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アルはずなのにナイなんて!外国人が銀座で驚いたこととは

アルはずなのにナイなんて!外国人が銀座で驚いたこととは

更新日: 2022/07/28

東京・銀座は外国人観光客に人気のエリアの一つ。「外国の人って、もっと日本らしい京都のお寺などを観光したいんじゃないの?」と思う方もいるかもしれませんが、あえて銀座に行きたい人も多いのだそう。

今回は、筆者の周りの外国人への実際のインタビューをもとに、銀座のどういったところに感動やカルチャーショックを受けたのかを紹介します(以下はアンケートに応じてくださった方の個人的な意見です)。

main image:PIXTA

街が清潔でとてもキレイ

DRN Studio / Shutterstock.com
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銀座は道がとてもきれいで感激したよ。ゴミ箱はどこにも置かれてないのに、ゴミが落ちてないのはすごい。歌舞伎座の外観にも感動した。建物のデザインや色遣いが素晴らしいね」(カナダ人男性)

百貨店や専門店など高級なお店がたくさん並んでいて、とてもきれいで感動しました」(イギリス人女性)

海外から来た外国人の方々からすると、東京の街・特に銀座はゴミがあまり落ちていないことは驚きのようです。こういった評判は外国人観光客の方から多く聞かれるようなので、日本人のゴミマナーについては誇りに思ってもいいのかもしれません。

また、銀座の高級店が立ち並ぶ街並みや、歴史を感じさせる建物の美しさに感動する人も多いようですね。銀座の街をぶらぶら歩くという意味の「銀ぶら」という言葉があるように、街並みを眺めながら散歩するだけでも、十分楽しんでいるようですね。

高級店だけじゃなくファストファッションも揃っている

高級店だけじゃなくファストファッションも揃っている

「最初はクラシックで豪華な雰囲気に驚いたけど、僕はすぐに飽きてしまったな。買い物好きな奥さんにはたまらない場所だったみたいだよ」(カナダ人男性)

銀座には高級ファッションブティックが並んでいるのは知っていたけど、ユニクロやGUなどのリーズナブルなブランドもあって驚いたよ」(アメリカ人男性)

銀座で何をする?といわれたときに、一番多い答えはやはりショッピングなのではないでしょうか。百貨店やブランドショップが充実しており、ショッピングをしているだけで1日を過ごせてしまうくらいです。

日本人からすればショッピングはもちろん、グルメや夜の街としても人気の銀座ですが、今回インタビューに応じてくれた外国人にとってはショッピングのイメージが強いようでした。

銀座の面白いところとして、全体的には高級感のある街なのですが、実はリーズナブルなショッピングも十分楽しめる、ということがあげられるかと思います。グルメや夜の遊び、そしてショッピングに興味のある観光客の方には予算に関係なくオススメできる街でしょう。

歩行者天国を初体験!歩きやすくて最高

LCRP / Shutterstock.com
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「“歩行者天国”で道路を歩くという、普段できない体験もしました」(イギリス人女性)

銀座は道幅も広くて歩行者専用になっているから、歩きやすいよね」(カナダ人男性)

「裏通りも道が広くて散歩しやすい街だね」(アメリカ人男性)

歩行者天国を初めて体験した、という人がいました。
道幅が広い、という感想は、筆者個人的には意外だったのですが、皆さんはいかがでしょうか?日本というとせせこましいイメージがあるかと思いますが、言われてみると歩行者天国があるような街の大通りには、かなり幅が広いところもあります。ただ、「裏通りも」といわれると……どうなのでしょう?人によっては感じ方が違うかもしれませんね。

何はともあれ、歩きやすいと隅々まで観光してもらいやすいわけですから、とてもいいことかと思います!

タクシーや地下鉄の便はイマイチかも

タクシーや地下鉄の便はイマイチかも

「タクシーに乗ろうと思ってサインを出しても、まったく止まってくれず、ショックを受けました。銀座や日比谷通りは時間によっては、タクシー乗り場以外で乗れない場合があると、後から友人に聞きました」

銀座で驚いたのは、地下鉄の改札まで行く地下道が迷路になっていることです。入り口はたくさんあって分かりやすいのですが、いざ乗ろうと降りて行っても、なかなか目的の路線のホームにたどり着くことができず、何度も案内表示を確認しに行きました」(イギリス人女性)

これは日本人にとっても不便だと感じることですよね。タクシーを停めやすい場所が見つからない、タクシーはたくさん走っているが空車が見つからない、といったことでイライラしたことのある方も多いのではないでしょうか?

海外に行くとタクシー移動が最も便利な交通手段といってもいいでしょう。ですが、日本のタクシーはかなり運賃も高い方で、利便性についても特に外国の方にとっては問題があるようです。

さらに、日本人にもおなじみの地下鉄の迷路。銀座は日比谷や有楽町、さらにルートによっては大手町や丸の内ともつながっていて、迷わなかったとしても異様に歩かされる、なんてことも。国の方には本当に使いづらいと思います……。

こういった歩行以外の移動手段を改善していけば、もっと外国人観光客も楽しんでいただけるかもしれませんね!

その値段!? 自国との違いにびっくり

画像素材:PIXTA
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高級ショッピング街のイメージの強い銀座ですが、旅行に欠かせないのが食べ物。訪日外国人には銀座の食べ物事情はどう映るのでしょうか。

銀座の裏通りを散歩すると、歴史を感じる古い建物があったり、小さなレストランやお店が並んだりしていることに驚いたよ。あと、マンゴー1個で55$だったのには驚いたね。僕の国では1$くらいで売っていることもあるからね、カルチャーショックを受けたよ」(アメリカ人男性)

想像以上に立ち寄りやすいレストランもたくさんあるんだな、と感じてもらえたようですね。百貨店の中や大通りに限らず、裏通りになどにも様々な種類の飲食店がありますので、ぜひ探してみていただきたいです。

マンゴーのお話は印象的ですね。日本にも安価なものもありますので、おそらく高級果物店などでみたブランド価値のあるものだったのでしょう。こういった価値観の違いを分かりやすく感じるのは、とても海外旅行らしい体験で、思い出に残りますよね。

古くて新しい街、銀座!

DRN Studio / Shutterstock.com
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さて、色々と銀座の感想をご紹介してきましたが、今回話しを伺った外国人観光客の方には、全体としてどう映ったと言えるのでしょう? 最後にこんな感想をご紹介したいと思います。

銀座は有名な世界的なブランドから様々な高級ショップがあって、ニューヨークの5番街(5th Avenue)やロンドンのボンドストリートに似てると思うよ。高級ホテルがあったり、活気があったりするところもそっくりで驚いたな。でも銀座の方が新しい街のように感じたよ」(アメリカ人男性)

新しい、という面白い評価をいただきました。筆者はニューヨークやロンドンにいったことがないので想像になってしまいますが、新しい、とは、文化の取り込みが早い、ということだと思います。

歌舞伎座のような歴史的建造物もある高級街でありながら、低価格ブランド店や裏道のレストランなどの親しみやすさも感じさせる。これは、高級街らしさという固定概念にとらわれない日本人が、銀座という街を自由に発展させてきたからなのではないでしょうか。

その結果、様々な側面を持つ街になり、新しいという印象を抱いていただけたのかもしれませんね。

<取材&執筆>
株式会社ダリコーポレーション

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