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高尾山で食べるべき「名物団子」おすすめ4選! 絶景を見ながら食べ比べしたい人気だんごはコレ

高尾山で食べるべき「名物団子」おすすめ4選! 絶景を見ながら食べ比べしたい人気だんごはコレ

更新日: 2020/10/09

東京都八王子市にある高尾山は、富士山と並んで『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』に三つ星として掲載された絶景が楽しめる大人気の観光スポット。2020年6月19日には、東京都では唯一かつ初となる「日本遺産」に認定されました(※)。新宿駅から京王線の急行電車で約1時間の場所にあり、都心からのアクセスも良好。年間を通して、たくさんの観光客や登山客が訪れています。

高尾山にはいくつもの登山コースがあるため、初心者から上級者までレベルに合わせた山登りができるのも魅力のひとつ。また、登山途中には多くのグルメスポットも存在しています。高尾山が初心者に優しいと言われる理由として、道中に茶屋が多いこともあげられますが、茶屋といえば欠かせないのがお団子。高尾山周辺には名物と言うべきお団子がたくさんあるんです。

そこで今回は、高尾山とその周辺で食べられる名物団子を4つピックアップしてご紹介したいと思います。ベーシックな味から変わり種まで、種類が豊富でいろいろと食べ比べてみたくなるお団子の数々。さっそくご紹介していきましょう。

(※)「日本遺産」は、地域の歴史的な魅力や特色を紡いだ「ストーリー」を文化庁が認定する制度。八王子市が申請した「霊気満山 高尾山〜人々の祈りが紡ぐ桑都(そうと)物語〜」が2020年6月19日に都内で初めて認定されました

■大福・幸福・裕福の3福が詰まった縁起の良い「三福だんご」

■大福・幸福・裕福の3福が詰まった縁起の良い「三福だんご」

まずご紹介するのは「三福だんご」。ケーブルカー・高尾山駅のすぐそばにある、「高尾山スミカ」という複合施設の一角で販売されています。

お店の目の前には高尾山登山コース1号路の展望スペースが広がっており、関東平野を一望できる絶景ポイントのひとつ。名物の「三福だんご」を片手に、高尾山風景を存分に楽しむことができます。

店頭では、上新粉を蒸して杵つきしたお団子が、俵に刺され炭火で焼かれています。目の前で焼き上がるので、出来立てアツアツをいただくことができます。

「三福だんご」の三福(みつふく)とは、お団子の上から順に“大福”、“幸福”、“裕福”を表しているそうで、縁起の良い食べ物と言われています。霊山・高尾山の大自然のなかで頬張ると、より一層パワーがみなぎってくる気分!

じっくりと焼き上げられたお団子は、1本350円(税込)。特製のくるみ味噌だれをたっぷりつけていただきます。お団子自体もほんのり甘めの味わいで、しっかりモチモチの食感。たれとの相性も抜群です。大ぶりのお団子が3つ刺さっているので、ボリューム満点。1本食べるだけで十分な満腹感を得られます。

「三福だんご」はこちらのお店以外にも食べられるところがありますが、つけダレの味に違いがある様子。高尾山を訪れた際はぜひ食べてみてほしい、高尾山を代表する名物団子です。

  • 高尾山スミカ
    • 住所 東京都八王子市高尾町2181
    • 電話番号
      042-661-4151(高尾登山電鉄代表)
      営業時間:10:00~15:30(冬期は16:30)
      ※状況により閉店時間が早まることもあります。
      定休日:なし(天候等により臨時休業する場合があります)

■ごまの風味を存分に味わえる「ごまだんご」

■ごまの風味を存分に味わえる「ごまだんご」

続いてご紹介する「ごまだんご」は、高尾山の中腹、男坂・女坂を登り終えた直後にある「ごまどころ 権現茶屋」でいただくことができます。「権現茶屋」は昔より、高尾山薬王院を参拝する登山客をおもてなしする接待茶屋として親しまれてきました。高尾山の登山客は必ず立ち寄ると言われるほどの有名店です。

「権現」とは、仏や菩薩様が人々を救うため、仮の姿となって現れること。店名からしてご利益にあやかれそうなこちらのお店では、胡麻を専門に扱っており、さまざまな胡麻を使ったメニューが販売されています。中でもオススメしたいのが「ごまだんご」。

店先で焼かれるお団子は、金ごまと黒ごまの2種類。どちらも1本350円(税込)。俵に刺さったお団子が炭火でじっくりと焼かれ、香ばしい香りに食欲をそそられます。

焼きたてのお団子に、甘辛醤油だれをたっぷりつけて提供されます。みたらしソースよりもちょっとしょっぱいたれに、胡麻とうるち米の甘味をしっかり感じるモチモチのお団子がよく合います。

金ごまの「ごまだんご」のほうが、黒ごまの「ごまだんご」よりも甘さは控えめ。どちらも胡麻の風味が香ばしく、大ぶりのお団子ながら1~2本はぺろりとたいらげられちゃいます。卵も牛乳も使用していない純米食で、黒ごまの「ごまだんご」には1本につき2300粒もの黒ごまが入っているそう。栄養たっぷりの名物団子です。

  • ごまどころ 権現茶屋
    • 住所 東京都八王子市高尾町2177
    • 電話 0426-61-2361
    • 営業時間:[店内] 11:00~16:00、[外売] 平日10:00~16:00、土日祝日 11:00~16:00(季節天候により)
      ※2021年3月現在、外売のみ。平日10:00~15:00、土日祝10:00~16:00
      定休日:不定休

■薬王院の境内で満喫する「天狗の十穀力団子」

■薬王院の境内で満喫する「天狗の十穀力団子」

続いてご紹介するのは「天狗の十穀力団子」。高尾山薬王院の境内にある「喫茶小坊 一福」で販売されています。高尾山薬王院有喜寺は、成田山新勝寺、川崎大師平間寺と並び、真言宗智山派の三大本山として知られるお寺です。そんな由緒正しいお寺の境内とは思えないほどポップな天狗のオブジェが印象的!

こちらでは葡萄酢入りのソフトクリーム「権現力ソフト」も人気ですが、隣で販売されている「天狗の十穀力団子」が、高尾山名物団子のオススメとして外せない逸品です。

店頭では炭火にじっくりと焼かれるお団子の姿が見られます。「天狗の十穀力団子」は、十種類の具を使った「天狗」すなわち「十(テン)具」の力団子。英語も入った高度(?)なダジャレに思わずクスッと笑ってしまいますが、その味は本格的。

十種の具には、大麦、黒米、もちきび、もちあわ、黒豆、緑豆、小豆、黒ごま、アマランサスに上新粉を加えた十の穀物が使われています。

炭火でこんがり焼かれたお団子に、くるみ味噌ダレをたっぷりつけて提供されます。1本350円(税込)。素材の味わいを存分に生かしたお団子自体にしっかりとした甘さがあり、たれとの相性も抜群です。

モチモチの食感と、どっしり感のある大きさで、食べ応えも十分! 薬王院から山頂までのもうひと踏ん張りというタイミングで、心もお腹もしっかり満たしてくれるお団子です。

  • 喫茶小坊 一福
    • 住所 東京都八王子市高尾町2177 高尾山薬王院境内
    • 電話 042-661-1115
    • 営業時間:10:30~15:00(時期により延長する場合アリ)
      定休日:なし

■小ぶりのベーシックな味わいが魅力「いそべだんご」

■小ぶりのベーシックな味わいが魅力「いそべだんご」

最後にご紹介するのは、「萬盛堂」の「いそべだんご」です。こちらのお店は、高尾山への玄関口である高尾山口駅の隣駅が最寄り。JR中央線・京王線の高尾駅から徒歩5分の場所にある、明治41年創業の老舗和菓子店です。

安心安全な商品をモットーに、余計なものを入れずに作る素朴で昔懐かしい和菓子が販売されています。夏場は、麹を使った、八王子の昔ながらの作り方で作った酒まんじゅうや、冬場には豆大福などがとくに人気なのだとか。

そんな老舗和菓子店のお団子も、高尾名物団子として堪能してみてほしい逸品です。原材料本来のおいしさを生かすため、保存料や防腐剤は一切使用せず、やさしい味わいに仕上げられています。日持ちはしないため、店先のベンチに座ってその場でいただくか、持ち帰る場合はその日中に食べきるのがオススメです。

とくにオススメなのは「いそべだんご」1本75円(税込)。醤油の香ばしさと海苔の香り、お餅の甘さが絶妙にマッチ。

高尾山のお団子には大ぶりなものが目立つなか、こちらのお団子は1粒が小ぶりで、何本でもいけそうな食べやすさ。海苔がお団子1粒ずつに巻かれているので、一口めを食べたときに海苔だけ抜けてしまうような心配がなく、お団子1粒ずつを海苔と一緒に味わえるのも嬉しいポイントです。

他にも「きなこだんご」や、みたらし味の「焼きだんご」も、1本75円(税込)で販売されています。名物団子の食べ比べを楽しむのにぴったりのラインナップです。高尾山を訪れた際はぜひ足をのばして、「萬盛堂」のお団子も堪能してみてくださいね。

  • 萬盛堂
    • 住所 東京都八王子市高尾町1618
    • 電話 042-661-0114
    • 営業時間:9:00~18:00
      定休日:水曜日
      ※Wi-Fi対応あり

茶屋や飲食店が満載の高尾山やその周辺は、グルメ登山を楽しむのにぴったり。今回ご紹介したお店の他にも、名物団子を堪能できる場所がたくさんあります。山歩きのおともに、ぜひグルメも満喫してみてくださいね。

※新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、営業時間の変更や臨時休業、サービス内容の変更をしている場合があります。
※取材時の情報です。状況により営業時間の変更やサービス・価格が変更になっている場合があります。

Written by:

地子給奈穂

地子給奈穂

編集・ライター歴トータル17年以上。マンガ、小説、雑誌等の編集を経てフリーライターに転向後、グルメ、観光、ドラマレビューを中心に取材・執筆の傍ら、飲食企業のWEB戦略コンサルティングも行う。そのため、日本グルメの新商品やトレンドのキャッチアップが早く、LIVE JAPANでは幅広い年齢層や国籍の方にわかりやすく伝えている。

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