
生きた動物を間近に見るエキサイティングな楽しみは、動物園ならでは。そして、日本で一番有名な動物園といえば、上野恩賜(おんし)公園(以下、上野公園)の中にある「上野動物園」でしょう。
なんと約350種、2,500点もの動物を飼育し、なかには世界三大珍獣とされる、ジャイアントパンダ、オカピ、コビトカバの姿も。今回は、広大な上野動物園の「見どころ」から「お得な情報」までをまるっとナビゲートしましょう。
上野動物園をもれなく楽しむAtoZ
JRをはじめ、メトロや京成線などたくさんの路線が集結する「上野駅」。さっそく上野公園内へ進んでみます。

上野動物園の開園時間は、9:30~16:00。月曜日は休園のため注意しましょう。入園料は大人600円(税込)です。

いざ入園!東園から散策スタート
表門をくぐったところには、たくさんの園内情報が出ています。まずは園内マップをとり、地図を確認。見たい動物がどこにいるかをチェックしましょう。

東園は1日を通して混み合うことが多く、西園は平日の朝なら比較的空いているようです。早起きして、西園から巡ってみるのも良さそうですね。
ゲートの付近に「日本語版」と「英語・中国語・韓国語版」の2種類のマップがあります。
えさの時間は、マヌルネコやミーアキャットなどを展示する「小獣館」(14:30~15:30)と「アイアイ」(15:30)のみ公表されています。ほかの動物は状態や体調を見ながら与えているため、公表はなし。動物たちのお食事タイムに遭遇できたらラッキーです。
東園を歩こう!
東園は、巨樹が鬱蒼とした上野公園の丘陵地にあり、ジャイアントパンダ舎、ゴリラ・トラの住む森、ゾウのすむ森、クマたちの丘、ホッキョクグマとアザラシの海などがあります。動物園といえば真っ先に頭に浮かぶようなアイドル動物たちがいっぱい。
●ジャイアントパンダ

●トラ

●ゴリラ

●タンチョウ(ツル)

西園を歩こう!
西園は、ハスが茂る風光明媚な不忍池のほとりにあるエリアです。キリンやカバ、サイ、ハシビロコウといったアフリカ産の動物がいっぱい。動物と触れ合える「子ども動物園」もありますよ。
●アイアイ

●ハシビロコウ

動物のことをもっと知りたくなったら、45分間の「ガイドツアー」に参加するのもオススメです。「動物たちの食生活」「足から見る動物のくらし」など、さまざまなテーマに沿って動物解説員が園内をじっくりと案内してくれます。

東園と西園を結ぶ「モノレール」に乗ってみよう

東園と西園は大きな「いそっぷ橋」でつながっています。徒歩で渡ると10分ほどの道のりが、モノレールに乗れば約90秒とスピーディ。ちなみに、このモノレールは年内で終了予定。ぜひ動いているうちに、日本で初めてできたモノレールを楽しんでくださいね。
ランチも、おみやげも。園内にあるショップを巡ろう
おなかが空いたらショップに向かいましょう。からあげやドリンク、ソフトクリームなどを販売するフードショップは、東園・西園の各所に複数あります。
オススメは、西園小獣館前にあるセルフサービスのフードショップ「西園休憩所」。ホール席の窓際やテラス席に座れば、カバやサイ、シマウマを見ながら食事ができますよ。


「西園休憩所」は、トイレやベビールームも併設。Wi-Fiスポットでもあります。注文カウンターには英語対応のメニュー表も。持参したお弁当を食べることも可能です。

西園の不忍池のほとりにある軽食スタンド「カフェカメレオン」も人気。ホットドッグやパンダ弁当などの軽食とドリンクが提供されています。



ギフトショップも東園と西園に1つずつあり、ぬいぐるみ、おみやげ菓子などのオリジナルグッズ、展示動物をモチーフにした商品が揃います。この日もたくさんのグッズをかかえた人で賑わっていました。


ちなみに、紙おむつ、乾電池、SDカード、ビニール傘なども販売されています。「カメラの容量がいっぱいに……」「雨が降ってきちゃった!」といういざという時にも重宝しそうですね。
キッズ大興奮!「子ども動物園」で動物とふれあおう
上野動物園では、「子ども動物園すてっぷ」で、子どもの年齢に合わせたさまざまな展示や体験プログラム(無料)を実施しています。

例えば、ハツカネズミを触りながら観察する「ネズミさんとくらべっこ」、紙芝居を見てから実際に触ってみる「モルモットとなかよし」といったプログラムがあります。
体験には整理券が必要なので、西園・弁天門の近くにある発券カウンターで受け取りましょう。9:30から、なくなるまで配布しています。


ちなみに、両生爬虫類館内でもヘビ・トカゲにふれたり、写真を撮ったりできるイベント「Touch Me!?」を定期的に開催中(日曜日の13:20~13:40・雨天中止)です。
まだまだある上野動物園のうれしいサービス
迷子、落し物、忘れ物など、何か困ったことがあったら、まずは「総合案内所」へ。「コインロッカー」や「ベビーカー貸し出し」サービス、「授乳スペース」などもあるので、ぜひ活用してみてください。
●総合案内所

●コインロッカー(小サイズ100円〜)

●授乳スペース

●ベビーカー貸し出しサービス(1台500円)

●トイレ

●お得に遊べる「無料の開園日」
上野動物園では、3月20日(開園記念日)、5月4日(みどりの日)、10月1日(都民の日)の3日間が無料の開園日となっています。
●スマホアプリで動物園散策をナビゲート
現地では、都内公園散策アプリ「Tokyo Parks Navi」も活躍しそうです。英語・中国語・韓国語・日本語の4ヵ国語に対応しており、園内のそれぞれの動物の生態といった情報などを網羅しています。


もちろん上野動物園のホームページも、英語、中国語、韓国語の多言語対応。ぜひ、お出かけ前にのぞいてみてくださいね。
編集・トラベルライター・イラストレーター。大阪府生まれ。旅行系の雑誌やWEBを中心に、カルチャーやグルメ、歴史、アウトドアなどのジャンルで活動。生物が好きで2014年に狩猟免許を取得。
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
※特記以外すべて税込み価格です。
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