日本に気軽に来られない昨今、自宅で和食を楽しめるといいですよね。そこでご紹介するのは日本の丼料理の定番「カツ丼」のレシピ。豚ロースや卵などメインの材料は海外のスーパーマーケットでも手に入るので気軽にチャレンジできます。
レシピは料理教室の講師・南 俊宏さんが監修し、実際の調理動画付きなので、ぜひ動画を見ながら作ってみてくださいね。
「カツ丼」は100年以上の歴史がある日本のソウルフード!
カツ丼とは、外国人から人気が高いトンカツを、玉ねぎと共に醤油や砂糖、みりんなどで味付けしたダシで煮込み、溶き卵でとじ、ごはんの上にのせた丼物の一種。
発祥は諸説ありますが、東京・早稲田にあるそば店「三朝庵」が、1918年 ごろに仕出しの注文を受けて余ったトンカツを、学生のアイディアで親子丼とのように卵でとじてご飯に載せたのが始まりとされていて、評判を呼んで次第に普及していったようです。現在では家庭ではもちろん、専門店も多数ある日本のソウルフードになっています。
トンカツをソースで煮込んだり、衣にカレー粉を混ぜたり、地域によってさまざまなレシピがあり、それらはご当地カツ丼として愛されています。今回は、日本で最も一般的なカツ丼のレシピを紹介します。
カツ丼の作り方:豚ロースは棒で叩くことで柔らかく仕上がる!
<カツ丼の材料※1人分>
・ごはん180g(あらかじめ炊いておいたもの)
・豚ロース(厚切り)100g
・玉ねぎ1/4個
・卵 2個
・三つ葉適量(あれば)
・水 50ml
・薄力粉適量
・卵適量
・パン粉適量
・サラダ油適量
・塩こしょう少々
・日本酒大さじ1(白ワインでも代用OK)
・みりん大さじ1
・醤油大さじ1
・砂糖小さじ1
・カツオだし50ml
※カツオだしの取り方は動画「だし巻き卵の作り方」を参照。みりんがない場合は動画「親子丼の作り方」参照
<カツ丼の作り方>
1)玉ねぎは薄切りにしておきます。
2)豚ロースは筋を切ってから、ラップをのせて棒で叩きます。棒で叩き肉の繊維を断ち切ることで、火の通りが均一になり、柔らかく仕上がります。
3)叩いた豚ロースの両面に塩こしょうをふり、薄力粉、溶き卵、パン粉の順に衣をつけます。
4)鍋にサラダ油を注ぎ170℃に熱し、衣をつけた豚ロースを入れます。中に火が通り、表面が色づくまで5分ほど揚げます。
5)揚がったらしっかりと油切りをし、2cm幅に切リましょう。
6)フライパンに、水、日本酒、みりん、醤油、砂糖、カツオだし、薄切りにした玉ねぎを入れて中火で熱します。
7)玉ねぎがしんなりしたら、中火のまま2cm幅に切ったトンカツと軽く溶きほぐした卵を入れて30秒ほど蒸らします。蒸らしている間に、丼にごはんをよそっておきましょう。
蒸したトンカツと卵を、ごはんの上にすべらせるようにのせたら完成です。仕上げに彩りとして三つ葉をのせるのが日本では一般的です。
カツ丼用のトンカツは揚げすぎてしまうと、煮たときに肉が硬くなってしまう原因に。中は完全に火が通る一歩手前の状態で揚げることで、より美味しく仕上がりますよ。
▼動画で詳しくチェック!▼
<監修者プロフィール>
クッキングスタジオ「大阪デリシャス」店長・南 俊宏。社会人として働いた後、社会人学校を経て料理教室講師に転職。クッキングスタジオ「大阪デリシャス」にて講師を務めながら、レシピ開発や調理アシスタントだけでなく、TV出演経験も。和食全般に加え、洋食や中華など幅広く担当する。
大阪デリシャス公式ホームページ
Text by:株式会社エフィール
※本記事の情報は2022年2月時点のものです。
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