HOME 自然災害
自然災害

自然災害

公開日: 2016/03/22
更新日: 2019/06/12

日本はその独特の地形のため、地震や台風などの自然災害にさらされやすい国だ。また何世紀にもわたってあらゆる災害を体験してきたため、安全対策も万全に講じられている。とはいえ、身を守るためには準備をしておくことが肝心。どのような自然災害が起きやすいか、またその際に何をすべきかを知っておくことが重要だ。

台風

台風

台風は太平洋で生じる低気圧が原因の自然現象で、大西洋地域のハリケーンと同様に暴風雨をもたらす。日本では春から秋にかけて年間11回ほど発生する。一般的に台風は南西から北東へ勢力を増しながら移動し、日本に上陸することもあれば、沿岸部に沿って移動することもある。台風シーズンには飛行機や電車の遅延や運休が起こりやすいので、この時期に日本を訪れるなら、必ず天気予報をチェックしよう。

台風が来たら何をすべきか

台風が来たら何をすべきか

台風による暴風雨の際はなるべく外出を避けること。洪水や氾濫の可能性もあるため、川や海など水辺から離れることが重要だ。台風でなくても、突然の土砂降りや豪雨が起こることもしばしばあるため気をつけよう。また室内にいても、風が異常に強くなったら窓から離れること。風で飛ばされてきたものがガラスを突き破り、ケガをしたという報告もある。とにかく天気予報やニュースを随時チェックして、外出の判断をしよう。

地震

地震

気象庁によると、日本では毎年約5000回もの地震が起きており、そのうち3800回はマグニチュード3から3.9の規模だという。ほとんどの地震は体感できない規模だが、ときには巨大な地震が発生することもある。これほどまでに多くの地震が起きるのは、日本が地殻変動でできた四つの異なるプレートの上に位置しているのが理由だ。そのため日本では非常に厳格な建築基準法をはじめ、優れた災害対策が講じられている。
とはいえ、地震もまた台風と同様に個々で準備をしておくことが肝心。まずは最も近い避難場所をチェックしておこう。こうした情報はホテルのフロントや交番で入手できるほか、すべての地図に記載されている。
日本に住んでいる、あるいは長期滞在しているなら、最低でも3日分の水と食料を備蓄し、防災グッズや応急処置用品などを準備しておくことが望ましい。

地震が来たら何をすべきか

地震が来たら何をすべきか

台風とは異なり、地震の事前予測はなかなか難しい。ただ、大地震が起きそうな場合にはラジオやテレビ、携帯電話のアラームによって警報が出る。警報が出たら、焦らずに行動しよう。まずは床にかがみ、頭を守ること。次にテーブルの下など、落下物などから身を守れる場所を探そう。そして揺れが治まるまで、その場所を離れないこと。倒れそうな本棚や壊れそうな窓のそばには、絶対に近づいてはいけない。なお、日本の新しい建物の多くは、揺れを吸収するなどの耐震設計となっている。とはいえ、たとえ建物が崩れても、地震発生中は外に走り出ずにテーブルの下に隠れているほうが安全だ。

津波の際の対応

津波の際の対応

海底が震源地の場合には津波が起こる可能性もあるため、地震発生の際に海岸付近にいたら特に注意が必要だ。携帯電話やニュースなどで津波警報を聞いたら、まずはすぐに高台を探すこと。避難するのに十分な時間がなかったら、近くの最も高い建物の屋根に登ろう。そしてできる限り、海岸から離れることが重要だ。
安全な場所に落ち着いたら、津波の第一波が過ぎてもすぐに離れてはいけない。そのあとにも第二波、第三波と来る可能性があるからだ。重要なのは、ラジオなどのメディアを通じて自治体から報じられる警報解除の知らせを待つこと。その後、指定された避難所へ移動しよう。

災害対策の鍵は準備

災害対策の鍵は準備

スマートフォンアプリ「Safety Tips」は、あらゆる災害の多言語対応案内を提供している。非常に優れた情報源なので、日本を訪れる際にはぜひ入れておこう。
ありとあらゆる自然対策にさらされてきた歴史から、日本は非常に優れた災害防止や緊急対応の対策をしている。しかし個々で緊急対策をしておくことも重要。スマホを活用するなど、確実に情報を得られる準備をしておこう。LIVE JAPANウェブサイトのTOPページからもダウンロードできる。

※記事掲載時の情報です。
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
※特記以外すべて税込み価格です。

この記事をシェアする

日本がはじめての方におすすめの記事
検索