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【2022年開催】青森ねぶた祭の楽しみ方!ねぶた職人&台湾人ミスねぶたグランプリにも直撃

【2022年開催】青森ねぶた祭の楽しみ方!ねぶた職人&台湾人ミスねぶたグランプリにも直撃

公開日: 2020/04/23
更新日: 2022/07/28

大迫力の武者や鬼の形をした「ねぶた」が市街地を練り歩く「青森ねぶた祭」。東北三大祭りに数えられる青森の夏祭りは例年約250万人が訪れ、夏の夜を彩ります。もちろん運行の様子を観ているだけでも楽しいですが、由来や見どころを知り、お祭りに飛び入り参加することで一生の思い出に!ということで、今回は初めて行く方でも分かりやすく、青森ねぶた祭の楽しみ方をご紹介します。

2022年は3年ぶりの開催ということもあり、街中が期待に溢れています! 実際にねぶた作りを見学し、ねぶた師の情熱と祭りへの期待をインタビューしました。また、歴代初となる台湾人のミスねぶたグランプリに青森ねぶた祭の楽しみ方を聞いてみました。

目次
  1. 2022年祭り開催状況
  2. 2022年青森ねぶた祭・イベントスケジュール
  3. 「青森ねぶた祭」とは
  4. ねぶた制作現場であるねぶた小屋に直撃!
  5. 2022年の台湾人ミスねぶたグランプリに青森ねぶた祭の楽しみ方を聞く!
  6. 青森ねぶた祭の楽しみ方と見どころ
  7. 東京から青森ねぶた祭会場までのアクセス
  8. 青森ねぶた祭への参加におすすめの周辺宿泊
  9. 歴史や制作の過程を知るとさらに楽しめる

2022年祭り開催状況

青森ねぶた祭が2年ぶりに開催。2022年8月2日(火)から8月7日(日)までの6日間、合計17台の大型ねぶたが青森の街を照らします。運行するねぶたは毎日違いますが、特に8月5日(金)と8月6日(土)の2日間は、全てのねぶたが運行し、最も活気のある日となるでしょう。

2022年は新型コロナ感染症対策のため、イベント内容が例年と異なります。8月1日(月)の前夜祭は開催せず、例年一斉に運行していたねぶたは、出発地点から1台ずつの運行に変更します。また、祭りを盛り上げるハネトも、今年は参加人数に上限を設けるため、事前登録してから抽選を実施。他にも、手指消毒・マスク着用・人との距離を保つなど、新型コロナ感染症対策を実施します。

新型コロナ感染症対策について:
https://www.nebuta.jp/info/kaisai/2022nebuta.html

2022年青森ねぶた祭・イベントスケジュール

日付:2022年8月2日(火)~8月7日(日)
場所:青森市街(新町通り、平和公園通り、国道4号・7号、八甲通り)
時間と内容:
8月2日(火)・8月3日(水)19:00〜 大型ねぶた11台
8月4日(木)18:50〜 大型ねぶた13台
8月5日(金)・8月6日(土)18:50〜 大型ねぶた17台(全てが運行)
8月7日(日)13:00〜 大型ねぶた13台
8月7日(日)19:15〜 ねぶた海上運行、青森花びら(青森港)

詳しい内容はHPをご覧ください:
(日本語)
(繁体字)
(英語)

「青森ねぶた祭」とは

青森ねぶた祭とは、青森市で毎年8月に開催される日本を代表する伝統的な夏祭り。大きなもので高さ約5メートル、幅約9メートルもある「ねぶた」と呼ばれる巨大な人形の灯籠が、JR青森駅近くの市街地を練り歩きます。その姿を観るために、日本全国からはもちろん、アジアやアメリカ、ヨーロッパなど世界中から観光客が訪れます。

大通りを練り歩くねぶた。画像提供:(公社)青森観光コンベンション協会

ねぶた祭開催中は青森駅近くの通り(新町通り、平和公園通り、国道4号線、八甲通りなど)が通行止めになり、その道路の中央をねぶたが堂々と練り歩くのですが、その長さはなんと全長3.1km。ビールやグルメが味わえる露店もずらりと並び、賑わう街中を歩くだけでもワクワクします。

街は昼間から賑わい、夜には露店なども数多く出店する(Vassamon Anansukkasem / Shutterstock.com)

青森ねぶた祭の起源は定かではありませんが、奈良時代(710年〜794年)に中国から渡来した「七夕祭」の灯籠流しが変形したものといわれています。灯籠流しとは農作業の邪魔になる眠気を払うために、灯籠・笹竹などを海や川に流す行事のこと。「眠い」は日本語で「NEMUTAI」であり、そこから転化して「NEBUTA」になったといわれています。

灯籠流しは現在も日本全国のイベントで行われている

ねぶた制作現場であるねぶた小屋に直撃!

ねぶた制作現場であるねぶた小屋に直撃!
一棟一棟建つ白いテントのねぶた小屋でねぶたが作られます

毎年5月上旬、青森港の隣にある青海公園に、ねぶた小屋「ねぶたラッセランド」が現れます。祭りに登場するねぶたは、毎年新しく制作され、完成までに約3ヶ月もかかります。ねぶた師は、最高の状態でねぶたを披露できるように、約3ヶ間毎日休むことなく制作しています。

ねぶたを制作する「ねぶた愛好会」のスタッフ

ねぶた小屋に足を踏み入れると、目の前に巨大なねぶたが現れます。既に顔が描かれているものや、和紙を貼り付けている段階のものなど様々です。このねぶた小屋は、ねぶた好きの人々による「ねぶた愛好会」の制作現場で、関連商品の販売などで制作資金を調達しています。

「ねぶた愛好会」のねぶた師、諏訪 慎さん。今年のねぶた祭に向けて丁寧に描くことに力を注いでいます

今回、LIVE JAPANがインタビューしたのは、「ねぶた愛好会」のねぶた師・諏訪 慎さんです。2年間のねぶた祭の中止に関しては「残念でしたが、世界規模の問題であり、不可抗力だったので、仕方ないと思っています」とコメント。他の制作アシスタントも「ねぶたのない夏は、やはり寂しいですね」と話していました。

ねぶたの鮮やかな色彩は、一つ一つのストロークを重ねることで描かれています

祭りが再開されるということで、ねぶた小屋は活気に溢れています。筆を手に取り、鉄線を結び、和紙を貼り付けて、ねぶたの制作にそれぞれが熱中しています。ねぶた師としての一番の望みは、自分が心を込めて作ったねぶたが人々の前に立つこと。「もっと多くの人に見てもらいたい」とねぶたの色を塗りながら、その想いを語った諏訪 慎さん。ねぶたを制作する手は止まることなく、ねぶたが街に輝く日を楽しみにしながら、青森ねぶたの存在をもっと多くの人に知ってもらいたいと願っています。

今年「青森山田学園」によって完成されたねぶたです

2022年の台湾人ミスねぶたグランプリに青森ねぶた祭の楽しみ方を聞く!

2022年の台湾人ミスねぶたグランプリに青森ねぶた祭の楽しみ方を聞く!
写真中央にいるのが、2022年ミスねぶたグランプリの呉 詠心さんです(写真提供:青森ねぶた祭実行委員会)

巨大なねぶたは祭の中で最も重要ですが、ねぶたを紹介する任務を担っているのは、「ミスねぶた」です。50年前からミスねぶたコンテストが始まり、毎年青森ねぶた祭の観光大使として、1年間の任期中に青森ねぶた祭を宣伝し、紹介しています。

そんなミスねぶたが、2022年再開される青森ねぶた祭とともに、3年ぶりに復活しました。今年は、初めての外国人ミスねぶたグランプリとして、台湾出身の呉 詠心(ウ ヨンシン)さんが選ばれました。

2022年ミスねぶたグランプリの呉 詠心さん

2015年に日本に留学した呉 詠心さんは、2020年春に国際交流員として青森市に来てから、青森と台湾との懸け橋になり観光情報や文化などを紹介しています。呉さんはコンテストへの応募を一時は迷ったものの、12人の最終候補者の中から見事2022年のミスねぶたグランプリとして選ばれました。

チャレンジ精神を持っている呉さんでも、結果発表で自分の名前を呼ばれたとき、言葉にならないほどびっくりしたそうです。

また、グランプリに選ばれた理由としては、「台湾出身で多くの言語を話すことができるので、青森ねぶた祭を世界中のより多くの人々にPRすることができることだと思います」と語っています。コンテストのの審査では、この強みが伝わりグランプリに選ばれたのでしょう。

青森ねぶた祭の楽しみ方については、「一泊二日で楽しむのをおすすめします。初日は、街を自由に歩き全てのねぶたを見て、二日目は、ハネトの行列と一緒に祭りの熱気を感じると良いと思います」とアドバイスしていただきました。

「ねぶたは本当にカッコイイです!」と呉さん。「ねぶたが勢いよく揺れ動いているのを見ると、圧倒されますよ! 2022年現在、海外から参加できる観光客はまだ多くないですが、来年機会があれば、ぜひ青森に来て青森ねぶた祭に参加してください!」と語りました。

青森ねぶた祭の楽しみ方と見どころ

青森ねぶた祭は毎年8月2日〜7日の6日間開催され、期間中は地元の⼦どもたちが作った子どもねぶたや大型ねぶたなど、様々なねぶたが登場します。毎日運行順が変わるため、どの日に訪れても楽しく見ることができますが、特にオススメなのは6日。特に優れたパフォーマンスを見せた団体や制作者には賞が贈られ、6日にはその受賞したねぶたを見ることができます。

過去に「ねぶた大賞」を受賞したねぶた。画像提供:(公社)青森観光コンベンション協会

また、最終日の7日には昼間に大型ねぶたの運行が行われ、夜には受賞したねぶたの海上運行が行われます。海上を行き交う幻想的なねぶたは地上とはまた違った美しさがあるため、こちらも必見です。

受賞したねぶたの海上運行の様子。画像提供:(公社)青森観光コンベンション協会
フィナーレには花火が上がり、夏の夜空を彩る(Vassamon Anansukkasem / Shutterstock.com)

そして青森ねぶた祭のもう一つの主役が「ハネト」。きらびやかな衣装と威勢の良い「ラッセラー、ラッセラー、ラッセラッセラッセラー」というかけ声で飛び跳ね、踊り手として祭りを盛り上げます。ねぶたの山車を背に飛び跳ねる姿は力強く壮大で、思わず見ている側も跳ねてしまいそうになります。

笑顔で飛び跳ねるハネト。画像提供:(公社)青森観光コンベンション協会

祭りを盛り上げるハネトですが、実は一般の人も自由に参加することができます。もちろん外国人の方も参加可能で、事前の登録や当日の受付もありません。条件は正装のハネト衣装を着て、運行スタート前までに運行コースに待機しているねぶたの団体に入れてもらうことですが、衣装は青森市内で購入または4,000 円前後でレンタル可能。青森ねぶた祭の公式サイトではハネト衣装の着方や販売している場所、ルールなどを英語でも案内しているため安心です。

ねぶた祭を本当に楽しみたいなら、地元の日本人と一緒に楽しめるハネトとしても参加してみてください。跳ね⽅は地元の⼈が教えてくれるので、交流を深めながら真似してみましょう。ただし、足が棒のようになるので翌日動けなくなるのは覚悟してくださいね。

ハネトとして祭りに参加すれば、忘れられない旅の思い出に。画像提供:(公社)青森観光コンベンション協会

その他にも祭りを彩るのは、澄んだ深みのある笛や力強く響き渡る太鼓、シャン、シャンと高い音が印象的な手振り鉦(てぶりがね)。これらで奏でる音楽のことを「囃子(はやし)」と呼び、ねぶた祭になくてはならない夏の風物詩です。

澄んだ笛の音色は祭りの雰囲気を掻き立てる。画像提供:(公社)青森観光コンベンション協会
轟音鳴り響く大太鼓は胸に響き、祭りに迫力を与える。画像提供:(公社)青森観光コンベンション協会
囃子を彩る手振り鉦。画像提供:(公社)青森観光コンベンション協会

大迫力のねぶたにハネト、そして囃子が揃って夏を盛り上げる青森ねぶた祭。ぜひ間近で観たいという人は、各種チケットサービスや⻘森市内の販売店で有料観覧席を購入するのがオススメ。1 枚 3,500 円(税込)の指定席で、パイプ椅子や桟敷席で通りの近くから観ることができ、その迫力を体感することができます。もちろん有料観覧席でなくても、沿道からねぶたやハネトの姿、囃子の音を楽しむことができますが、大変混雑しますので同行者とはぐれたり、ぶつかって怪我をしないよう気をつけてくださいね。

間近で観るねぶたは迫力があり、ハネトの躍動感も感じられる。画像提供:(公社)青森観光コンベンション協会
  • ⻘森ねぶた祭(実⾏委員会事務局)
    • 住所 ⻘森県⻘森市新町 1-2-18 ⻘森商⼯会議所会館 4F
    • 電話 017-723-7211
    • 開催期間:8 ⽉ 2〜7 ⽇
      開催時間:19:10〜21:00(最終⽇は 13:00〜15:00、19:15〜21:00 頃)
      料⾦:無料。覧席は 1 席 3,500 円(税込)要予約

東京から青森ねぶた祭会場までのアクセス

東京から⻘森ねぶた祭会場までのアクセスは、東北新幹線で東京駅から新青森駅まで行き、JR奥羽本線を乗り換えて青森駅まで行くことをおすすめします。⻘森ねぶた祭が開催されるエリアは、駅を出てすぐの場所です。ねぶた運行コースやねぶたラッセランドなどは、青森駅周辺の市街地にあり徒歩で行けます。

Step1. 東北新幹線を利用:東京駅~新青森駅、所要時間約3時間~3時間30分
Step2. JR奥羽本線を利用:新青森駅~青森駅,所要時間約6分

また、外国人観光客の場合、JR EAST PASS (Tohoku area)の利用もおすすめします。

青森ねぶた祭への参加におすすめの周辺宿泊

⻘森ねぶた祭の開催場所である青森駅周辺には、宿泊施設がたくさんあります。交通の便も良く、ホテルの部屋からもねぶたの運行を見ることができるので、とても人気です。混み合うことが予想されるため、早めの予約をお勧めします。

もし青森市のホテルを予約できなくても心配いりません。JR EAST PASSを利用したら、電車に乗って、弘前、五所川原、八戸などに宿泊することもできます。または、青森市から車や青森鉄道で約30分の温泉エリア「浅虫温泉」に泊まり、温泉に入りながら祭の楽しい思い出に浸ってみてはいかがでしょうか。

歴史や制作の過程を知るとさらに楽しめる

夜のねぶた運行を観る予定の人は、昼間に周辺施設を訪れ、ねぶたの歴史や制作の過程を知るとよりお祭りを楽しむことができます。例えば、JR青森駅から徒歩1分の「ねぶたの家 ワ・ラッセ」は、ねぶた祭の歴史や魅力を余すことなく伝えている施設で、大型ねぶたの展示から由来や歴史を学べる情報コーナー、ねぶた囃子やハネトの体験ができるイベントなど盛りだくさん。

ねぶたを象徴する赤が用いられている「ねぶたの家 ワ・ラッセ」の外観

館内で展示されている作品の解説は、英語や中国語など複数の言語にも対応。最近ではスマートフォンからQRコードを読み取ることで、スマホ画面にねぶたの情報が母国語で表示される翻訳機があるなど、多言語対応が充実しているためわかりやすく、安心して楽しむことができます。

中型・大型ねぶたが展示されている「ねぶたホール」

また、JR青森駅より徒歩8分ほどの青い海公園内にある「ねぶたラッセランド」では、毎年春から夏にかけて(5月下旬~8月7日まで)約20台の大型ねぶたが立ち並んでいます。出陣前の貴重な様子が間近で見られますので、海沿いを散歩がてら、覗いてみるのも楽しそうです。

「ねぶたラッセランド」を観光する人たち。画像提供:(公社)青森観光コンベンション協会

青森ねぶた祭は観るだけではなく、その由来や歴史を知り、参加・体験して初めて100%楽しめるもの。地元の日本人と一緒に祭りを盛り上げ、そして一緒に楽しむ6日間は一生の思い出に。外国語対応も充実していますので、ぜひ来年以降は現地に訪れ、東北最大級のお祭りを楽しんでくださいね。

  • ねぶたの家 ワ・ラッセ(ねぶたミュージアム、ねぶたホール)
    • 住所 ⻘森県⻘森市安⽅ 1-1-1
    • 電話 017-752-1311
    • 営業時間:9:00〜19:00(9〜4 ⽉は 18:00 まで)
      休館⽇:8 ⽉ 9 ⽇、8 ⽉ 10 ⽇、12 ⽉ 31 ⽇、1 ⽉ 1 ⽇
      料⾦:⼤⼈ 620 円、⾼校⽣ 460 円、⼩・中学⽣ 260 円

  • ねぶたラッセランド
    • 住所 ⻘森県⻘森市安⽅ 2-1
    • 電話 017-735-8750
    • ※ボランティアガイド「ねぶたガイド隊」問合せ先は017-752-1311(ねぶたの家 ワ・ラッセ内)

      開催期間:7 ⽉ 1 ⽇〜8 ⽉ 6 ⽇
      営業時間:10:00〜15:00
      ⼊場⾃由

Text by:下田 翼/下町貴族(職人とミスねぶたグランプリのインタビュー内容,または2022年更新情報)

※本記事は2020年4月に公開したものを2022年7月に再編集しています。最新の情報は公式サイト等でご確認ください

※記事掲載時の情報です。
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
※特記以外すべて税込み価格です。

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