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【皇居の楽しみ方完全ガイド】見学&予約方法やおすすめの観光できるスポット

【皇居の楽しみ方完全ガイド】見学&予約方法やおすすめの観光できるスポット

更新日: 2020/07/01

日本を象徴するシンボル「天皇」の住居である「皇居」とその周辺スポットは、世界中から観光客が集まる一大観光スポットです。400年以上もの歴史ある建築物や、一年を通じて綺麗に手入れされた花々、自然の数々など、見どころが満載。全て無料で楽しめるので、気軽に立ち寄れるのもうれしいポイントです。

今回はそんな皇居エリアの見どころや楽しみ方を、写真とともにご紹介します。

皇居エリアは都会の中にあるオアシス

皇居エリアは都会の中にあるオアシス

皇居エリアは、予約なしで散策ができる「東御苑」と「皇居外苑」、事前予約して見学する「皇居内」と大きく3つのエリアに分かれています。総面積は約230万平方メートル。東京駅から徒歩約15分、巨大なビル群の中にありながら広大な自然が広がるという、まさに都会のオアシスです。美しいクロマツ林が広がる「皇居外苑」内には、ベンチもたくさん設置されており、休憩しながらゆっくりと散策ができます。

まずは無料で見学できる皇居外苑の見どころからご紹介します。

天皇に忠義を尽くした「楠木正成像」

天皇に忠義を尽くした「楠木正成像」

1900年、皇居外苑の南東の一角に建てられた「楠木正成像」は、東京三大銅像にも選ばれている、皇居外苑の人気フォトスポットです。像のモチーフとなっている「楠木正成」は、第96代天皇である「後醍醐天皇」に忠義を尽くした武将。鎌倉幕府の滅亡に貢献したとして、日本人には馴染みの深い人物でもあります。

皇居に対して顔を向けるのは失礼にあたるという理由から、顔の正面が皇居側と反対に向けられているのが特徴です。躍動感のある馬の造形がポイントで、どの角度から眺めてもバランスがとれた美しさを感じることができます。

宮殿にかかる橋「二重橋」

宮殿にかかる橋「二重橋」

皇居前広場から宮殿にかかる橋のひとつである「二重橋」は、1614年に造られました。1888年と1964年に架けかえられ、現在の姿に。奥に見える美しい城は、1628年に京都から移築されたとされる「伏見櫓(ふしみやぐら)」で、「二重橋」とセットで景観を楽しめます。通常時、橋は立入禁止ですが、天皇の誕生日と正月の一般参賀の時のみ渡ることができます。

現存する城門では最大の「桜田門」

現存する城門では最大の「桜田門」

1612年に修築された「桜田門」は、現存する城門の中では最も大きなものとして知られています。1923年に起こった関東大震災で破損し、現在の鋼鉄と土蔵のつくりに改修されました。立派な石垣と白い土蔵のコントラストが美しい、人気の記念撮影スポットです。外門と内門の二重構造になっており、中間位置からは、東京の街を遠くに眺めることができます。

「楠木正成像」「二重橋」「桜田門」と、皇居外苑の見どころをご紹介しました。続いては、東御苑内の見どころをチェックしてみましょう。

自然を満喫するなら「二の丸庭園」

自然を満喫するなら「二の丸庭園」

かつて将軍の別邸などがあった、美しい回遊式の庭園です。約20万平方メートルもの大きな庭園で、2月は梅、4月はクルメツツジ、5月はサツキ、6月は花菖蒲、秋は紅葉など、季節によってさまざまな草花を楽しめます。庭園内の池には、魚や亀などの小動物も多く生息し、「ヒレナガニシキゴイ」などの日本の珍しい品種の鯉も眺めることができます。都会の中で森を感じられると評判の「二の丸雑木林」もあり、自然を満喫できるスポットです。

日本最大の天守台「江戸城天守閣跡」

日本最大の天守台「江戸城天守閣跡」

かつて存在した江戸城の石垣部分である「江戸城天守閣跡」は、高さ約11m、四方は40 m以上あり、間近で見ると迫力満点。日本最大の天守台でもあります。江戸城は1657年の大火事により焼失してしまいましたが、今でも石垣部分には煤によって黒くなった部分があるなど、当時起こった天災の爪痕を残しています。江戸城が建っていた場所は展望台になっており、スロープで上がることができるのがポイント。展望台からは、御苑に広がる豊かな自然と東京のビル群を360度の大パノラマで眺めることができます。

事前予約をすれば「皇居内」の見学も可能

皇居内は予約をすることで、一般の方でも見学することができます。当日受付のほか、インターネットでの事前予約も可能です。オンライン予約は、英語、フランス語、スペイン語、中国語、韓国語など多言語に対応しています。

皇居参観は午前(10時ごろスタート)と午後(13時30分スタート)で1日2回行われます。毎月1日に、翌月(1カ月間)の予約が可能になりますが、皇居参観は大人気のツアーのため、数日中に予約が埋まってしまう恐れがあります。そのため、予約開始日(毎月1日)にすぐに予約を取ることをおすすめします。

また、運転免許証やパスポートなどの本人確認証がないと、当日参観ができませんので忘れないように注意しましょう。皇居内の施設について案内してくれる「宮内庁参観音声ガイドアプリ」というのもあります。こちらもホームページ同様、多言語(英語、フランス語、スペイン語、中国語、韓国語)に対応していますので、事前にダウンロードしておくと良いでしょう。当日は英語のガイドがついたツアーを選択することができます。

皇居内には売店があり、レアなお土産を購入できます。日本酒やお菓子、食器や風呂敷など、お土産には皇室のモチーフである菊花紋章が描かれています。ここでしか買えない限定品の数々をぜひチェックしてください。参観ツアーが始まる前しかお買い物のチャンスがないので、注意しましょう。

参観では、皇室関係の行政機関である「宮内庁」の庁舎や、天皇の住居である皇居の宮殿などを、間近に眺めることができます。日本の歴史的な建造物や文化を、厳かな空間の中でぜひ体感してみてください。

「東御苑」「皇居外苑」を気軽に散策、日本の皇室を間近で見ることができる「皇居参観」など、さまざまな楽しみ方ができるのが皇居エリアの魅力です。今回ご紹介した以外にも見どころはたくさんあります。ぜひ時間に余裕を持って訪れるようにしましょう。

  • 皇居
    • 住所 東京都千代田区千代田1-1
    • 最寄駅 丸の内線・東京メトロ千代田線「二重橋前駅」6番出口から徒歩10分
    • 電話 03-3213-1111
    • 営業時間: 9:00~17:00 ※参観は、10:00と13:30からの1日2回実施され、所要時間は約1時間15分。
      定休日:無休

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株式会社 メディアム

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