ピカピカの蛍光ピンクの看板が目印の「なんでも酒やカクヤス」。文字通り、お酒の専門店として、街の小さな酒屋さんとして、さらに業界シェア最大手のお酒の宅配サービスとして親しまれる同社。創業は100年近くにもなる老舗で、他の商店にはない豊富な品揃えとお手頃さを武器に多くの人を惹きつけてきた。コンビニエンスストアを筆頭にお酒を扱う競合他社はいくつも存在するが、他では味わうことができない「選ぶ楽しさ」という付加価値を消費者に提供することでリピーターを獲得してきた。こうした独自の店舗作りにより成長を遂げる同社は、日本の酒類業界・小売業界を変える存在として高い期待を寄せられている。
今回 LIVE JAPANは、同社へ取材を行い、外国人におすすめしたい日本の売れ筋ビール・クラフトビールを10点厳選して紹介してもらった。
アサヒスーパードライ 350ml (アサヒビール)
『アサヒスーパードライ』は、1987年の発売以来、常に日本人から高い支持を集めてきた「アサヒ」の大ヒット商品だ。根強い人気の理由は、品質の高さにある。その特徴は、苦味と甘味を抑えた、さらりとした飲み口とキレ。麦の香り豊かなコクのあるビールとは対極に位置するタイプのビールと言える。ビールが苦手な人にとっても飲みやすい幅広い層から愛される日本を代表するビール銘柄のひとつだ。毎年ベルギーで開催される世界中のビール生産者が品質を競う大会「ブリュッセルビアチャレンジ」で、2015には金賞を受賞した。
ザ・プレミアム・モルツ 350ml (サントリー)
酒造メーカー「サントリー」の『ザ・プレミアム・モルツ』は、ラベルから漂う高級感を裏切らない上品な味わいが特徴のビールだ。ビールの原料である「ホップ」の苦味や香りを最大限に活かした製法により、豊かな香りと深いコクを実現している。また、ビールの泡には、同社の強いこだわりが注がれ、泡がビールの旨味と香りを凝縮、クリーミーできめ細やかな泡を作るため、毎日欠かさず泡の原料となる酵母の状態を観察し、状態に応じて製造工程を都度調整している。こうして作られた良質な泡が、ビールのその味わいに深みを与えてくれるのだ。
ひとたびグラスに注げば、立ち上る麦の香りが漂い、喉越し柔らかく、華やかな香りとともに広がる味わいはまさに一級品。『ザ・プレミアム・モルツ』は、お祝い事や贈り物にも最適な高級感あふれる日本を代表するビール銘柄である。
エビスビール 350ml (サッポロビール)
1887年に誕生した「サッポロビール」の『エビス』。来たる2020年には誕生から130年を迎える歴史あるビール銘柄だ。その品質は世界のあらゆる地域で評価され、これまで数々の賞を受賞してきた。その最大の特徴は、大麦の種子を発芽させた麦芽と呼ばれる素材を100%使用することにこだわった製法にある。製造工程における麦芽の熟成期間は、一般的なビールに比べて長く、その分しっかりとしたコクとまろやかな味わいになるという。加えて、原料となる大麦から、ホップ、酵母まで、選りすぐりの素材のみを使用しており、これがふくよかな香りを生み出しているのだ。ほのかな苦味と圧倒的なコク、ホップの風味のバランスが良く、ビール好きにはたまらない味わいとなっている。また、味の主張は強すぎず料理の味を引き立ててくれる存在でもある。
キリンラガービール 350ml (キリン)
「キリン」のヒット商品『キリンラガービール(350ml)』は、130年以上の歴史を持つ日本を代表するビールのひとつだ。商品名にある“ラガー”とは、低温で熟成させて作るビールの総称で、通常のビールに比べて渋みとコクの強さが特徴。ホップを効かせたことによる痛快な刺激と濃い味わいを実現し、ビール特有の麦の香りや苦味は強すぎず、ビールが苦手な人にも飲みやすい癖のない商品と言える。ぜひとも極限まで冷やしたグラスに注いで、キリっとした喉越しを楽しんでいただきたい。
よなよなエール 350ml (ヤッホーブルーイング)
『よなよなエール』は、日本の長野県・軽井沢のエールビール専門の醸造所「よなよなの里」の人気商品。エールビールとは、一般的なビールとは異なる製造工程により作られる種類を指し、ビールの原料である酵母の発酵方法に違いがあり、低温で発酵させるラガービールに対し、エールビールは比較的高めの温度で発酵させるのが特徴だ。こうした製造工程の違いは、ビールの味を大きく左右する。すっきりとした味わいで飲みやすいラガービールに対し、エールビールは、香り豊か深い味わいとなる。そんな、エールビール専門の醸造所から誕生した同商品は、フルーティかつ多様な香りと味わいを持つビールで、苦味や爽快感を重視した一般的な日本のビールとは異なり、じっくり香りを楽しみながら味わうタイプのお酒と言える。
TOKYO BLUES 330ml (石川酒造)
『TOKYO BLUES』は、150年以上に渡り、手作りのお酒を造り続けてきた「石川酒造」の力作。これまで同社が蓄積してきたビール作りの技術がすべて落とし込まれた商品なのである。酒造りに使用する水は、東京の地下150メートルから汲み上げる天然水。つまり、東京の水を使い、東京で作られた、正真正銘の東京のクラフトビールだ。特徴は、柑橘系のさわやかな香りとフルーティな舌触り、シャープな苦味。一度飲めば癖になり、気づけば最後まで飲み干してしまっている、そんな逸品だ。生産者が商品に込めた「ブルース音楽のように、あらゆる人の人生に寄り添い心を解き放つ存在でありたい」のまま、日常に、人生に寄り添う、その味わい深さを感じながらお楽しみいただきたい。
コエド 瑠璃 350ml (協同商事)
青果物の卸売や食品輸入など幅広い事業を展開する協同商事。同社のビール事業をけん引するヒット商品が「コエドビール」だ。全6種類あるコエドビールの中でも、高い人気を誇るのが『コエド 瑠璃』だ。その特徴は、軽やかな口あたりと、深みのある味わい。ほのかに漂う柑橘系の香りと苦味のバランスが癖になる商品だ。その透き通ったビールの色の特徴にちなんで、鮮やかな青色を表す「瑠璃」と名付けられている。
東京ブラック 350ml (ヤッホーブルーイング)
「よなよなの里」の定番商品『東京ブラック』。2010年に「世界三大ビール品評会」で金賞を受賞、2014年には「モンドセレクション」で金賞を受賞するなど、その実力は世界でも認められている。そんな『東京ブラック』は、黒褐色と液体と苦味が特徴のいわゆる「黒ビール」と呼ばれる種類に分類される。ただし、一般的な黒ビールとは異なり、本品は苦味より甘味が強く、柔らかい口当たり。グラスに注げば、ローストされた麦芽とココアのような香りを感じることができるだろう。甘いお菓子や飲み物が好きな人におすすめしたい。
インドの青鬼 350ml (ヤッホーブルーイング)
「よなよなの里」が製造・販売する『インドの青鬼』は、「モンドセレクション」で4年連続金賞受賞、「世界三大ビール品評会」で金賞受賞と、輝かしい経歴を持つ個性派のビールだ。最大の特徴は、ホップの強烈な苦味と深いコク。ひとたび飲めばすぐに分かるその苦さ。苦味の奥には、非常に濃厚な味わいがあり、この苦味とコクのバランスは、他のビールでは決して味わうことができない。特に苦味が好きだという人にとっては、一度飲めばたちまちその魅力の虜になってしまうこと請け合いだ。
*日本では、法律により満20歳未満の飲酒は禁止されている。お酒を購入する際は年齢を証明できるライセンスを提示して購入しましょう。
*本記事でご紹介した商品は、なんでも酒やカクヤス浅草店の取材時のものです。価格は変動する事があります。
また、店舗によって取り扱いがない場合もございますことを予めご留意ください。
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なんでも酒や カクヤス 浅草店
- 住所 〒111-0032 東京都台東区浅草2-1-16
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最寄駅
浅草駅
- 電話 03-5806-1721
営業時間:10:00~22:00
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※特記以外すべて税込み価格です。
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