全国で3番目に広く、美しい自然や温泉、歴史や伝統、全国2位の生産&収穫量を誇る桃をはじめ、特産品もたくさんある福島県。この記事では、福島応援アイドル「福島もも娘」が、福島県の東部・浜通りエリアを楽しむプランを紹介します。
※この記事は広告内容を含みます。
■台湾から約3時間。食、自然、歴史の魅力たっぷりの福島県
2024年1月から4年ぶりに福島空港⇔桃園空港のチャーター便(タイガーエア)が復活し、アクセスが抜群に良くなっています(週2回・火金の運行、25/3/28まで)。福島県は、大きく分けて太平洋に面した東側を「浜通り」、県中央部を「仲通り」、西側を「会津地方」と3つのエリアがあり、地域ごとに多様な歴史や伝統文化、グルメが存在しています。
■5日間でめぐる!福島・浜通り旅のモデルプラン
なかでも「浜通りエリア」は、海の幸のグルメや伝統工芸や行事など文化色が特に豊か。また2011年の震災からの復興の歩みや、町を盛り上げる地元の人たちの想いを肌で感じられる場所でもあります。
今回は、そんな浜通りエリアを5日間で満喫できるプランを紹介します。
【旅のナビゲーター:福島もも娘】
台湾出身の福島応援アイドル。メンバーは、写真右からペイペイ、ルーシー、ファーファ、アイゴ。福島県飯舘村の会社と台湾の芸能事務所が共同でプロデュースし2024年結成。福島と台湾の架け橋として両国で精力的に活動しています。
■Day1:自然たっぷりな場所でスポーティーな一日
浜通りエリアといえばやはり海。大海原の絶景と潮風を間近に感じられる体験を詰め込んだアクティブでスポーティーな1日を過ごすプランです。
①小名浜の絶景&潮風を感じながらゴルフ
太平洋を一望できるゴルフコースが人気の「小名浜オーシャンホテル&ゴルフクラブ」。全客室と露天風呂からも海が一望できる眺望抜群のホテル。
ゴルフはほぼ初めてという福島もも娘も、この小名浜らしい開放感たっぷりな景色と打ち抜く爽快感で、ゴルフの醍醐味を満喫。2025年に全面改装予定とのことで、よりモダンで使いやすく生まれ変わるのが楽しみです。
-
小名浜オーシャン&ゴルフクラブ
- 住所 〒971-8183 福島県いわき市泉町下川大畑17
- 電話 0246-56-3311
②スパリゾートハワイアンズのステージを鑑賞
1965年の開業以来いわき市の観光名所として親しまれ、震災後は地域復興のシンボルとしても重要な役割を果たしてきた「スパリゾートハワイアンズ」。いわき湯本温泉の豊富な湯量を活かし、常夏の楽園をコンセプトの日本最大級の温泉レジャー施設です。
ハワイアンズの代名詞ともいえるのが、大ヒット映画の題材にもなったフラガールたちのパフォーマンス。曲ごとに雰囲気が変わり、しなやかで美しい踊りは必見。
南国気分が盛り上がる充実のフード、フラダンスの成り立ちがわかるフラ・ミュージアム、日本の縁日をイメージしたお土産エリアでの買い物など、日本にいながら南国リゾートを満喫することができます。
-
スパリゾートハワイアンズ
- 住所 〒972-8326 福島県いわき市常磐藤原町蕨平50
- 電話 0570-550-550
③海沿いでフラの体験レッスン
ステージを見た後は、自分で踊る体験を。市内で著名なリノラニあゆみ先生の教室では、いわきの海を感じながら踊るビーチフラ体験を開催しています。
先生は、かつてスパリゾートハワイアンズで踊っていた元フラガール。初めての方はもちろん、年齢、性別、国籍問わず参加できます。太陽のように明るく、丁寧で優しい先生の指導で、全員振り付けはばっちりです。
いわきの美しい海を感じながら、愛にあふれたアロハの精神を体感すれば、きっと日々の凝り固まった心が解きほぐされるはずです。
- ビーチフラ体験
- ※電話予約制
<体験時間>約60分
<体験可能な時間>10:00~16:00
<料金>2,500円(税込)/1人
フラ教室:ハーラウ ラウラーナニ/リノラニあゆみ
TEL:090-5357-9593
④スポーツ施設Jヴィレッジで宿泊もアクティブに
宿泊は、日本初のサッカーナショナルトレーニングセンター「Jヴィレッジ」でスポーティーに締めくくります。震災と原発事故による7年4か月間の休業後、2018年に再始動した復興のシンボルでもあります。
サッカー以外の競技用施設、ジム、大浴場、サウナ、ホテル、レストランなどが併設され、誰でも利用できます。プロ選手と同じ設備や使える、貴重な施設です。
部屋からのビューはサッカーのピッチというのはかなりレア。サッカー好きにはたまらない、これぞJヴィレッジならではの滞在体験になるでしょう。
-
ナショナルトレーニングセンター Jヴィレッジ
- 住所 〒979-0513 福島県双葉郡楢葉町山田岡美シ森8
- 電話 0240-26-0111
■Day2:温泉でゆっくり癒しの一日
福島は、温泉資源が130以上ある全国有数の温泉有名県。1600年以上前に開湯し日本三大古湯のひとつであるいわき湯本温泉で、日本の温泉文化に触れながら癒しの1日を過ごすプラン。
①温泉神社で旅の安全&日々のご利益を祈願
温泉神社は、境内に温泉が湧き出ているめずらしい神社で、健康、長寿、縁結び、開運のご利益がある地元の守り神的存在です。凛とした空気が気持ち良い境内は、通年17:00~21:00頃にライトアップされ、昼間とは違った景色を見ることができます。
紅葉の名所でもある温泉神社では、この時季限定の紅葉型絵馬を販売中。4人もそれぞれ願い事を書いたり、家族にお守りを買ったりと神社文化を楽しみました。
-
温泉神社
- 住所 〒972-8321 福島県いわき市常磐湯本町三函322
- 電話 0246-42-20071
②散策の合間に鶴のあし湯広場でリラックス
服を着たままで手軽に温泉を楽しめる足湯は、温泉地ならでは。観光客や地元の人の憩いの場が、神社からほど近い「鶴のあし湯広場」。源泉掛け流しで、あつ湯とぬる湯の2種類、ペット用の足湯もあり誰でも無料で利用できます。
町の中心で便利な場所にあるので、散策に疲れたらぜひ何度でも立ち寄りたい場所。身体はポカポカと温まり疲れも癒され、何ともいえない気持ちよさに癒されるでしょう。
-
鶴のあし湯広場
- 住所 〒972-8321 福島県いわき市湯本町三函281-1
<営業時間>7:00~20:00
③老舗旅館「古滝湯」で温泉とご当地&旅館グルメを堪能
この日の宿泊は温泉郷の中で最も古く、2025年に創業330年を迎える「古滝屋」。町の中心部に位置し、観光拠点にもうってつけです。客室は和モダンにリフォームされ、快適な空間です。
温泉街が一望できる露天風呂はその名も「天空の湯」。湯上がり後には浴衣でゆっくり休憩するのも、贅沢な時間です。室内にある大浴場の岩風呂も広々として、風情があります。
季節ごとに変わる旬の食材、福島らしい名物を使った懐石料理も自慢です。レトロ感あふれる温泉街の雰囲気、日本屈指の温泉と旅館グルメをたっぷり味わってください。
-
古滝屋
- 住所 〒972-8321 福島県いわき市常磐湯本町三函20
- 電話 0246-43-2191
■Day3:浜通りの伝統・文化に触れる一日
相双地域(相馬地域+双葉地域の総称)は、浜通りの中でも伝統文化や歴史が特に色濃く根付いているエリア。代々受け継がれてきた伝統行事や文化を深く知る1日を過ごすプランです。
①大堀相馬焼陶吉郎窯で職人技術を間近に体感!
浪江町大堀地区で300年以上の歴史を持つ伝統工芸品「大堀相馬焼」。震災の原発事故によって窯元の多くは別の場所へ移り、その数も以前の約半分にまで減っています。
そんな中、いわき市で再出発を果たしたものの「大堀相馬焼が生まれたこの地で受け継ぐことに意味がある」と、2024年に浪江町大堀に工房を再建したのが近藤学さんの「陶吉郎窯」です。
青ひびと呼ばれる独特の柄、内と外の二重構造が特徴的な大堀相馬焼。柄は窯から出して外気に触れると自然に作り出されるため、同じものは2つとありません。「ピーン」という美しい音と共に模様が刻まれていくさまは、まるで焼き物が生きているかのよう。以前も訪れたことがあるメンバーたちも、改めて説明を聞きながら技術の素晴らしさ、作品の美しさに感嘆。いわき工房では陶芸体験もできるので、世界に一つだけの作品を作るのもおすすめです。
-
大堀相馬焼陶吉郎窯;大堀工房
- 住所 〒979-1544 福島県双葉郡浪江町大堀字後畑98ー1
- 電話 090-2604-9890
※いわき工房
〒979-0204
福島県いわき市四倉町細谷字水俣75-17
TEL 0246-38-7855
②「道の駅なみえ」で浪江町の名産品&グルメを堪能
お土産やランチは、2020年8月オープンの「道の駅なみえ」。完成をきっかけに多くの人が町に戻ってきたという浪江町の復興の象徴の場です。
浪江町の名産品たまねぎやシラス、古くから愛されている「なみえ焼きそば」もお土産におすすめで、レストランでも味わえます。なかなか他県には出回らない、地元で獲れた新鮮で旬の野菜や果物なども並びます。
ここでしか手に入らない商品や福島らしい特産品の数々に、目移りするメンバーたち。時間を忘れて選んでいました。
-
道の駅なみえ
- 住所 〒979-1513 福島県双葉郡浪江町大字幾世橋字知命寺60
- 電話 0240-23-7121
<営業時間>10時〜18時
<定休日>毎月最終水曜日
③南相馬市博物館で、相馬野馬追の迫力と町の歴史に触れる
1,000年以上の歴史があり、南相馬地域の大事な年中行事である相馬野馬追。その貴重な歴史と迫力を体感できるのが南相馬市博物移館。
野馬追とは、当時この一帯を治めていた相馬家のお殿様が放馬していた馬を追いかけて神前に奉納したことから始まったお祭り。甲冑を身にまとった約400人の騎馬武者がスピードを競う甲冑競馬や、旗を奪いあう神旗争奪戦は圧巻のひと言!毎年3日間開催され、約10万人が訪れます。
そんな野馬追が実寸大のジオラマで再現されていたり、写真や模型が多かったりと、見るだけでわかりやすいので、海外の人には特におすすめです。
-
南相馬市博物館
- 住所 〒975-0051 福島県南相馬市原町区牛来字出口194
- 電話 0244-23-6421
<入場料>一般300円
<営業時間>9:00~16:45
<休業日>月曜(月曜祝の場合は翌平日)、年末年始
④天皇皇后陛下も宿泊した「ホテル飛天」で上質なホテルステイ
この日の宿泊は、松川浦温泉の和風リゾート「ホテル飛天」。平成天皇皇后両陛下もお泊りになった名宿です。
高級感のあるロビーや落ち着きのある使いやすい和洋室の客室、そして季節の素材を活かした料理も評判です。広い大浴場と露天風呂も人気で、日帰り入浴もできます。
少しラグジュアリーな気分を味わいながら、1日の締めくくりをゆっくり過ごしてください。
-
ホテル飛天
- 住所 〒976-0023 福島県相馬市和田中迫104-3
- 電話 0244-38-7000
■Day4:ネイチャーツーリズムな一日
四季折々の豊かな自然も福島の自慢。山登りをメインにしたネイチャーツーリズムな1日を過ごすプランです。
①標高約400m鹿狼山へ登山ハイキング
日本一山開きが早い山として有名な鹿狼山。登山道入り口から山頂まで片道約40分と登山初心者や旅行者にも程よいレベルで、道も整備されていて歩きやすいコースです。周りの景色をみながら、また休憩しながら頂上を目指します。
山頂には鹿狼神社、晴れていれば海の絶景も拝むことができます。気軽といっても、そこは登山。下山する頃には適度な疲労感とともに、達成感を得られます。
-
鹿狼山(登山口)
- 住所 〒979-2706 福島県相馬郡新地町杉目飯樋52
②登山口近くの「鹿狼の湯」でエネルギーチャージ
しっかり動いた日は、登山口からほど近い鹿狼の湯の宿泊がベスト。鹿狼山の湧き水を使った露天風呂や眺望の良いレストランの自家栽培&自家製手打ち蕎麦が人気です。
和を基調とした清潔感のある落ち着いた客室。大きな窓からの海と山の景色で、疲れた体をゆっくり休めることができます。
-
鹿狼の湯
- 住所 〒979-2706 福島県相馬郡新地町杉目飯樋50
- 電話 0244-63-2617
■Day5:非日常のレア体験
普段できない体験をする、それこそが旅の真骨頂!他にはない体験とグルメを詰め込んだ1日を過ごすプランです。
①国内最大級の専用コース「しんちパンプトラック」
パンプトラックとは、自転車やスケボーなどの乗り物で走るデコボコと起伏のあるコースのこと。しんちパンプトラックは、震災の津波で大きな被害を受けた新地町釣師地区の釣師防災緑地公園にあり、住民の方たちの交流の場、復興の象徴として町に活気を与えています。
必要な道具は全てレンタルOK。メンバー全員初めてでしたが、ポイントを教えてもらうとすぐに乗りこなせています。パンブトラックだからこそ味わえるリズミカルな動きや疾走感は、病みつきになってしまうかも!
-
しんちパンブトラック
- 住所 〒979-2702 福島県相馬郡新地町谷地小屋町裏9
- 電話 0244-32-1520
<利用料金>コース利用…750円/1時間大人1人、自転車レンタル…300円/1台2時間まで
※学生、町民料金あり
<利用時間>9:45~16:15 (昼休憩…12:00~13:00) ※夏季5月~8月のみ 13:15~17:15
<休園日>原則火曜・水曜
②「いさみ屋」で地元名物の浜焼き&小型船クルーズ体験
昔から松川浦エリアの名物だった浜焼き。地震の影響で無くなっていましたが、「もう一度、伝統の浜焼きを復活させたい」と一念発起。「いさみや」で再び味わえるようになりました。
串の刺し方、火に当てる角度、塩加減などはコツと技術が必要で、職人の技が光ります。カレイなどの大きい魚を丸ごと焼いて食べられるのは、浜焼きならでは。秘伝のタレの香りが食欲をそそり、待ち切れないメンバーたちは思わず焼き場の近くへ。
皮はパリっと、身はふっくら。“松川浦復活の浜焼き”のおいしさを堪能しました。
ここでできるもう一つの体験が、ご主人自らの運転&案内でめぐる小型船のクルーズです(1万2000円/6名まで)。小船だからこそのスピード感と見られる景色は圧巻です。
-
遊学の宿いさみや
- 住所 〒976-0022 福島県相馬市尾浜字平前109
- 電話 0244-38-8216
③「ホテルみなとや」で心休まるアットホームな滞在
宿泊は、全室オーシャンビューで松川浦の自然を望める「ホテルみなとや」へ。窓一面に絵画のような景色が広がり、タイミング次第で目の前の港から船が出港する様子も見られます。
天気が良ければ日の出も!この日は神々しい夕日を見ることができました。
料理は新鮮な旬の魚介が中心で、11月~2月頃のシーズンには相馬名物の天然とらふぐも味わえます。
-
ホテルみなとや
- 住所 〒976-0022 福島県相馬市尾浜追川137
■日本人の温かさ、優しさ、強さを感じられる福島の旅
どこでも温かく迎えてくれる福島の人たち。特に、震災の際に多大な支援をしてくれた台湾に対して特別な想いと感謝を持っています。だからこそ、震災から復興している姿や景色を多くの人に見に来てほしい、そんな風に思っているのです。心も身体もお腹も満たされる福島へ、ぜひ足を運んでみてください。
LIVE JAPAN編集部は日本をよく知る在日5年以上のネイティブ編集者と旅好きな日本人編集者から成る多国籍チームです。私たちは日本の魅力を余すことなく伝え、旅行前に役立つ文化や歴史、旅行中に嬉しいイベントやクーポン情報など、様々な情報やサービスであなたの大切な旅をサポートします!
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
※特記以外すべて税込み価格です。
-
【2025年 最新情報】日本旅行のルールや制度はどう変わる?免税制度、事前通関などの動向を解説
by: LIVE JAPAN編集部
-
【2024年】クリスマスグルメやワイン、雑貨の販売も!全国のクリスマスマーケット情報
by: いとうみずえ
-
河口湖で食べるべきほうとう3選!富士山麓の絶品名店を食べ比べ
by: 島田みゆ
-
江戸時代から続く東京の銭湯文化を、外国人ネイティブが体験。古き良き昔ながらの銭湯と、現代風にリニューアルされた最新の銭湯を徹底レポート
by: 加藤 洋平
-
日本の「伝統的酒造り」がユネスコ無形文化遺産に登録決定!
by: LIVE JAPAN編集部
-
日本最大の琵琶湖に、とろける近江牛。 滋賀県の魅力をまるごと堪能できる「ここ滋賀」ガイド