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日本流のアーチェリー、すなわち弓道に挑戦してみたい、と思ったことはあるだろうか?日本にある道場では、たいてい日本語で稽古が行われるが、英語でも弓道を試せる機会があると知って参加してみた。
目黒区国際交流協会(MIFA)による弓道体験
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MIFAの主催によるイベントで、東京に住む外国人や訪日旅行者などからなる30人以上の参加者に加わって、私も弓道体験を試みた。体験は道場にて行われ、師範による挨拶、注意事項の説明とともに始まった。MIFAの通訳者らにより、参加者も滞りなくイベントに参加できたので、日本語が分からなくても安心して挑戦してほしい。
弓道について
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他の日本の武道と異なり、身体は武器として要求されないものの、弓道は弓と矢が優勢な武器として使われていた時代から存在し、現代はさらに進化したエレガントな芸術といえる。
いわゆる武器としての必要性がなくなってからは、「弓の道」として発展した。正しく矢を射ることと、的に当てること、といった段階段階の所作を重要視した、心の禅のようなものだと、かねてから思っていた。
全ての動きを完璧に
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弓道のプロを見ていると、弓を持ち、矢を備えて弦を引き、狙いを定めて射るまでの動きには、段階があり、細かいところまで形が決まっていて、それを完璧に再現するところに集中していることが分かる。心身を統一し、集中している様子が私を魅了した。
構え、狙い、射る
これまで弓も矢も持った経験のない私だったが、テレビゲームで似たような経験をしているので、そういった意味では気軽に参加した。しかし、その考えは甘かった。
幸運なことに、今回のイベントでは7人の先生がいて、参加者全員にどのように弓をもち、的に向かって矢を射るかを、コツとともに懇切丁寧に教えてくれた。
的を打て!
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的は6つ。よって参加者らの列も6つ。本来であれば、的までは28メートルまたは60メートルの距離があるが、今回は初心者のみの参加者だったため、かなり的に近づいて打たせてもらった。
先生らの指導の下、何度か挑戦したが、最後の最後にやっと1回、的に当たった。やはり見た目よりもずっと難しかった。
誰でも挑戦できる!
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同イベントで興味深かったのは、小さな子供も弓道に参加していたこと。自分たちの身長よりも3~4倍も長い弓を何とか握り、先生らに助けられながらも、弓を放っていたのだ。同イベントにより、弓道という未知なる武道の門戸が、国籍や年齢を超えて、多くの人に開かれたと感じた。
同イベントはMIFAによって体育の日である10月第2週目の月曜日、および5月に開催される。MIFAの会員になる必要はないが、日本に滞在しているなら、MIFAのウェブサイトを通して、イベントに参加するのも面白いと思う。
さあ、体験してみよう!
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MIFA主催のイベントは年に2回だが、目黒中央体育館の主催であれば毎週日曜の午後2時から4時の間、400円で一般参加が可能だ。体育館主催のイベントには通訳者はいないので、多少の日本語能力が必要だ。
剣道や合気道ほどは、世界に知られていない弓道。しかしながら少しずつ、日本に住む外国籍の方々や訪日旅行者の間で興味を持たれ始めているようだ。
弓道体験をシェアして!
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弓道に挑戦してみたくなっただろうか?もしこの記事を読んで挑戦してみたくなった方は、「挑戦してみたい!」というメッセージや、「経験したよ!」「こんなところでも経験できるよ!」といった情報をお寄せいただきたい。LIVE JAPNのSNSを通して、ぜひ教えてください!
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