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北海道スキーリゾートの楽しみ方完全ガイド!北海道観光のスペシャリストが伝授

北海道スキーリゾートの楽しみ方完全ガイド!北海道観光のスペシャリストが伝授

公開日: 2020/09/30
更新日: 2020/11/16

北海道は、スキーヤー、スノーボーダーにとっての憧れの地! 雪質、シーズンの長さ、空港からのアクセスの良さなど、魅力は尽きません。では、北海道で実際にスキーやスノーボードを楽しむとしたら、どんなことを知っておくといいのでしょう。今回は、北海道の観光情報を知り尽くす公益財団法人北海道観光振興機構 アドベンチャートラベル推進本部の上田昌司(うえだまさじ)さんにインタビューを行い、事前の準備やスキーリゾートを選ぶときのポイントなどについてお話を伺いました。また、北海道でおすすめのスキーリゾートやスキー場も一挙ご紹介します。

目次
  1. 世界中のスキーヤー・スノーボーダーが北海道に訪れる理由
  2. 北海道でパウダースノーが「楽しめる」2つの秘密
  3. 北海道のスキーリゾートへのアクセス
  4. スキー・スノーボードの用具をレンタルするときのポイント
  5. スキー・スノーボードをするための服装や最低限準備しておくもの
  6. ケガや事故に備えて入っておいたほうがいい保険の種類
  7. 雪と遊ぶアクティビティやフォトジェニックなイベントも要チェック!
  8. 北海道へのツアーパックは、本当に割高?
  9. 北海道のおすすめスキーリゾート・スキー場一覧

世界中のスキーヤー・スノーボーダーが北海道に訪れる理由

世界中のスキーヤー・スノーボーダーが北海道に訪れる理由

世界中のスキーヤー、スノーボーダーが、わざわざ北海道へ来て雪山を楽しむ最大の理由は、雪質の良さにあります。北海道の雪は、水分をほとんど含まず、粉のようにさらさらとした触感が特徴。このような雪は、「パウダースノー」と呼ばれ、板で滑った時にスピードが出やすく、ターンもしやすいことから、スキーヤー、スノーボーダーにとても喜ばれます。また、パウダースノーはとても柔らかく、転んでもそれほど痛くないので、雪に不慣れな人でも思い切り遊べます。

公益財団法人北海道観光振興機構 アドベンチャートラベル推進本部 上田さん

関西・東海に長年住み、長野県や岐阜県でのスキー経験もある上田さんですが、北海道の雪質には非常に驚いたと話します。「北海道では、膝の高さまで雪が積もっていても、傾斜の緩い斜面であっても、しっかりと滑り続けることができます。本州の雪は水分を多く含んでいるため、新雪であっても滑りが悪く、埋まってしまうことも。この違いを実感したときには本当に感動しました」

北海道でパウダースノーが「楽しめる」2つの秘密

北海道でパウダースノーが「楽しめる」2つの秘密

北海道のスキーリゾートは世界から高い評価を得ていますが、その理由もやはり雪質にあります。2013年からはじまった「WORLD SKI AWARDS」には、これまで数々のスキーリゾートがノミネートされ、「ルスツリゾート」は最優秀賞を受賞した実績もあります。雪が降る地域は日本にも海外にもたくさんありますが、北海道ではなぜ、極上のパウダースノーが楽しめるのでしょうか。

その秘密は、2つの北海道の自然環境にあります。

1つ目は、パウダースノーが降る条件、「低温と乾燥」です。北海道は日本の最北に位置し、冬は連日氷点下が続く大変寒い地域です。さらに、日本には冬、ユーラシア大陸からの北西季節風が吹きつけます。季節風は日本海を渡って北海道に到達しますが、このときに湿気を含み、沿岸地域で雪を大量に降らせます。

雪を降らせ、乾いた風となった季節風はさらにニセコ富良野、十勝などの内陸部へ流れ込み、周辺の山の斜面を上昇して再び雪雲を形成します。このメカニズムで、内陸部では乾いた雪、すなわちパウダースノーが降り積もるのです。

2つ目は、降雪日が多いことです。世界屈指のスキーリゾート・ニセコがある倶知安町の年間平均降雪日数は、137.4日。1年の内、3分の1以上もの間、雪が降っているのです。この連日の雪により、ゲレンデのコンディションはいつでも良い状態に保たれています。上田さんは「ニセコに住んでいる人は、朝、仕事へ行く前にスキーを楽しんでいるようです。新雪が降り積もった朝一番の雪山を滑るのが、通の楽しみ方なんでしょうね」と話します。

また、雪がある期間が長いのも特長です。北海道内のスキーリゾートの多くは、11月中旬にオープンし、翌年の5月上旬まで営業を続けています。約半年もの間、スキーやスノーボードを楽しめる環境です。

北海道のスキーリゾートへのアクセス

北海道のスキーリゾートへのアクセス
TY Lim / Shutterstock.com

北海道は、空港とゲレンデの距離が近いことも魅力の一つです。海外の場合、空港からゲレンデまで車で片道3〜4時間かかるのが一般的ですが、北海道なら片道1〜3時間ほどでゲレンデに到着できます。

千歳空港から最も近い、夕張の「マウントレースイスキーリゾート」へは、車で片道1時間。ニセコ富良野など少し離れたエリアでも、片道2時間30分ほどで到着します。また、北海道は各地に拠点となる空港があるため、道外の空港(関東、関西、中部など)から、旭川帯広など地方の空港への移動もできます。

なお、空港からゲレンデへは、ツアーバスやホテルのシャトルバスを利用すると便利です。レンタカーも便利ですが、慣れない冬道の運転で事故を起こす人も多いため、不安がある人は公共交通機関で移動するようにしましょう。

上田さんはアクセスのほかにもポイントがあると語ります。「北海道最大の都市・札幌とスキーリゾートが近いことがポイントです。都市が近いということは、ショッピングや食事を楽しんだり、札幌市内や近郊の観光地へも出かけやすいということ。

実は、こうしたプラスアルファが楽しめることは、日本では珍しい環境です。『スキーも観光もどちらも楽しみたい』という欲張りな希望にも応えられます。札幌市内に数日間宿泊して、「サッポロテイネスキー場」や「札幌国際スキー場」など、市内のゲレンデでスキーを楽しんだり、札幌の街を観光したり、というプランも可能です」

スキー・スノーボードの用具をレンタルするときのポイント

スキー・スノーボードの用具をレンタルするときのポイント
Edgar Lee Espe / Shutterstock.com

少ない荷物で旅行をしたい人や、スキー・スノーボードの経験がなく自分の板を持っていない人は、用具のレンタルサービスを使いましょう。多くのスキーリゾートでは、用具を一式借りることができます。

もちろん、パーツごとのレンタルも可能です。用具をレンタルする場合は、レンタルショップのスタッフにアドバイスをもらいましょう。レンタルする人の体やレベルに合う靴や板をプロの目で見極めて、フィッティングしてくれますよ。中には、スタンダードモデルからハイエンドモデルまでを揃えているスキーリゾートもあります。

2020-2021シーズンは、新型コロナウィルスの感染対策を行っているかどうかも気になるところ。スキーリゾートの中には、次のシーズンから直接肌に触れるアイテム(帽子、ゴーグル、グローブなど)のレンタルは、取りやめるところもあるそうです。このような対策を行うところは今後も増える可能性があるため、レンタルを考えている人は、公式サイトなどを事前に確認しましょう。

スキー・スノーボードをするための服装や最低限準備しておくもの

スキー・スノーボードをするための服装や最低限準備しておくもの

0℃前後の気温の屋外で行うスポーツのため、防寒対策は必須です。肌が露出する部分をできるだけ少なくするのがポイント。帽子、グローブ、ネックウォーマーなどを用意しましょう。保温性の高いインナーを着たり、ウェアのポケットにホッカイロを入れておいたりするのもおすすめです。中級者・上級者は、汗をたくさんかくので、速乾性や通気性に優れたインナーを選びましょう。

また、晴天の日は太陽光が雪に反射し、日焼けをしたり、目を痛めたりすることも。ゴーグルやサングラスを着用したり、日焼け止めを塗るなど、紫外線対策をしておくと良いでしょう。

ケガや事故に備えて入っておいたほうがいい保険の種類

ケガや事故に備えて入っておいたほうがいい保険の種類

スキーやスノーボードは楽しい反面、事故の起きやすいスポーツでもあります。転倒や他人との衝突、悪天候による遭難、雪崩に巻き込まれるなど、冬の山ならではのアクシデントはさまざま。これらに備えて、海外旅行保険や傷害保険に入っておくと安心です。加入していると、旅行中の事故やケガは保険の対象となり、治療費や入院費などが支払われます。

最近では、バックカントリースキー中の事故が多発しています。積雪で川が隠れているところ、高い崖がある場所、雪崩が起こる可能性が高いエリアなどには、必ず「進入禁止」とわかる目印や標識があり、英語で書かれていることも多いです。そうしたところには、絶対に入らないようにしましょう。

ゲレンデのコースの外を自己責任で滑走できるエリアもありますが、こちらもコースとの境界には注意標識が立っていたり、ロープが張ってあったりします。冬山の知識の少ない人、スキーの腕に自信のない人は立ち入らないように気を付けましょう。

なお、スキーリゾートの管理区域外で事故に遭った場合、多くは法律違反によって起きた事故とみなされます。保険金が支払われない可能性も高くなりますので、覚えておきましょう。

雪と遊ぶアクティビティやフォトジェニックなイベントも要チェック!

雪と遊ぶアクティビティやフォトジェニックなイベントも要チェック!

多くのスキーリゾートには、冬にしか楽しめないアクティビティが用意されています。雪の山中を歩き、自然を間近に感じられるスノーシューやクロスカントリースキー、爽快感を味わうスノーモービル体験、家族や友人と一緒に乗れるバナナボートなど、ラインナップは豊富です。スキーやスノーボード以外も楽しみたいという方は、事前にスキーリゾートの公式サイトで確認しましょう。

2020年の旭川冬まつりの様子

スキーリゾートやその付近のエリアで開催されるイベントにも注目しましょう。「星野リゾート トマム」では、幻想的な氷の街「アイスヴィレッジ」が、12月〜3月までの期間限定で登場します。また、旭川市近郊のスキーリゾートに行くなら、例年2月に開催している「旭川冬まつり」や、氷の祭典「氷瀑まつり」へどうぞ! 雪や氷を使ったフォトジェニックな観光スポットを巡るのも、楽しみの一つです。

北海道へのツアーパックは、本当に割高?

北海道へのツアーパックは、本当に割高?

往復の航空券とスキーリゾートの宿泊などがセットになったツアープランはさまざまあります。目的地が北海道の場合、本州行きのプランと比べると、少々割高になる傾向があるといわれます。実際のところはどうなのか、上田さんに聞いてみました。

「実は、リフト券代や宿泊代は他県とあまり変わりません。割高に感じられるのは、航空券の料金の違いのためです。長時間フライトするのですから仕方がないことですよね。でも、同じ日本に住んでいる私ですら北海道の雪に感動したのですから、海外からスキーやスノーボードをしに来るなら、ぜひ北海道を選んでほしい。ベテランのスキーヤーたちが最高だと絶賛したパウダースノーをぜひ体験してください!」

北海道のおすすめスキーリゾート・スキー場一覧

札幌市内

【サッポロテイネ】
標高1,000mを超える山頂から伸びる約6kmの超ロングなコースや、圧雪車が入れない名物急斜面「北かべ」など、さまざまなコースが楽しめます。札幌市中心部から車で約40分、高速手稲ICから約7分とアクセスも良好です。

札幌国際スキー場】
北海道でも屈指の上質なパウダースノーが楽しめるゲレンデです。山頂からは小樽の街や、日本海を見渡せます。初心者コースや、そりやチューブが楽しめるスノーパークなどもあり家族で楽しめます。シーズン中は路線バスが毎日運行しています。

【さっぽろばんけいスキー場】
札幌中心部から車で約20分の場所にあり、22:00までナイター営業も行っています。初心者やファミリーも楽しめる緩やかなコースから、トップアスリートが競い合う国際大会の舞台となったコースまで17コースが楽しめます。

ニセコエリア

ニセコマウンテンリゾート グラン・ヒラフ】
全部で30コースある日本最大級のスケールと極上の雪質を兼ね備えたリゾートスキー場。宿泊施設や飲食店、温泉など周辺施設も充実しています。観光客は各国から来るため異文化交流もできます。

ニセコHANAZONOリゾート

ニセコアンヌプリ山の北東側に位置しており、世界最高クラスのパウダースノーが楽しめます。圧雪斜面のロングラン、非圧雪斜面でのツリーランなど、いろいろなコースを満喫できます。チューブやスノーモービルなどアクティビティも充実。

ニセコビレッジスキーリゾート】
羊蹄山を望む大自然の中にあり、原生林の間を滑るコースやパウダースノーを長くクルージングできるコースなどが楽しめます。麓にはリゾートホテルやタウンハウス、ショッピング&ダイニングエリアなどアフタースキーを楽しめる施設も充実。

ニセコアンヌプリ国際スキー場】
初心者向け、中級者向け、上級者向けのコースがあり、パウダースノーと丁寧に整備されたグルーミングバーンが楽しめます。周辺にある温泉施設では、雪を見ながらの露天風呂も満喫できます。

●その他道央エリア

【ルスツリゾート(留寿都村)】
ゲレンデの規模は北海道最大級! 3つの山に37のコース広がり、フード付きのリフト&ゴンドラで快適に移動できます。初心者向けのコースから、中・上級者が楽しめる未圧雪のコースまで、多彩なコースが楽しめます。

【YUBARI RESORT MOUNT RACEY SKI AREA(夕張市)】
千歳空港から最も近いスキーリゾート。初心者から上級者までが楽しめるマルチなコース設計が特徴。空港からは、ホテルマウントレースイの宿泊者限定で無料のシャトルバスが運行しています。ホテルとゴンドラ乗り場が直結しているため、移動が便利です。

【SNOW CRUISE ONZE(小樽市)】
滑走路の先に広がる海を眺めながらスキーやスノーボードが楽しめるスキー場です。ナイター営業も行っています。札樽自動車道銭函ICから車で約10分の場所にあり、札幌からは無料送迎バスが運行しています。

【キロロスノーワールド(余市郡赤井川村)】
朝里・長峰の2つの山に広大なコースが広がっており、北海道でも最高レベルのパウダースノーを体験できます。最長約4kmのコースや、未圧雪のコースなど多彩な22コースを満喫できます。

●道北エリアのスキー場

【カムイスキーリンクス】
3本のFIS公認コースと広大なツリーランエリアを持つ道北最大級のスキー場。旭川市内から車で約30分の場所にあります。必要な装備はフルセットでレンタルできるので手ぶらで訪れても楽しめます。

富良野スキー場】
十勝岳や大雪山連峰の雄大な景色が眺められ、内陸にあるスキー場ならではの良質な雪質が魅力です。最長滑走距離4kmのゲレンデなど全23コースあり、初心者から上級者まで楽しめるスキー場です。

●道東エリアのスキー場

【星野リゾート トマム スキー場(占冠村)】
広い緩斜面や、急斜面、新雪エリア、程よい中斜面などスキーヤーを満足させる要素が揃ったスキー場です。施設内には他にも多彩なスノーアクティビティが揃っています。幻想的な雪と氷の世界「アイスヴィレッジ」も見どころ。

【サホロリゾートスキー場(新得町)】
山全体が極上のパウダースノーに包まれ、滑り心地の良さが魅力。滑りながら十勝平野の北海道らしい雄大な景色を楽しむことができます。人気の未圧雪エリアも充実しています。

Text by:みんなのことば舎

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