HOME 東京・東京周辺 神奈川 箱根・小田原 小田急ロマンスカーの乗り方徹底ガイド! 特急券の予約から乗り方、各車両の魅力、特等席での景色まで
小田急ロマンスカーの乗り方徹底ガイド! 特急券の予約から乗り方、各車両の魅力、特等席での景色まで

小田急ロマンスカーの乗り方徹底ガイド! 特急券の予約から乗り方、各車両の魅力、特等席での景色まで

更新日: 2023/10/19

都心から約2時間の場所にあるリゾート地・箱根を訪れるには、「小田急ロマンスカー」が便利。新宿駅から箱根の玄関口である箱根湯本駅まで乗り換えなしで行けて、さらに美しい景色を堪能できる展望席付の車両もあり大人気です。

箱根の旅をさらに快適かつ楽しくするために、ロマンスカーの特徴や乗車方法などを知っておきましょう。

目次
  1. ロマンスカーで箱根に行こう!
  2. 特急券の買い方
  3. 駅でロマンスカーに乗るまで
  4. 全部で5種類あるロマンスカーは、車種ごとに特徴が異なる!
  5. ロマンスカーならではの魅力

ロマンスカーで箱根に行こう!

新宿駅から箱根湯本駅行きのロマンスカーは、朝は平日土休日ともに7時台発から、夕方は18時発まで、1時間に1~2本間隔で運行しています。時間帯によって本数や車両が異なりますので、あらかじめ時刻表をチェックしておくのがよいでしょう。

現在運行しているロマンスカー。各車両の特徴は後半で紹介しています
現在運行しているロマンスカー。各車両の特徴は後半で紹介しています

ロマンスカーは全席指定席なので、乗車には目的地までの乗車券のほかに、特急券が必要となります。新宿駅から箱根湯本駅までの乗車料金は、大人1人1,270円、特急料金は大人1人1,200円です。
※ 2023年10月現在の料金です。

特急券の買い方

ロマンスカーの特急券は、新宿駅をはじめとした小田急線の各駅改札外にある券売機およびロマンスカーの乗車ホームに設置してある特急券専用の券売機で購入できます。

改札外にある特急券の券売機。乗車券売り場の隣にあります
改札外にある特急券の券売機。乗車券売り場の隣にあります
ロマンスカーの乗車ホームにある特急券の券売機
ロマンスカーの乗車ホームにある特急券の券売機

なお、特急券は乗車日の1カ月前からインターネットや電話で事前予約が可能です。乗車日時が決まっている場合には、あらかじめ予約しておくのがいいでしょう。

駅でロマンスカーに乗るまで

乗車券と特急券を購入したら、自動改札を通ってロマンスカーの乗車ホームへ向かいます。

なお、改札時は乗車券のみでも入場できます。その場合は、後ほどホームの券売機で特急券を購入する必要があります。

改札を通ると、発車予定のロマンスカーの情報が電光掲示板に表示されていますので、ここで乗車する列車名とホームを間違えないようにしっかりと確認しましょう。

新宿駅からロマンスカーに乗る場合には、小田急電鉄新宿駅の地上1階ホームの2番ホームもしくは3番ホームからの発車となるのが基本です。

①列車・車形 ②出発時刻 ③号車・座席番号
①列車・車形 ②出発時刻 ③号車・座席番号

ホームに到着したら、乗り場近くの足元に「VSE」など車形ごとの乗車位置を示した案内が書かれているので、特急券チケットと照らし合わせて該当する「車形」と「号車」の表示を探しましょう。ロマンスカーが到着するまで、指定された乗車位置に並んで待ちます。

ロマンスカーが到着したら、必ず列車名を確認してください。前後に発車する列車と間違いやすいので注意が必要です。

乗車したら、特急券に記載されている座席番号のシートを探して座ります。ゆったりとくつろいで旅を楽しみましょう。

全部で5種類あるロマンスカーは、車種ごとに特徴が異なる!

ここからは、現在運行している各ロマンスカーの特徴を紹介します。

現在運行しているロマンスカーは1996年にデビューしたEXE(30000形)から2018年に登場したGSE(70000形)までの4種類あり、それぞれに外観や内装などが異なります。バリエーション豊かな車両もロマンスカーの魅力です。

ダイナミックな展望を楽しめる最新車両GSE(70000形)

ダイナミックな展望を楽しめる最新車両GSE(70000形)

展望席前面窓には大きな1枚ガラス、側面にも高さ1mの連続窓を使用している最新車両。ダイナミックな展望を楽しめます。

ゆったりとした座席にはテーブルとコンセントを設置。車両の振動を減らす工夫もされており、乗り心地もより良くなっています。現在地マップや展望ライブカメラ映像、オリジナル動画といった限定コンテンツが用意されており、車内専用Wi-Fiに接続すると自分のスマートフォンで楽しめるのも魅力です。

景色を楽しめる工夫がされているVSE(50000形)

景色を楽しめる工夫がされているVSE(50000形)

1号車と10号車の端に設置されている展望席のフロントガラスには窓枠がなく、広々とした空間で開放的な景色を堪能できる造りになっています。

窓のほうに座席を向けているなど車窓からの景色を楽しめる工夫がされているうえ、長く座っていても疲れにくくなっているのも魅力。

VSE(50000形)は、2022年3月11日に通常ダイヤでの定期運行を終了し、全2編成のうち、1編成は2023年9月24日に引退。残る1編成は2023年12月に引退予定です。

地下鉄にも乗り入れているMSE(60000形)

地下鉄にも乗り入れているMSE(60000形)

地下鉄東京メトロ千代田線にも乗り入れているロマンスカーで、LED照明やワインレッドのカーペットなどを用いて落ち着いた空間が演出されています。

座り心地の良いシートには、デザイン性の高いテーブルも備え付け。傘ホルダーも設置してあるので、座席周りもすっきり快適です。

大型収納スペースも用意されたEXEα(30000形)

大型収納スペースも用意されたEXEα(30000形)

内装はナチュラルデザインにこだわっており、ベージュを基調としたシートや間接照明などで上品な空間となっています。

座り心地の良いシートには、荷掛け用フックや傘用ホルダーを設置。また、スーツケースを置くための専用ラゲージスペースも用意されています。

通勤・通学客も多く利用するEXE (30000形)

通勤・通学客も多く利用するEXE (30000形)

観光だけでなく通勤特急としても親しまれているロマンスカー。座席定員数がもっとも多いタイプで、多くの通勤・通学客が利用しています。

重厚感のあるゆったりとしたシートが用意されているのが特徴で、心地よい空間になっています。

ロマンスカーならではの魅力

ロマンスカーの車内で特徴的なのは、なんといっても展望席でしょう。ほかにも、車やバス、他の列車では得られない魅力がいっぱい。箱根旅行を盛り上げてくれるロマンスカーの特徴をご紹介します。

迫力ある風景を楽しめる展望席

迫力ある風景を楽しめる展望席

ロマンスカーのシンボルともいえるのが、大きな窓から景色を楽しめる展望席。運転士の気分を味わえる前面展望からは、目の前に線路が続く迫力の風景が広がります。

しかも、一般席と同じ料金で利用できるとあって大人気です。座席数に限りがあるので早めに予約をしておきましょう。また、展望席が設置されているのはGSE(70000形)のみとなっています。

最後に、ロマンスカーの乗車券および特急券を事前予約&購入する方法をまとめました。

インターネットでの予約・購入

インターネットで予約・購入する方法は2つあります。どちらもクレジットカード決済ができるので便利です。それぞれのwebサイトにログインできるスマートフォンがあれば、特急券を発券しなくてもロマンスカーに乗車できます。

会員登録をする必要がないので、すぐに特急券を予約・購入することが可能。インターネットで予約だけ済ませて、小田急線各駅の券売機や窓口で購入する方法も選べます。

事前に会員登録を済ませてから予約します。特急券を購入して、小田急ポイントカードのポイントを貯めることも可能。

電話での予約

乗車当日の発車60分前までは、電話による予約もできます。展望席の予約はできません。電話で予約した特急券は、窓口や券売機などで購入手続きをします。

「オペレーターによる予約」
電話番号:044(299)8200
予約取り扱い時間 10時~17時

窓口や券売機での予約・購入

小田急線の主要駅では、乗車券や特急券を購入できる窓口があります。また、各駅にある自動券売機でも購入可能。インターネットなどで予約した特急券の購入手続きも窓口や自動券売機で行います。

※ 自動券売機によりお取り扱いできない列車や、一部お取り扱いできない場合があります。

小田急線ロマンスカーならではの魅力を存分に楽しみながら、ぜひ素敵な箱根の旅を満喫してください。なお、箱根についたら、フリーパスを持っておくと便利ですよ。ぜひこちらもチェックしてください。

※本記事の情報は2019年9月時点のものを2023年10月に更新しています

Written by:

陽子

陽子

グランドホステス、webディレクターなどを経て2013年にライターとして独立。恋愛・家庭問題・日本文化などを中心に幅広く執筆中。空港や基地が癒しスポット。

※記事掲載時の情報です。
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
※特記以外すべて税込み価格です。

この記事をシェアする

 
検索