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【富士山世界遺産センターの完全ガイド】見どころやおすすめ土産、グルメが丸分かり!

【富士山世界遺産センターの完全ガイド】見どころやおすすめ土産、グルメが丸分かり!

公開日: 2020/04/20
更新日: 2021/01/25

静岡県富士山世界遺産センター」は、富士山の魅力を伝え、守っていくための施設として2017年12月に開館しました。意匠が凝らされた映像展示を通して、ユネスコ世界文化遺産富士山を楽しく体験できます。本記事はお土産やグルメスポットも含め、静岡県富士山世界遺産センターの見どころを盛りだくさんで紹介します。

※新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により営業時間の変更や臨時休業をしている場合があります
※本記事は2020年2月取材時の情報です

静岡県富士山世界遺産センターとは?

静岡県富士山世界遺産センターとは?

2017年12月、静岡県富士宮市に開館した静岡県富士山世界遺産センター。近くには富士山信仰の中心地である富士山本宮浅間大社があるため、敷地に接して鳥居が立っており、その奥に富士山を望むことができます。

施設の目的は、世界文化遺産にも登録された富士山の価値を守り、後世に伝えていくこと。「永く守る」「楽しく伝える」「広く交わる」「深く究める」の4つをテーマに、富士山の歴史や文化に関する展示や、美術史、歴史、信仰、民俗学、火山学、世界遺産学、日本文学をそれぞれ専門とする研究員による学術調査を行っています。

JR身延線「富士宮」駅から徒歩8分とアクセスも良好。JR新幹線を使う場合でも、「新富士」駅からバスで約45分で到着するため、東京や大阪などから気軽に訪れることができます。

5言語で楽しめるさまざまな展示

5言語で楽しめるさまざまな展示

逆円すい形のフォルムが特徴的な展示棟は、静岡県産の「富士ヒノキ」を使用した木格子で覆われており、正面の水盤に映ることで富士山の形が浮かび上がるよう設計されています。

館内には「登拝する山」「荒ぶる山」「聖なる山」「美しき山」「育む山」「受け継ぐ山」の6つのテーマの常設展のほか、季節ごとに行われる企画展や、富士山自然や文化を精細な4K映像で迫力満点に紹介する映像シアターもあり、楽しみ方はさまざま。

パンフレットや音声ガイダンス、説明モニターは日本語だけでなく、英語、中国語(繁体語・簡体語)、韓国語に対応しているため、安心して富士山の魅力に触れることができます。

富士山に登った気になれる「登拝する山」

富士山に登った気になれる「登拝する山」

展示棟の中に入るとすぐ現れるのが、全長193mのらせんスロープ型の展示「登拝する山」。壁面には静岡県の海から富士山山頂までの登山道のタイムラプス映像が投影されており、富士登山を疑似体験できます。

映像とともに、木々の揺れる音や鳥の鳴き声、山頂近くの風の音が流れているため、より一層富士山にいるかのような感覚を味えます。また、スロープを登るにつれて、海、まち、樹海、登山道、山頂へと映像が移り変わっていくため、富士山の雄大さも感じることができるでしょう。

スロープを登るにつれて、ご来光を拝めるポイントも現れます

富士山を一望できる「展望ホール」

富士山を一望できる「展望ホール」

らせんスロープを登り切ると、展望ホールに辿り着きます。ここからの景色は圧巻。視界を遮るものなしに、美しい裾野を広げる雄大な富士山を一望することができます。特に、冬から春には、真白な雪を冠する綺麗な姿で私たちを迎えてくれます。らせんスロープを登ってきた分、登頂と同じくらいの感動があることでしょう。

また、展望ホールの背後には、富士山の土台となる日本列島を形成する台地の成り立ちと富士山の激しい噴火の歴史を描いた「荒ぶる山」のスペースがあり、様々な模擬的な展示で富士山と人類の出会いとその物語を紹介します。

展望ホールから眺めた富士山

富士山信仰の歴史を学べる「聖なる山」

富士山信仰の歴史を学べる「聖なる山」

らせんスロープを登る途中に、富士山信仰についての展示「聖なる山」があります。ここでは、日本の長い歴史の中で生まれた富士山信仰の形や、それを説明する文書や絵画などの資料を、タッチパネル式のモニターで分かりやすく紹介しています。

もともとは、激しく噴火する富士山に怒る神の姿を重ねたところから生まれた富士山信仰。噴火を鎮めるために遠くから拝む「遙拝」や、修行としての側面も併せ持つ「登拝」が広がっていき、今でも富士山は聖なる山として日本人の心の拠り所となっています。

ゾーン中央には富士山頂の地形図が描かれており、富士山の山頂にある8つの峰を巡る「お鉢巡り」を簡易的に体験できます。

富士山と芸術の関わりを知る「美しき山」

富士山と芸術の関わりを知る「美しき山」

もう一つスロープの途中にある展示が、富士山の芸術的側面について紹介する「美しき山」。さまざまな物語や和歌、詩、絵画のモチーフとなってきた富士山は、日本の芸術の源泉としても大きな存在感を放っています。

たとえば、日本の古典作品である『竹取物語』や『伊勢物語』、近代を代表する小説家である夏目漱石や太宰治の文学作品にも、富士山は取り上げられてきました。時代や季節ごとの作品に触れることで、雄大で優美な富士山が人々に与えてきた感動を想像してみてください。

富士山の生態系に触れる「育む山」

富士山の生態系に触れる「育む山」

館内3階にある「育む山」では、駿河湾の海底から富士山山頂に至るまでの高低差6000mがもたらす生態系の多様さを紹介しています。

地面に染み込んだ雪解け水や、海底から湧き出る水が、富士山一帯の生態系を支えています。静岡県の海である駿河湾の魚介類から、富士山の高山帯に生息する野鳥や植物まで、多様な生き物たちに触れてみましょう。

壁面には、左官技能士の挾土秀平さんが天然の土で描いた富士山の地層が

富士山とのこれからを考える「受け継ぐ山」

富士山とのこれからを考える「受け継ぐ山」
「受け継ぐ山」では、富士山を模した「富士塚」と富士山をともに見ることができます

「育む山」の反対側にある「受け継ぐ山」では、激しい噴火を繰り返してきた富士山の荒々しい側面が紹介され、活火山である富士山とともに生きてきた人々の生活を、将来へどのように引き継いでいくのかを考えることができます。特に1707年に起きた噴火で積もった火山灰のはぎとり標本を見たり、火山噴火予測地図を確認したりすることで、いつ起きるか分からない次の噴火が与える可能性がある影響の大きさを実感してみてください。

また、メッセージコーナーでは、富士山に向けたメッセージを書くことができます。お願いごとや富士山への応援メッセージなど、見ているだけで心があたたまるメッセージがいっぱい。ぜひ富士山へひとこと声をかけてみましょう。

宝永噴火(1707年)の火山灰レプリカ(3メートル93センチ)(右)と、はぎとり標本(左)

「カフェ&ミュージアムショップ」でお土産を

「カフェ&ミュージアムショップ」でお土産を

観覧の途中や観覧後に、館内1階の「カフェ&ミュージアムショップ」で休憩することもおすすめです。通常のドリンクメニューのほか、「富士山ソフト」や「溶岩アイスパン」など、富士山がモチーフのメニューを楽しむことができます。

お土産の種類も充実しており、富士山をモチーフにしたお菓子やタオル、アクセサリー、小物など、工夫がつまった商品がいっぱい。ぜひお気に入りのお土産を見つけて、思い出とともに富士山を持ち帰ってみてください。なお、カフェ&ミュージアムショップを含む館内1階は入館無料です。

抹茶テイストの富士山ソフト「春富士」(400円・税込)

さまざまな展示や体験を通じて、富士山に登った気になれる静岡県富士山世界遺産センター。ここに来る前と来た後とでは、富士山に対するイメージも思いもきっと大きく変わっているはずです。日本のシンボルである富士山の魅力に、ぜひ触れてみてください!

  • 静岡県富士山世界遺産センター
    • 住所 静岡県富士宮市宮町5-12
    • 最寄駅 JR身延線「富士宮」駅から徒歩8分
      JR新幹線「新富士」駅からバスで約45分(「休暇村富士行き」または「富士山駅行き」乗車後、「静岡県富士山世界遺産センター」バス停下車)
    • 電話 0544-21-3776
    • 営業時間:9:00〜17:00(7・8月は9:00~18:00)※最終入館は閉館の30分前
      定休日:毎月第三火曜日・年末年始・施設点検日
      観覧料:個人300円、団体(20名以上)200円、大学生以下・70歳以上・障害者等は無料(要証明)

Written by:

米山凱一郎

米山凱一郎

ライター・写真家。ソーシャル&エコマガジン『ソトコト 』編集部のアシスタントを経て、2019年よりフリーランスに。執筆においては、文章のリズムと読みやすさを大切にしている。現在関東と関西の二拠点居住に挑戦中。

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