埼玉県の北西部に位置する秩父は、近年人気が急上昇している観光地。実写版映画『心が叫びたがってるんだ。』の舞台、アニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(略称「あの花」)の聖地巡礼スポットとしても知名度が伸び、注目を集めています。
東京の隣県に位置しているため都心から手軽に行けるのも、旅行先として人気が高い理由のひとつ。秩父の玄関口・西武秩父駅までは、都心から電車に乗りおよそ2時間弱で行くことができます。
そんな秩父には、豊かな自然や、自然にあふれた土地ならではの美味しいグルメが満載。そこで今回は、秩父のグルメが堪能できるオススメのお土産を、7つピックアップしてご紹介したいと思います。
オススメしてくれるのは、訪日外国人向け観光情報サービス「LIVE JAPAN」の外国人スタッフ4名。アメリカ人のティモシーさん、イギリス人のキャシーさん、台湾人の張さん、そして韓国人の朴さんです。国や文化によって好みやオススメポイントはさまざま! 実食コメントとともに、さっそくご紹介していきましょう。
■秩父のB級グルメの味を体験できる「みそポテトチップス」
秩父のB級グルメ・みそポテトの味をポテトチップスで体験できるのが、こちらの「みそポテトチップ」410円(税込)。「日本には色んなご当地スナックがあるので、これはぜひオススメしたい!」と、とくに英語圏のスタッフから人気が高い商品です。
パッケージには、秩父市イメージキャラクターの“ポテくまくん”が描かれており、「日本のキャラクター文化も共有したい!」とティモシーさん。「秩父のあちこちで見かけるし、韓国のユーザーの間でもかわいいという声が多い」と朴さんが言うように、大人気のご当地キャラクターです。
見た目はシンプルなポテトチップス。味つけには、秩父の在来種である“借金なし大豆”から作られる“借金なし味噌”が使用されています。
ティモシー「ポテトチップスは人気差があると思う。味噌の味って海外には無いだろうから、ご当地スナックとしてオススメしたいね。味噌の甘さが際立っているし、甘いポテトチップスは珍しいと思う」
キャシー「日本には見たことのないポテトチップスがたくさんある。種類が豊富で試してみたいけど、自分に合う味かな?と不安に思うことも。でもこれは食べやすくて、初心者向けだと思う。ポテくまくんのキャラクターもかわいいね」
張「じゃがいもの味がすごくしっかりしている。パッケージを見たら味が重そうだったけど、全然重くない!どんどん食べられちゃう」
朴「最初はあまり味噌の味を感じなかったけど、食べれば食べるほど味噌の味がしてくる!」
と、皆さん食べる手が止まらない様子。旅行中のおやつにもぴったりの逸品です。
■ご当地グルメ・わらじかつ丼の味をスナックで堪能できる「わらじカツせんべい」
秩父を代表するご当地グルメのひとつに“わらじかつ丼”があげられます。わらじとは、藁で編んでつくる履物のこと。わらじかつ丼は、見た目がわらじに似ていることから名付けられた、玉子でとじられていないかつ丼です。その味を堪能できるスナックが「わらじカツせんべい」380円(税込)。
秘伝の甘辛タレの味がしみこんだ、ひと口サイズで食べやすい大きさのせんべいです。
ティモシー「アメリカでもせんべいを食べることができるけど、日本にくらべて、あまり味のバリエーションがないんだよね。このせんべいは、チキンやソースなど色んな味を感じられるね。みんなに共有したい!」
キャシー「イギリスにも似たお菓子がある!ちょっと懐かしい。噛むほどに肉の味も感じられて、おいしいね」
朴「韓国にもこういうお菓子がある。味がけっこう濃いから、小さいサイズなのも食べやすくて良いね!」
「おいしい!これ好き!仕事のときにも食べたい」と張さんも大絶賛。濃厚な秘伝タレと、サクサクとした食感が後をひく逸品です。
■入手困難のイチローズ・モルトをケーキで味わえる「プレミアムウィスキーケーキ」
日本のウィスキーは、世界の5大ウィスキーとして数えられ、世界中にたくさんのファンがいます。なかでも、秩父にあるウィスキー酒造がつくる「イチローズ・モルト」は、完売状態が続き入手困難な大人気のウィスキー。
そんな希少な「イチローズ・モルト」を使って作られているのが、「プレミアムウィスキーケーキ」1,500円(税込)。
「秩父に行ったら、やっぱりイチローズ・モルトを試さないとね。ボトルは入手しにくいお宝になってしまったけど、その味を持ち帰りたいときに便利!」とティモシーさんオススメの逸品です。
包装を解いた瞬間、ウィスキーの芳醇な香りが鼻孔をくすぐります。
ティモシー「蒸留所のドアを開いたときと同じ香りがする。そこまでアルコール度数は高くなさそうだけど、イチローズ・モルトの風味を感じられるね」
キャシー「晩御飯のあとのデザートにも良さそう!大人っぽい味わいね。食後酒なんかと一緒に食べるのも良いのでは?スコットランド人にプレゼントしたら喜ばれると思う(笑)」
張「すごく香りが強い!お酒はそのまま渡すわけにもいかないし、ビンだと持ち帰るのに荷物が重たくなって大変なので、ケーキだとちょうどいいと思う」
朴「私はパン屋さんで働いていたことがあるんだけど、発酵したパンのような香りもする。食感もやわらかくて、すごくおいしい!」
と、皆さん大絶賛。高級感があるケーキに満足の様子です。見た目も上品なので、上司や親など、目上の方にプレゼントするのにも良さそうです。
■カラフルなパッケージが可愛らしい「彩りぽてと」シリーズ
秩父の豊富な自然環境で育まれたサツマイモの焼菓子「彩りぽてと」シリーズも、カラフルなパッケージが可愛らしくてオススメのお土産です。
甘さを抑えたさつまいもの和風仕立てのスイートポテト「ちちぶぽてと」をはじめ、チョコレート味や抹茶味など、さまざまなフレーバーが彩り豊かに展開されています。すべて1個195円(税込)。1個ずつ買えるので、好みの味を選びやすいのもオススメポイントです。
今回は、5種類が1箱に入った「彩りぽてと5個入り」1,200円(税込)を選んでみました。プレーンな味の「ちちぶぽてと」、鹿児島県産紫芋を使用した「古代ぽてと」、埼玉県産狭山茶の抹茶を使用した「茶々ぽてと」、ベルギー産チョコレートを使用した「ココぽてと」、秩父和メープルを使用した「かえでぽてと」の5種類がセットになっています。賞味期限はすべて20日間ほど。
ティモシー「見た目はカップケーキみたいな雰囲気。アメリカに住んでいたときは、ポテトスイーツはあまり見たことがない気がする。“かえでぽてと”はメープル風味の香りも良いと思うし、秋を楽しめそうな印象がある。いいね!」
キャシー「私が食べたのは“ちちぶぽてと”。めっちゃサツマイモの味がする!食感がすごくやわらかい」
朴「包装に使われている和紙が、日本っぽくてかわいい。色味があって写真映えもしそう」
張「“茶々ぽてと”の抹茶味もおいしいよ。“ココぽてと”はブラウニーっぽい感じ」
ティモシー「ブラウニーポテトは初めてだね!」
と、味によってやわらかさや食感にも違いがある様子。色々な味があるので、どれを食べようか選ぶときも大盛り上がりでした。職場の皆でシェアしながら食べるのも楽しそうです。
■秩父が育んだフルーツの味を「秩父プリン」で堪能!
大自然を有する秩父は、数々の野菜やフルーツの産地でもあります。「秩父プリン」1個270円(税込)は、秩父産の野菜やフルーツの味を堪能できるスイーツ。
桃や苺、ぶどう(巨峰)、林檎など、さまざまなフレーバーが展開されています。賞味期限は常温で2ヶ月ほどあるので、海外へのお土産にもオススメです。
さまざまな味の「秩父プリン」がランダムに入っている、3個入り1箱950円(税込)を選んでみました。写真左から、楓、苺、巨峰のフレーバー。
ティモシー「けっこうリッチな味が入っているね」
キャシー「巨峰はすごく香りが強い。イギリスのぶどうは、日本と比べるとけっこう違う味なので、日本に来たときは、えーっ!これってキャンディーじゃないの!?って衝撃をうけたんだよね。楓はパンナコッタみたいな食感」
朴「苺は甘さが際立っていて、食感はジャムみたい。セットで買うとカラフルで見た目もかわいいね」
張「楓はミルクっぽい味がする。パンナコッタというか、杏仁豆腐みたいな食感もある」
こちらも味によって食感の違いがあり、それぞれ好みが分かれる様子。「アイスとかトーストのうえに乗せて食べても良さそう」とティモシーさん。4人のなかでは楓がとくに人気でしたが、色々な味を買っていって、皆で食べるのが楽しそうです。
■パッケージの和柄が集めたくなる可愛らしさ「秩父銘仙ゼリー」
「秩父銘仙ゼリー」は、パッケージに“秩父銘仙”の絵柄が施された、写真映えもばっちりのゼリー。10種類のフレーバーがあり、それぞれパッケージには違う柄が描かれています。
秩父銘仙とは、養蚕業が盛んな秩父で、昔から大衆の普段着として親しまれてきた絹織物のこと。パッケージに描かれているのは、その着物の図柄です。
今回は、「秩父銘仙ゼリー 5個入り」1,450円(税込)を選んでみました。トマト、マンゴー、コーヒー、ホワイトサワー(カルピス)、ソーダの5種類のフレーバーが楽しめます。
ティモシー「トマト味は、酸味はそこまで入っていないけど、フルーツトマトやデザートトマトのような感じ。すごくおいしい。テイストジャパンのオススメとしてGoodだと思う」
キャシー「私は実はそんなにゼリーが好きではないけど、これは食べやすい!マンゴー味は、缶詰のピーチのような食感。ピューレみたい。“秩父プリン”のメープル味と一緒に食べてもおいしいかも!」
朴「和柄のパッケージが素敵。日本っぽさとおしゃれさが同居してる。女友達に買っていって配りたいな」
張「甘くないのも甘いのもあるから選べるし、柄もかわいい。軽いから他のお土産よりも持って帰りやすそう」
こちらも味によって、食感や固さに違いがあるようです。1個ずつ買えるので、たくさん買ってばらまき土産にしても良さそうです。
■養蚕業が盛んな秩父ならではのお土産「ちちぶまゆ」
“秩父銘仙”をはじめ、養蚕業が盛んな秩父ならではのお土産として、「ちちぶまゆ」袋入り572円(税込)も人気が高くオススメです。サンフランシスコ国際空港のJALさくらラウンジ(ビジネスクラス用)でも採用されたという逸品。
蚕を模した形が特長的なスイーツで、中にはメープルシロップが入っています。
食べてみると、「スモアーズみたい!」とティモシーさん。
「見た目は不思議だけど、味はおいしい!高級マシュマロみたいな感じ」とキャシーさんも頷きます。
「口に入れたら溶けちゃった!」と驚きの表情を浮かべる張さん。
あまりなじみのない食べもののようですが、インパクトは充分な様子。大きさも手ごろでかさばらないので、ちょっとしたお土産にオススメです。
■秩父のお土産が盛りだくさんの「ちちぶみやげ市」
今回ご紹介したお土産は、すべて「西武秩父駅前温泉 祭の湯」にある物販エリア「ちちぶみやげ市」で購入できます。西武秩父駅直結なので、旅行帰りに立ち寄るのにぴったり。
「ちちぶみやげ市」には、秩父の特産品や限定商品をはじめ、和洋菓子、地酒、雑貨など、お土産にピッタリの品が多数取りそろえられています。また、併設されている「酒匠屋台」では地酒、ワイン、おつまみなど、「秩父美人屋台」では秩父銘仙服飾雑貨、お風呂雑貨、洋菓子なども販売されています。
今回ご紹介したお土産の他にも、バリエーション豊富な商品が盛りだくさん。ぜひ、お好みの秩父みやげを探してみてくださいね。
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西武秩父駅前温泉 祭の湯 ちちぶみやげ市
- 住所 埼玉県秩父市野坂町1-16-15
- 電話 0494-22-7111
営業時間:
[ちちぶみやげ市] 9:00~20:30
[酒匠屋台] 10:00~20:30
[秩父美人屋台] 10:00~20:30
※本記事は2019年8月公開時の情報です
編集・ライター歴トータル17年以上。マンガ、小説、雑誌等の編集を経てフリーライターに転向後、グルメ、観光、ドラマレビューを中心に取材・執筆の傍ら、飲食企業のWEB戦略コンサルティングも行う。そのため、日本グルメの新商品やトレンドのキャッチアップが早く、LIVE JAPANでは幅広い年齢層や国籍の方にわかりやすく伝えている。
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