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圧巻の光景!桜と鉄道のコラボレーションが楽しめる東北の絶景5選

圧巻の光景!桜と鉄道のコラボレーションが楽しめる東北の絶景5選

公開日: 2022/03/24

例年4月上旬頃から咲き始める東北各地の桜。ピンクの花びらが舞う桜景色の中を列車が通る、桜と鉄道の絶景スポットが点在しています。東北本線の船岡駅から大河原駅間、山形新幹線の山形駅から北山形駅間、福島県の会津鉄道や青森県の津軽鉄道、さらに宮城県の船岡城址公園のスロープカーなどでも桜景色を楽しめます。春の東北を訪れたら、鉄道旅をしながら桜景色を満喫してみましょう。

目次
  1. 1.白石川堤一目千本桜を車窓越しに観賞できる東北本線(宮城)
  2. 2.桜の園を行く船岡城址公園のスロープカー(宮城)
  3. 3.霞城公園の濠を彩る桜のすぐ近くを、山形新幹線等の列車が駆け抜ける(山形)
  4. 4.茅葺き屋根の駅舎が桜色に染まる会津鉄道・湯野上温泉駅(福島)
  5. 5.満開の桜のトンネルを駆け抜ける津軽鉄道(青森)

1.白石川堤一目千本桜を車窓越しに観賞できる東北本線(宮城)

写真提供:宮城県観光プロモーション推進室
写真提供:宮城県観光プロモーション推進室

宮城県の白石川堤一目千本桜は、蔵王連峰を背にして、残雪と桜、白石川の景色を同時に眺められる絶景スポットです。仙台駅から東北本線に乗り30分ほどで船岡駅へ。ここから大河原駅までの間、列車は桜並木と平行して走ります。

例年桜の開花に合わせ1週間、船岡~大河原駅間では満開の桜を観賞できるように一部列車で速度を下げて運転していました。車窓から満開の桜を眺めながら鉄道旅を堪能できるのです。車窓から桜を楽しんだ後は、大河原駅で下車し、白石川の堤を、桜を眺めながら歩くのがおすすめ。お花見屋形船もあり「日本さくら名所100選」に選定されている桜の景色を存分に楽しめます。
※桜の開花状況により減速運転の期間が変わる場合あります。

  • 白石川堤一目千本桜
    • 住所 〒989-1201 宮城県柴田郡大河原町大谷町向
    • 電話番号:0244-53-2659(大河原町商工観光課)

2.桜の園を行く船岡城址公園のスロープカー(宮城)

2.桜の園を行く船岡城址公園のスロープカー(宮城)

石川堤一目千本桜に近い船岡城址公園は、船岡駅から徒歩約15分の場所にあります。標高約135mの小さな山全体が公園になっていて、約1,000本の桜が見られる花見の名所です。白石川堤一目千本桜と同様に「日本さくら名所100選」に選ばれ、宮城県内ではこの2つだけです。

スロープカーは、約305mの道を4分かけて登り、頂上を目指します。歩いて行くこともできますが、坂が急なので、多くの人はスロープカーを利用。何よりスロープカーは、桜が多く咲く斜面をゆっくりと登るので、最高の花見スポットなのです。
スロープカーの山頂駅からは、ほぼ同時期に見頃を迎える白石川堤一目千本桜と船岡城址公園の桜景色を一望できます。その圧倒的な眺めを楽しみましょう。

  • 船岡城址公園
    • 住所 〒989-1606 宮城県柴田郡柴田町船岡舘山95-1
    • 電話番号:0224-56-3970(柴田町観光物産協会)

3.霞城公園の濠を彩る桜のすぐ近くを、山形新幹線等の列車が駆け抜ける(山形)

3.霞城公園の濠を彩る桜のすぐ近くを、山形新幹線等の列車が駆け抜ける(山形)

山形県の山形駅近くにある霞城公園は、山形城跡を整備した公園です。二ノ丸の濠や土塁、石垣などが残り、かつての城の面影が見られます。県内きっての桜の名所としても有名で、ソメイヨシノを中心に約1,500本の桜が植えられています。

特に多くの桜を見られるのが東大手門周辺。復元された城壁や屋根があり、城と桜という日本的な風景を楽しめるスポットとして外国人からの人気が高いエリアです。この東大手門近くを、JR東日本・山形新幹線などの列車が通り抜けていく姿が格別です。

桜は例年4月中旬に見頃を迎えます。開花のピーク時には、霞城公園のすぐ近くを通る仙山線・奥羽本線などが山形駅~北山形駅間にて一部列車で速度を下げて運転していました。車窓からの桜見物も楽しめます。
※桜の開花状況により減速運転の期間が変わる場合あります。

◆霞城公園で実施中の新型コロナ感染症対策
店舗・施設内や設備等の消毒・除菌・洗浄/除菌・消毒液の設置/店内換気の実施/スタッフのマスク着用・手洗い・消毒・うがい・検温の実施/入店人数や席間隔の調整/体調不良のお客様の入店お断り/お客様へのマスク着用のお願い・検温の実施

  • 霞城公園
    • 住所 〒990-0826 山形県山形市霞城町1-7
    • 電話番号:023-641-1212(山形市公園緑地課)

4.茅葺き屋根の駅舎が桜色に染まる会津鉄道・湯野上温泉駅(福島)

4.茅葺き屋根の駅舎が桜色に染まる会津鉄道・湯野上温泉駅(福島)

福島県の会津エリアを走る会津鉄道は、西若松駅から会津高原尾瀬口駅を結ぶ鉄道。会津若松を出発後、阿賀川沿いに芦ノ牧温泉や湯野上温泉、「塔のへつり」と呼ばれる断崖など、ロケーション抜群の温泉や観光スポットをめぐり、尾瀬を目指す自然いっぱいのローカル線です。

画像素材:PIXTA
画像素材:PIXTA

例年4月中旬から下旬頃には、全国的にも珍しい茅葺き屋根の駅舎がある湯野上温泉駅周辺の桜が開花。約30本と数は少なめですが、小さな駅を桜色に染めるには十分です。駅の周辺には湯野上温泉があり、民宿旅館など20軒近い宿が点在。日帰り入浴を楽しめる施設もあり、旅の疲れを癒すのに最適です。

湯野上温泉駅から車で10分ほどのところには、このエリアきっての観光名所「大内宿」もあります。400年以上前の宿場町の面影を残し、沿道に大きな茅葺き屋根の建物が並んでいます。国選定重要伝統的建造物群保存地区に指定され、今も大切に保護されています。茅葺き屋根の民家の多くは飲食店やみやげ店を営み、散策にもぴったり。

湯野上温泉駅で実施中の新型コロナ感染症対策
店舗・施設内や設備等の消毒・除菌・洗浄/除菌・消毒液の設置/店内換気の実施//仕切り板の設置/スタッフのマスク着用・手洗い・消毒・うがい・検温の実施/入店人数や席間隔の調整/体調不良のお客様の入店お断り/お客様へのマスク着用のお願い・検温の実施

  • 湯野上温泉駅
    • 住所 〒969-5206 福島県南会津郡下郷町湯野上大島乙
    • 電話 0241-68-2533

5.満開の桜のトンネルを駆け抜ける津軽鉄道(青森)

画像素材:PIXTA
画像素材:PIXTA

青森県の津軽半島を走る津軽鉄道は、津軽五所川原駅と津軽中里駅の20.7kmの区間を結ぶローカル線です。車内に昔ながらのダルマストーブが置かれ、極寒の冬、ストーブで車内を温めながら走行します。車窓から地吹雪が舞う津軽平野を見ながらストーブ列車で暖をとるという、津軽鉄道ならではのスタイルが好評。わざわざ厳しい寒さの冬に訪れる観光客が多くいます。

画像素材:PIXTA
画像素材:PIXTA

沿線には、津軽三味線会館や、津軽出身の文豪・太宰治の生家である「斜陽館」、そして桜の名所・芦野公園などが点在。芦野公園は、太宰治が少年時代によく遊びに来ていた公園で、現在は青森県内屈指の桜名所として知られています。例年、4月下旬に見頃を迎える芦野公園の桜は、1,500本を超えるソメイヨシノのピンクが鮮やかに公園を彩ります。津軽鉄道の芦野公園駅周辺の桜も満開になり、レトロなボディの車両をピンクのトンネルで包んでしまいます。この光景を写真に収めようと、毎年多くのカメラマンが津軽鉄道の写真を撮りに訪れます。

芦野公園で実施中の新型コロナ感染症対策
店舗・施設内や設備等の消毒・除菌・洗浄/除菌・消毒液の設置/スタッフのマスク着用・手洗い・消毒・うがい・検温の実施//体調不良のお客様の入店お断り/お客様へのマスク着用のお願い・検温の実施

  • 芦野公園
    • 住所 〒037-0202青森県五所川原市金木町芦野
    • 電話 0173-38-1515

4月に見頃を迎える東北の桜スポット。乗り物に乗りながらゆっくりと桜を観賞するのは、いつもと違った感動があります。この春、桜舞う東北へ出かけてみてはいかがでしょう。

※本記事の情報は2022年3月時点のものです。最新の情報は公式サイト等でご確認ください。
Text by:株式会社シュープレス

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