外国人に、「日本のグルメといえば?」と問いかけたとき、「スシ!」と答える人が多いのではないだろうか。しかし、実際のところ、海外の人が本当に好きな寿司ネタ、そして嫌いな寿司ネタが何か知らない人も多いのでは。そこで、日本に住む外国人17人を対象にアンケート調査を実施!
意外なネタを好きだという意見もあれば、普段みんなが言わないことだから嫌いな寿司を言えてスッキリした!と答えるユニークな人も。外国人たちが本当に好きな寿司と嫌いな寿司を発表!
人気No.1はこのネタ!日本人とは視点の違うコメントが
外国人たちから「好き!」という声が最も多かったのは「マグロ」。ジャパニーズ寿司といえば、やっぱりこのネタ。さまざまなコメントが集まった。
「マグロは食感が不思議だけどおいしい!アボカドが好きだから、海苔で巻いてあるアボカドマグロロールが大好き!」(20代/女性/アメリカ)
「感触が肉っぽいからおいしい」(20代/男性/フランス)
「寿司といえばマグロだね。なかでも中トロが一番好き。〆で大トロ一貫!海外では、サーモンを食べ慣れている人が多いけれど、寿司といえばサーモンじゃないよ」(30代/男性/韓国)
「味が好き。大トロ イズ ナンバーワン!」(30代/男性/フランス)
肉っぽいからおいしいとは意外!なかなかツウな男性の回答も。結果を見ると、若年層から支持されているようだ。
マグロと同じくらい人気が高いのは、日本人も大好きなあのネタ!
人気ナンバーワンのマグロと並ぶほど、支持されたのは「サーモン」。日本の回転寿司でもお馴染みのネタは、外国人にも高評価だった。
「アメリカのお寿司屋さんにもあったし、馴染み深い。日本の回転寿司でもよく食べるよ」(20代/女性/アメリカ)
「魚独特の臭みがないのが食べやすくていいよね。脂がのっているところがおいしい!」(20代/男性/中国)
「サーモン大好き~!絶対に注文しちゃう!」(20代/女性/韓国)
ちなみに、魚や寿司にまつわる海外事情について、こんなコメントも。
「ファミレスに行くとサーモンのおかずが多い。韓国の場合、バイキングみたいにサラダコーナーに置いてある。マグロよりは主流かな」(30代/男性/韓国)
「お寿司っていうとアメリカ人は、サーモンが入っているカリフォルニアロールみたいなものと思っている子が多いかも」(20代/女性/アメリカ)
母国でも身近な食材だからこそ、日本のお寿司屋さんで注文する人が多いのだろう。
嫌いなネタNo.1はこのネタ!半数以上が「食べられない!」寿司ネタは?
次にご紹介するのは、外国人たちが苦手なお寿司。多くの国の人たちが「ごめんなさい、どうしても無理!」と挙げたのは、意外なネタだった。
「イカ。生はいや、焼いたら好き」(20代/女性/アメリカ)
「硬くて噛むのが大変だから苦手です」(20代/女性/オーストラリア)
「イカのぬるぬるしている感じが嫌い。においもいや。見た目も怖い」(20代/男性/フランス)
「焼きイカは食べるけど、イカ寿司は食べない。味がないから。生では食べないね」(20代/男性/中国)
生きたままを食べられる、イカの踊り食いも、見た目が怖い上、まして生で食べるなど、外国人からしたら「アリエナイ!」だそう。しかし、味はあるはず……焼くと食べられて、むしろ好きなことにも驚き。
生で食べ慣れていないネタはやっぱりNG!
イカ以外にも、やはり生モノが苦手だという回答がちらほら。「生だから」というだけで食べることを拒否する人も。
「いくらは、生の卵だから無理!見た目もいや」(20代/女性/アメリカ)
「生のエビは、臭いが強いのであまり食べたいと思いません」(20代/男性/フランス)
「生で食べる習慣がないから、いくらは食べ慣れない。しめ鯖も生っぽくてハードルが高い。エビ・カニも食べたいと思わないな」(20代/男性/韓国)
海外では、日本ほど衛生管理に長けていない、小さい頃から、生で食べる習慣がない=生魚が苦手とのことで、寿司は基本食べないとの回答が多数、見受けられた。
意外!苦手な人が多そうに思えるネタ、実はファン多数
ここからは、少数派の意見をピックアップ!意外だったのは、苦手な人が多そうな寿司ネタを好きと答える人がいたこと。
「僕はウニが一番好き!本当においしいと思う」(20代/男性/中国)
「私の国ではウナギを食べる人は少ないみたいだけど、ウナギも穴子も大好きよ!」(20代/女性/アメリカ)
「濃厚な味付けが好きだから、穴子とウニは濃厚な感じがたまらない!」(20代/女性/オーストラリア)
日本らしい、醤油の甘ダレがウケるのだろうか。ウナギや穴子が好きという声は、特に女性の意見が多数。ウニが嫌いだったけど、新鮮なものを食べたら、「今まで食べたものはなんだったのだろう?」と思うほどの衝撃を受けて好きになった、なんて声も。
カルチャーショック!?寿司にまつわる深~いエピソード
最後に番外編。寿司ネタについて聞いたはずが、寿司にまつわるエピソードを話してくれた人もいた。
「サーモンを注文しようと思ったのに、『生サーモン』『あぶりサーモン』『トロサーモン』って種類がたくさんありすぎて分からなかった。どれを頼めば、私が想像する『サーモン』が出てくるの?」(20代/女性/カナダ)
「ボーイフレンドとお寿司屋さんに行ったときに、『カニミソ』っていうのがあったの。カニも好きだし、ミソも好きだから、カニ+ミソだと思って頼んだら、グロテスクなカニの内臓だったの!ボーイフレンドはおいしそうに食べていた。アリエナイ!」(20代/女性/アメリカ)
「ある日、母親がエビを大量に箱買いしてきて、夕飯に必ずメインで味を変えながら1カ月食べ続けて以来、嫌いになったし食べたくない。でも、海苔で巻いて2つに切ってある、エビ天巻はむしろ好きなんだよね」(30代/男性/韓国)
さらに、日本在住歴が長い人は、普段から抱えている“ある不満”が爆発。
「マグロのどこがおいしいか全然わからない!サーモンと比べるものじゃない!僕は全然マグロを食べたくないのに…日本の友達よ!みんな勧めてこないで!…あ~、スッキリした。普段、言えないことだからね。ありがとう!」(20代/男性/中国)
なかには、母国では嫌いだった寿司も、日本に来たら好きになったという回答も。さまざまなエピソードが飛び出した寿司アンケート。それだけ、日本の寿司が世界で注目されている証拠かも!?これからも、多くの人に、日本の寿司を好きになってもらえますように!
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
※特記以外すべて税込み価格です。
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