札幌に初雪が降るのは11月頃。12月になると雪が積もり、3月半ばまでは札幌市内全域が雪景色になります。12~2月は、最高気温が0℃を下回る、凍えるような寒い日が続くこともしばしば。ですが、北海道・札幌らしさが満喫できるシーズンでもあるのです。ここでは、風物詩や季節ならではの体験、寒さを活かしたイベントなど、冬の札幌でやってほしいこと10項目をピックアップしました。
1.真っ白な雪にまみれた遊びを満喫する
せっかく冬の札幌を訪れたのなら、やっぱり冬ならではの雪遊びを体験したいもの。札幌市内には、思い切り雪で遊べるスポットがあり、スキーやスノーボードができなくても雪の柔らかさや冷たさに触れられます。
札幌市街地から車で約30分の場所にあるモエレ沼公園は、イサム・ノグチが設計したことで知られる札幌の観光スポット。ここは、冬になるとそり遊びやスノーシューなどを体験できる雪遊びスポットになります。
なかでも公園の中央にあるモエレ山は、雪が積もるとエキサイティングなそり遊びやスキーができるエリアになります。ソリができるゾーンはネットで囲われており、それ以外のエリアではスキーやスノーボードも楽しめます。1~3月は、ガラスのピラミッドない内でソリを貸し出してくれるので(500円)、防寒の備えだけをしっかりすれば、手ぶらでもそり遊びを満喫できます。
ほかにもスノーシューや長靴、歩くスキーのレンタルもしています。利用の方法など詳細は公式HPで確認を。
電話番号:011-790-1231
営業時間:レンタルは2024年1月5日(金)~ 3月3日(日) 10:00~16:00(最終返却時間)
定休日:無休 ※レンタルは月曜定休(月曜が祝日の場合は翌日)
モエレ沼公園公式サイト
地下鉄東豊線福住駅からバスで約10分の場所にあるさっぽろ羊ヶ丘展望台には、 2024年1月5日(金)~3月3日(日)敷地内にスノーパークという雪遊びエリアが登場します。エキサイティングな雪遊びを体験したい方は、雪で作った大きなすべり台を滑るチューブすべりがオススメ。風を切って滑り降りるのはなかなかスリリングで、楽し気な歓声が響きます。ほかにも雪だるま作りや新雪ダイブができるエリア、歩くスキーコースなどがあり、さまざまな方法で雪と遊べます。
電話番号:011-851-3080
営業時間:10~5月9:00~17:00、6~9月は9:00~18:00 ※季節によって変動あり。スノーパーク開催時間は10:00~15:00(最終受付は14:45)
入場料金:大人600円、小人300円、未就学児は無料
定休日:無休
さっぽろ羊ヶ丘展望台 公式サイト
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住所
062-0045 北海道札幌市豊平区羊ケ丘1
地図をみる -
最寄駅
福住 駅 (東豊線)
バス10分
- 電話 011-851-3080
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住所
062-0045 北海道札幌市豊平区羊ケ丘1
2.イルミネーションスポットで写真撮影をする
札幌最大のイルミネーションイベントといえば、さっぽろホワイトイルミネーションです。凝っていて圧倒的なイルミネーションが並ぶメイン会場であるの大通公園のほかにも、駅前通りや南1条通りの街路樹、札幌駅南口広場にもイルミネーションが施され、札幌の中心街を歩くだけでもイルミネーション幻想的な光景を楽しめます。
2023年は、駅前通会場、札幌駅南口駅前広場会場などではさっぽろ雪まつり会期中もイルミネーションを楽しめます。
電話番号:011-281-6400(さっぽろホワイトイルミネーション実行委員会)
開催期間:2023年11月22日~ 会場によって最終日が異なる
定休日:無休
さっぽろホワイトイルミネーション公式サイト
地下鉄東西線の西28丁目駅から徒歩約10分の場所にある結婚式場・宮の森フランセス教会も札幌屈指のイルミネーションスポット。建物に隣接する庭が、1万個以上もの電球を使ってデザインされたイルミネーションで彩られます。
その美しさはウォーカープラスの北海道イルミネーションランキングで1位 を獲得したことがあるほど。感動的で、どこを切り取っても美しい写真になります。
営業時間:2023年11月1日(水)~2024年3月31日(日)日没~20:00(イルミネーション)
料金:無料
定休日:月・火曜、年末年始 ※イベントや結婚式などの場合は休み
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宮の森フランセス教会
- 住所 〒064-0953 北海道札幌市中央区宮の森3条10丁目3-25
- 電話 011-641-0707
ほかにも、札幌芸術の森をはじめとした南区エリアで雪あかりの祭典が開催されるなど光のイベントもいろいろ。白い恋人パークでもイルミネーションが施されていて人気です。
3.「さっぽろ雪まつり」で雪の芸術作品に触れる
北海道の冬のイベントといえば、70年を超える歴史を持つさっぽろ雪まつり。毎年2月上旬の約1週間開催され、近年では世界中から200万人を超える来場者を記録するほど人気です。
メイン会場・大通公園に、陸上自衛隊の協力のもと作られた、細部まで緻密で芸術作品のような大雪像が立ち並びます。夜はライトアップされるほか、最近ではプロジェクションマッピングが行われるなど、新しい雪像の楽しみ方も広がっています。そのほか、氷像が並ぶすすきの会場、雪と遊べるつどーむ会場があります。
4.札幌市円山動物園で冬の動物たちに出合う
札幌市円山動物園は、地下鉄東西線円山駅から徒歩約15分、また正門、西門のすぐ前には停まるバス停もあるりアクセスのよい動物園。動物たちののびのびとした姿が目にできる人気スポットです。冬は寒い地域に生息する動物たちが、より活発に動く様子を観察できる絶好の時期でもあります。
ホッキョクグマやユキヒョウ、シセンレッサーパンダなど、寒い地域に生息する動物たちの生き生きとした姿を目の当たりにできます。
体が冷えてきたら熱帯・温帯の地域に住む動物たちがいる建物で、温まりながら動物観察をすることもできます。ひと休みできるカフェや、オリジナルグッズもそろう売店もあるので、寒くても長い時間楽しく過ごせます。
5.大倉山へ行ってスキージャンパーの気分を味わう
大倉山展望台は、1972年の冬季オリンピックスキージャンプ競技の舞台となった場所。札幌市街地から車で約30分です。で、ジャンプ競技場ならではの冬の絶景を満喫できるだけでなく、ウィンタースポーツを気軽に体験できます。
標高307mにある展望ラウンジからは、札幌の街が見渡せます。展望台からスキージャンパーが見るまさにその景色を楽しめ、その緊張感や高揚感を体感できます。
札幌オリンピックミュージアムは、冬季オリンピックの歴史などに触れられる博物館です。オリンピック競技を実際に体感できるコーナーもあって、年齢問わず楽しんで学べる施設になっています。
■大倉山展望台リフト
夏期営業(4月29日~10月31日):8:30~18:00
夜間延長営業(7月1日~9月30日):18:00~21:00
冬期営業(11月1日~4月28日):9:00~17:00
■札幌オリンピックミュージアム
4月29日~10月31日:9:00〜18:00
11月1日~翌4月30日:9:30〜17:00
入館は営業終了の30分前まで
料金:リフト券1,000円(往復)、札幌オリンピックミュージアム600円、セット券(大倉山展望台リフト+札幌オリンピックミュージアム)1,300円 ※いずれも高校生以上の金額
定休日:年末年始 ※リフトは悪天候、大会や公式練習の日は利用不可。札幌オリンピックミュージアムは月1度のメンテナンス日あり。レストラン「ヌーベルプース大倉山」は水曜、年末年始
大倉山ジャンプ競技場公式サイト
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住所
064-0958 北海道札幌市中央区宮の森1274
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最寄駅
円山公園 駅 (東西線)
- 電話 011-641-8585
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住所
064-0958 北海道札幌市中央区宮の森1274
6.日帰りで気軽にスキーを楽しむ
札幌市内には、中心街から車で30分~1時間程度の場所にスキー場が数カ所あります。レンタルグッズが充実しているスキー場も多いので、手ぶらで日帰りスキーを楽しめます。
札幌藻岩山スキー場は、地下鉄南北線真駒内駅からバスで約20分、札幌駅から車で約30分というアクセスのよい場所にあります。スキーのみが楽しめるゲレンデで、初心者から上級者までが満喫できる10のコースを用意。レンタルにも対応し、予約も不要なので思い立ったらすぐに遊びに行ける手軽さです。
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札幌藻岩山スキー場
- 住所 〒005-0040 北海道札幌市南区藻岩下1991
- 電話 011-581-0914
営業時間:2023年12月16日~2024年3月24日(予定)9:00~21:00、2023年3月22日~26日9:00~16:00
※降雪、積雪状況により変動あり ※リフト券、レンタルは現金のみ
料金:リフト券(1回)大人400円、小人300円 (3時間)2,900円 ※時間回数で各種あり
定休日:期間中は無休
札幌駅から車で約20分、地下鉄東西線円山公園駅からバスで約10分という場所にある「さっぽろばんけいスキー場」。ハーフパイプやモーグルができるコースがあるほか、雪遊びのスペースも用意。レンタル品もサイズバリエーションが揃っているだけでなく、一流ブランドのギアも扱っています。支払いは電子マネーやクレジットカードにも対応。
■さっぽろばんけいスキー場
営業時間:例年12月中旬~翌3月 ※降雪・積雪の状況によって変更あり
料金:リフト券(1回)大人350円、中学生以下300円 (2時間券)3,500円 ※回数・時間の異なる各種のリフト券あり。その他食事とのセット券、レンタル品とセットの手ぶらパックなどあり
わくわくスノーランド利用料:900円(リフト券購入の場合は700円) 親子ペア(大人1人、子ども1人)1,400円
定休日:期間中無休
さっぽろばんけいスキー 公式サイト
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住所
064-0945 北海道札幌市中央区盤渓410
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最寄駅
円山公園 駅 (東西線)
- 電話 011-641-0071
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住所
064-0945 北海道札幌市中央区盤渓410
中心地から車で約1時間の札幌国際スキー場は、札幌駅からバス一本(1時間半)という好アクセス。レンタルの取り扱い本数が道内トップクラスで、予約いらずで最新のギアやウェアから選んでゲレンデを滑走できます。途中でスキーとスノーボードの交換にも対応してくれますよ。ほかにソリやチューブそりレンタルの用意もあり、幅広い内容が人気の秘密です。
■札幌国際スキー場
営業時間:2023年11月17日(金)~30日(木):9:00~15:20
2023年12月1日(金)~2024年3月31日(日): 9:00~17:00)(土・日曜、祝日は8:30~)
2024年4月1日(土)~2024年5月12日(日):9:00~16:30
料金:12月1日〜3月31日:5,000円(4時間)4,500円~ スノーエスカレータ―券(一日)1,500円 ※リフト・ゴンドラの種類、時期によって料金に変動あり。その他お得なセット券を用意
定休日:期間中は無休 ※天候、積雪など状況により変更あり
7.定山渓温泉で雪見風呂を堪能する
札幌中心街から車で約50分という場所にある札幌の奥座敷・定山渓温泉。渓谷美を楽しめる人気の温泉郷ですが、冬に訪れたのなら、ぜひ雪見風呂を楽しんでください。
定山渓エリアには、小金湯温泉や豊平峡温泉、薄別温泉も含めると趣向の異なる温泉宿が約20軒集まっています。多くの宿には露天風呂や屋外の景色を眺められる浴場があり、宿によって違った風情を味わえるのが魅力です。日帰り温泉に対応しているところもあるので、湯巡りをするのも楽しいです。札幌駅から約60分で温泉街に到着する直通バスもあって便利です。
冬の定山渓をさらに楽しめるイベントが毎年2月上旬に行われる雪灯路。定山渓神社を舞台にたくさんのスノーキャンドルが灯り、幻想的な景色になります。
電話番号:011-598-2012(定山渓観光協会)
定山渓観光協会公式サイト
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住所
061-2302 北海道 札幌市南区定山渓温泉東3
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最寄駅
電車事業所前 駅 (札幌市電山鼻線)
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住所
061-2302 北海道 札幌市南区定山渓温泉東3
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住所
061-2303 北海道定山渓南区定山渓温泉西3-105
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最寄駅
電車事業所前 駅 (札幌市電山鼻線)
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住所
061-2303 北海道定山渓南区定山渓温泉西3-105
8.寒い冬に温かい札幌ラーメンを食べる
札幌のご当地グルメといえばラーメン。伝統の濃厚な味噌ラーメンはスープが冷めにくく、またとろみもあって体の芯から体をポカポカにしてくれる一杯です。独自に調合した味噌で深い甘みとコクが味わえるものから、ピリリとした辛みを感じるもの、ニンニクがたっぷり入っているものなどまで、幅広い味があります。
また近年は味噌以外の人気店も続々登場しています。冬のおすすめは、辛みが効いた担々麺。各店オリジナリティあふれる一杯を生み出しているので、食べ比べも楽しいでしょう。
9.薪ストーブのあるカフェでまったり
北海道の冬は暖房器具が欠かせません。なかでも薪ストーブは、単に部屋を暖めてくれるだけでなく、揺らぎながら炎の上がるようす様子がほっと心を癒してくれます。
森彦は、個性的な店がひしめく円山エリアにある人気の一軒家カフェです。古い木造民家をリノベーションしており、冬には店内の薪ストーブに火が入ります。自家焙煎の香り高いコーヒーや手作りの焼き菓子などを食べながら、ゆっくりと窓の外の雪景色を楽しんで。
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森彦
- 住所 〒064-0802 北海道札幌市中央区南2条西26丁目2-18
- 電話 0800-111-4883
営業時間:9:00~20:00(L.O.19:00)
定休日: 年末年始
10.冬が旬の海の幸を堪能しよう
海水温が下がる冬は、脂がのって魚介が特に美味しくなる季節でもあります。
魚介の王様といえば、やっぱりカニ。12~~3月にかけては太平洋釧路沖の毛ガニが旬を迎えます。蒸しカニが一般的ですが、ダシも独特の味わいがあるので鍋や鉄砲汁などにしても美味です。
北海道の郷土料理である石狩鍋は、鮭と味噌の旨みがマッチして体を温めてくれます。鍋の具材として人気のタラも冬の旬魚介の代表格で、コラーゲンたっぷりのカジカやゴッコなどの鍋も北海道ならでは。煮つけや刺身などが美味しいキンキ、ホタテやホッキなど甘みの深い貝類も、冬においしく食べられる食材です。
寒いからこそ、雪が降るからこそ楽しめることがたくさんある冬の札幌。美味しいものや遊び、イベントなどなど、冬だからこその札幌の楽しみ方を、自分なりにも探して、あなただけの「冬の札幌でやりたいこと」を見つけてみてください。
Text by:みんなのことば舎
※本記事の情報は2021年12月時点のものを2023年11月に更新しています。最新の情報は公式サイト等でご確認ください。
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