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大阪新名所「Wマーケット」って?名物おばちゃん直伝、値切りのコツもご紹介!

大阪新名所「Wマーケット」って?名物おばちゃん直伝、値切りのコツもご紹介!

更新日: 2020/02/10

大阪・新世界の商店街「新世界市場」にて、毎週日曜日に開催されている「Wマーケット」。雑貨・洋服・食品など、フリーマーケットのようにさまざまなお店が並び、賑やかな雰囲気でショッピングが楽しめるスポットです。

Wマーケットでは、「これなんぼ?(How much?)」が合言葉。店主に値段交渉するのもまた楽しいひと時です。掘り出しものがたくさん見つかるWマーケットを、値切りのプロ・大阪のおばちゃんと楽しんできました!

Wマーケットってどんなもの?

Wマーケットってどんなもの?

ネオンきらめく大阪・新世界。その象徴である通天閣をはじめ、ど派手な看板の飲食店や賑やかな街並みを楽しみに、多くの観光客が訪れる人気のスポットです。

Wマーケットは、そんな通天閣のお膝元にある、商店街「新世界市場」を活用した日曜だけのマーケット。半分以上のお店が閉店し、寂しいシャッター街になっていた新世界市場でしたが、Wマーケットの開催により多くのお客さんが集い始め、以前の勢いを取り戻しつつあります。

「Wマーケット」の入り口は、Osaka Metro「恵美須町」駅3番出口を出て30秒ほどまっすぐ進んだあたり。黄色い入り口や赤いのぼりが目印です!

ほとんどの商品には値札がないため、店主との交渉力が決め手! 値切りに気持ちよく応じてもらうべく、マーケット内では笑顔での交渉がそこかしこで行われています。

とくに“値切りのプロ”といわれる大阪のおばちゃんは、「これ、安うで買わな家帰られへんわ!」など冗談を飛ばしながら、軽快に値切っていきます。

値切れないお店もあるのでご注意を!

値切れないお店もあるのでご注意を!

新世界市場の中にもともと店舗を構えているお店は、値切りに対応していない場合が多いです。あらかじめ値札を付けている商品も、値切れる可能性は低いのでご注意を。

値切りに対応してくれるお店の一例
値切りに対応してくれるお店の一例

値切りが可能なのは、青空市のようにシートなどを広げて営業しているお店。

迷ったら一度値切れるかどうかを確認してみて、「うちは値切りはしていないんです」と言われたら、無理に交渉せずに正規の値段で購入しましょう。

大阪のおばちゃんに値切り術を見せてもらう

ヒョウ柄Tシャツが眩しい!
ヒョウ柄Tシャツが眩しい!

ご登場いただいたのは、大阪のおばちゃんが好んで着るといわれるド派手なヒョウ柄プリント服の専門店「なにわ小町」の店主・高橋さん。

なにわ小町も新世界市場にて長年営業する人気のお店。そして高橋さん自身も“大阪のおばちゃん”としてさまざまなメディアに登場する有名人。なにわ小町の名物店主・高橋さんをひと目見に、連日多くの人が訪れます。

「これ、なかなかええなぁ!」
「これ、なかなかええなぁ!」

Wマーケットをひと通り見物してみた高橋さん。アフリカの布を使ったアパレルショップ「ELeNOA(エレノア)」のポシェットが気に入ったようです。原色たっぷりの華やかなポシェットは、たしかに高橋さんにお似合いですね。

ここで早速交渉に入ります。こちらのお店の商品は1点6,500円とのこと。「6,500円かー、もうちょっと安なれへんかなあ」

スマホの電卓機能を使って交渉スタート!
スマホの電卓機能を使って交渉スタート!

まずは希望の金額を電卓で提示。高橋さんの希望金額は4,000円。2,500円引きを要求するとは、なかなか大胆です…!

「これでどう?」
「これでどう?」

交渉する際には愛想が大事! 気持ちよく値下げしてもらうためにも決して横柄な態度は取らず、笑顔を忘れずに交渉するのだそうです。

高橋さんの人徳もあって、店主から提示されたのは定価から大幅値下げとなる、1,500円引きの5,000円。4,000円にはなりませんでしたが、さすがにこれなら高橋さんも納得してくれるでしょう。

と思いきや…

「うーん、もうちょっと勉強できひん?」
「うーん、もうちょっと勉強できひん?」
「お姉ちゃん、今日ええことあるで! もうちょっと! な!?」
「お姉ちゃん、今日ええことあるで! もうちょっと! な!?」

さすが、大阪のおばちゃんは値切りのプロ! 日本人には強引さが足りないと言われがちですが、愛想&面白さたっぷりのトーク力でぐいぐいと自分のペースへと引き込みます。

そんな高橋さんに店主も根負け!

「バッチグーやで!」
「バッチグーやで!」

目標の4,000円には届きませんでしたが、見事4,500円でポシェットゲット。店主にとっては相当厳しい値引きだったのではと思いますが、「高橋さんは商店街の有名人ですしね。この価格もやむなしです!」と納得のご様子です。

大阪のおばちゃんは話術が巧みなので会話しながらの値切り交渉もお手の物ですが、日本語が不得意な外国人観光客の場合、外国語が話せない店員さんも多いため会話を弾ませるのは難しいところ。スマートフォンなどの電卓を使いながら、数字のやりとりだけで交渉するのがベターでしょう。

その際、商品を1個だけ買うより、2個3個とまとめ買いすることで値下げしてもらいやすくなります。これに加えて、「笑顔も大事よ!」と高橋さん。愛想よく「HOW MUCH?」と尋ね、笑顔を絶やさずやり取りすれば、交渉もうまくいくはずです!

魅力的なお店をご紹介

Wマーケットに出店しているお店の中から、外国人観光客から人気のお店をピックアップしてみましょう。

着物の帯締めとして使われる「組紐」を用い、ポップなアクセサリーに仕立てる「くみひも みやび」。華やかな色や柄のブレスレットはコーディネートのポイントになりそうです。ブレスレットはひとつ500円〜。

絵本作家・永澤あられさんの似顔絵店も大賑わい。62歳から大阪芸術大学に進学し、2014年に絵本「パンパンハウス物語」を出版しています。

独特のタッチで描かれるファニーな似顔絵は、色彩豊かでなんともかわいらしく、単なる似顔絵というよりアート作品のよう。こちらの似顔絵は1枚2,000円、30分ほどで描き上がります。

カラフルな布を使って作るオリジナルポーチ専門店「きらら」。ティッシュケースや小物入れなどいろんな柄でずらりと並んでいるので、お気に入りが見つかりそう。どこか懐かしい柄のポーチは、台湾人のお客さんからとくに人気だとか。ポーチはひとつ300円〜。

国内外のアートを取り扱う「VOYAGE KIDS」では、絵やリトグラフのほか、Tシャツや帽子、個人で作る雑誌「ZIN」なども販売。ライフスタイルに気軽にアートを取り入れて欲しいと、価格もリーズナブル。エッジの利いた魅力的な作品がそろっています!

Tシャツ専門店「ABSOLUTELY MARVELOUS」では、シルクスクリーンプリントのオリジナルTシャツを販売。アメコミのようなポップなイラストがかっこいい!

「楽しかった」と思えたら“投げ銭”を!

「楽しかった」と思えたら“投げ銭”を!

赤提灯が灯るノスタルジックな空間は日本らしさもあり、実にフォトジェニック。訪れるだけでもホッと和む魅力的なマーケットです。

入場料なども一切必要なく、自由に訪れてショッピングが楽しめるのもうれしいポイント。「いいな」と思ったら金銭を投げ入れる“投げ銭”を推奨しているので、いい買い物ができた、いい写真が撮れた、Wマーケットを応援したい、と思ったら、ぜひ投げ銭してみて。

新世界観光の合間に、ワクワク感たっぷりのWマーケットへ。ここでしか買えない商品が待っています!

  • Wマーケット
    • 住所 〒556-0002 大阪府大阪市浪速区恵美須東1-21-12
    • 電話番号:06-6537-7322(株式会社トリックデザイン)
      営業時間:毎週日曜11:00〜17:00
      料金:入場料なし
      定休日:月~土曜

Text by:株式会社ウエストプラン

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