
あと数日で、2019(令和元)年も終わり。暦通りの休日であれば大型連休になることから、海外旅行に出かけようと思っている人も多いのではないでしょうか。
今回は過去に公開した記事の中から、海外旅行に行く前に知っておきたい「日本人が海外でやりがちなNG行為」や、「外国人にされても驚かなくていいこと」をまとめて紹介します。
身に危険が及ぶかもしれないレベルのNGハンドサイン
●サムズダウン

立てた親指を下に向けるこの仕草。日本ではブーイングする際などに使ったりしますね。このサムズダウンのポーズの起源は、古代ローマ時代にあります。闘技場で負けた剣闘士に対し、「殺せ」と言う意味で観客たちが行っていたのがこのハンドサインなのです。挑発的な意味を持つハンドサインなので、要注意です。
<NG国…アメリカ、イギリスなど>
●ガッツポーズ

手をグーにして上に突き出すガッツポーズ。日本では勝利の喜びを表現する際に使われます。しかしこのポーズ、パキスタンでは相手を侮辱する意味になります。さらに、一方の手を上につきあげて、反対の手で腕を叩くのはフランスやブラジル、では中指を立てるのと同じ意味になり、非常に危険なポーズといえるでしょう。
<NG国…パキスタン、フランス、ブラジルなど>
●中指を立てる
手の甲を相手に向けて、中指を立てるこの仕草。映画や海外ドラマなどでも見かけることがありますが、これは「くたばれ」というような侮蔑表現になります。基本的にはアメリカやイギリスなどで使われている表現ではありますが、それ以外の国でもやらない方がいいでしょう。外国人に向かって中指を立てて見せるのは、喧嘩を売っているに等しい危険行為です。
<NG国…アメリカ、イギリスなど>
タイでNGなあの動作、ドイツでNGなあの動作に気をつけて

学校法人 新井学園 赤門会日本語学校の牧野久幸先生によると、ハンドサインではありませんが、タイに行った際に子どもの頭を撫でたりするのは絶対にNG。頭は魂が宿る場所だと考えられているので、頭を他人に触られるなんてとんでもないことなのだそうです。
他にも、ドイツ人の前で、片手をまっすぐに挙げたりはしないほうがいいそうです。これは第二次世界大戦時のドイツ軍の敬礼をしていると誤解されることがあります。
実はこういったハンドサインや動作は、グローバルで共通しているものはほとんどありません。同じ国や同じ文化圏の人にしか通じないと思っていたほうがよいそうです。
ハンドサインや動作というのは、コミュニケーションの最中に無意識にやってしまいがちなもの。同じ文化圏同士ではコミュニケーションの手助けになりますが、違う文化圏の相手とのコミュニケーションの時には気をつけた方がいいのですね。
【驚かなくてもいい言動①】自分のパーソナルスペースに近づいてくる!

「外国に行って一番感じるのは、外国人はパーソナルスペースが狭いということだと思いますよ。話す時など、国によっては日本人が驚くほどに近づいてきますからね。来日している外国人は気をつけてパーソナルスペースを取っているみたいですけど、私が海外に住んでいるときは『近いよ!』って思うほど近づいてくることがありましたね(笑)。
それに、人の体を触ることに抵抗のない外国人も多いですね。僕がかつて住んでいたマレーシアでは男同士で腰や肩に手を回したりして体を触りあっている人もそんなに珍しくはなかったです。でも別に同性愛者ってわけでもなくてね。ひょっとしたら手持ち無沙汰だから、触っちゃうのかもしれないですね」(牧野先生)

「アジアの国の中には、女性同士で腕を組んだり手をつないで歩いたりしている光景を目にすることがありますよね。日本以外のアジアの国はパーソナルスペースが狭くて、人の体を触ることに抵抗がない人が多いように思いますね」(牧野先生)
日本では親子や友人同士やでもあまり触り合ったりすることもないですが、外国ではそうでもないよう。ちょっと仲良くなった外国人に肩に手を回されたり腕を組まれたりということがあっても、驚かなくてもいいようです。
【驚かなくてもいい言動②】思ったことや自分の要望をストレートに言ってくる!

「外国人ってやっぱり自分の要望や感情をストレートに言ってきますよね。日本人からするとすごくズケズケ言ってくると感じることがあります。彼らは自分にとって今必要なことを、はっきり要望として言ってきますからね。日本人は自分で忖度して『これを言っちゃうと良くないかな』なんて思ったりもしますが、外国人にはそれがない。
もし外国人に失礼なことを言われても気にしすぎず、はっきり自分が怒っていることを伝えたり、嫌な要求をされたらきっぱりと断ることが大事です。NOという意思を伝えれば、彼らはそれ以上言ってきませんから。ヘラヘラして意に染まないことを受け入れるのではなく、自分の感動や怒りを素直に伝えたらいいと思いますね。

何事も伝えないとわからないし、彼らにとっても不親切です。命の危険があるような場合は別ですが、日常的なシチュエーションではこちらの自分の意思をはっきり伝えた方がいいと思いますよ」(牧野先生)
ついつい人の気持ちを忖度しがちな日本人。外国人に無理な要求をされたり、こちらの要望を断られたりしても、裏があるわけではありません。こちらも思っていることをはっきり伝えて、受け入れられることは受け入れ、受け入れられないことはきっぱり断りましょう。
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