盛岡は、2023年にニューヨーク・タイムズ紙が発表した「世界の旅行先52選」に日本から唯一選ばれた城下町です。南部藩400年の歴史を持つこの街には、わんこそばや盛岡冷麺、じゃじゃ麺という「盛岡三大麺」をはじめ、豊かな食文化が根付いています。
今回は、LIVE JAPAN編集者である筆者が実際に盛岡駅を訪れ、「評判」と「個人的な興味」を軸に厳選したお土産をご紹介します。すべて盛岡駅直結の駅ビル1階のお土産フロアで購入したもの。新幹線の出発前でも、まとめて手に入れられる利便性の高さも、選んだ理由のひとつです。
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盛岡のお土産はどこで買う?盛岡駅直結のお土産フロアが便利

盛岡を観光するなら、お土産はJR盛岡駅直結の駅ビル1階のお土産フロアがおすすめです。盛岡を訪れるほぼすべての旅行者が通るこのフロアには、盛岡・岩手を代表するお土産が一堂に集まっています。観光を楽しんだあと、帰りの新幹線に乗る前にまとめて購入できるのが最大の魅力です。今回ご紹介するお土産は、すべてここで購入できます。
1. かもめの玉子(さいとう製菓)

岩手のお土産を語るとき、真っ先に名前が挙がる定番中の定番が「かもめの玉子」です。三陸の大自然を飛び交うかもめのたまごをモチーフに、1951年に誕生して以来70年以上にわたって愛され続けてきた、岩手を代表する銘菓です。
白インゲン豆(大手亡)・白ざらめ・北東北産の小麦粉を使ったしっとりほくほくの黄味餡を、カステラ生地とホワイトチョコで包んだ卵型のお菓子です。素材のシンプルさからは想像できないほど奥深い味わいがあり、一口食べると、その安定感に思わず納得してしまいます。定番商品(1個48g・171kcal)のほかに、ひと回り小さい「かもめの玉子ミニ」(1個27g・98kcal)も人気で、こちらは「第28回全国菓子大博覧会 名誉総裁賞」を受賞しています。
今回、久しぶりに自分で店舗に足を運んでみて驚いたことがあります。チョコレートや紅茶、りんごなど、これほど多くのバリエーションが展開されていたとは知りませんでした。現地ならではの豊富なラインナップに心が揺れましたが、ここはやはり定番を選ぶことに。安定の美味しさに、改めてこのお菓子の底力を感じました。

通常サイズはしっかりとした食べごたえがあり、手土産やまとめ買いに最適です。一方ミニサイズは、仕事や家事の合間のお茶請けにちょうどいい大きさ。相手や用途に合わせて選べるのも嬉しいポイントです。
チョコレートが溶けるのを防ぐため、移動中や帰国後の保管は冷暗所で行い、気温が高い時期は早めに食べることをおすすめします。
- 商品名:かもめの玉子 4個入(756円)、9個入(1,701円)ほか/かもめの玉子ミニ 4個入(518円)ほか
- 製造元:さいとう製菓株式会社
2. 南部杜氏の酒ケーキ(砂田屋)

日本酒の醸造技術を持つ職人集団「杜氏(とうじ)」の中でも、岩手を発祥とする「南部杜氏(なんぶとうじ)」は、全国三大杜氏のひとつとして知られています。その確かな技術が生んだ岩手の地酒を、ケーキの生地にたっぷりと使って焼き上げたのが「砂田屋」の酒ケーキです。
砂田屋の酒ケーキには2種類の楽しみ方があります。ひとつは、岩手県内の複数の酒蔵それぞれのお酒を使った単品タイプ。あさ開・菊の司・南部美人など、銘柄ごとに異なる風味の違いを食べ比べるのが通な楽しみ方です。もうひとつが、複数の銘柄を詰め合わせたセット。贈り物にも喜ばれる一品です。価格はお求めの店舗にてご確認ください(取材時:単品310円、3個入セット1,080円)。

封を開けた瞬間から、日本酒の芳醇な香りがふわりと広がります。筆者は普段から香り豊かな日本酒が好きで、この商品もその期待に十分応えてくれました。「酒ケーキ」と聞くとずっしりとした重さを想像するかもしれませんが、実際に食べると予想外のしっとり感に驚きます。口の中でほろりとほどける軽やかな食感で、日本酒の香りをしっかり楽しみながらも、とても食べやすい。日本酒好きへの手土産として、これ以上ないほどぴったりな一品でした。
アルコール分が含まれますので、お子様や車を運転される方への贈り物にはご注意ください。また、台湾・香港・アメリカ・オーストラリアなどへの持ち帰りの際は、各国のアルコール持ち込みルールを事前にご確認ください。
- 商品名:南部杜氏の酒ケーキ 各銘柄単品・各種セット(価格はお求めの店舗でご確認ください)
- 製造元:みちのく創彩菓子 砂田屋
3. 城サブレ(丸基屋)

南部藩の居城として築かれた盛岡城(現・岩手公園)は、現在は桜の名所として市民や旅行者に親しまれているお城の跡地です。その盛岡城をかたどったユニークなお菓子が、丸基屋の「城サブレ」です。
お城の形をしたもなかの薄い皮に、サブレ生地を流し込んでそのまま焼き上げるという、独特の製法で作られています。プレーン・ホワイトチョコ・ゴマ・クルミの4種が入っていて、食べ比べも楽しめます。

初めて口にしたとき、正直なところ驚きました。「もなか」と「サブレ」の組み合わせは、これまでのお土産菓子ではほとんど出会ったことがなかったからです。もなかの皮のサクッとした軽さと、バターの香りが豊かなサブレのしっとりとした生地が、口の中で同時に広がります。和菓子と洋菓子のいいとこどりをしたような、不思議で心地よい食感です。塩味がほどよいアクセントになっていて、甘すぎず後を引く美味しさ。次に盛岡を訪れたらまた必ず買いたいと感じた、数少ないお土産のひとつです。
- 商品名:城サブレ 5個入(930円)
- 製造元:丸基屋
4. タルトタタンのアップルパイ(TARTE DES DEMOISELLES TATIN)

岩手県は、国内有数のりんごの産地です。その岩手県産の紅玉りんごのみを100%使用したアップルパイが、盛岡発のパティスリー「タルトタタン(TARTE DES DEMOISELLES TATIN)」の看板商品です。
お店の名前はフランスの伝統的な焼き菓子「タルトタタン」に由来しています。発売から何度もレシピを改良し続けてきたというこのアップルパイは、国産バター100%を使用した生地に、ほどよく酸味が残る紅玉りんごの旨味を封じ込めた上品な味わいです。国際的な味覚コンテスト「iTi優秀味覚賞」を受賞しており、その品質は世界的にも認められています。温めてバニラアイスと合わせるのもおすすめとのこと、ぜひお試しください。

なお「タルトタタン」は、岩手を代表する南部せんべいで知られる小松製菓グループの洋菓子ブランドです。岩手を代表する老舗食品メーカーの系譜を受け継ぐ、信頼の一品です。
- 商品名:タルトタタンのアップルパイ 5個入(1,631円〜)
- 製造元:TARTE DES DEMOISELLES TATIN タルトタタン
5. 奥州ポテト(フルールきくや)

岩手県奥州市江刺(えさし)は、良質な土壌と気候に恵まれた農産地として知られています。「奥州ポテト」は、その江刺産のさつまいもを使ったスイートポテトで、日本のテレビ番組でたびたび紹介されたことで全国的な知名度を誇るようになりました。

なめらかでしっとりとした口当たりに、さつまいも本来の自然な甘みがしっかりと感じられます。派手さはないのですが、食べると思わず「これは美味しい」とうなずいてしまう、素材の良さが伝わる安定感のある一品です。幅広い年代が喜ぶ甘さで、複数の方へのばらまき土産にも向いています。5個入りから20個入りまでサイズ展開があるので、配る相手の人数に合わせて選べるのも嬉しいポイントです。
- 商品名:奥州ポテト(5個入970円〜20個入3,660円 各種サイズ展開あり)
- 製造元:フルールきくや
6. 南部せんべい「旬の森」(巖手屋)

岩手のお土産として外せないのが「南部せんべい」です。岩手・青森に伝わる郷土の焼き菓子で、小麦粉に少量の塩を合わせて薄く焼いた、素朴で飽きのこない味わいが特徴です。クラッカーやビスケットのような食感に近く、初めて食べる方にも食べやすいお菓子です。
その南部せんべいを現代に受け継ぐ代表的なブランドが「巖手屋(いわてや)」。1948年に創業者の小松シキがわずか21枚の焼き型から始めた老舗で、現在は胡麻・落花生といった定番から、いかせんべい・りんごせんべい・納豆せんべい・かぼちゃせんべいなど、バラエティ豊かなラインナップで多くのファンを持ちます。

今回購入した「旬の森」は、11種類11枚が1枚ずつ詰め合わせになった店舗限定の商品です。定番から変わり種まで一度に食べ比べられるので、「どれを買えばいいかわからない」という初めての方にこそおすすめしたい商品です。なお、同じ巖手屋からは、落花生せんべいをピュアチョコレートでコーティングした「チョコ南部」(10月〜5月の季節限定)も人気を集めています。こちらも見かけたらぜひ手に取ってみてください。
- 商品名:旬の森 11種11枚(価格:店頭にてご確認ください)
- 製造元:南部せんべい乃 巖手屋(直営店舗限定商品)
盛岡のおすすめホテル2選
盛岡観光を心ゆくまで楽しむなら、アクセス抜群のホテルでゆっくりと滞在するのがおすすめです。ここでは筆者が実際に取材で訪れた、盛岡駅周辺の2軒をご紹介します。
ダイワロイネットホテル 盛岡駅前

JR盛岡駅東口から徒歩約4分。地下道A1出口を出て開運橋方面に約100m進むとホテルが見えてきます。1階にはコンビニエンスストアがあり、ホテルの外に出ることなく利用できるのが嬉しいところです。
客室は全室21㎡以上の広めの設計で、バスルームはバスとトイレが使いやすいセミセパレートタイプ。コインランドリーも完備しているので、長期滞在にも安心です。フロントには入浴剤・化粧水・クレンジングなど充実したアメニティバーが用意されており、コーヒーや紅茶も用意されています。海外からの旅行者向けに変換アダプターの貸出もあり、細かい点まで気の利いたホテルです。自動チェックイン機も利用でき、深夜・早朝の到着でも安心です。
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ダイワロイネットホテル盛岡駅前ダイワロイネットホテル盛岡駅前- 住所 岩手県 盛岡市盛岡駅前通7-15 地図をみる
- データ提供: Rakuten Travel
ホテルメトロポリタン盛岡 本館

JR盛岡駅より徒歩約1分、駅ビル・フェザン内の専用通路を利用すれば、7:00〜22:40の間は外に出ることなくアクセスできます。それ以外の時間帯でも、ほとんど雨に濡れない距離感です。
フロント横にはコンビニ「NewDays」があり、岩手の地酒やワインも豊富に揃っています。盛岡の夜を部屋でゆっくり楽しみたい方には特におすすめです。ホテルから徒歩約2分の距離には100円ショップ「ダイソー」もあり、旅行中に必要なものが出てきたときや荷物の追加パッキングにも対応できます。
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ホテルメトロポリタン盛岡 本館ホテルメトロポリタン盛岡 本館- 住所 岩手県 盛岡市盛岡駅前通1-44 地図をみる
- データ提供: Rakuten Travel
盛岡土産は駅周辺でまとめてスマートに
南部藩ゆかりの食文化と、岩手の豊かな自然が育んだ盛岡のお土産は、どれも素材の良さと作り手のこだわりが伝わるものばかりです。今回ご紹介した商品はすべて盛岡駅周辺で揃えられます。わんこそば・盛岡冷麺・じゃじゃ麺という「盛岡三大麺」を楽しんだあと、帰り際に立ち寄って気に入ったものをまとめてお買い求めください。
ぜひこのリストを手がかりに、盛岡ならではのお土産選びをお楽しみください。
▼ 盛岡へのアクセス・交通チケット
東京から盛岡へは東北新幹線で約2時間10分。新幹線チケットや東北エリアの周遊パスは、訪日旅行者向けの予約サービスで事前購入が可能です。
編集者
LIVE JAPAN
海外勤務を経て、Webメディア制作会社で大手出版社やテレビ局のWebコンテンツ制作・運用を担当。現在はLIVE JAPAN編集者として、各国のネイティブ編集者と協力し、日本の最新トレンドや文化を世界中の旅行者へ届ける。 自身のスタイルは、無理をせず心地よさを追求する「大人旅」。低体力や胃弱といった個人の悩みを逆手に取り、移動の負担を最小限に抑えるルート選びや、身体を労わりながら楽しむ美食のハックを開拓するのがライフワーク。自身の失敗と経験から編み出した、あらゆる旅行者がよりスマートかつ快適に日本を楽しめる滞在術を、編集者のリアルな視点から紹介する。
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
※特記以外すべて税込み価格です。
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