HOME 東北 秋田 秋田近郊 【2023年】東北で行くべき紅葉スポット10選!猊鼻渓や鳴子峡、奥入瀬渓流も
【2023年】東北で行くべき紅葉スポット10選!猊鼻渓や鳴子峡、奥入瀬渓流も

【2023年】東北で行くべき紅葉スポット10選!猊鼻渓や鳴子峡、奥入瀬渓流も

更新日: 2023/08/21

東北地方の紅葉は9月下旬頃から始まります。ロープウェイから赤や黄に色づく山々を眺めたり、山全体が紅葉するダイナミックな光景を車中から一望したりと、多彩な楽しみ方ができる紅葉スポットが各地に点在。東北地方を代表する紅葉スポットには、栗駒山、抱返り渓谷といった山全体や渓谷が多く、各スポットの標高により見ごろが異なるのも特徴です。同じ山でも、頂上付近と麓では、1カ月ほど差があるスポットもあります。今回は、東北で人気がある10の紅葉スポットを見ごろの時期と合わせてご紹介します。

目次
  1. 東北の紅葉、ベストシーズンはいつ?
  2. 1.八甲田連峰(青森)
    見ごろ:9月下旬~10月中旬
  3. 2.奥入瀬渓流(青森)
    見ごろ:10月中旬~下旬
  4. 3.八幡平(秋田県・岩手県)
    見ごろ:9月下旬~10月下旬
  5. 4.猊鼻渓(岩手県)
    見ごろ:10月中旬~11月上旬
  6. 5.抱返り渓谷(秋田県)
    見ごろ:10月中旬~11月上旬
  7. 6.栗駒山(宮城県・岩手県・秋田県)
    見ごろ:9月下旬~10月上旬
  8. 7.鳴子峡(宮城県)
    見ごろ:10月中旬~11月上旬
  9. 8.山形蔵王(山形県)
    見ごろ:9月下旬~10月下旬
  10. 9.磐梯吾妻スカイライン(福島県)
    見ごろ:9月下旬~10月下旬
  11. 10.新宮熊野神社の大イチョウ(福島県)
    見ごろ:11月中旬~下旬

東北の紅葉、ベストシーズンはいつ?

6つの県が縦に長く分布する東北地方。同じ東北でも北から南へゆっくりと木々が色づいていくため、最北端の青森の見ごろは10月上旬、最南端の福島は11月下旬と、紅葉シーズンが長いことが特徴です。なかには、東京より約1カ月半も前に見ごろをむかえるスポットも。複数のエリアで紅葉を楽しむなら、ベストシーズンが重なる10月上旬から下旬がおすすめです。

1.八甲田連峰(青森)
見ごろ:9月下旬~10月中旬

1.八甲田連峰(青森)
見ごろ:9月下旬~10月中旬

八甲田連峰は青森県のほぼ真ん中、標高1585メートルの八甲田大岳(ハッコウダオオダケ)をはじめとする約20もの山々の総称です。連なる山のほとんどが、山頂がとがり、麓に向かって裾が広がる美しい円錐形をしています。

八甲田連峰の紅葉は、黄色いブナや赤いカエデなどが中心で、山頂付近になると、アオモリトドマツやハイマツといった高山植物の緑が混ざります。標高により、木の種類や気温が変わるため、紅葉のはじまりは山頂付近で9月下旬、山麓付近は10月中旬ごろから。

紅葉する八甲田連峰の樹海を堪能するなら、100人乗りロープウェーに乗りましょう。付近に点在する温泉に浸かりながら、美しい紅葉を眺めるのもおすすめです。

  • 八甲田ロープウェー
    • 住所 〒030-0111 青森県青森市荒川寒水沢1-12
    • 電話番号:017-738-0343(八甲田ロープウェー)
      営業時間:9:00~16:20(冬季~15:40)
      料金:ロープウェー片道1250円、往復2000円

2.奥入瀬渓流(青森)
見ごろ:10月中旬~下旬

2.奥入瀬渓流(青森)
見ごろ:10月中旬~下旬

青森県十和田市にある奥入瀬渓流は、美しい渓流と紅葉を一度に見晴らせる景勝地。約14キロメートルの遊歩道が設けられ、7メートルもの高さから落ちる銚子大滝(チョウシオオタキ)や木々の間を激しく流れる阿修羅の流れ(アシュラノナガレ)、緩やかなせせらぎが心地よい岩ヶ戸の瀬(イシゲドノセ)といった表情の異なる名所を巡ります。

秋口から、朝晩が急激に冷え込むことによって鮮やかに色づく奥入瀬渓流の紅葉は、目をみはる美しさです。ブナやカエデなどの木々が、渓流に覆いかぶさるように茂ることで、風景に深い陰影や奥行きを作り出しています。澄んだ空気のなか、紅葉を眺めながら散策すれば、心も体もリフレッシュできそうです。

  • 奥入瀬渓流
    • 住所 〒034-0301 青森県十和田市奥瀬
    • 電話 0176-75-1531
    • 営業時間:見学自由
      料金:無料

3.八幡平(秋田県・岩手県)
見ごろ:9月下旬~10月下旬

3.八幡平(秋田県・岩手県)
見ごろ:9月下旬~10月下旬

秋田県岩手県にまたがる八幡平の紅葉は、頂上から麓まで約1カ月かけてゆっくりと染まっていきます。山頂あたりが紅葉を始めるのは、東北のなかでも早い9月中旬。見ごろの9月下旬にはカエデの赤や黄色と、針葉樹のグリーンが混じり合うコントラストを楽しめます。

八幡平のなかでもっともおすすめなのが、全長約27キロメートルにわたるドライブウェイ・八幡平アスピーテラインです。道の途中にはビュースポットが点在。遠くにそびえる岩手山や熊沼(クマヌマ)などの景勝地も、紅葉とともに車窓から見渡せます。

  • 八幡平
    • 住所 〒028-7100 岩手県八幡平市松尾寄木
    • 電話番号:0195-78-3500(八幡平市観光協会)
      営業時間:見学自由
      料金:無料

4.猊鼻渓(岩手県)
見ごろ:10月中旬~11月上旬

4.猊鼻渓(岩手県)
見ごろ:10月中旬~11月上旬

岩手県にある、猊鼻渓は日本百景の一つに数えられる絶景スポット。静かに流れる砂鉄川の両脇に、高さ約100メートルもの崖が切り立つ迫力のある光景が2キロメートルにわたって続きます。1本の竿を船頭が巧みに操り川を下る、舟下りができることで有名です。

赤や黄色に色づくモミジやカエデ、ケヤキなどが茂る絶壁を眺めながら、往復90分ほどの舟下りを楽しみましょう。川の水面に映り込む紅葉もみどころ。川下りが観光客の心に残るようにと作られた、船頭が歌う「げいび追分」を聴きながら、ゆったりと紅葉を眺められます。

  • 猊鼻渓
    • 住所 〒029-0302 岩手県一関市東山町長坂町467
    • 電話番号:0191-47-2341(げいび観光センター)
      営業時間:8:30出発~16:00出発(季節により変動)
      料金:舟下り往復1,800円
      定休日:無休(悪天候時運休あり)

5.抱返り渓谷(秋田県)
見ごろ:10月中旬~11月上旬

5.抱返り渓谷(秋田県)
見ごろ:10月中旬~11月上旬

秋田県東部の田沢湖周辺にある抱返り渓谷は、両岸に生い茂る原生林や岸壁を流れ落ちる滝、独特の青い渓流が作り出す、アートのような風景が魅力です。遊歩道からは、何度も振り返りたくなるほど美しいといわれる渓谷一番の名所「回顧(みかえり)の滝」をはじめとした、大小さまざな滝を気軽に見ることができます。

原生林は秋になると、木々が赤や黄色に染まります。紅葉が鏡のようにはっきりと水面に映し出される光景は、青い渓流をもつこのスポットならではの美しさです。

  • 抱返り渓谷
    • 住所 秋田県仙北市田沢湖卒田~角館町広久内
    • 電話番号:0187-43-2111(仙北市田沢湖観光情報センター「フォレイク」)
      営業時間:見学自由
      料金:無料
      定休日:無休

6.栗駒山(宮城県・岩手県・秋田県)
見ごろ:9月下旬~10月上旬

写真提供:宮城県観光課
写真提供:宮城県観光課

東北地方のほぼ真ん中に位置し、宮城県岩手県秋田県の3県にまたがる栗駒山。標高1626メートルの山頂からは、月山や早池峰山といった東北の主な山々や、太平洋まで見渡すことができます。約150種類もの高山植物やブナの原生林など自然豊かな山として知られ、1年を通してハイカーに人気の登山スポットです。

栗駒山の紅葉は、山全体が同時に赤やオレンジ、黄色、深いグリーンといったさまざまな色に染め上げられるのが特徴。標高や昼夜の寒暖差が激しいという気候条件などが重なり美しい配色が生まれるといわれています。初心者向けから上級者向けまで、豊富にそろう登山コースを歩きながら極彩色の紅葉を間近で堪能しましょう。

  • 栗駒レストハウス
    • 住所 〒989-5371 宮城県栗原市栗駒沼倉耕英
    • 電話番号:0228-25-4166(栗原市観光物産協会)
      営業時間:見学自由
      料金:無料

7.鳴子峡(宮城県)
見ごろ:10月中旬~11月上旬

7.鳴子峡(宮城県)
見ごろ:10月中旬~11月上旬

大谷川が長い年月をかけて深く削りだした、深さ約100mもの崖が切り立つ鳴子峡。ブナやナラ、カエデの赤とオレンジで崖一面がまだらに色づき、ところどころに見える針葉樹のグリーンがより深い色合いを作り出しています。見晴台のある鳴子峡レストハウスへは、紅葉の大深沢遊歩道を散策しながら向かうのがおすすめ。見晴台からは、大深沢橋が木々の間に掛かる絵画のような風景を眺めることができます。

大深沢橋の上からは、まれに峡谷の間に掛けられた鉄橋を走る列車を見れることも。紅葉の時季は警笛を鳴らしながらゆっくりと走るため、紅葉と列車を写真に納められる絶好のフォトスポットになっています。

  • 鳴子峡
    • 住所 〒989-6100 宮城県大崎市鳴子温泉
    • 電話番号:0229-87-2050(鳴子峡レストハウス)
      営業時間:見学自由(遊歩道は4月下旬~11月下旬8:30~16:00)
      料金:無料
      定休日:無休(遊歩道は悪天候閉鎖あり)

8.山形蔵王(山形県)
見ごろ:9月下旬~10月下旬

8.山形蔵王(山形県)
見ごろ:9月下旬~10月下旬

東北屈指の規模を誇る蔵王温泉で有名な山形蔵王。豊かな自然に囲まれた温泉街では、街なかを散策しながら気軽に紅葉を楽しめます。

蔵王山頂付近の紅葉を眺めるなら、ロープーウェイの利用がおすすめ。赤やオレンジに色づく山形蔵王は絵に描いたような美しさです。山頂に着いたら、豊富にそろうトレッキングコースを歩きながら紅葉を満喫しましょう。初心者向けの蔵王自然植物園・地蔵山周遊コースなら、2時間ほどで自然植物園、地蔵山山頂を一周することができます。

  • 山形蔵王
    • 住所 〒990-2301 山形県山形市蔵王温泉
    • 電話番号:023-694-9328(蔵王温泉観光協会)
      営業時間:見学自由
      料金:無料(ロープウェイは地蔵山頂駅まで片道1800円)

9.磐梯吾妻スカイライン(福島県)
見ごろ:9月下旬~10月下旬

9.磐梯吾妻スカイライン(福島県)
見ごろ:9月下旬~10月下旬

福島県北部に敷かれた山岳道路。曲がりくねったカーブが多く吾妻連峰を縫うように走る、車で約1時間ほどのドライブコースです。標高は、高いところで1,622mにもなります。

シラカバが生い茂る白樺の峰、山々の斜面が紅葉で色づく天狗の庭など、コース中にはビューポイントが各所に点在。なかでも、つばくろ谷の紅葉は見ごたえがあり、谷に掛かる不動沢橋からは、渓谷が一面赤やオレンジ、グリーンで埋め尽くされる絶景が一望できます。

猪苗代湖や秋元湖、小野川湖、桧原湖の4つの湖と一緒に磐梯山の紅葉を眺める、湖見峠(うみみとうげ)も外せない絶景ポイントです。

  • 磐梯吾妻スカイライン
    • 住所 〒960-2157 福島県福島市土湯温泉町鷲倉山
    • 電話番号:0242-64-3478(福島県県北建設事務所吾妻土湯道路管理所)
      営業時間:見学自由 ※気象条件により時間規制あり
      料金:無料
      定休日:11月下旬~4月上旬

10.新宮熊野神社の大イチョウ(福島県)
見ごろ:11月中旬~下旬

10.新宮熊野神社の大イチョウ(福島県)
見ごろ:11月中旬~下旬

国の重要文化財に指定される長床(ナガトコ)をもつ、新宮熊野神社。長床は、壁のない吹き抜け構造の建物を指します。

紅葉のシーズンになると、長床の前に立つ高さ約30メートル、幹回り7.73メートルの大きなイチョウの木が、黄色く彩られます。地面がイチョウの葉で埋め尽くされる様子は、金色の絨毯を敷き詰めたような美しい状景です。長床に上がり、柱や屋根の間から大イチョウや庭を見るのもおすすめ。11月中旬には、1週間だけ夜のライトアップが行なわれ、幻想的な雰囲気を味わうことができます。

  • 新宮熊野神社 長床
    • 住所 〒966-0923 福島県喜多方市慶徳町新宮熊野2258
    • 電話番号:0241-23-0775(新宮地区重要文化財保存会)
      営業時間:8:30~17:00(12~3月は土・日曜、祝日のみ開館)、ライトアップは例年17:30~19:30
      料金:300円
      定休日:無休

※本記事は2020年6月時点の情報を2022年8月に更新しています。最新の情報は公式サイト等をご確認ください。

Text by:株式会社シュープレス

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