「東映太秦映画村」にやってきました！今回、エヴァンゲリオン京都基地を体験したのは、大阪で大学院に通うチーさん。「ベトナムでも日本のロボットアニメは人気なので、楽しみにしてきました」とわくわくした様子。また、忍者の本場・滋賀県甲賀市を訪れるほどの忍者好きのため、初めての映画村にも興味津々です。
お客さんはマスクの着用が必要ですが、今回は、撮影時のみ特別にマスクを外しています。

JR京都駅から太秦駅までは約14分。太秦駅から映画村までは徒歩5分とアクセスも抜群です。
ほか、嵐電やバスなどでもアクセス可能です。

ドラマや映画の撮影を見学することもできる東映太秦映画村には、江戸の町並を再現したオープンセットが広がり、謎解き迷路や忍者屋敷といったアトラクション、3Dマッピングを駆使したショーも楽しめます。なかでも意外なフォトスポットが、展示やショーなどが開催される「パディオス」3階フロアの外、屋外階段付近。ここからは、なんと江戸の町並とエヴァンゲリオンの姿を同時に写真に収めることができます。

せっかくの映画村、入村したらまずは、ここらしい風景とエヴァンゲリオンのギャップを楽しみながら写真撮影をしてください。

「エヴァンゲリオン京都基地」があるのは、映画村の奥。搭乗体験をする前に、エヴァンゲリオンとは？おさらいしておきましょう。「エヴァンゲリオン」は、1995年に放送を開始したアニメ作品。日本のみならず海外でも親しまれる存在です。14歳の少年少女が、巨大な汎用ヒト型決戦兵器「エヴァンゲリオン」に乗り込み、謎の敵「使徒」と戦う姿を描いています。今回京都に現れたのは、エヴァ初号機。主人公である碇シンジが搭乗する機体です。

15メートルの高さを誇る初号機が浸かっているのは、L.C.L.。エヴァに搭乗する際、エントリープラグ内に満たされる赤い液体で、パイロットとエヴァをつなぐ役割を持っています。手を差し伸べた姿が印象的なこの初号機、なんと手の平に乗って写真撮影をすることができるんです。

L.C.L.のプールに浸かったエヴァは、上半身だけを地上に出してメンテナンス中の状態。頭だけで7メートル以上と、大迫力のエヴァとの記念撮影は感動モノです。チーさんも「すごく大きい！かっこいいですね」と大興奮。

一人で行く人もご心配なく。後述するQRコードを使えば、エヴァ横の建物に設置されたカメラが起動して、初号機との2ショットを自動で撮影してくれます。「あそこにカメラがあるんですか？一人でもエヴァと写真が撮れるのはうれしいですね」とチーさん。

また、ここではプロのカメラマンによる撮影もあり、1グループ1枚を無料でプレゼントしてくれます。大きな写真を購入することもできます。1枚目は1,500円、2枚目以降は1枚あたり500円(共に税込)で、最大4枚まで購入可能です。

目玉となる搭乗体験に必要なのが、こちらのパイロット候補生ID。カードにQRコードが印刷されていて、読み取ることで搭乗までの流れを体験できるほか、写真撮影や購入をすることができます。こちらの写真のカードは先行体験用のため、グランドオープン後はデザインが異なります。

ここでの体験者は14歳のパイロット候補生となり、エヴァを保有する特務機関「NERV」(ネルフ)の指示の元、さまざまな試験を受けながらコックピットである「エントリープラグ」を目指します。NERVの指揮官で、主人公・碇シンジの上司でもある葛城ミサトをはじめ、主要キャラクターの音声はすべて京都基地のための録り下ろし！「すべて日本語ですが、外国人のファンも絶対聞きたいはず」とチーさん。

エントリープラグへは、階段を上りながら適正検査や説明を受けていきます。ここでも、各所でパイロット候補生IDのQRコードを読み取ります。

ここで受ける検査は、パイロットとエヴァの同調率である「シンクロ率」に関わってきます。結果発表はエントリープラグ搭乗後。高シンクロ率をめざして進みましょう。

階段付近には、NERVのロゴマークやキャラクターのパネルが散りばめられ、ファンならずとも興奮間違いなし。写真撮影もお忘れなく。

パイロット適正心理検査では、自分のスマートフォンでQRコードをスキャン。こちらは日本語、英語、中国語に対応しています。現代的な仕掛けの数々に、チーさんも「このシステムはなかなかないですね」と感心した様子。

適正検査を終えたら、いよいよエントリープラグへ。座ると何が起こるかは、搭乗した人だけのお楽しみです。ぜひ、世界でここだけの体験をしに「エヴァンゲリオン京都基地」を訪れてみてください。

体験したチーさんも「もう1回行ってみたい！」と満足した様子でした。

エントリープラグの先には、こんなフォトスポットも。こちらは、エヴァンゲリオンや謎の敵・使徒が展開するバリア「A.T.フィールド」。炎に包まれる京の町をバックに、A.T.フィールドを破る姿を撮影しましょう。

最後は、いよいよエヴァとのシンクロ率発表。QRコードを読み取れば、パーセンテージのほか、甲・乙・丙・丁の4等級が表示されます。一番上の甲なら、エースパイロットとしてNERVからスカウトされるかも？

チーさんの結果は、シンクロ率19.0%。等級は、残念ながら一番下の丁種でした。「ちょっとショック」と言うチーさんに、映画村の鵜川さんが「判定はかなり厳しいので、19%は普通です。低くありません」と教えてくれました。「エースパイロットである甲種に選ばれるのは、100人に1人程度」とのこと。我こそは！という人は、ぜひ高シンクロ率をめざしてチャレンジしてみてください。

1時間に一度実施されるショーにもご注目。エヴァが水浸しになるほど迫力あるウォーターキャノンを取り入れた、オリジナルストーリーを楽しめます。こちらも新録ボイスが聞けるので要チェック。実はこのストーリーを聞いてから適正検査に進むのがベストとのことなので、タイミングが合えばぜひ搭乗前に観覧を。

東映太秦映画村内でしか買えない、限定のコラボメニューやグッズも必見。エヴァンゲリオン京都基地に隣接する忍者カフェは、「NERV カフェ」として、コラボフードとドリンクを提供しているほか、グッズを販売しています。また、店頭に飾られたパネルは太秦映画村仕様に描き下ろされた新規イラストなので、記念撮影もお忘れなく。

こちらでぜひ食べたいのが、「NERVカレー 初号機Ver.」1,000円(税込)。初号機と同じバイオレットが印象的なカレーの色は、ビーツと食紅で再現。上に飾られたピーマンのほか、具にも機体の色である緑が取り入れられています。トッピングはスモークチキンとポテトサラダ。甘めで、子供も食べやすい味わいです。ネルフ本部の建物を模した三角形のご飯や、ロゴが入った箸袋など細部にもこだわりたっぷり。ヒロインたちが搭乗する零号機と2号機バージョンも用意されています。

ドリンクは、「飲めるL.C.L.」600円(税込、手前右)と作中の名セリフ「笑えばいいと思うよ」をもじった、「変わればいいと思うよEVA-tea」600円(税込)が登場。
その名のとおりL.C.L.と同じ赤いドリンクは、ベリー風味の炭酸でスッキリと飲めます。「変わればいいと思うよEVA-tea」は、青い色が目を引く紅茶・バタフライピーを使ったもの。レモン果汁を入れれば、青(手前左)から紫(奥)に色が変わる様子は必見です。

コラボグッズにも、新規イラストが使用されています。こちらは、中学生である主要キャラ5人が修学旅行で東映太秦映画村を訪れたような姿に。京都・宇治田原の茶葉を使い、各キャラをイメージした「エヴァンゲリオン茶」全5種 各540円(税込、手前)や「A4クリアファイル」440円(税込、中左) 、初号機とA.T.フィールドがプリントされた「京扇子」4,400円(税込、中右)など、ここでしか買えないものがたくさん。「ミニクロッキー帳」880円(奥)は、主要5キャラクターのものが用意されています。

立てて楽しめる「アクリルフィギュアスタンド」各1,320円(税込)も全5種。和装姿のシンジ君たちを机に飾ることができます。

「B2タペストリー」2,200円(税込)では、5人が勢ぞろい。壁にかけてエヴァンゲリオン初号機搭乗の思い出を振り返って。

エントリープラグ搭乗を体験するには、「エヴァンゲリオン初号機エントリープラグ」搭乗体験整理券が必要です。こちらは一日280人限定。定員に達しない場合は当日販売もありますが、ウェブでの前売券の入手がベターです。料金は映画村入村券込みで大人2,300円、中高生1,300円(各税込)と、当日料金より100円お得になっています。

また、エントリープラグ体験はできませんが、京都基地エリアに入場でき、初号機との写真撮影やショーを観覧できる整理券は、当日映画村で受付しています。

さらに、グランドオープンと同時に開催される「ヱヴァンゲリヲンと日本刀展」とセットになった整理券も。こちらの前売は入村券、エントリープラグ体験がセットで大人3,200円、中高生2,200円(各税込)です。

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズをモチーフに刀匠が制作した刀剣が展示される、エヴァファンにも刀剣ファンにもたまらない内容となっています。展示する日本刀は全23点。ロンギヌスの槍をはじめとし、映画村でしか見ることのできないオリジナルの一振「式波・アスカ・ラングレー仕様太刀」も登場するので、ぜひエントリープラグ体験と合わせて訪れてください。展示期間は12月20日までです。

昨今、人が集まるテーマパークはちょっと、という人もご安心を。東映太秦映画村では、パーク全体を抗ウイルス・抗菌作用のあるキノシールドでコーティングしています。入口では検温も実施しているほか、ディスタンスマークを設置することでお客さん同士の間隔も確保。さらに、スタッフはマスク着用を徹底しています。村内を歩く侍や忍者が黒い頭巾で口元を隠している姿を見るのも楽しいですよ。

実施中の新型コロナ感染症対策
店内や設備等の消毒・除菌・洗浄／除菌・消毒液の設置／店内換気の実施／コイントレイの利用／仕切り板の設置／スタッフのマスク着用・手洗い・消毒・うがい・検温の実施／入店人数や席間隔の調整／入場制限、予約制の実施／体調不良のお客様の入店お断り／お客様へのマスク着用のお願い・検温の実施

また、カフェには英語メニューが用意されているほか、通常時には英語、中国語、日本語を話せる通訳スタッフも配置されています。(現在はコロナの影響で通訳スタッフは休止中)

エヴァンゲリオンのことは知らなかったチーさんも、「迫力があって写真を撮るのも楽しかったし、ショーもきれいでした。話を知っている人が見たらもっとおもしろいはず」と満足したエヴァンゲリオン京都基地。
エヴァンゲリオンのエントリープラグ搭乗など、ここでしかできないプレミアムな体験を味わいに、ぜひ東映太秦映画村を訪れてみてください。

Text by:株式会社エフィール