イカの町として知られる函館。イカは、函館市の魚にも制定されているほどで、古くからの函館名物だ。なぜ函館のイカなのかというと、函館の前に広がる津軽海峡は、イカの名産地。特に、その日の朝に水揚げされる「朝イカ」、生け簀で泳いでいる「活イカ」の刺身を味わえるのは、函館ならでは。季節によってイカの種類が変わるのも特徴で、6〜12月はスルメイカ(マイカ)、1〜5月がヤリイカとなる。スルメイカは、身が肉厚でゴロ(内蔵)も大きく、刺身やフライ、塩辛などに調理される。ヤリイカは、スルメイカより小さいが、甘みがあり刺身がおいしい。
1.「一花亭 たびじ」の活イカ踊り丼に衝撃!
函館朝市内の「どんぶり横丁」にある、「活イカ踊り丼」が話題の店。注文が入ると店内にある水槽からイカを取り出し、手早くさばいて丼に盛り付ける。
透きとおったイカの身を並べたら、イクラをトッピング、さらにその上にイカの足(ゲソ)を丸ごとのせて完成。イカの足は丼の上でしばらく動いていて、見た目のインパクト大だ。その後、足の部分は食べやすくカットしたり、焼いてくれる。プリプリのイカとほどよい塩加減のイクラに、ごはんが進む丼だ。ほかにも「うに・ほたて丼」、「うに・いくら丼」、「三色丼(うに・かに・いくら)」など、さまざまな海鮮丼がある。
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一花亭 たびじ
- 住所 〒040-0063 北海道函館市若松町9-15
- 電話 0138-27-6171
時間:6:00〜15:00(11〜4月は6:00〜14:00)
休み:無休
アクセス:JR函館駅から徒歩1分
2.「魚さんこ」で鮮度抜群のイカや刺身を
函館駅からほど近い、市電通りに面した海鮮居酒屋。店内に生け簀があり、新鮮なイカを「活イカ刺(時価)」(写真下手前)で食べられるほか、イカをホイル焼きにした函館名物の「いかぽっぽ(800円)」、「塩辛煮(920円)」などのイカメニューがある。
活イカ刺は、美しくスライスされた身やエンペラ、足など部位ごとにきれいに並べられ、ゴロ(内蔵)と目玉も。醤油にイカのゴロを溶かし込んで、イカ刺しに付けて食べるのが函館流だ。ほかにも刺身の種類が多く、その日に仕入れた魚の名前がぎっしりと並んだ、手描きのおすすめメニューをチェックしよう。函館近海でとれるホッケやカジカの刺身(写真上奥)などは、ほかではなかなか味わえない。英語メニューあり。
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魚さんこ
- 住所 〒040-0063 北海道函館市若松町19-3
- 電話 0138-22-0008
時間:16:00〜翌1:00(24:00LO)
休み:不定休
アクセス:JR函館駅から徒歩3分
3.豊富なイカメニューが自慢の「海鮮処 函館山」
函館近海の魚介を豊富なメニューで楽しめる居酒屋。名物の「活真イカ刺(時価)」(写真下)のほかに、イカを使ったさまざまなメニューを通年食べられるのもこの店のいいところ。
イカのすり身に玉ネギや長芋を加えた「イカメンチ揚げ(580円)」、イカの身を内臓と混ぜて焼いた「いかゴロ貝焼き(680円)」、生イカ、めかぶ、なめこ、納豆、長いものネバネバ食材を盛り合わせた「朝一番(580円)」(写真下)などが人気だ。寿司、丼物など、ごはん類も充実している。場所は函館駅前を真っ直ぐ進み、浅草通りを左折してすぐの黄色い看板が目印。店内はカウンター、テーブル、掘りごたつ席もある。
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海鮮処 函館山
- 住所 〒040-0035 北海道函館市松風町10-15
- 電話 0138-22-7747
時間:17:00〜0:00(23:30LO)
休み:月曜
アクセス:JR函館駅から徒歩7分
※サービス、商品、価格、営業時間などは取材時の情報です。最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。
※2021年4月からの消費税総額表示の義務付けに伴い、価格が変更になっている場合があります。
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
※特記以外すべて税込み価格です。
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