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「夏の大阪」を満喫するために知っておきたい5つのこと

「夏の大阪」を満喫するために知っておきたい5つのこと

更新日: 2020/08/28

にぎやかで活気あふれる街、大阪。夏休みに訪れたいと思う人も多いでしょう。そこで気をつけてほしいのが「暑さ」です。意外と知られていませんが、実は大阪は日本の47都道府県のなかでも暑さが厳しい地域にあたります。

気温が38℃~39℃になることも珍しくなく、猛暑日が続く傾向にあります。旅行シーズンで混雑する時期だからこそ、熱中症予防をはじめとする対策を万全にしたいものです。今回はそんな大阪の夏を楽しく過ごすために知っておきたい5つのことをご紹介します。

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目次
  1. 1.服装や持ち物の工夫で暑さをしのごう
  2. 2.大阪独自の鉄道ルールに注意して暑い日の移動を効率的に
  3. 3.夏祭りは大混雑!熱中症対策は万全に
  4. 4.水上バスを楽しむなら時間に余裕を持って行動を
  5. 5.日本独自に進化した「ビアガーデン」の楽しみ方と注意点
  6. まとめ

1.服装や持ち物の工夫で暑さをしのごう

1.服装や持ち物の工夫で暑さをしのごう

大阪は8月の平均気温が高く、ずっと南に位置する沖縄よりも暑いといわれています。このような厳しい暑さをしのぐために、どのような準備が必要なのでしょうか。

服装は、体にピッタリ張りつくものよりも通気性の良い、ゆったりとしたデザインのほうが涼しく感じられます。黒っぽい色だと太陽の光を吸収しやすいため、白系の薄くて淡い色のTシャツやブラウスなどを選びましょう。

素材は汗をよく吸い、すぐに乾くものが適しています。風通しの良いリネン(麻)、優しい肌触りの綿、速乾性に優れたポリエステルなどがおすすめです。汗っかきの人は、天然素材と化学繊維の良いところを併せもった機能性インナーを着ておくと対策できます。

服装を工夫しても暑さが堪える場合は、保冷剤や冷却スプレーなどを使うとしのぎやすくなります。とくに、首の周りの筋肉を冷やすと効果的です。スーッとした感触が心地よく、旅の疲れも癒やされますよ。

日差しも強いので、紫外線対策はマストです。屋外の観光名所は日陰が少ないため、サングラスや帽子、日傘などで直射日光や地面の照り返しなどから体を守りましょう。

また、こまめに水分補給をすることも大切です。熱中症予防のため喉が渇いたと感じる前に水分を補いましょう。汗とともに体の塩分も排出されるので、塩あめや塩タブレットを持参し、適度に塩分を補給する習慣をつけるといいですね。

2.大阪独自の鉄道ルールに注意して暑い日の移動を効率的に

Atiwat Witthayanurut / Shutterstock.com
Atiwat Witthayanurut / Shutterstock.com

暑い夏はただでさえ体力を消耗しやすいので、できるだけ効率的に動きたいものです。大阪は公共交通機関が充実しているのも魅力のひとつ。ほとんどの観光地に電車や地下鉄、バスで移動できるうえ「大阪周遊パス」などのおトクな交通チケットが数多く販売されています。

ただし、大阪で鉄道を使いこなすのはそう簡単ではありません。さまざまな路線が乗り入れているのに加えて、独自のルールが存在するため、戸惑う観光客も少なくないようです。

まず、ややこしいのが駅名です。似たような名称でも、実は距離が離れていて乗り換えできないことがしばしばあります。たとえば、大阪を代表する観光スポットである難波の名を冠した駅は6つありますが、そのうちJR線「難波駅」と四つ橋線「なんば駅」の2駅は他の駅からかなり離れています。

夏の暑い日は移動が大変ですから、しっかり駅名を確認し、乗りたい路線がJRなのか私鉄なのか、それとも地下鉄(Osaka Metro)なのかを理解しておきましょう。

また、同じ地下鉄でも沿線によって混み具合にばらつきがあります。もし難波から梅田方面に移動するのなら、混雑率の高い御堂筋線を利用するよりも、四つ橋線で西梅田に移動するのがおすすめです。

大阪の電車では女性専用の車両や、他の車両よりも1、2℃温度が高めに設定された「弱冷房車」も設けられています。ご自身に合った車両の位置を確認しておくと、目的地までの移動時間を快適に過ごせますよ。

3.夏祭りは大混雑!熱中症対策は万全に

3.夏祭りは大混雑!熱中症対策は万全に

日本の伝統的な夏の風物詩といえば夏祭り。大阪でも三大祭りに数えられる「愛染祭(あいぜんまつり)」「天神祭」「住吉祭」をはじめ、たくさんの夏祭りが開催されます。日本の伝統芸能である和太鼓の演舞や打ち上げ花火、屋台の食べ歩きなどを楽しみましょう。

とにかく人が多いので、お連れの方とはぐれないようにくれぐれもご注意ください。スマートフォンを持ち歩いていても、つながりにくい場合があるかもしれません。あらかじめ、はぐれた際の待ち合わせ場所と時間を決めておくと安心です。

祭りの開催場所には、足元が不安定な場所や段差のあるところも多く、混雑しているなかで周りの人の足をうっかり踏んでしまう可能性もあります。ヒールの高い靴は避けて、履き慣れたスニーカーやサンダルで出かけるのが無難です。

熱中症にならないよう、持ち歩きができるうちわやハンディ扇風機を準備しておくといいですね。和柄のデザインのものは海外の方へのお土産としても人気があります。暑くなったときは、屋台のかき氷でひんやり一休みしましょう。

4.水上バスを楽しむなら時間に余裕を持って行動を

Tooykrub / Shutterstock.com
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大阪は水の都と呼ばれているのをご存知ですか。街歩きで疲れたら、涼を感じる水上バスで市内観光を楽しみましょう。

大阪ではメイン船舶の「アクアライナー」、30名乗りのオープン船「アクアmini」、船内で食事も楽しめる「ひまわり」、大阪港を巡る「サンタマリア」の4タイプのクルーズ船が運行しています。

初めて大阪を訪れる方は、大阪城や中之島などの名所を巡るアクアライナーがおすすめ。冷暖房完備・屋根付きなので、真夏でも快適に過ごせます。飲食物の持ち込みはNGなのでご注意ください。売店コーナーがあり、ドリンクやアイスクリームなどは購入できます。

全席指定で当日乗車券を購入することもできますが、満席の場合は断られるときもあります。確実に席を押さえたいのであれば、予約してから出かけましょう。

乗り遅れたら乗船できないので、事前に乗り場を確認し、時間に余裕を持って早めに到着しておきたいところです。船内にトイレはありますが、男女兼用がひとつだけなので先に済ませておいたほうがいいでしょう。

5.日本独自に進化した「ビアガーデン」の楽しみ方と注意点

5.日本独自に進化した「ビアガーデン」の楽しみ方と注意点

大阪は食い倒れの街。グルメを目当てに訪れる外国人観光客も多いようです。大阪といえば、たこ焼きお好み焼き、「二度づけ禁止」の串カツなどが有名ですよね。

夏限定の体験がしたいのなら、ビアガーデンがおすすめ。なかでもビルの屋上を使ったビアガーデンは日本に来たらぜひ楽しんでおきたいもの。日本の屋上ビアガーデンの始まりは、大阪だといわれています。

屋上から夜景を楽しみながら開放感いっぱいに生ビールや名物料理を存分に味わってみてはいかがでしょうか。ノンアルコールドリンクが充実しているお店も多く、お酒が飲めなくても楽しめますよ。

一口にビアガーデンといっても、店によって雰囲気やメニューが異なります。ウェブサイトなどで事前にチェックしておくといいでしょう。飲み放題食べ放題のコースだと、料金が決まっているから好きなだけ飲み食いできます。

諸外国では常温でビールを提供するところも多いようですが、日本の生ビールやドリンクはキンキンに冷えていることがほとんど。夏とはいえ、夜になると冷えることがあるので、上着やストールを持っていきましょう。屋外の場合は天気予報も要チェックです。

まとめ

7月から8月にかけては世界的にバカンスシーズン。長期休暇を取得する人が多く、大阪の街もにぎわいをみせます。高温になる夏だからこそ、体調管理に気をつけて、より快適に過ごせる工夫をしたいものですね。

いろいろなことを想定して備えておけば、いざというときに安心です。開放的な気分になる季節なので、ハメをはずしすぎないように気をつけながら大阪の夏を満喫しましょう。

※新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により営業時間の変更や臨時休業をしている場合があります。

  • ●プロフィール
株式会社ダリコーポレーション(ライター) 正木 友実子
大学卒業後、大手食品メーカーに勤務。おもに販促や営業支援業務に携わる。20年の勤務を経て、フリーライターに転身。長らく食品業界にいたことから、食を通じた健康や美容などの分野を得意とする。
    ●プロフィール
    株式会社ダリコーポレーション(ライター) 正木 友実子
    大学卒業後、大手食品メーカーに勤務。おもに販促や営業支援業務に携わる。20年の勤務を経て、フリーライターに転身。長らく食品業界にいたことから、食を通じた健康や美容などの分野を得意とする。
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