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【2020年中止】「⻘森ねぶた祭」はこう楽しむ!東北が誇る夏祭りを徹底レポート

【2020年中止】「⻘森ねぶた祭」はこう楽しむ!東北が誇る夏祭りを徹底レポート

公開日: 2020/04/23
更新日: 2020/12/15

大迫力の武者や鬼の形をした「ねぶた」が市街地を練り歩く「青森ねぶた祭」。東北三大祭りに数えられる青森の夏祭りは毎年約250万人が訪れ、夏の夜を彩ります。もちろん運行の様子を観ているだけでも楽しいですが、由来や見どころを知り、お祭りに飛び入り参加することで一生の思い出に!ということで、今回は初めて行く方でも分かりやすく、青森ねぶた祭の楽しみ方をご紹介します。

2020年の青森ねぶた祭は新型コロナウイルス感染拡大の懸念から、残念ながら開催中止になりました。東北が誇る夏祭りはまた必ず帰ってきますので、翌年以降の夏の旅行先候補としてぜひ参考にしてください。

目次
  1. 「青森ねぶた祭」とは
  2. 青森ねぶた祭の楽しみ方と見どころ
  3. 歴史や制作の過程を知るとさらに楽しめる

「青森ねぶた祭」とは

青森ねぶた祭とは、青森市で毎年8月に開催される日本を代表する伝統的な夏祭り。大きなもので高さ約5メートル、幅約9メートルもある「ねぶた」と呼ばれる巨大な人形の灯籠が、JR青森駅近くの市街地を練り歩きます。その姿を観るために、日本全国からはもちろん、アジアやアメリカ、ヨーロッパなど世界中から観光客が訪れます。

大通りを練り歩くねぶた。画像提供:(公社)青森観光コンベンション協会

ねぶた祭開催中は青森駅近くの通り(新町通り、平和公園通り、国道4号線、八甲通りなど)が通行止めになり、その道路の中央をねぶたが堂々と練り歩くのですが、その長さはなんと全長3.1km。ビールやグルメが味わえる露店もずらりと並び、賑わう街中を歩くだけでもワクワクします。

街は昼間から賑わい、夜には露店なども数多く出店する(Vassamon Anansukkasem / Shutterstock.com)

青森ねぶた祭の起源は定かではありませんが、奈良時代(710年〜794年)に中国から渡来した「七夕祭」の灯籠流しが変形したものといわれています。灯籠流しとは農作業の邪魔になる眠気を払うために、灯籠・笹竹などを海や川に流す行事のこと。「眠い」は日本語で「NEMUTAI」であり、そこから転化して「NEBUTA」になったといわれています。

灯籠流しは現在も日本全国のイベントで行われている

青森ねぶた祭の楽しみ方と見どころ

青森ねぶた祭は毎年8月2日〜7日の6日間開催され、期間中は地元の⼦どもたちが作った子どもねぶたや大型ねぶたなど、様々なねぶたが登場します。毎日運行順が変わるため、どの日に訪れても楽しく見ることができますが、特にオススメなのは6日。特に優れたパフォーマンスを見せた団体や制作者には賞が贈られ、6日にはその受賞したねぶたを見ることができます。

過去に「ねぶた大賞」を受賞したねぶた。画像提供:(公社)青森観光コンベンション協会

また、最終日の7日には昼間に大型ねぶたの運行が行われ、夜には受賞したねぶたの海上運行が行われます。海上を行き交う幻想的なねぶたは地上とはまた違った美しさがあるため、こちらも必見です。

受賞したねぶたの海上運行の様子。画像提供:(公社)青森観光コンベンション協会
フィナーレには花火が上がり、夏の夜空を彩る(Vassamon Anansukkasem / Shutterstock.com)

そして青森ねぶた祭のもう一つの主役が「ハネト」。きらびやかな衣装と威勢の良い「ラッセラー、ラッセラー、ラッセラッセラッセラー」というかけ声で飛び跳ね、踊り手として祭りを盛り上げます。ねぶたの山車を背に飛び跳ねる姿は力強く壮大で、思わず見ている側も跳ねてしまいそうになります。

笑顔で飛び跳ねるハネト。画像提供:(公社)青森観光コンベンション協会

祭りを盛り上げるハネトですが、実は一般の人も自由に参加することができます。もちろん外国人の方も参加可能で、事前の登録や当日の受付もありません。条件は正装のハネト衣装を着て、運行スタート前までに運行コースに待機しているねぶたの団体に入れてもらうことですが、衣装は青森市内で購入または4,000 円前後でレンタル可能。青森ねぶた祭の公式サイトではハネト衣装の着方や販売している場所、ルールなどを英語でも案内しているため安心です。

ねぶた祭を本当に楽しみたいなら、地元の日本人と一緒に楽しめるハネトとしても参加してみてください。跳ね⽅は地元の⼈が教えてくれるので、交流を深めながら真似してみましょう。ただし、足が棒のようになるので翌日動けなくなるのは覚悟してくださいね。

ハネトとして祭りに参加すれば、忘れられない旅の思い出に。画像提供:(公社)青森観光コンベンション協会

その他にも祭りを彩るのは、澄んだ深みのある笛や力強く響き渡る太鼓、シャン、シャンと高い音が印象的な手振り鉦(てぶりがね)。これらで奏でる音楽のことを「囃子(はやし)」と呼び、ねぶた祭になくてはならない夏の風物詩です。

澄んだ笛の音色は祭りの雰囲気を掻き立てる。画像提供:(公社)青森観光コンベンション協会
轟音鳴り響く大太鼓は胸に響き、祭りに迫力を与える。画像提供:(公社)青森観光コンベンション協会
囃子を彩る手振り鉦。画像提供:(公社)青森観光コンベンション協会

大迫力のねぶたにハネト、そして囃子が揃って夏を盛り上げる青森ねぶた祭。ぜひ間近で観たいという人は、各種チケットサービスや⻘森市内の販売店で有料観覧席を購入するのがオススメ。1 枚 3,500 円(税込)の指定席で、パイプ椅子や桟敷席で通りの近くから観ることができ、その迫力を体感することができます。もちろん有料観覧席でなくても、沿道からねぶたやハネトの姿、囃子の音を楽しむことができますが、大変混雑しますので同行者とはぐれたり、ぶつかって怪我をしないよう気をつけてくださいね。

間近で観るねぶたは迫力があり、ハネトの躍動感も感じられる。画像提供:(公社)青森観光コンベンション協会

2020 年は開催中止が決定しています。2021年の開催やその他詳細は、多⾔語に対応している⻘森ねぶた祭の公式サイトを確認してください。

  • ⻘森ねぶた祭(実⾏委員会事務局)
    • 住所 ⻘森県⻘森市新町 1-2-18 ⻘森商⼯会議所会館 4F
    • 電話 017-723-7211
    • 開催期間:8 ⽉ 2〜7 ⽇
      開催時間:19:10〜21:00(最終⽇は 13:00〜15:00、19:15〜21:00 頃)
      料⾦:無料。覧席は 1 席 3,500 円(税込)要予約

歴史や制作の過程を知るとさらに楽しめる

夜のねぶた運行を観る予定の人は、昼間に周辺施設を訪れ、ねぶたの歴史や制作の過程を知るとよりお祭りを楽しむことができます。例えば、JR青森駅から徒歩1分の「ねぶたの家 ワ・ラッセ」は、ねぶた祭の歴史や魅力を余すことなく伝えている施設で、大型ねぶたの展示から由来や歴史を学べる情報コーナー、ねぶた囃子やハネトの体験ができるイベントなど盛りだくさん。

ねぶたを象徴する赤が用いられている「ねぶたの家 ワ・ラッセ」の外観

館内で展示されている作品の解説は、英語や中国語など複数の言語にも対応。最近ではスマートフォンからQRコードを読み取ることで、スマホ画面にねぶたの情報が母国語で表示される翻訳機があるなど、多言語対応が充実しているためわかりやすく、安心して楽しむことができます。⼀年中営業しているので、シーズンオフのねぶた祭体験にもオススメ。
※2020年5月6日(水・祝)まで臨時休館。状況により延長される場合があります。

中型・大型ねぶたが展示されている「ねぶたホール」

また、JR青森駅より徒歩8分ほどの青い海公園内にある「ねぶたラッセランド」では、毎年春から夏にかけて(5月下旬~8月7日まで)約20台の大型ねぶたが立ち並んでいます。出陣前の貴重な様子が間近で見られますので、海沿いを散歩がてら、覗いてみるのも楽しそうです(2020年は青森ねぶた祭中止のため、「ねぶたラッセランド」も休止になります)。

「ねぶたラッセランド」を観光する人たち。画像提供:(公社)青森観光コンベンション協会

青森ねぶた祭は観るだけではなく、その由来や歴史を知り、参加・体験して初めて100%楽しめるもの。地元の日本人と一緒に祭りを盛り上げ、そして一緒に楽しむ6日間は一生の思い出に。外国語対応も充実していますので、ぜひ来年以降は現地に訪れ、東北最大級のお祭りを楽しんでくださいね。

  • ねぶたの家 ワ・ラッセ(ねぶたミュージアム、ねぶたホール)
    • 住所 ⻘森県⻘森市安⽅ 1-1-1
    • 電話 017-752-1311
    • 営業時間:9:00〜19:00(9〜4 ⽉は 18:00 まで)
      休館⽇:8 ⽉ 9 ⽇、8 ⽉ 10 ⽇、12 ⽉ 31 ⽇、1 ⽉ 1 ⽇
      料⾦:⼤⼈ 620 円、⾼校⽣ 460 円、⼩・中学⽣ 260 円

  • ねぶたラッセランド
    • 住所 ⻘森県⻘森市安⽅ 2-1
    • 電話 017-735-8750
    • ※ボランティアガイド「ねぶたガイド隊」問合せ先は017-752-1311(ねぶたの家 ワ・ラッセ内)

      開催期間:7 ⽉ 1 ⽇〜8 ⽉ 6 ⽇
      営業時間:10:00〜15:00
      ⼊場⾃由

Text by:下田 翼

※記事掲載時の情報です。
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
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