旭山動物園をはじめ、数々の観光地があることで知られる旭川市。冬の旭川市では、こうした観光に加え、スキーやスノーボードなどのウインタースポーツも楽しめます。旭川市でおすすめしたいスキー場が、カムイスキーリンクス。多彩なコースが滑れる上に、リフト券はとってもお手頃価格で購入できます。カムイスキーリンクスに行くからには知っておきたい情報を、あますことなく隅々までご紹介します。
カムイスキーリンクスとは
1984年にオープンしたカムイスキーリンクスは、札幌市内から車で90分、旭川中心部から30分ほどの距離にあります。旭川市は、山に囲まれた盆地にあり、夏は暑く、冬は寒いのが特徴。この気候がもたらすのが、雪玉が作れないほどサラサラな雪! カムイスキーリンクスは、この上質な雪を堪能できるスキー場であるため、国内外から人気を集めています。
カムイスキーリンクスのベストシーズン
ベストシーズンは12月下旬~2月上旬で、パウダースノーが降るシーズンに多くのスキーヤー、スノーボーダーで賑わいます。
パウダースノーが降る条件は、気温が低く、空気が乾燥していること。シーズン中で一番寒い時期である1月の旭川は、日中でも平均最高気温が約-3℃、平均最低気温は約-12℃となります。かなり寒いので、冷たい風から顔を守るフェイスマスクを用意するなど、念を入れた防寒対策をすると良いでしょう。
カムイスキーリンクスへのアクセス方法
●車の場合
道央自動車道を利用し、深川ICを降りて国道12号線を走り、カムイスキーリンクスへ。所要時間は約90分。
●バスの場合
道北バス株式会社が運営するバス「448番 カムイスキーリンクス線」には、旭川市内のホテルから出発する市内便と、旭川空港からスキー場に直行する空港便があります。スキー場まで乗り換えなしで到着します。
札幌市内からであれば、北海道アクセスネットワーク株式会社が運営する高速バスを利用すると、乗り換えもなくスムーズです。
おすすめコース
カムイスキーリンクスには全部で25のコースがあります。最長4,000mのロングクルージングが楽しめるコースをはじめ、多彩なコースがあるのが特徴。ハイシーズンは12月下旬~2月上旬で、多くのスキーヤー、スノーボーダーで賑わいます。
看板コースは、国内でも類を見ない全幅150mのワイドな「ゴールドコース」です。山頂から続くロングコースで、麓から「ゴールド1」「ゴールド2」「ゴールド3」と3つのコース名に分かれています。ゴールド1は初心者の方や子ども向け、ゴールド2、3は中級者向けです。ゴールド2は、最大斜度30度の急斜面と、最大幅150mのコースの広さが特徴。ゴールド3は、引き締まった雪面が特徴で、エッジの効いた滑りをしたい方におすすめです。
ここからは、それぞれのレベルにあわせた、おすすめコースをご紹介します。
初級者には、「ちびっこゲレンデ」や、「ファミリーコース」がおすすめです。「ちびっこゲレンデ」は斜度8度の緩やかなコースなので、小さいお子さまやスキーに不慣れな方はこちらへ。ファミリーコースは、コース幅が広く、安全に滑ることができるので、初滑りの練習場所などにぴったりです。
中級者、上級者には未圧雪コースがおすすめです。特に見逃せないコースが、カムイスキーリンクスならではの極上のパウダースノーが楽しめる「ディープパウダー」や「フレッシュパウダー」。どちらも雪のコンディションが良いときだけ開放されるスペシャルな林間コースなので、もしもオープンしていたらぜひトライを。
また、木々の間をすり抜けて滑る未圧雪コース「バンプス」「トド松」「ツリーラン」も人気です。コース内には立木や倒木、大きな段差や凹凸などがありとてもエキサイティング! 挑戦しがいがあり、何度でも滑りたくなります。深雪でのスピードコントロールなど、かなりのテクニックが必要になる、難易度の高いコースです。
リフト券情報
カムイスキーリンクスのリフト券は、1日券3,400円(大人)と、とてもお手頃です。リフト券は、WEBショップか、現地のチケット売り場で購入できます。
(1)WEBショップで購入する場合
所定のページ(https://www.kamui-skilinks.com/webshop/ )でリフト券を選び、カートに追加。受け取り方法の選択画面が出てくるので、「QRコードを受け取る」を選びます。クレジットカードで決済し、購入が完了すると、QRコードが発行されます。そのQRコードをスキー場の自動発券機にかざして、ICカードのリフト券を受け取りましょう。初回購入時は、デポジット代として500円必要です。2回目以降は、WEBショップでICカードにチャージするだけです。
●リフト券料金一覧(一例)
・1日券:大人3,400円、シニア2,800円、小学生1,600円
・4時間券:大人3,300円、シニア2,900円、小学生1,600円
・親子セット1日券(親1名+小学生1名):合計4,800円
・親子セット1日券(親1名+中学生1名):合計6,500円
・リフト1回券:大人400円、シニア400円、小学生200円
・ゴンドラ1回券:大人1,000円、シニア1,000円、小学生400円
このほかにもさまざまなリフト券があります。WEBショップでの販売スタートはシーズン開始と同じタイミングになります。スタート前にWEBサイトやfacebookで告知がされるので、チェックしておきましょう。
なお、シーズン券も販売スタートしています。こちらも、詳細はWEBサイトでご確認ください。
(2)チケット売り場で購入する場合
ゲレンデ入り口にあるセンターハウスのチケット売り場で購入できます。当日購入した場合も、ICカードのリフト券を渡されます。2回目以降は同じようにチャージして使用可能です。同様に初回購入時は、デポジット代として500円が必要になります。ICカードを持っていれば、2回目以降はWEBショップでICカードにチャージができます。
未就学児はリフト券が無料ですが、ゲート通過のときにはICカードが必要になり、デポジット代で500円がかかるのでご注意ください。
2023-2024シーズンは、富良野スキー場⇔星野リゾート トマム⇔カムイスキーリンクスの共通シーズン券の共通リフト券が販売されました(先着200枚、2023年9月現在完売)。
有効期間内であれば、カムイスキーリンクス、星野リゾートトマムと富良野スキー場のリフト・ゴンドラが乗り放題なのがこのリフト券の特徴。例えば、旅の初日にカムイスキーリンクスでスキーを楽しみ、翌日、翌々日は旭川を観光。4日目にトマムへ移動し、2日間に渡りスキーを楽しむ……といった旅のプランを立てることもできます。
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住所
079-2204 北海道勇払郡占冠村字中トマム
地図をみる -
最寄駅
トマム 駅 (石勝線)
車9分
- 電話 080-2860-5892
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住所
079-2204 北海道勇払郡占冠村字中トマム
施設情報
- ・初心者向け
- 9
- ・中級向け
- 8
- ・上級向け
- 8
- 一番長いコース
- 4km
- ・面積
- 165ha
- ・ペアリフト
- 5基
- ・ゴンドラ
- 1基
- ・標高
- 150m~751m
- ・標高差
- 601m
レンタルプラン
レンタルカウンターでは、主にスキー・スノーボード用具一式、ウエア上下、手袋や帽子の小物などを貸し出しています。旅先でスキー場に立ち寄りたい方にうれしいのが「スキー・スノーボード手ぶらセット」。スキー用具一式またはスノーボード用具一式、ウェア上下、手袋、ゴーグル、帽子をレンタルすることができます。
スキーかスノーボードの用具一式がセットになった「スキー・スノーボードセット」、手袋、ゴーグル、帽子がセットになった「小物セット」もあります。これら3つのレンタルプランでは、4時間から貸し出しに対応。短い時間でスキーを楽しみたいという方は、ぜひ利用しましょう。
●レンタルプラン料金(一例)
・スキー・スノーボード手ぶらセット料金
4時間:大人7,500円、子ども4,500円
1日:大人9,000円、子ども6,000円
2日:大人17,000円、子ども11,000円
・スキー・スノーボードセット料金
4時間:大人4,500円、子ども3,500円
1日:大人6,000円、子ども4,000円
2日:大人11,000円、子ども7,000円
スキースクール
カムイスキーリンクスでは、全日本スキー連盟、日本スノーボード協会、日本プロスキー教師協会協会公認のスクールが常設されています。最高のロケーションで、プロのレッスンを受けることができます。
●JSBA公認カムイスノーボードスクール(通常レッスン:90分~120分 6,500円)
日本スノーボード協会が公認しているスクールです。スクール名にスノーボードとついていますが、スキーレッスンも可能です。英語での外国人対応も可能で、国内外問わずたくさんの方が参加していくそう。確実に受けたい方は予約をおすすめしています。
●三浦雄一郎&スノードルフィンスキースクールカムイ校(グループレッスン:半日1.5時間4,000円、1日3時間6,000円)
初めて、初級者、中級者、上級者とさまざまなレベルの受講者を受け付けており、レベルにあったレッスン内容を提供しています。初めての方にはスキーのコントロール方法、上級者には多様なコースでのレッスンを行い、スキー大好きなスタッフが、ふわふわのシルキースノーを楽しみつくす方法を教えてくれます。こちらも、英語での外国人対応が可能です。
そのほかにもSAJ公認スキー学校、SIA公認スキースクールなどがあります。詳細や、予約の受付についてはWEBサイトをご確認ください。
アクティビティ
スキーだけでなく、スノーアクティビティのプランも見逃せません。スノーバナナボート(大人1,000円、子ども500円)は年齢問わず人気のアクティビティです。2019-2020シーズンには、スノーラフティング(大人1,000円、子ども500円)も新しく導入されました。ウインタースポーツはしないという方や、小さな子どもでもパウダースノーを存分に楽しむことができます(2023年9月現在、未定。最新情報は公式サイトを参照)。
ゲレンデレストラン
ほどよくスキーを楽しんだら、一息ついたり、腹ごしらえをしたいところ。カムイスキーリンクスには、山麓、山頂それぞれに食事処があります。
●センターハウス2Fレストラン
センターハウス2階にある、カムイスキーリンクスのメインとなるレストランです。500席以上あり、広々とした空間で食事ができます。日本のスキー場の定番、カツカレーやカツ丼はもちろん、「旭川しょうゆラーメン」(900円)など地元メニューを提供しています。ここでのイチオシメニューは、「クッパ」(1,000円)。注文を受けてから作るため、出来たてを味わうことができます。
同じくセンターハウス2階に、旭川市の人気和風カフェ「福吉Café」が冬期間限定でオープンしています。人気商品「ときわ焼き」や「福吉ラテ」のほか、カムイスキーリンクス店限定メニューも提供しています。子どものおやつタイムや、甘いもので一息つきたいときにおすすめです。
●山頂レストラン 「Tratoria&Pizzerria Monte751」
カムイゴンドラ山頂駅の隣にある山頂レストランは、2019-2020シーズンに全面リニューアルされました。店内には暖炉があり、落ち着いた雰囲気。標高751mからの、石狩平野の大パノラマを楽しみながら、本格的なイタリアンピッツァやパスタをいただくことができます。
●らぁめん食堂NOBu
旭川の名物の一つ、「旭川ラーメン」もスキー場で食べられます! センターハウス隣の「ラーメンハウス」内にある「らぁめん食堂NOBu」では、昔ながらの本格的な旭川ラーメンを提供。スキー場で食べるラーメンは、体も温まり格別です。
外国語対応
知りたいことがあればインフォメーションセンターへ! カムイスキーリンクスのセンターハウスには、観光案内所「カムイツーリストインフォメーション」があります。スキー場に関してはもちろん、旭川市の観光情報案内も行っています。英語と中国語対応ができるスタッフが常駐しているので、わからないことがあれば聞いてみましょう。
お得な宿泊プラン
旭川市内にある宿泊施設では、カムイスキーリンクスのハイシーズンを楽しめるお手頃な宿泊プランも期間限定で販売予定です。旅行代理店ではスキー商品の販売やレンタルプランの取り扱いなども予定しています。せっかく旭川に来たのなら、旭山動物園や大雪山など周辺観光地などもしっかりおさえておきたいところ。お得なチケットやプランを活用して、旅を存分に満喫してください。
カムイスキーリンクスの宿泊プランを提供している宿泊施設(一部)
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住所
074-1181 北海道旭川市神居町西丘112
地図をみる -
最寄駅
納内 駅 (函館本線)
- 電話 0166-72-2311
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住所
074-1181 北海道旭川市神居町西丘112
営業時間:12月中旬頃オープン予定
定休日 :無休
Text by:みんなのことば舎
※本記事の情報は2023年9月時点のものです。最新の情報は公式サイトでご確認ください。
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