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ラグビーの街・釜石。「鵜住居復興スタジアム」や観光スポット情報まとめ

ラグビーの街・釜石。「鵜住居復興スタジアム」や観光スポット情報まとめ

更新日: 2020/08/06

2019年9月からラグビーの世界大会が日本で開催されます。日本選手権7連覇を成し遂げた「新日鐵釜石ラグビー部」や「釜石シーウェイブスRFC」が活躍する“ラグビーのまち”として発展してきた、岩手県釜石市も開催地のひとつ。2018年に建設された「釜石鵜住居(うのすまい)復興スタジアム」を会場に、9月25日の「フィジーVSウルグアイ戦」、10月13日の「ナミビアVSカナダ戦」の2試合が開催されます。試合の観戦と共に、釜石市の観光スポットを楽しみましょう。

「釜石鵜住居復興スタジアム」はどんな場所にある?

「釜石鵜住居復興スタジアム」はどんな場所にある?

岩手県釜石市鵜住居町にある「釜石鵜住居復興スタジアム」。釜石市の復興のシンボルとして、2011年に発生した東日本大震災の被害を受けた、旧鵜住居小学校、釜石東中学校の跡地に建設されています。ラグビー世界大会の当日は、釜石駅や県内各市町村から会場までシャトルバスが運行予定。また、三陸鉄道「鵜住居駅」からは、徒歩3分で訪れることができます。車で移動する際は、スタジアム近隣に使用できる駐車場がないため、釜石駅付近からシャトルバスやタクシーなどでの移動がオススメです。

  • 釜石鵜住居復興スタジアム
    • 住所 岩手県釜石市鵜住居町第18地割5番地1
    • 電話 0193-27-5067

試合観戦と一緒に楽しみたい、釜石観光

試合観戦と一緒に楽しみたい、釜石観光

岩手県の沿岸南部に位置する釜石市。基幹産業は製造業と水産業。日本で初めて洋式高炉による鉄の連続生産に成功した近代製鉄発祥の地として知られるほか、豊富な三陸の海の幸に恵まれている地域です。市内には、半島部の漁村集落、内陸部の山村集落のほか、住宅街や商業施設が並ぶ市街地があり、それぞれに観光資源を有しているため、多種多様な楽しみ方を味わうことができます。

1.釜石大観音

1.釜石大観音

釜石湾を一望する高台、大平町鎌崎半島に立つ「釜石大観音」。全12階ある大観音の中が拝観できるようになっており、青森ヒバで造られた社殿や楠の一木造り、鉈彫り様式で表現した三十三観音を見ることができます。2階から10階の各階には、木彫りの七福神が祀られ、七福神を参拝すると、七つの災難が除かれ、七つの幸福を授かるといわれています。

11・12階、観音様が抱える魚の上が釜石湾を望むことのできる展望台になっており、遠くは馬田岬、尾崎半島まで、陸中海岸国立公園の雄大なリアス式海岸を眺めることができます。

  • 釜石大観音
    • 住所 岩手県釜石市大平町3-9-1
    • 最寄駅 釜石鵜住居復興スタジアムから、車・タクシーで約20分
    • 電話 0193-24-2125
    • 営業時間:9:00~17:00(季節により変動あり)
      料金:大人500円、中高生300円、小学生100円(団体割引あり)
      定休日:なし

2.鉄の歴史館

2.鉄の歴史館

釜石の製鉄業に携わった先達の偉業を後世に伝え残すためにオープンされた、鉄の総合的な資料館「鉄の歴史館」。日本における鉄文化の発生から、近代製鉄への道のり、釜石の鉄鋼産業の近現代などを説明する資料が展示されています。自分だけのオリジナルキーホルダーを作成することができる、鋳造体験も人気です。

釜石市橋野町に残る「橋野高炉跡」の三番高炉を原寸大に復元させた高炉の大模型を中心に、音と光と映像によって釜石の鉄の歴史を紹介するシアターも。鉄の歴史館のマスコットキャラクター「サイ太郎」と近代製鉄の父、大島高任をモチーフとしたキャラクターの案内のもと、釜石の鉄づくりの歴史について学ぶことができるスポットです。

  • 鉄の歴史館
    • 住所 岩手県釜石市大平町3丁目12番7号
    • 最寄駅 釜石鵜住居復興スタジアムから、車・タクシーで約20分
    • 電話 0193-24-2211
    • 営業時間:9:00-17:00
      料金:大人 500円、高校生 300円、小中学生 150円(団体割引あり)
      定休日:毎週火曜日、12月29日から1月3日

3.橋野鉄鉱山

3.橋野鉄鉱山

橋野鉄鉱山は、鉄鉱石の採掘場跡、運搬路跡及び高炉場跡により構成される鉄鉱山及び製鉄所の総称。近代製鉄の父・大島高任の指導により築造された、日本最古の洋式高炉跡が現存しています。日本における製鉄産業の近代化を象徴する史跡で、橋野鉄鉱山を含む「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼,造船,石炭産業」は2015年に世界遺産に登録されています。

橋野鉄鉱山には、高炉3基をはじめ、関連した多くの遺構が残っていますが、現在の状態では、当時どのように使われていたのかがわかりません。そこで観覧する際には、まずインフォメーションセンターを訪れるのがオススメです。説明資料が展示されている他、多言語に対応した音声ガイドやVR・ARを用いたアプリが用意されているので、それらを利用することでより理解を深めることができますよ。

  • 橋野鉄鉱山
    • 住所 岩手県釜石市橋野町第2地割15
    • 最寄駅 釜石鵜住居復興スタジアムから、車・タクシーで約40分
    • 電話 0193-22-8846
    • 営業時間:9:30-16:30
      料金:無料
      定休日:12月9日-3月31日(冬期間休館)

Text by:宮本拓海(みやもと たくみ)
1994年生まれ。岩手県奥州市出身。
2019年4月よりフリーランスライターとして活動中。

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