滝がある「名主の滝公園」
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「名主の滝公園(なぬしのたきこうえん)」は王子村の名主が屋敷内に滝を開き、避暑の場として一般に公開したことが始まりとされ、古くは女滝男滝(めだき・おだき)が浮世絵師、安藤広重の「絵本江戸土産」に登場したことでも知られている。現在は撮影ロケ地としても利用されている、都心の穴場的な自然スポットでもある。それでは王子駅から、いざ出発! 徒歩10分ほど歩いた閑静な住宅街の中に、名主の滝公園入口を見つけた。パッと見、お寺のような門構え。入場料は無料。
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まずは男滝を目指して真っすぐ進む。男滝に向かう途中には、こんな風情のある橋がいくつもかかっている。小さな川沿いの道なので、景色を見ながら歩くだけでも、とても癒される。この先の広場の奥に、目的の男滝がある。
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男滝に到着! 都内でも有数の約8メートルの高さから流れ落ちる男滝は、なかなか壮観。滝の近くまで行けて、清々しい水の流れと音を感じられます。ホッと一息つけるはず。
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公園内は、どの角度から見ても美しく見えます。この飛び石も景色の中にとけ込んでいて、美しさを意識した風情ある造り。この公園にはモミジの木が99本植わっているそうで、秋は紅葉狩りも楽しめます。この先には、湧水ポイントも2か所あります。
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小川におりると、湧玉の滝がある。水量はその日によって変わるようで、この日はちょっと少なめ。他にも独鈷の滝(どっこのたき)、女滝がある。女滝近くの休憩所はとても綺麗に整備されているから、つい長居してしまうなんてことも。また、住宅地の中にあるこの公園は、とても静か。
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足元の歩道も工夫されていて、人工物を極力使わずに木や岩で道が作られている。細やかな配慮や景観にも大満足!
王子駅から徒歩0分!「音無親水公園」
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音無親水公園は、なんと日本の都市公園100選にも選ばれている公園。自然を模した園内では、美しい景観に加えて夏場は水遊びが楽しめる。石神井川の旧流路を利用し、流水は循環水を使っているよう。駅から0分の近さで、こんな素敵な水場もあるとは!
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下に降りると、水車が見えてきました。情緒があって素敵! 記念撮影にもおすすめのスポットだ。
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頭上には音無橋。その上を国道455号線が走る。まるで洞窟のようなスペースの中、二人でお弁当を広げてひと休みするのもいい。駅の近くなのに異空間にいるような不思議な感覚に陥る。
乗車時間○分!? 日本一短いモノレール
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王子駅まで引き返すと、中央口の前にモノレールが。これは「あすかパークレール」と呼ばれる“日本一短い”モノレールで、飛鳥山公園の入口から山頂までの高低差約18mの間を2分で結んでいる。飛鳥山公園といえば園内に3つの博物館がある人気スポットなので、ついでに立ち寄ってみるのもオススメ。
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標高25.4mの飛鳥山の“頂上”にはモニュメントがあり、太陽コンパスも付いている。飛鳥山公園は江戸の8代将軍吉宗が桜を植樹して開いたと言われる公園。桜はもちろん、3つの博物館や遺跡の跡も見どころで、じっくり散策するのもオススメ!王子駅周辺は、飲食や文化系の店も含め味わい深い店が多いエリア。都心からのアクセスも良いので、美しい公園を散策しに立ち寄ってみては?
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