成田国際空港と京成上野駅を結ぶ特急列車です。日暮里駅から成田スカイアクセス線を経由して空港第2ビル駅まで、ノンストップでたった36分で到着します。

上り下りともに1時間に1本は必ず運行しており、14～18時のピークタイムは3本の間隔で運行。京成上野駅から成田国際空港行きは始発5時58分、18時20分以降は、京成本線経由のイブニングライナーとして終電23時00分。成田国際空港から京成上野駅行きの始発は7時26分、終電22時30分。深夜便で発着する場合も、朝早くから夜遅くまで運行しているので、ちょうどいい時間を選ぶことができます。

京成スカイライナーのチケットは、大人片道2,470円。京成線の乗車券が1,240円、京成スカイライナーの特急券が1,230円です。全席指定席で、乗車券を購入するときに席を選べます。

さらにチケットは、インターネット上でも購入できます（英語、繁体字／簡体字、韓国語表記あり）。オンラインで購入すると、訪日外国人観光客限定で、2,200円にディスカウントされるお得な特典も。飛行機の予約が完了したら、まとめて予約しておくとスムーズです。

▽Skyliner e-ticket
＜英語＞
https://www.keisei.co.jp/keisei/tetudou/skyliner/e-ticket/en/

それでは実際に、成田国際空港から京成上野駅まで乗ってみます。

出発は成田国際空港第1ターミナルの「成田空港駅」から。成田空港駅は、第1ターミナルの地下1階にあるので、エスカレーターかエレベーターで目指します。「鉄道（train）」の看板をたどれば到着します。

地下1階に降りると、「Keisei」と書かれた青いカウンターが見えます。こちらで行き先を告げて、チケットを購入。カウンターではクレジット決済も可能なので、日本円に両替を十分にしていなくても大丈夫です。

カウンターでチケットを購入後、奥の自動改札機を通ります。チケットを通して改札の奥に入ったら、すぐ目の前にエスカレーターが。オレンジの看板が目印です。ここを降りると、ホームにたどり着きます。

京成スカイライナーは余裕をもって乗車できるよう早めに到着しているので、入り口が開いていたら乗り込んでOKです。

京成スカイライナーは8両編成で、全席指定。座席は幅47cm、奥行き105cmと広々しています。足を十分に伸ばせるほどの間隔があり、全席リクライニングシートで、ゆったりと座れます。

背もたれが高く、包まれるような座り心地を実現しているのは、人間工学に基づいて設計しているから。旅疲れの体を労わってくれるようです。

4号車に自動販売機、5号車にトイレ（＋ベビーベッド）があります。トイレは車椅子の方も利用しやすい造りになっており、窮屈さはありません。わずかな電車の旅ですが、空港を出発すると次の日暮里駅までノンストップなので、自動販売機やトイレがあることは安心ですね。

すべての車両に大きな荷物を置けるスペースがあります。トランクやスノーボードなどはここに置きましょう。このスペースは防犯カメラが設置されているので、セキュリティ万全。また、座席の上に手荷物を置ける棚があるので、小さな荷物はこちらに置くのが〇。

車内はFree wi-fiが利用可能。足元にはコンセントがあるので、駅に到着するまでの間に充電しておきましょう。(充電には日本のコンセントに合った変換器または変換プラグが必要です)

成田国際空港を出発したら、あとはのんびり到着を待ちます。しばらく経つと、「京成上野駅に5分後に到着」というアナウンスが。英語でも流れるので外国人にも安心です。

車内で一息ついて、日本の情報をネットで調べているうちに、あっという間に都内に入っていました。

終点の京成上野駅に到着！京成上野駅は地下にホームがあるので、エスカレーターかエレベーターで地上を目指します。大きな荷物を持っている方が多いので、慌てずに。

京成上野駅近辺は、アメ横商店街、上野動物園、国立西洋美術館など観光名所が点在。もしも上野で観光やショッピングをしたいなら、手荷物預かりカウンターの利用がおすすめ。ひとつの手荷物あたり1日利用（9時～18時）で900円と割安です。

全席指定の快適な乗り心地、そしてなんといってもスピーディーな移動を希望するなら、京成スカイライナーの利用がおすすめです！

※本記事は2019年7月公開時の情報です