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蕎麦マニアがうなった!高尾山へ行ったら食べるべき絶品そばがある名店

蕎麦マニアがうなった!高尾山へ行ったら食べるべき絶品そばがある名店

公開日: 2019/10/07
更新日: 2019/10/09

標高599メートルの「高尾山」は一年を通して多くの日本人、外国人問わず観光客や登山客が訪れる東京を代表する観光地。都心から電車で約1時間ほどの近い場所にありながら、ムササビやフクロウ、リスといった多くの野生動物の他、周辺に自生する約1300種もの高等植物を見ることができる貴重なスポットです。また、登山の前後にとっておきの蕎麦を味わえることでも知られています!

そこで今回は、年間250杯の蕎麦を食べてきた蕎麦マニアの筆者が、高尾山へ行ったら絶対に食べるべき、至極の一杯を味わえるお店をご紹介します。

大自然あふれる「高尾山」の楽しみ方

大自然あふれる「高尾山」の楽しみ方

まだ高尾山へ行ったことがないという方のために、まずは高尾山の簡単なご紹介から始めましょう。

2009年に発刊された「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で富士山にならんで三つ星の観光スポットに認定され、観光地としての注目が一気に集まった高尾山

山頂には約1250年の歴史を誇る高尾山薬王院があり病気平癒、開運、学業成就、火防など多くのご利益がもらえるパワースポットとしても知られており、ここを目指して約45分の登山道を歩く人や、素晴らしい眺望を満喫できる高尾登山電鉄のリフトやケーブルカー(ともに片道480円。往復チケットは930円)を利用する人の姿がひっきりなしに見ることができます。

ちなみにケーブルカーは31度18分の勾配を上る地点があり、日本国内のケーブルカーでは日本一の急勾配であることから、そのダイナミックさを体感するため一度は乗ることをおすすめします。

駅には日帰り銭湯の「京王高尾山温泉 / 極楽湯」が併設されており、山登りで汗をかいた後にぴったりです。

そんな見どころ満載の高尾山、山頂や麓のエリアには約25店舗ものそば料理店が点在しており、どこも趣向を凝らした自慢の料理を提供しています。

隠れ家的名店から、数百年前の歴史を刻む店までどのお店も趣が異なるので、滋養強壮に良いといわれ高尾山周辺で昔から食べ続けられてきた「とろろ蕎麦」や、地元野菜を使った「天ぷら蕎麦」などを目当てに、行楽の行き帰りにぜひ立ち寄ってはいかがでしょうか。

それでは、おすすめのお店を2軒ご紹介します!

打ちたて蕎麦に地元野菜の天ぷらが絶品「蕎麦と杜々」

京王「高尾山口」駅前にある甲州街道を「高尾」駅方面に約15分、「蕎麦と杜々」(とと)の旗が見えたら道を曲がる合図です。

住宅街の中にひっそりと立つ同店は知る人ぞ知るいま高尾山エリア注目の蕎麦店で、ご主人は八王子市内にある有名店で修行を重ねた後「大好きな地元で店を開きたい」と家を改装して2012年にオープンしました。

「空気が良くて緑豊かで、いいお水のある高尾でそばを打ったら美味しいだろうなって思い、店を始めたんです。来られる方は日本の方が多いのですが最近は外国の方もお見えになりますね」と語るご主人。

この日もこの味を求めて登山帰りのグループが店外のベンチで開店時間を待っている状況で、グループのご婦人は「登山ルートを変えて、杜々の近くで下山する道を選んだの。頑張って山を登ったご褒美にしています」と笑顔で教えてくれました。

打ちたての蕎麦は、契約農家から直接仕入れている新潟産ソバを中心に北海道、福島産のソバ粉を独自にブレンドし、ソバ粉とつなぎの割合は9:1で打たれています。

味わい深く、かつ喉越しが良い「おせいろ」(850円[税抜])は、噛めば噛むほど食欲をそそるソバの香りを楽しむことができ、鰹節の旨味が凝縮されているもりつゆとの相性もよく、最高のマリアージュを奏でています。

ちなみに、食後に提供される蕎麦湯を注げば、出汁とかえしの繊細な味わいを再び堪能することができますよ。

人気はその「おせいろ」に盛りだくさんの揚げたて天ぷらと漬物が付いた「天せいろ」(1590円[税抜])。ナス、インゲン、ズッキーニ、ししとうなど、地元の食材をカラッと揚げた天ぷらはどれもしつこさがなく、野菜の新鮮さと甘みが活きた逸品です。

素材の美味しさを味わうために、まずは添えられた塩をパラパラふりかけ、天ぷらだけで食べると、シンプルな味わいにどんどん酒が進んでしまいそうです。

酒肴では「だし巻き玉子」(850円[税抜])が人気。ふわふわと優しい口当たりで濃厚な味わいは、お店自慢の出汁を利かせて仕上げています。大根おろしに醤油を少しかけ、卵焼きに乗せていただきましょう。

お店には取材時時点で日本語のメニューしかありませんが、今後は英語のメニュー導入を検討しているとのこと。

「たくさんの方に、この高尾山の魅力を感じてもらいたいんですよね。簡単な英語であればコミュニケーションをとれるよう頑張ります」とご主人。

また、お店はエリア唯一、無料のクロークサービスも行っていることも抑えておきましょう。朝一でお店に立ち寄る場合や駅のコインロッカーが空いてない時に利用すると便利で、荷物の預かりは8時から12時まで店頭で受け付けており、最長17時まで預かってくれるので、食後の山歩きを検討している人はぜひ検討してみてください。

  • 蕎麦と杜々
    • 住所 〒193-0844 東京都八王子市高尾町2031
    • 最寄駅 京王「高尾山口」駅、JR「高尾」駅から徒歩15分、タクシーで5分。駐車場あり(3台分)
    • 電話 042-673-5592

    営業時間:11:00~17:00(土日祝は~20:00で、15:00~17:30は休憩時間)

    定休日:火曜

    ※ クロークサービスは、貴重品や生ものの預かり、保管は不可。また当日17時を過ぎると荷物の当日引き渡しが不可になるため注意。

最高の眺望と高尾山名物『とろろ蕎麦』を提供する「十一丁目茶屋」

麓から山を登るケーブルカーの終点「高尾山」駅から徒歩2分ほどの場所にある「十一丁目茶屋」は、今から約120年前の1899年に創業された周辺屈指の老舗茶屋。山のシンボルである高尾山薬王院から十一丁の距離(1.2km)にあることが屋号の由来になっています。

店頭では名物「天狗だんご」の焼き場があり、広々した店内には座敷とテーブル席にはお腹を空かせた大勢の登山客が食事を楽しんでいます。

料理の他、テラスから見える眺望も自慢ですが、取材の日はあいにくの曇天。山の天気は変わりやすいので、ここから遥か遠くの横浜の港や富士山が見ることができたらラッキーです。

人気の品書きは高尾山グルメの代名詞でもある「とろろそば」(900円)。

絶妙な粘りを残したとろろは、自然薯の旨味が存分に味わえるよう擦られており、上に乗った卵黄と濃いめに仕上げたかけつゆと混ぜると、さらにまろやかさが増加。蕎麦と一緒にズズズとすすれば、出汁、かえし、ソバ、そしてとろろの味が口いっぱいに広がっていきます。

「昔から、薬王院に来られる参拝客のために、滋養強壮によく、消化を助けるとろろをこの地域の茶屋では出していたそうです。うちのつゆはちょっと濃い目にしてあって、登山で汗をかいた方にも喜ばれていますよ」とご主人。

さらには前述の天狗だんご2本とホットコーヒーが付く「だんごセット」(700円)も観光客に人気が高い品書きです。

注文が入ってから網で焼き上げるだんごは、外は焼き目がつくほど香ばしく焼き上がっており、中はモチモチ食感。しっかりみたらし味をつけたスタンダードなだんごと、爽やかな香りがするヨモギを混ぜあんこを乗せた草団子はともにお店で淹れているホットコーヒーともよく合います。

  • 十一丁目茶屋
    • 住所 〒193-0844 東京都八王子市高尾町2179
    • 最寄駅 高尾登山電鉄ケーブルカー・リフト「高尾山」駅から徒歩2分
    • 電話 042-661-3025

    営業時間:10:30~16:00

    定休日:不定休(台風など荒天の場合)

Written by:

佐藤星生

佐藤星生

出版社で政治経済誌、グルメ誌編集者を経てサブカル系ニュースサイト編集記者&カメラマン。趣味はインドカレー食べ歩き。出張先では地元雀荘で情報収拾するのが好き。

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