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[MOVIE] TAIKO-LABで和太鼓体験

[MOVIE] TAIKO-LABで和太鼓体験

更新日: 2017/06/27

日本の伝統的な楽器を習ってみたいと思ったことはありませんか?身体を動かすエクササイズの一環で楽しめる楽器があるとしたら?もし、和太鼓の深みのある音とリズムに魅了されたことがあるなら、ぜひ和太鼓に挑戦を。私はTAIKO-LABで試してみたけど、これはただ音を奏でるというものではなく、身体全体でリズムを感じて放つものだった!

太鼓を聴き、感じて…叩く?

太鼓を聴き、感じて…叩く?

私は長い間、和太鼓の音楽性と、身体全体を使った演奏の様子について、「凄いな」と思っていた。日本の伝統的なお祭りやパレード、イベントを盛り上げているのは、紛れもなくこの打楽器。このように太鼓は日本文化に深く根付いており、ゲームセンターには太鼓をテーマにしたゲームもあるほどだ。ポップミュージックのリズムに合わせて、太鼓を叩くのだ。しかし、何度も太鼓のイベントを見たことがあっても、太鼓のリズムに合わせて踊ったことがあっても、ゲームセンターで太鼓のゲームで遊んだことがあっても、やはり本物の太鼓に触わるという経験は格別なものに違いないと思っていた。ということで今回は、東京の青山にあるTAIKO-LABで、ついに本物の太鼓での演奏体験の夢を叶えた。

まずは着替えて…

まずは着替えて…

TAIKO-LABには、3つの広々としたスタジオとロッカールーム、そして太鼓のレッスンの前に身体をほぐすストレッチルームがある。かなり身体を動かすレッスンになると聞いていたので、小さなタオルを持ち、動きやすい服に着替え、室内用のスニーカーに履き替えた。ところが太鼓のレッスンは、裸足で行うのだとか。そしてさらに、もうひとつ、身に着けるものがあった。日本の伝統的な上着、法被だ!これはTAIKO-LABが貸してくれた。

ばちを手に、ウォーミングアップ

ばちを手に、ウォーミングアップ

スポーツでも音楽でも、ウォーミングアップは大事なプロセスのひとつ。まずは一組のばちを渡された。ロックバンドのドラムスティックとは違って、太くて重い。まず太鼓を叩く前に、というか太鼓のそばに行く前に、正しいばちの持ち方を教わった。しっかりと握るが、指の間を自由に動けるよう多少の遊びを持たせる。私は指導を受けながら、ばちを持って手と腕のウォーミングアップを行った。そしていよいよ、そのばちが太鼓と出会う時がやってきた!

太鼓の基本

太鼓の基本

太鼓スタジオの真ん中まで行き、壁全体を覆っている鏡の前に立つ。音楽のレッスンというよりはダンスレッスンを思わせるような空間だ。先生によると、太鼓は音楽というよりはパフォーマンスに近いとのこと。まず先生と私は、腰ほどの高さの太鼓の後ろに立った。肩幅ほどに足を広げ、堅くならず、多少、ひざを曲げる。太鼓を叩いている時に、自然と身体を動かせるようにするためだ。しかしながら、コアマッスルはしっかりと意識して。ここが大事なようだ。太鼓が腹筋の運動に繋がっているとは思いもよらなかったが、太鼓を叩き始めるとすぐに、それを感じた。ちなみにレッスンで使用した太鼓は、木と牛革でできていた。

どんどん大きく!

どんどん大きく!

実際の太鼓演奏は、ゆっくりとしたリズムで始まる。ありがたいことに、先生は私が全くの初心者であることを理解してくれたため、分からないことがあるとすぐに説明をしてくれ、一歩一歩、進めてくれた。ばちを頭の上まで振り上げ、力強く太鼓の真ん中へと振り落としながら、太鼓を叩く練習をした。「どん」と非常に大きな音を出し続けていたと思っていたが、先生は、「音が小さい」と言った。日本での生活で、もっともっと大きな音を出して良いなどと言われることはないので驚いたが、私はこれを機に、全身を使って思い切り叩くことにした。

337拍子のリズム

337拍子のリズム

基本をマスターしたら(…実際はマスターしていない。つまり要領を得たら)、和太鼓のリズムを学ぶ段階へ。先生はまず、シンプルなリズムを教えてくれた。太鼓を左右の手で交互に3回叩いて、両手を高く上に挙げる。ばちで叩くことで身体全体を使い、リズムに合わせて発声することが必要ということも判明。だんだんできるようになってくると、先生は次に、「3回叩いて両手を挙げ、3回叩いて両手を挙げ、そして7回速めに叩いて両手を挙げる」というリズムを教えてくれた。そのリズムを繰り返し叩きながら、スピードを上げていく。叩くことは何とかできたが、最後の方になると速すぎて、もはや両手を挙げることができなくなっていた。

大切なのは最後のポーズ!

大切なのは最後のポーズ!

先にも述べたとおり、和太鼓はただの音楽ではなく、見栄えにもこだわったパフォーマンスだ。叩き終わったあとの最後のポーズは非常に重要ということになる。先生いわく、「和太鼓奏者が輝けるチャンスなのでかっこよく美しく見せるべき」とか。ちょっと練習しただけだったが、私は叩き、発声し、ポーズをとることに慣れてきた。最後のポーズをとる前に、先生と私は、太鼓の外側を叩いたり、ばち全体を使ってさまざまな叩き方をしたりと、フリースタイルを楽しんだ。全て完璧にできたとは言い難いが、技術的に足りなかったところは情熱と思いっきり楽しんだということでカバーできたと思う。

TAIKO-LABでの経験

TAIKO-LABでの経験

レッスンの後、沖縄県のものをはじめとするさまざまな太鼓も見せてもらった。私のお気に入りのひとつは、大太鼓。練習した際に使用した太鼓とは異なり、顔の目の前で太鼓を打つこととなる。
TAIKO-LABでは主に日本語で運営されているが、英語のサポートも行っている。ウェブサイトでも一部は英語で紹介されているので安心だ。また今回は青山スタジオにうかがったが、浅草にも。そして、京都府、小坂府、神戸市スタジオがある。こちらも3つのスタジオを有する。浅草スタジオでは最高60名、青山スタジオでは最高100名が一度に練習できる。各レッスンは60分で料金は内容によって異なる。まずはウェブサイトで事前に確認のうえ、申し込みを!

Written by:
Holly Neslusan
Holly Neslusan

アメリカのマサチューセッツで育ち、新たな冒険と、おいしい緑茶を探しに日本へやってきました。様々なことを追求し、そして書くことを通じて、大都市・東京で私だけの生き方をみつけることができました。

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