東京を散策していると、どこからともなく聞こえてくるお囃子の音に、ワクワクすることがある。夏になると日本では、無数のお祭りが行われる。今回、新宿から近い神楽坂まつりに行くことにした。毎年7月に開催され、阿波踊りを見ようと多くの人々が集まる。
踊り、祈り、そして楽しませる

日本の魅力のひとつは、その文化が社会の中に複雑に織り込まれていること。人で溢れ返っている交差点を、神輿を担いだ男女の団体が練り歩き、着物をまとった踊り子たちが優雅に進み、見物客を楽しませてくれる。日本に来て初めてこのような祭りを見た時、「これが、ホンモノの日本だ」と感じた。思わず笑みがこぼれ、流れてくる音楽が、歌詞なのか祈りの言葉なのかも分からないまま、その多くの参加者や見物客の中の一人になれたことが、とても楽しかった。
古きよき時代へとタイムスリップ

阿波踊りは、そもそも日本の四国地方にある徳島県の伝統的な踊りだ。鉦〔かね〕や太鼓、笛などの複数の楽器が奏でるノスタルジックな音楽と、「編笠」といわれる帽子をかぶった浴衣姿の踊り子たち。カメラやスマホで撮影をしている見物客たちがいなかったら、自分は何時代にいるのか分からないだろうと思った。
特徴的な踊りと歌

阿波踊りは、見ているだけでもとても楽しい。死者を供養するための行事中に踊られる盆踊りのひとつで、16世紀(1586年頃)に始まったといわれている。当時の領主が徳島城を建てた際に、その完成を祝って宴会を開き、人々がその音楽に合わせて踊ったことから生まれたという説が有力。
阿波踊りの歌詞

「踊る阿呆に見る阿呆。同じ阿呆なら踊らな損、損。」。
とても快活で、「自分も踊りに参加して楽しまなきゃ!」と思わせるような内容である。夏の夜を楽しむ、なんて素晴らしい発想だろう!
不思議な空気に包まれて

いくつかのパフォーマンスが終わったので、周辺を散策してみた。すると、ぼわっと灯る赤い提灯がそこかしこに!音楽と踊りの融合が生んだ雰囲気に、この景色が相まって、自分もこの祭りに参加したいという気分になってきた。夏の日本を訪れたなら、必ず経験してほしい。
忘れがたい思い出

ふと時計を見ると、すっかり時を忘れていたことに気がついた。今、来たばかりだと思っていたが、3時間も経っていた!神楽坂まつりは、忘れがたい思い出になったことは間違いない。踊り子たちの笑顔、見学者をも踊りに誘う音楽、そして拍子の良い歌が、神楽坂に来て良かったと思わせてくれた。
祭りの音が聞こえたら

もし東京を歩いていて、和太鼓や鉦の音が聞こえてきたら、その音を辿ってみてほしい。正体を確かめる価値があるから!
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神楽坂通り
- 住所 Kagurazaka, Shinjuku-ku, Tokyo, 162-0825, Japan
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
※特記以外すべて税込み価格です。
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