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【2024年最新】日本三大祭り「天神祭」ガイド!船渡御や奉納花火など見どころを解説

【2024年最新】日本三大祭り「天神祭」ガイド!船渡御や奉納花火など見どころを解説

更新日: 2024/05/20

1000年以上の歴史を誇り、毎年130万人もの人が訪れる大阪を代表する都市大祭「天神祭」。約1ヶ月の間に様々な行事が行われ、最大の盛り上がりを見せるのが7月25日。陸渡御や船渡御などが盛大に行われ、祭りを締めくくる奉納花火は大川に映る篝火や提灯灯り、花火などの華麗な姿より火と水の祭典とも呼ばれています。また、天神祭ギャルみこしなども天神祭の賑わいをもたらす行事としても定着しています。

目次
  1. 天神祭とは?
  2. 会場までのアクセス
  3. 2024年開催スケジュール
  4. 天神祭の主な見どころ11選
  5. 1.天神祭の華!「ギャルみこし」を見て天神祭を盛り上げよう
  6. 2.天神祭の始まりを告げる催し「一番太鼓」
  7. 3.天神祭の起源となった古式ゆかしい「鉾流神事」
  8. 4.「催太鼓氏地巡行」の力強く太鼓を叩く姿は圧巻!
  9. 5.水上で披露される演能「水上薪能」!
  10. 6.「本宮祭」では大阪市中の平安と繁栄を祈願
  11. 7.約3,000人の行列からなる勇壮な大行列「陸渡御」
  12. 8.100隻を超す船が大川をゆっくりと行き交う「船渡御」
  13. 9.船渡御の船上でしめやかに行われる神事「船渡御 船上祭」
  14. 10.夜空と水面を幻想的に照らすフィナーレの「奉納花火」に感動
  15. 11.ロケーション抜群の特別観覧席から花火を見る!
  16. 混雑度合や注意点は?

天神祭とは?

大阪天満宮が鎮座した2年後の951年より始まったとされ、東京・神田祭、京都・祇園祭とともに日本三大祭りの一つに数えられています。全国各地で行われる「天神祭」の中でも最も有名な天神祭でもあります。

大阪市内の天満にある大阪天満宮の氏地を中心に、毎年6月下旬吉日〜7月25日に行われ、特に宵宮と本宮に当たる7月24日・25日は賑やか。25日には約5,000発もの奉納花火と、100隻もの大船団が大川に浮かぶ光景は圧巻!

会場までのアクセス

大阪天満宮は、JR東西線「大阪天満宮駅」から徒歩1分

2024年開催スケジュール

2024年の開催日は以下の通りです。会場や時間など詳細については、例年の情報です。変更となる可能性もあるため、事前に公式ホームページを確認してから訪れましょう。

開催日:2024年7月24日(水)~25日(木)
会場:大阪天満宮 大阪市北区天神橋2丁目1番8号 ほか
時間
【宵宮】7月24日
4:00〜 一番太鼓
7:45〜 宵宮祭
8:30〜 鉾流行列参進
8:50〜 鉾流神事
11:00〜 行宮祭
11:30〜 山蔭流儀式庖丁奉納
12:00〜 天神講獅子 獅子舞
16:00〜 催太鼓氏地巡行
16:15〜 どんどこ船宮入 鉾流神鉾奉還
18:40〜 水上薪能
19:00〜 催太鼓宮入
19:30〜獅子舞宮入

【本宮】7月25日
13:30〜 本宮祭
14:15〜 神霊移御
15:30〜 陸渡御列出発
17:30〜 船渡御列出発
18:00〜 船渡御
19:30〜 船上祭
19:30〜 奉納花火
21:00〜 催太鼓の宮入開始
22:00〜 還御祭

観覧席:船渡御・天神祭奉納花火の観覧席(有料)は、JTBにて販売。

天神祭の主な見どころ11選

天神祭の主な見どころ11選

1.天神祭の華!「ギャルみこし」を見て天神祭を盛り上げよう

1.天神祭の華!「ギャルみこし」を見て天神祭を盛り上げよう

天神祭を盛り上げるための前イベントとして、毎年7月23日に行われる「ギャルみこし」。本来の正式名称は「天神祭女性御神輿」で、大阪で有名になるにつれていつのころからか「ギャルみこし」と呼ばれるようになりました。約200kgある神輿を担いだ80人もの女性たちが、力強く天神橋筋商店街を巡行します。

2.天神祭の始まりを告げる催し「一番太鼓」

天神祭の夜明けを告げる催し「一番太鼓(いちばんだいこ)」。 午前4時ちょうどに大阪天満宮の正門が開かれると、催太鼓の願人がまず一番太鼓を打ち、だんじり囃や龍踊りの披露と共に、天神祭の雰囲気を一気に盛り上げます。

3.天神祭の起源となった古式ゆかしい「鉾流神事」

3.天神祭の起源となった古式ゆかしい「鉾流神事」

罪やけがれを払うため、神童が斎船(いわいぶね)から白木の神鉾を堂島川に流す「鉾流神事(ほこながししんじ)」。神童は地元の小学生から選ばれた天神祭の神事に携わる男の子で、祭りの間は厳しい決まりを守り、身を清めて過ごします。鉾流神事では鉾を流す大役を担います。

4.「催太鼓氏地巡行」の力強く太鼓を叩く姿は圧巻!

天神祭のお触れ太鼓で常に渡御の先陣を切る「催太鼓」が氏地を巡行する、「催太鼓氏地巡行(もよおしだいこうじちじゅんこう)」。催太鼓を「チェサジャー」、「ソコジャー」という掛け声と共に威勢よく打ち鳴らしながら、天神講獅子の獅子舞と一緒に巡行します。

5.水上で披露される演能「水上薪能」!

神祭船渡御列の舞台船の一つ「能船」がOAP港に係留し、船上で薪能を上演する「水上薪能(すいじょうたきぎのう) 」。演目の前後に行われる、大阪天満宮講社連合会のお囃子や、どんどこ船などにも注目です。

6.「本宮祭」では大阪市中の平安と繁栄を祈願

午前中から天満宮境内で鳴り響いていた催太鼓や地車囃子の音がやみ、災害疫病がないよう市中の平安と繁栄を祈願する「本宮祭(ほんみやさい)」が斎行されます。この神事が始まると、渡御列に加わる人々が続々と参集します。

7.約3,000人の行列からなる勇壮な大行列「陸渡御」

7.約3,000人の行列からなる勇壮な大行列「陸渡御」

豪華な衣装を身にまとった約3,000人の大行列が、大阪天満宮から出発して船着場まで練り歩く「陸渡御(りくとぎょ)」。色彩豊かな衣装を身にまとい、神具を携えて渡御の御供をする様は、絢爛優美で時代絵巻さながらの光景です。3人1組・計6人の願人(がんじ)という叩き手が掛け声とともに太鼓を打ち鳴らす、先頭の催太鼓は必見!

8.100隻を超す船が大川をゆっくりと行き交う「船渡御」

8.100隻を超す船が大川をゆっくりと行き交う「船渡御」

陸渡御を終えた行列が、天神橋のすぐそばにある船着き場に到着すると、催太鼓から順々に乗船、大川へと漕ぎ出し「船渡御(ふなとぎょ)」がスタートします。

道真公の御神霊を乗せた「御鳳輦奉安船(ごほうれんほうあんせん)」、催太鼓や地車囃子などが乗る「供奉船」、御神霊をお迎えする風流人形を飾った「御迎船」、企業や団体などが出す「奉拝船」のほか、どんどこ船など列に加わらず自由に行き来する列外船もあり、祭りを盛り上げます。奉納花火が打ち上げられると、夜空に咲く大輪と共に、船の明かりが水面を美しく彩ります。

9.船渡御の船上でしめやかに行われる神事「船渡御 船上祭」

船渡御の途中、奉安船で行われる荘厳な神事「船渡御 船上祭(ふなとぎょ せんじょうさい)」。神様に氏子や市民の暮らしぶりを船中から見てもらい、御加護を祈願します。船上祭が行われる間、奉安船とすれ違う船は、賑やかな鳴り物を一時中断して静かにお見送りするのが慣例となっています。

10.夜空と水面を幻想的に照らすフィナーレの「奉納花火」に感動

10.夜空と水面を幻想的に照らすフィナーレの「奉納花火」に感動

天神祭のフィナーレを飾る奉納花火。大阪の夜空に咲く花火と約100隻の船渡御の「かがり火」との神秘的な光景を作り出します。川崎公園と桜宮公園の2地点から約4,000発が奉納され、「天神様」にちなんだ梅鉢の形に開くオリジナルの花火「紅梅」も必見の美しさ!

11.ロケーション抜群の特別観覧席から花火を見る!

11.ロケーション抜群の特別観覧席から花火を見る!

大阪ふれあいの水辺特設会場に設置される「奉納花火特別観覧席」。奉納花火の打ち上げ場所の横に位置するためバッチリ花火を観覧できます。また、テーブルに座ってゆっくり花火が楽しめるテーブル指定席(36,000円税込)、記念品のレジャーシートに座って花火を見られる砂浜自由席(7,000円税込)を選べます。

混雑度合や注意点は?

奉納花火の観覧エリアの最寄駅となるJR桜ノ宮駅は、観覧前も後も大混雑となるので、利用を避けたほうが無難です。大阪天満宮が近いJR大阪天満宮駅、地下鉄南森町駅、JR京橋駅などから歩いて向かえば少しは混雑が避けられるはずです。快適に花火を観覧したい場合は料観覧席のチケットを事前に購入しておきましょう。

約3,000人が練り歩く陸渡御、伝統の神事・船渡御に続き、かがり火を灯した大船団を彩る約5,000発の奉納花火が夜空に打ち上がると祭りは最高潮に! 7月24日・25日だけでも勇壮で華やかで幻想的な見どころがたくさんあるので、見たい神事をチェックして現地へ行きましょう!

Text by:株式会社エフィール

※本記事の情報は2020年6月時点のものを2024年5月に一部更新しています

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