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熊谷で行くべき観光スポット5選! SLやワンコインご当地グルメも

熊谷で行くべき観光スポット5選! SLやワンコインご当地グルメも

更新日: 2020/07/28

2018年に国内観測史上最高気温を記録し、日本で一番暑い街として有名な熊谷。埼玉県北部にある市で、荒川や利根川の水に恵まれた、豊かな大地と恵まれた自然環境が魅力のスポットです。

そんな自然豊かな地には、縁結びに御利益がある仏教寺院や日本の文化財として指定されている回遊式庭園、レトロなSL列車が走る鉄道、ご当地グルメなど、魅力が満載!そんな注目の街・熊谷の、おすすめのスポットを5つご紹介します。

きらびやかな装飾建築に触れる「妻沼聖天山(めぬましょうでんざん)」

写真提供:熊谷市
写真提供:熊谷市

浅草生駒と並ぶ日本三大聖天の一つとして知られる妻沼聖天山は、斎藤別当実盛公(さいとうべっとうさねもり)が1179年に自らの守護神を民衆のために祭ったことに始まります。1760年に再建され、日光東照宮をほうふつさせる精巧さと華やかさが素晴らしい装飾建築は、埼玉日光とも言われ、日本の国宝に指定されています。

写真提供:熊谷市
写真提供:熊谷市

妻沼聖天山歓喜院は、「妻沼の聖天様」と地域の人たちから親しまれ、特に縁結びにご利益があるとか。夫婦の縁をはじめとする、あらゆる良縁を結び、家内安全、商売繁盛、厄除け開運、交通安全、学業進学にもご利益があると言われています。

ボランティアが10:00~15:00まで一時間おきに定刻ガイドを行っているので、これを利用するのもおすすめです。たとえ日本語が分からなくても、聞いていて飽きない軽快かつ詳細な解説は、この地を訪れたことを味わい深い思い出にしてくれるはずです。

  • 妻沼聖天山歓喜院
    • 住所 〒360-0201 埼玉県熊谷市妻沼1511
    • 最寄駅 JR高崎線「熊谷」駅から太田駅行・西小泉駅行・妻沼聖天前行バスで約30分、バス停「聖天前」下車徒歩1分
    • 電話 048-588-1644
    • 営業時間:9:30~16:00
      定休日:無休
      料金:パンフレット兼本殿拝観入場券(「彫刻解説シリーズ」付)700円 (30名以上まとめてご購入の場合は1割還付

蒸気機関車でノスタルジックな旅に出よう「SLパレオエクスプレス」

蒸気機関車でノスタルジックな旅に出よう「SLパレオエクスプレス」

秩父鉄道で毎年3月から12月まで運行される蒸気機関車。レトロな列車でノスタルジックな旅ができると、SL運行が始まった1988年以来、秩父観光の目玉のひとつとなっています。名前は、秩父地方におよそ2000万年前に生息していた海獣「パレオパラドキシア」に由来します。

SLパレオエクスプレスは、始発の「熊谷駅」から終点「三峰口駅」までの約57kmを約2時間半かけて走行。車窓からは、田園風景や秩父の山々など広大な自然が広がり、ゆったりとした気分で汽車旅を楽しむことができます。煙突から灰色の蒸気があがり、けたたましい汽笛とともに、遠い昔に思いをはせるようなしっとりとした旅へ誘ってくれます。

  • SLパレオエクスプレス
    • 住所 熊谷市桜木町1丁目202番地1
    • 電話番号:SLに関するお問い合わせ 048-523-3317
      <料金>
      SL座席指定券720円、SL整理券(自由席)510円(ともに大人・小児同額)※SL乗車券とは別に乗車区間の普通乗車券も必要

名勝「星渓園(せいけいえん)」で四季折々の自然を堪能

写真提供:熊谷市
写真提供:熊谷市

熊谷の発展に貢献した竹井澹如(たけいたんじょ)によって、1865年から1868年にかけて造られた回遊式庭園です。この地を訪れた京都大徳寺の禅師が「星溪園」と命名。1950年に熊谷市が譲り受け、1954年に市の名勝として指定され日本の文化財になりました。

正門をくぐり園内に入ると、玉の池を囲むように散策路があり、四季折々の自然風景を楽しむことができます。

写真提供:熊谷市
写真提供:熊谷市

園内には、星溪寮(せいけいりょう)、松風庵(しょうふうあん)、積翠閣(せきすいかく)の3つの建物があり、老朽化から1990~1992年にかけて建物の復元修理と庭園を整備しました。

茶屋風の格調高い建物では、お茶会や花見、小会合などが催され、日本の文化の教養の場として利用できます。入園は無料ですが、建物などの施設は有料となります。

春は青々とした緑に覆われ、秋は紅葉でオレンジ色に染まる美しい庭園。日本ならではの由緒あるお庭で、四季折々の自然や日本文化を感じてみては?

  • 星渓園
    • 住所 〒360-0046 埼玉県熊谷市鎌倉町32
    • 最寄駅 JR高崎線「熊谷」駅から徒歩18分、秩父鉄道「上熊谷」駅から徒歩3分
      料金:入園無料(一部有料施設もあり)
    • 電話番号:048-536-5062(江南文化財センター)
      営業時間:9:00~17:00(11月1日~2月末日は16:00まで)
      定休日:月曜(祝日の場合は営業、翌日休み)、年末年始

老舗食堂で名物の“揚げない”フライを「小山食堂(こやましょくどう)」

老舗食堂で名物の“揚げない”フライを「小山食堂(こやましょくどう)」

「小山食堂」は、地域の人たちから愛される創業65年の老舗食堂。名物のフライをはじめ、焼きそばやカレー、ふんわりとした雪のような食感のかき氷「雪くま」(5月上旬から提供)などが堪能できます。

店内は昔懐かしい、レトロな空間。席によっては、懐かしいテレビゲームがテーブルになっているところも。

名物の「フライ」は開業当時からあるメニュー。フライと聞くと揚げ物をイメージする人も多いですが、ここでのフライとは埼玉県の北部地域のご当地料理になっている鉄板料理のことです。店によって異なりますが、水で溶いた小麦粉を鉄板の上で薄く伸ばし、豚肉やネギ、干しエビなどの具材を乗せて焼きます。

小山食堂のフライは、豚肉、ネギ、キャベツ、切りイカを乗せたオーソドックスなフライ。かけるソースは、中濃ではなくウスターソースなのがこの店のポイントだとか。フライ焼(並)400円、フライ焼(大)500円(いずれも税込)と値段もリーズナブルなので、軽食感覚で食べられます。

  • 小山食堂
    • 住所 〒360-0043 埼玉県熊谷市星川2-30
    • 最寄駅 JR高崎線「熊谷」駅から徒歩5分
    • 電話 048-521-4160
    • 営業時間:11:00~18:00
      定休日:月曜(祝日の場合は営業、翌日休み)

築90年のムードたっぷり古民家居酒屋「酒蔵はっかい」

築90年のムードたっぷり古民家居酒屋「酒蔵はっかい」

古民家を改装してつくられた隠れ家ダイニング「酒蔵はっかい」。繁華街から一本入った道沿いにある静かなロケーションと、古民家の趣のある雰囲気が、気の合う仲間や大切な家族、恋人との楽しい時間を盛り上げてくれます。

中庭を望みながら椅子の席でゆったりと時間が過ごせる部屋や、会話も弾む円卓の部屋。30名も入れる広間や静かに飲めるお座敷席、畳敷きで和風のバーのような雰囲気のカウンターまで、利用シーンによって部屋が選べるのも魅力です。

料理は、旬のものを使った創作和食料理。その日の朝にしめた地鶏を炭火で焼く絶品焼き鳥や、毎日仕入れをする新鮮な刺身は、日本酒や焼酎にぴったり。

どこか懐かしいレトロな空間で味わうおいしい料理とお酒。日本を訪れた外国人旅行客には、忘れられないすてきな夜になりそうです。

  • 酒蔵はっかい
    • 住所 〒360-0042 埼玉県熊谷市本町2-125
    • 最寄駅 JR高崎線「熊谷」駅から徒歩6分
    • 電話 048-527-2941
    • 営業時間:16:00~24:00
      定休日:日曜

歴史と自然を感じ、名物料理でおなかも満たされる熊谷。都心から少し足をのばすだけで、ぐっと自然が増えるので、ゆっくりと観光ができるのが魅力です。じっくりと日本の魅力を味わいたい旅行者にはぴったり。

だたし、夏は日本一レベルに暑い街になるので、夏に旅行する場合は暑さ対策を万全にして楽しみましょう!

※本記事は2019年4月公開時の情報です

Written by:
坂田 圭永
坂田 圭永

編集プロダクションを経て、現在はフリーのライターとして活躍中。ファッションや美容などの女性誌的な記事から、恋愛や婚活系、インタビューや情報誌の取材ものまで、「なんでもやります」雑食系ライター。

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