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高齢者が集まる「巣鴨」散策プラン

高齢者が集まる「巣鴨」散策プラン

更新日: 2020/03/18

JR「巣鴨」駅から、約780mにわたって200もの商店がひしめく巣鴨地蔵通り商店街。日本では「おばあちゃんの原宿」といわれ、地方からも多くの人々が訪れている。巣鴨の街に年配の方々が集まるのはなぜ? その理由を探るべく、話題のスポットを訪ねてみた。

巣鴨とは?

巣鴨とは?

旧中山道にある巣鴨地蔵通り。江戸時代、日本橋を起点とする中山道の最初の休憩所がこの界隈に点在していたことから、しだいに町が作られていったという。この地には、古くから巣鴨庚申塚と江戸六地蔵尊 眞性寺という信仰の対象が存在した。しかし、1891年にとげぬき地蔵尊の高岩寺が上野から巣鴨に移転したことで、さらに多くの人が集まるようになり、商売の町としても発展したというのがこの商店街の始まりだ。

お楽しみは買い物だけじゃない!

お楽しみは買い物だけじゃない!

通りの左右に立ち並ぶのは、昔なつかしい温もりを感じるお店ばかり。洋品店、和装店、和菓子処、そば店など昭和の趣きをそのまま残したお店が今でも元気に営業していることが、この通りの特徴だ。そして、実際に歩いてみてわかるのは、どのお店にも笑顔のコミュニケーションがあること。買い物のみならず、語り合ったり、笑い合ったり。この町を訪れることで誰もが楽しくなれて、元気になれるのだ。土日祝には、通りのあちこちに休憩用の椅子とテーブルが設置されることからも、日本のおもてなしの心が伝わってくる。

とげぬき地蔵尊は心のよりどころ

とげぬき地蔵尊は心のよりどころ

とげぬき地蔵尊を奉安するのは、地蔵通り商店街中ほどにある曹洞宗の萬頂山高岩寺。江戸時代、難病の妻を持つ男性の夢に地蔵尊が現れ、その尊像を写しとった「御影」を隅田川に流して祈ったところ、難病が快癒。また、針を誤飲した女性に「御影」を飲ませたところ、針が地蔵を貫いて出てきたのが「とげぬき」の由来。この「心身のとげ」を抜くご利益があるとされる「御影」は正面の本堂内で授与している。毎月4、14、24日は縁日で、多数の露店が並び数万人の参拝者で賑わう。高岩寺では無料生活相談、地域の禁煙とAED普及推進、伝統こけし展示・こけし工人実演による地震被災地の復興支援など、さまざまな社会貢献事業も実践している。

いろいろな味の飴をお試しあれ!

いろいろな味の飴をお試しあれ!

とげぬき地蔵尊でのお参りの後には、通りの向かい側にある金太郎飴さんに立ち寄りたい。金太郎飴さんは、この地で飴を作り続けて60年。とろける甘さとカラフルな色合いで、巣鴨を訪れる人々を幸せにしてきた。味のバリエーションは50種類以上。金太郎の顔が描かれた定番の飴のほか、きなこ飴、コーヒー飴、ブルーベリー飴、ニッキ飴などさまざまな味が揃っているので、きっとお気に入りが見つかるはず。

  • 巣鴨・金太郎飴
    • 住所 3-18-16, Sugamo, Toshima-ku, Tokyo, 170-0002, Japan

元気になれる「赤パンツ」

元気になれる「赤パンツ」

数多くの洋品店がある中、赤パンツが人気となり、連日、真っ赤な下着を買い求めるお客さんで混雑しているのが、巣鴨のマルジさん。世界初の赤パンツ専門のショップである4号店の前に立つと、「日本一の赤パンツ」と堂々と書かれた看板が目に飛び込んでくる。赤は元気と幸福の色と言われていることから、お年寄りへの贈り物としてはもちろん、普段用に購入するお客さんも多いとか。パンツのみならず、シャツや腹巻き、靴下といった赤アイテムも豊富。家族へのおみやげにも最適だ。

※記事掲載時の情報です。
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
※特記以外すべて税込み価格です。

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