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昨今、「ホカンス」という休暇の楽しみ方が人気を集めているのを知っていますか? ホカンスとは、屋外に観光に出たりせず、ホテルの中でゆったりとバカンスを楽しむ過ごし方のことなのだそうです。
今回は東京からもアクセスしやすく、世界遺産や雄大な自然を楽しめる日光エリアから、ホカンスにもぴったりのお宿「星野リゾート 界 日光」の魅力をご紹介します。
■中禅寺湖畔に佇む「星野リゾート 界 日光」

「星野リゾート 界 日光」は、日光山を登り、いろは坂を超えた先の奥日光エリアにあります。眼前には中禅寺湖と男体山を望む、緑豊かな環境。バカンスを過ごすにはもってこいのロケーションです。
「星野リゾート」には、「星のや/HOSHINOYA Flagships」「リゾナーレ/RISONARE」「界/KAI」「OMO/おも」の4つのブランドがあります。その中でも「界/KAI」は、心地よい和にこだわった上質な温泉旅館ブランドです。
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「星野リゾート 界 日光」も趣きのある和の風合いが感じられ、写真映えするスポットが満載です。日光は四季の移り変わりがダイレクトに楽しめる土地。
春は花々、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色と、移り行く四季の景色を和の趣きとともに堪能できるのも、「星野リゾート 界 日光」の魅力のひとつです。
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また、「界/KAI」ブランドには「地域の魅力を再発見し伝える」というテーマもかかげられており、「界 日光」では、栃木を代表する伝統工芸のひとつである“鹿沼組子”をあしらった装飾が、館内の至るところに施されています。
鹿沼組子は、日光に今も残る日光東照宮を初めとする社寺を中心に発展した文化のひとつ。接着剤などは使わずに、ひとつひとつ手作業で組み込んで作られています。
小さければ小さいほど難しい作業になるのだそう。35種類ほどの柄があるとのことなので、館内を散策しながら探してみるのも楽しそうです。
■日光の大自然の移ろいを感じる客室
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「星野リゾート 界 日光」の客室は、全室60㎡以上のゆとりある贅沢な造りになっています。ほぼ全てのお部屋から中禅寺湖と男体山を望むことができ、刻一刻と表情を変える湖面の移ろいを眺めていると、時間の経つのを忘れてしまいそう。
また、ご当地部屋の「鹿沼組子の間」(1日1室限定)では、鹿沼組子が内装に使用されています。
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伝統の鹿沼組子と現代のライフスタイルが融合した、「星野リゾート 界 日光」ならではのご当地部屋。引戸には、いろは坂をかたどった模様が浮かび上がる仕掛けもされており、細部までこだわりが詰まっています。
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アメニティーや浴衣もこだわったものが用意されています。館内はどこでも浴衣で歩き回ることができるとのこと。浴衣に着替えて、くつろぎの時間を過ごせます。
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また、「星野リゾート 界 日光」を訪れた際は、ぜひルームキーにも注目してみてください。近年、旅館やホテルではカードキーを見かけることが多くなりましたが、こちらでは昔懐かしいシンプルな形の鍵を採用しています。日光ならではの三猿や眠り猫など、かわいらしいキーチャームにも心和まされますよ。
■解放感ある檜造りの湯舟で温泉を満喫
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「星野リゾート 界 日光」では、男女別に用意されている大浴場と、男女入替制の露天風呂で温泉を楽しむことができます。
檜の香りが広がる極上の露天風呂には、重厚な木組みでできた檜造りの湯船があり、木のぬくもりが感じられます。保温効果が期待され、一層リラックスしながら温泉を堪能できるそう。
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大浴場は男女別々に、開放感ある内風呂、野趣溢れる岩造りの露天風呂の2種類が用意されています。写真は女性専用の露天風呂。岩造りの湯殿で、贅沢な湯浴みを楽しむことができます。
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こちらは女性専用の内風呂。広々とした湯殿は、天井から一筋の光が差し込むデザインになっています。まるで森林のなかで木漏れ日を浴びるような気分も味わえ、日頃の疲れがゆっくりと癒されていきます。
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温泉に入ったあとは、畳の小上がりが特長的な「湯上がり処」で、のんびりとくつろぐのがオススメです。湯冷ましに良さそうな、ルイボスティーや梨ウォーター、アイスキャンディーなども用意されています。
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温泉の入浴法やマナーなどが紹介されている動画も放映されているので、ぜひチェックして、温泉を存分に楽しんでくださいね。(英語、中国語繁体字、簡体字版もあります)
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また、「界/KAI」では、もっと温泉を楽しみ、効果を感じられるために、「うるはし現代湯治」の提案が行われています。その地域ならではの泉質や景色、温泉効果を高める入浴法など、現代人のライフスタイルにフィットする形で、湯治文化の本質を伝えてくれるサービス。「星野リゾート 界 日光」は標高1300メートルの場所にあるので、入浴方法も提案の仕方を少し変えながら行っているそうです。
「界の湯守り」と呼ばれる湯治の知識を身に着けたスタッフが、入浴時のアドバイスはもちろん、食事や文化体験なども含めた滞在プログラムを提案してくれます。「界 日光 温泉いろは」では、温泉の泉質の特徴や入浴法など、心と身体を整える「いろは」を、楽しいトークや遊びを通じて知ることができます。
■艶やかな器と湯波を楽しむ特別会席
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日光では、日光東照宮をはじめとする社寺を中心として、「京湯葉」とは異なる特長的な「日光湯波」など、独自に発展した食文化が根付いています。栃木県の広大で平坦な土地、豊かな美しい水、穏やかな気候に育まれた自然の恵みを、特別会席で心ゆくまで堪能できます。
写真は特別会席「ウニと和牛の東照湯波会席」。ウニと湯波の先付に始まり、東照宮をイメージした鮮やかな器の八寸など目にも楽しい料理が並びます。メインには、和牛と湯波を豆乳にくぐらせて食べる、ミルフィーユしゃぶしゃぶが用意されています。
※1泊2食付 お一人様 24,910円~(税別)
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「界/KAI」では、現代に合ったくつろぎを追求した空間の提供がかかげられています。食事処も客室とは別に用意されており、布団や衣服に匂いがつく心配がありません。1名から最大8名まで一緒に食事ができるテーブル席が用意されています。格子、障子に囲まれた半個室のプライベート感ある空間で、ゆっくりと食事を楽しめます。
食事処のしつらえにもこだわりが見られます。天井には金箔で彩られた装飾があり、外国人の宿泊客からも大人気なのだとか。写真を撮影する姿がよく見かけられるそうです。
■歴史を刻む伝統工芸日光下駄でご当地楽に触れる
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全国に展開している温泉旅館「界/KAI」では、それぞれの地域ならではの伝統や文化に触れられる、界オリジナルの特別なおもてなし「ご当地楽」を楽しむことができます。「星野リゾート 界 日光」で触れられるのは、400年受け継がれる伝統工芸“日光下駄”の歴史や魅力。
日光下駄は、江戸時代より神社仏閣へ参拝する折の正式な履物として受け継がれてきました。社寺への境内参入には「草履」を使用するのが原則。
しかし、日光東照宮をはじめとする日光の社寺は石や雪、坂道が多く草履では歩行が不便だったため、草履の下に木の下駄を合わせた御免下駄が考案されました。それが日光下駄の始まりなんだそう。
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頑丈で履きやすい日光下駄の魅力を存分に味わえるのが、界 日光オリジナルの「日光下駄談義」。日光下駄の成り立ちや魅力をストーリー仕立てで紹介し、下駄を履いて踊るタップダンスで、その丈夫さをリズミカルにアピール! 観覧中に試し履きできる日光下駄も用意されており、体じゅうで魅力を感じられるプログラムです。
※毎晩開催 料金無料
■「組子ライブラリー」で思い思いの時間を過ごす
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雄大な中禅寺湖や日光連山を望む「組子ライブラリー」は、コーヒーやハーブティー、栃木の歴史や自然、工芸にまつわる本などが用意されているラウンジ。一人掛け用のソファに座り、思い思いの時間を過ごすのにぴったりです。
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パノラマ型の大きな窓には、鹿沼組子、日光彫、益子焼など、栃木を代表する伝統工芸が装飾され、景色と合わさることにより大きな一枚の絵のように感じられます。景色を眺めつつ、旅の計画や歴史に思いを巡らせるひとときを過ごせます。
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「組子ライブラリー」には、はがき、切手、インクとガラスペンも設置されています。写真左手にある組子柄の箱がポスト。切手を貼り、宛先を書いたはがきを入れると、実際に届けてくれるそうです。
旅先からの手紙を誰に送ろうか、何を書こうか……なんて考えながらのんびり過ごすのも良さそうです。
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ライブラリーの奥には、鹿沼組子、益子焼、大谷石、日光彫でつくられたカウンターが設置されています。到着時にお飲み物や、季節に合わせたおもてなしが行われます。組子の繊細なデザインを活かしたペンダントライトの柔らかい光が、組子ライブラリーを照らします。
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売店で購入した日本酒を飲みながら、夜がふけるのを見送る過ごし方もオススメです。
■季節限定の催しで「界 日光」を堪能
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「星野リゾート 界 日光」では、季節限定で楽しめる催しも用意されています。夏限定の催しのひとつ「鹿沼組子 アクセサリー作り」では、お好きな色の鹿沼組子やとんぼ玉、タッセルなどのパーツを組み合わせてアクセサリー作りを体験できます。
時間:15:00~21:00
場所:2F 組子ライブラリー
料金:1,800円(税込)
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こちらは滝散策のお供にオススメの「滝浴み茶づくり」。お好みのドライフルーツを、お好みのお茶に一晩漬け込んで作るドリンクです。
「日光四十八滝」と呼ばれるほど、多くの滝がある日光。「星野リゾート 界 日光」の近隣には華厳の滝があります。江戸時代には、滝を見て涼をとる「滝浴み」が行われていたそうです。
時間:15:00~21:00
場所:2F 組子ライブラリー
料金:1,000円(税込)
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「足水テラス」も、避暑に最適な夏限定の催しです。江戸時代は、桶に水を張り、足をつけることで涼をとっていたのだそう。男体山を一望できる特等席で、色とりどりのビー玉や鹿沼組子をしつらえた桶に足をつけて、優雅な避暑地体験が楽しめます。
時間:15:00/15:30/16:00/16:30(各時間、定員4名)
場所:2F 玄関
料金:無料
予約方法:チェックイン後、フロントにて受付
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中禅寺湖や華厳の滝など、周辺の散策がしたくなったときには、電動自転車レンタルのサービスを利用するのもオススメです。爽快な風を感じながら快適なサイクリングが楽しめます。
時間:15:00~17:00(18:00までに要返却)/7:00~11:00(12:00までに要返却)
料金:1時間500円(税込)
■売店やギャラリーで郷土品に触れる
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館内には売店もあり、伝統工芸品や日光ならではのお土産などが販売されています。訪れた記念品を探してみてはいかがでしょうか?
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また、玄関から組子ライブラリーへ続く廊下にはギャラリーもあり、鹿沼組子や益子焼など、伝統工芸品の数々が展示されています。ソファにもたれ、伝統や文化を眺めながら、ゆったりと時間を過ごしてみるのもオススメです。
「星野リゾート 界 日光」は、四季折々に表情を変える自然の景色や温泉、伝統工芸に囲まれて過ごせる温泉旅館。日頃の疲れを癒すべく、思い思いの時間を満喫してくださいね。
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星野リゾート 界 日光
- 住所 栃木県日光市中宮祠2482-1
界予約センター(9:00~20:00)
0570-073-011
日光周辺のおすすめホテル
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住所
321-2522 栃木県 日光市鬼怒川温泉大原1400
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最寄駅
鬼怒川温泉 駅 (東武鬼怒川線)
徒歩10分
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住所
321-2522 栃木県 日光市鬼怒川温泉大原1400
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奥の院 ほてる とく川
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住所
321-1415 栃木県日光市日光2204
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最寄駅
東武日光 駅 (東武日光線)
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住所
321-1415 栃木県日光市日光2204
編集・ライター歴トータル17年以上。マンガ、小説、雑誌等の編集を経てフリーライターに転向後、グルメ、観光、ドラマレビューを中心に取材・執筆の傍ら、飲食企業のWEB戦略コンサルティングも行う。そのため、日本グルメの新商品やトレンドのキャッチアップが早く、LIVE JAPANでは幅広い年齢層や国籍の方にわかりやすく伝えている。
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