世界でも有数の観光スポットでもある、三重県伊勢市の「伊勢神宮」。日本の最神とされる天照大御神が祀られた神聖な空間と日本の伝統的な建築物が数多くみられることで、連日多くの人が訪れています。
伊勢神宮への参拝「お伊勢参り」をする人たちが、参拝前後に必ずと言っていいほど訪れるのが、「おかげ横丁」。伊勢の地元グルメをはじめとする、数多くのお店が立ち並でいるので、1日楽しめるスポットです。お伊勢参りに来たら、ぜひとも立ち寄ってほしい5つのグルメを厳選しました。
まずはここから、伊勢うどんの名店「ふくすけ」
おかげ横丁で地元グルメの代表格の1つとして人気なのが、「ふくすけ」で味わえる「伊勢うどん」(税込500円)。たまり醤油を使った色の濃いつゆと、太い麺が特徴です。まろやかな風味と柔らかい麺は見た目の印象とは違って、優しい味に仕上がっています。ペロリと食べられる量になっていて、小腹が空いた時にちょうど良いボリュームなのもうれしい。
昔からお伊勢参りに行く人によく食べられていたというここのうどんは、長距離歩いてもおなかの負担にならないよう、柔らかい麺になっているといわれています。
伊勢うどんは、つゆにしっかり絡めて食べるのが基本。食べ終わったときに、つゆも一緒になくなっているのが、伊勢うどんの正しい食べ方とされています。卵を入れた「月見伊勢うどん」(税込590円)や、三重県のご当地グルメ、松坂牛を使った「松阪牛肉伊勢うどん」(税込990円)といったメニューも人気です。
何度もお伊勢参りをしたことのある人は、まず営業開始の朝10時からここの伊勢うどんを食べ、それから伊勢神宮内宮へ参拝するのだとか。そのあとおかげ横丁に戻ってきて、ランチや観光をするという過ごし方をするそうですよ。
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ふくすけ
- 住所 〒516-0025 三重県伊勢市宇治中之切町52
- 電話 0596-23-8807
営業時間:10:00~17:30(LO17:00 季節により異なる)
定休日:年中無休
旅行者たちの心も体も癒やす「赤福本店」
三重県の代表的な和菓子として有名な「赤福餅(2個入り)」(税込210円)は、伊勢に来たら見逃せない逸品です。赤福餅は各支店や駅、空港の売店などで購入することができますが、ぜひとも本店に立ち寄って、赤福餅を味わってみてください。1877年に建てられた本店の建物の中で食べる特別感が、旅行気分をさらに盛り上げてくれます。
赤福餅は餅の上にこし餡を載せた餅菓子。こし餡はおかげ横丁の脇から伊勢神宮神域を流れる五十鈴川(いすずがわ)のせせらぎを模ったもので、白いお餅は川底の小石に見立てられたものだといわれています。一緒に提供される番茶とよく合う上品な餡の甘みと、柔らかく食べやすい大きさの餅は老若男女に好まれています。
赤福本店の店頭にあるかまどは、昔お伊勢参りをする足の弱い女性たちに愛用されていた3人乗りの馬の鞍「三宝荒神」を造形化したもの。「三宝荒神」には火の神様という意味もあるため、ここにかまどとして祀っているそうです。赤福本店で出される番茶には、もちろんこのかまどで沸かしたお湯が使われています。神聖な“おもてなし”で、是非贅沢なひと時を体験してみてくださいね。
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赤福本店
- 住所 〒516-0025 三重県伊勢市宇治中之切町26
- 電話 0596-22-7000
営業時間:5:00~17:00(繁忙期時間変更有)
定休日:年中無休
その日に作った自家製豆腐が絶品の「とうふや」
口の中でとろける、舌触りの良い自家製豆腐が人気の「とうふや」。自家製豆腐など素材の美味しさを活かした品々や、伊勢湾でとれたあなごを使用した天ぷらが食べられるとあって好評を博しています。また、お店のすぐ隣を流れる五十鈴川を眺めながら食事ができるのも魅力のつ。四季折々の景色とともに、情緒のある時間を過ごせます。
お食事はまず、食前酒のように豆乳を飲み、続いて豆腐をいただきます。最初のひと口目はそのままで、次に塩を付けて、最後に薬味と醤油をかけて……。3種類の味を試して、自分の好みの食べ方を見つけてくださいね。
国産大豆と天然にがりで職人が作る豆腐は、その日の朝に作った出来たてを使用。大豆の香りや手作りならではの口当たりが特徴的です。おかげ横丁の中では数少ない、夜まで食事が出来るお店なので、夕方以降に落ち着いてからの食事としても利用できます。
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とうふや
- 住所 〒516-0026 三重県伊勢市宇治浦田1丁目4−1
- 電話 0596-28-1028
営業時間:11:00~14:00 17:00~20:00 (土曜日・日曜日・祝日は11:00~20:00)
定休日:年中無休(ただし、毎月1日、毎週水曜日の夜間営業は休み)
創業1909年「豚捨」で食べ歩きグルメ
おかげ横丁でお肉を食べたくなったら、「豚捨」へ行ってみて。豚と名前に付きながら、実は主に扱っているのは牛肉料理。この一風変わった名前の由来は、豚を飼っていた捨吉さんが創業した食肉店だったからだそうです。しかし豚肉とともに扱っていた牛肉があまりにも美味しくて、「豚肉のほうは捨ててしまえ!」と言われたことが本当の由来だという説が出るほどに、評判の牛肉を扱っています。
牛丼1,000円(税込)や牛鍋 杉2,260円(税込)が有名で、店名の由来との説が出るほどに評判の牛肉をおしげもなく使った料理を看板商品として提供しています。ですが、それらメインの料理に並ぶもうひとつの人気商品として人だかりが出来るものがあります。
豚捨で注目したいもうひとつの人気商品は、テイクアウトグルメとして大人気のコロッケ100円(税込)です。ホクホクのじゃがいもを使って仕上げたコロッケは、手ごろ感のあるサイズで食べ歩きにピッタリ。
次から次へとお客が並び、行列が途切れないほど、おかげ横丁では定番のテイクアウトグルメとなっています。人が並べば並ぶほど、熱々の揚げたてコロッケにありつけるチャンスなので、ぜひ行列に並んでみてください。
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豚捨
- 住所 〒516-0025 三重県伊勢市宇治中之切町52
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最寄駅
0596-23-8803
- 電話 0596-23-8803
営業時間:9:30~17:30(飲食は11:00~ LO17:00 季節により異なる。)
定休日:年中無休
ここでしか飲めない日本酒に注目の「伊勢萬 内宮前酒造場」
お伊勢参りと一緒にご当地グルメを一通り楽しんだら、美味しいお酒も楽しんでみてはいかがでしょうか。「伊勢萬 内宮前酒造場」は、伊勢市内唯一の蔵元として地元のお酒を提供しています。年間通じて9種類の日本酒を製造していて、時期によって異なるお酒を楽しめます。お土産として購入することはもちろん、店内で0.5合から飲むことも出来ます。
店内にはいろいろな種類がありますが、とくに日本酒は「おかげさましぼりたて生原酒」(0.5合 税込み300円)がおすすめです。五十鈴川の水で作った生原酒はフルーティーな味わいで、後味もすっきりとして飲みやすく仕上がっています。しかも、しぼりたて生原酒を飲めるのは店頭のみ。ここでしか飲めない生原酒をぜひ味わってみてください。
限定の生原酒以外にも、にごり梅やにごり柚子が多くの人に飲まれています。こちらも店内で試飲することができ、それぞれ0.5合で220円(税込)。店頭でたくさん飲んで味比べをしたら、旅を思い出す味としてお気に入りを探してみてください。
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伊勢萬 内宮前酒造場
- 住所 〒516-0025 三重県伊勢市宇治中之切町77-2
- 電話 0120-177-381
営業時間:9:30~17:30(季節により異なる)
定休日:年中無休
Text by:株式会社ゲイン
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
※特記以外すべて税込み価格です。
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