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山形月山スキー場徹底ガイド:春スキーが楽しめる雪国絶景ゲレンデ(2025-2026年)

山形月山スキー場徹底ガイド:春スキーが楽しめる雪国絶景ゲレンデ(2025-2026年)

更新日: 2025/11/30

冬のスポーツというイメージが強いスキーですが、山形県にある標高1,600mの「月山スキー場」では、豊富な天然雪と雄大な自然環境のおかげで 4月から7月上旬まで春スキーを満喫できます。雪質の良さはもちろん、山々に囲まれた絶景や月山ならではの開放感も魅力です。本記事では、そんな月山スキー場の見どころや楽しみ方に加え、アクセス・料金・周辺情報まで、初めて訪れる方にも分かりやすくまとめてご紹介します。


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目次
  1. 月山スキー場について
  2. 月山スキー場はどんな人におすすめ?
  3. チケット・レンタル・レッスン情報
  4. ファミリー向け情報
  5. ゲレンデレストラン
  6. 温泉・グルメ・夜の楽しみ
  7. アクセス
  8. 周辺の観光スポット
  9. おすすめ宿泊施設

月山スキー場について

月山スキー場について

日本には、新潟県の「かぐらスキー場」や長野県の「野沢温泉スキー場」のように、夏場でもスキーを楽しめるスポットがいくつかあります。その中でも、山形県にある「月山スキー場」は、春・夏スキーの代表的存在で、毎年4月から7月上旬までがシーズンとなっています。

月山スキー場(Gassan Ski Resort)は、山形県西村山郡西川町・月山の山腹に位置し、標高約1,600〜900mに広がるスキー場です。特別豪雪地帯にあるため、冬に積もった大量の雪が春以降も豊富に残り、4月から7月まで滑走できる「春・夏スキー」の聖地として知られています。

一方で、積雪量が非常に多いため、冬季はスキー場としての営業が行われていません。ゲレンデは利用できませんが、月山の山麓では冬のアクティビティとして「スノートレッキング」が人気を集めています。

また、標高差による気温変化も大きいため、春に訪れる際はしっかりとした防寒対策が必要です。反対に、夏は気温が上がる日も多く、半袖や薄手のパーカーなど軽装でスキーやスノーボードを楽しむ利用者の姿も見られます。

2025シーズン期間(2025シーズンは終了しました)
  • 営業期間: 2025年4月11日~7月中旬
  • 営業時間: 8:00〜16:30
  • 休業日: 6月9日〜6月13日(リフト整備更新のため運休
  • 公式サイト: https://gassankk.co.jp/gassanski/

月山スキー場はどんな人におすすめ?

月山スキー場はどんな人におすすめ?

月山スキー場は、春や初夏にもスキーやスノーボードを楽しみたい人に最適なスキー場です。冬の豪雪が長く残るため、4月〜7月頃まで滑走でき、日本でも珍しい春夏スキーが満喫できます。

樹木が少ない広大な斜面では、雄大な山並みや雪原を眺めながら開放感のある滑走を楽しめます。また、バックカントリーに挑戦したい中・上級者にも人気が高く、本格的な山岳地形でダイナミックな滑りを味わえます。

さらに、6月以降は高山植物や新緑を楽しむトレッキングも魅力で、自然の中で多彩な楽しみ方ができるスキー場です。

標高1,600mという山地にあるゲレンデなので、春・夏も天然雪で滑走することができるのが魅力的です。6月中旬以降は、上級者でないと難しくなります。

コース・リフトの基本情報

コース・リフトの基本情報

The resort is fairly compact and divided into 3 categories: beginner, intermediate, and advanced.

・初級コース: 姥沢小屋前ゲレンデ

・中級コース(コブ有り): 姥ヶ岳ゲレンデ、大斜面
開放感のある斜面です。斜面にコブがあるため、中級者以上のスキーヤーにおすすめです。

・上級コース: 牛首ゲレンデ
山頂に近く、広大なコースです。ゲレンデまでは、50分程、歩いて行って滑ります。

上級コースである牛首ゲレンデなどは、天候によって滑走できなくなることもあるので、当日の天気やアナウンスをよく確認しておきましょう。

概要
  • 標高: 山頂1,600 m / 山麓900 m | 標高差700 m
  • コース難易度: 初級 20%|中級 40%|上級 40%
  • 利用者の種別: スキー 20%|スノーボード 80%
  • コース整備: 圧雪コース 80%|非圧雪コース 20%
  • コース数: 全3コース

チケット・レンタル・レッスン情報

チケット・レンタル・レッスン情報

リフト券の種類

スキー期リフト券料金一覧(一例)---以下は2025年の料金で、2026年は料金改定を予定しています。

  • 1日券:大人:5,800円、小人:3,500円
  • 半日券:大人:4,500円 / 小人:2,000円
  • 1回券:大人:1,000円、小人500円

レンタル情報

月山スキー場に、スキー・スノーボードセットやウエアのレンタルはありません。

レッスン案内(スキー・スノボスクール)

月山スキー場では、スキー・スノーボードのレッスンは行っていません。

ファミリー向け情報

家族で楽しむ雪あそび

ゲレンデ近くにファミリーで遊べるスノーパークはありません。月山志津温泉の近くに月山スノーランドがありますが、こちらは営業期間が3月末までとなっており、月山スキー場がオープンする4月には営業していません。

ちなみに、月山スノーランドでは、以下のようなアクティビティを楽しめます。

・チュービング
・バナナボート(スノーモービルでバナナボート、チューブを牽引します)
・ 雪原クルーズ(スノーモービルで大型ソリを牽引します)
・ドリフトチューブ(スノーモービルでチューブを牽引します)
・フリーライド(チューブ、各種そり 、雪板などを体験できます)
・雪上車クルーズ(8人乗り雪上車で遊覧クルーズを体験できます)

ゲレンデレストラン

ゲレンデレストラン

スキー場の麓にある「リフト下駅」には、売店やレストランもあります。レストランでは玉こんにゃくやコロッケ、うどんやそばといった身体が温まるようなグルメが楽しめますよ。

最近、下駅のさまざまな設備がリニューアルされ、使い勝手がよくなっています。

温泉・グルメ・夜の楽しみ

温泉でリラックス

月山スキー場の近くにある月山リゾートインには天然水を使った大浴場 があり、スキーや登山、トレッキングなどで汗をかいたあと、ゆっくり体を温めることができます。日帰り入浴もできます。

また、月山スキー場から山道を下っていくと「月山志津温泉郷」があります。
温泉街として栄える月山志津温泉郷には、いくつもの宿や温泉が連なり、宿泊だけでなく、日帰りで温泉に入ることも可能です。

アトピーにも効能があるという「美肌の湯」や、筋肉痛や疲労回復に効くお湯はスキーにもぴったりです。月山のふもとに沸いた、ブナ林や山に囲まれた自然いっぱいの中で入る温泉は格別です。スキーでたっぷり滑った後の疲れも癒してくれるはず。

おすすめローカルグルメ、バー・居酒屋情報

このエリアは冬は雪で閉ざされるため、ローカルグルメ、バー・居酒屋などは期待できません。

月山スキー場の近くは、月山そば(出羽そば)、山菜料理、月山筍、日本酒、岩魚などの川魚料理、なめこ汁、月山ワインなどがローカルグルメとしておすすめです。チャンスがあれば、麓のレストランで試してみてください。

アクセス

東京から月山スキー場にアクセスする場合、「車」「飛行機+車」「電車+車」「電車+バス」の4つのアクセス方法があります。以下にまとめたので、実際にアクセスする際の参考にしてみてくださいね。

車の場合

車の場合

はじめにご紹介するのは車(レンタカー)でのアクセス方法です。

・東京→浦和(約35分)、浦和→村田JCT(東北自動車道経由、約3時間10分)、村田JCT→西川IC(山形自動車道経由、約55分)、西川IC→月山IC(山形自動車道経由、約15分)、月山IC→月山(約20分)
所要時間:約5時間25分

所要時間が約5時間25分とそれなりの時間はかかりますが、かさばる荷物をを積み込めるので、グループや家族で遊びに行きたい時にはぴったりなアクセス方法でしょう。

飛行機と車の場合

空港からそのまま月山スキー場に向かいたい場合のアクセス情報をご紹介します。

羽田空港→庄内空港(約1時間)、庄内空港→月山(車、約1時間20分)
所要時間:約2時間20分 料金:11,650円(最安クラス航空券、レンタカー代除く)

羽田空港→山形空港(約1時間5分)、山形空港→月山(車、約1時間12分)
所要時間:約2時間17分 料金:11,230円(最安クラス航空券、レンタカー代除く)

やはり、飛行機の場合は車やバスで向かうよりも格段に早く到着することができます。少々値段が高くなっても快適に移動したいという場合にはおすすめです。

電車と車の場合

mTaira / Shutterstock.com
mTaira / Shutterstock.com

次に、電車+車(レンタカー)でのアクセス情報をご紹介します。

・JR東京駅→山形駅(山形新幹線、約2時間50分)、山形駅→さくらんぼ東根駅(山形新幹線、約16分)、さくらんぼ東根駅→月山(車、約1時間)
所要時間:約4時間6分

・JR東京駅仙台駅(東北新幹線、約2時間)、仙台駅→山形駅(仙山線、約1時間20分)、山形駅→寒可江駅(左沢線、約30分)、寒可江駅→月山(車、約50分)
所要時間:約4時間40分

電車でアクセスする場合は、乗り換えが何度か必要となります。そのため、子ども連れやグループでの移動には不向きかもしれません。途中で山形や仙台での観光を楽しみたい方におすすめのアクセス方法です。

バスの場合

最後はバスでのアクセス方法です。

・JR東京駅→JR上野駅(JR京浜東北・根岸線経由、約8分)料金:170円 IC167円
上野駅→山交ビルバスターミナル(高速バス経由、約6時間45分〜約7時間)約5,000円前後(便によって変動あり)
・山交ビルバスターミナル→月山口(高速バスバス経由、約1時間)料金:1700円
・月山口→姥沢(西川町営バス、25分)料金:500円
所要時間:約9時間30分

バスは最も時間がかかってしまうのですが、夜行バスでの移動なので眠っている間に到着するというメリットがあります。待ち時間が多くあります。また、車で移動する必要がないため、レンタカーを借りる手間やコストもかかりません。

周辺の観光スポット

月山スキー場周辺には、スキーや雪遊び以外にも楽しめる観光スポットがあります。春夏の旅のプラン作りに参考になる代表的なスポットをいくつかご紹介します。

志津温泉

月山スキー場から車で約10分の静かな温泉地。柔らかい湯質で疲れを癒し、地元の山菜料理や川魚などローカルグルメも楽しめます。冬は雪見風呂が美しく、スキー後の立ち寄り湯としても人気があります。

月山湖・月山ダム

月山スキー場から車で約20分のダム湖で、春の新緑や夏の青い湖面が美しい展望スポット。名物の「月山湖大噴水」は迫力満点で、近くの道の駅では日本酒、山菜、スイーツ、月山ワインなどの特産品も購入できます。

おすすめ宿泊施設

おすすめ宿泊施設

月山スキー場には直営のホテル「月山リゾートイン」があります。スキー場に一番近い宿泊施設なので、たっぷり遊んだあともゆったり安心して休むことができます。

標高1,160mという大自然の中にあるホテルは、ウッド調で統一されたナチュラルな空間が広がります。スキー場にほど近いロケーションで宿泊したい人はいかがでしょうか?

山形牛や地野菜といった、山形県ならではの食材を使ったメニューを用意。朝食・夕食の御膳だけでなく、お昼のお弁当も。山形県ならではの地ビールや地ワインといったドリンクも充実しています。

その他の宿泊施設

  • Gassan Ski Resort
    • 住所 Ubasawa, Shizu, Nishimurayama Gun Nishikawa Machi, Yamagata 990-0734
    • 電話 0237-75-2025
※記事掲載時の情報です。
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
※特記以外すべて税込み価格です。

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