性)

「第2ターミナルにたくさんカプセルトイが置いてあって、楽しそうだった。小銭が余っていたので、ついついやってしまった。小さいので、お土産にもちょうどいいんだよね」(オーストラリア人男性)

成田空港は先述の「スカイトラックス」が発表した「空港のバゲージ取り扱い」ランキングでも2位に選ばれています。ちなみに同ランキングの1位は関西国際空港、3位は羽田空港、4位は中部国際空港と上位1~4位までを日本の空港が独占しています。

成田空港に限らず、日本の空港がバゲージ取り扱いランキングで上位を獲得できた理由の一つに、スタッフのバゲージに対する高い意識が挙げられています。日本の空港スタッフは、預かった手荷物が着地空港に無事に届けることを常に考えています。たとえば、軽くて壊れやすいものは上段にやさしく配置するという配慮をしたり、流れてくるバゲージのサイズを即座に認識し、適切な場所に配置したりして日々、業務に取り組んでいます。

今回、インタビューに答えてくれたフランス人女性の話している内容の通りだったということですね。このような日本の空港スタッフの勤勉さは、外国人から「仕事で手を抜かない日本人スタッフになら、安心してバゲージを預けられるよ！」「プロの仕事だね！世界中の空港スタッフに共有して欲しい考え方だよ！」などと、なかなかの高評価です。

成田空港の第2ターミナルには、300種類以上のカプセルトイがあることが話題です。このようなカプセルトイがある理由は、外国人に帰国前の余った手持ちの小銭を使ってもらうことが目的です。そのため、カプセルトイの中身は外国人受けのいい日本の歴史や文化、漫画、アニメなどに関連するものが多いとのこと。

市場にはあまり出回らないカプセルトイもここならあるとのことから、外国人だけでなく日本人も利用しているという話を聞きます。ぜひ、帰国する前に成田空港で日本の最後の思い出を作っていってもらいたいですね。

「母国より空港内はやっぱり綺麗。トイレもピカピカだし、ソファが破れていることもないし、快適だと思うよ。有料のマッサージチェアがあったので、使ってみたこともあるよ」(オーストラリア人男性)

外国人からは、成田空港内の施設およびトイレなど清潔さを維持している点が、高く評価されています。またWi-Fiや電源コンセントスペース、無料インターネット端末の開放などの設備も人気です。

そのような空港のサービスのなかでも、特に空港スタッフのサービスレベルの高さが定評を得ています。外国人からは「母国では日本ほど丁寧ではないし、手際も良くない」「手続きやトラブルの対応がとにかく早くて素晴らしいですね！」などの意見もありました。

「成田空港は都内から少し離れているからその点は不便だよね。『成田空港駅』とは別に『成田駅』という駅があって、間違えて降りそうになったこともあるよ」(オーストラリア人男性)

「第3ターミナルの床に陸上用のトラックデザインが施されたエリアがあって、とても驚きました。足にやさしくていいなと思ったのですが、第3ターミナル自体はアクセスしづらく、不便なのがちょっと残念です」(アメリカ人男性)

外国人が成田空港に向かうとき、よくある間違いとして「成田空港駅」ではなく「成田駅」で降りてしまうことが挙げられます。今回、インタビューに答えてくれたオーストラリア人男性も同じことを話していますね。たしかに日本人でも普段、成田空港を利用しない人だと降りる駅を間違えてしまう可能性がありますので、外国人だとなおさらでしょう。

またアメリカ人男性が話している、第3ターミナルへのアクセスのしづらさもよく聞きます。第3ターミナルは、主にLCCと呼ばれる格安航空会社向けに新しく作られており「ジェットスター」や「ピーチ」などが有名ですね。そんな第3ターミナルへの主な移動手段は電車です。最寄り駅は第2ターミナル内にある「空港第2ビル駅」であり、そこから徒歩かバスを使用して目指します。

空港第2ビル駅から第3ターミナルまでの所要時間は15分と公表されています。ルートは地面が青く塗装されており、迷うことなく目指せるでしょう。しかし、人によって持ち歩く荷物量が違いますので、所要時間には気をつけるようにしましょう。

いかがだったでしょうか。成田空港はただの通過点ではなく、空港内にアートやショッピング、グルメなど充実したサービスを提供しており、日本の玄関口として外国人にいい意味で驚きを与えています。

成田空港の近辺では気軽にサイクリングツアーも体験できます。また、モバイルWi-Fiルーターも借りることができます。簡単に予約ができますので、ぜひ下記のサイトをご覧ください。

※本記事の情報は2020年5月時点のものです。

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