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札幌市・南区にある体験型ふれあい動物園「ノースサファリサッポロ」。生き生きした動物の姿が間近に楽しめる、いや、楽しめすぎる点で「日本一危険な動物園」の異名を持つほどです。「エサを求める動物たちに囲まれる」「ワニやピラニアが潜むプールの上を歩く」「とんでもない食材のワイルドな料理を味わえる」など、ここでしかできない体験に満ちあふれています。スリルに満ちた冒険に出発しましょう。
ノースサファリサッポロってどんな場所?アクセスは?
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ノースサファリサッポロは、自然豊かな南区豊滝にあります。市内中心部からは車で約30分。公共交通機関を利用の場合は、地下鉄南北線・真駒内駅からじょうてつバス「定山渓行き」に乗り、豊滝小学校バス停で下車すると、約15分間隔で運行している無料シャトルバスに乗車することができます。
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園内はたくさんの動物と触れ合える「ノースサファリ」、アクティビティが充実している「ノースサファリアドベンチャー」、危険動物や猛禽類が待ち受ける「デンジャラスの森」の3つで構成されています。
入園すると、日本語のみですが「当園は普通の動物園ではありません、危険です」と書かれた看板があちこちに現れます。
「全て自己責任」でとびきりの体験ができるというのがこの動物園のコンセプトであり、魅力です。翻訳機を持ったスタッフがいます。英語、中国語をはじめさまざまな外国語に対応していますので、不明点を確認しておきましょう。
目の高さにキリンが!「ノースサファリ」を歩こう
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もちろんすべてが恐怖体験というわけではないのでご安心を! まず約150種の動物が展示された「ノースサファリ」を紹介します。キリン、シマウマ、ミーアキャット、ブチハイエナなどが展示された「アフリカゾーン」では、キリンの顔を同じ目の高さで見ることができるなど、展示は迫力を感じる工夫がされています。
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アカカンガルーや、ベネットワラビー、モモイロペリカン、ケープペンギンなどが元気に動き回る「南半球エリア」。アカカンガルーなどにはエサやりができ、エサは100円で販売されています。
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「ジャングルゾーン」では世界一周気分が味わえるでしょう。「アジアの森」「アフリカの森」「南米の森」の3つから構成するゾーンです。アジアの森では、コツメカワウソが穴から手を出してエサをねだっています。すぐそばのガチャガチャでおやつ(200円)を買ってあげてください。
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ジャングルゾーンで最も広い南米の森では、鳥が頭上を飛び交い、は虫類やカピバラが寝そべっています。写真の「シロガオサキ」は、わずかな動物園のみで飼育される珍しいサルなんですよ。
楽しみいっぱいのイベント広場
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イベント広場では、さまざまなイベントが行われています。中でも8羽のアヒルが疾走する「アヒルレース」(投票権1枚100円)では、トップ2羽を当てればプレミアム体験無料券をゲット可能!冬期間はヤギのレースが行われています。
貴重でスリリングなふれあい体験も
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「珍獣ふれあいコーナー」では、巨大なヘビを首に巻くなど、レアな体験が無料でできます。触れ合いたい方はスタッフに声をかけてください。
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また、ここまで紹介した各エリアに、当日申し込みのプレミアム体験があります。動物たちに負担を与えないよう一日の実施回数や人数が制限されていますが、めったに触れない動物に触れたり、間近でエサをやれたりと文字通り特別な体験。
「ライオンダイレクトフィーディング」は1回500円で、血の滴る肉を直接ライオンにあげることができます。百獣の王と呼ぶにふさわしい迫力ある体験です。キリンの間近で朝食を食べて、キリンにおやつをあげる「キリンと朝食」(大人7,200円 4歳~小学生まで6,200円)という特別なメニューも。
日本一危険!?なランチタイム
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昼食は少し離れた森にある体験型フードコート「ンゴロンゴロ」で決まりです。キリンやペリカンをイメージした「タピオカホイップ」(500円)……そしてゲテモノ料理。昆虫やサソリ、ヤモリなど、ここでしか味わえない味覚に挑戦するかどうかはあなた次第です。
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「ゲテモノ料理はさすがに……」という人でも、ダチョウやクロコダイルを使ったカレーやハンバーガーなら挑戦できるのでは。どちらも低脂肪・高たんぱく・低カロリーと3拍子そろったヘルシーな食材でもあります。「クロコダイルバーガー」(750円)は、歯ごたえがありワイルドなおいしさです。
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デンジャラスの森から生きて出られるか?
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「デンジャラスの森」にある「デンジャラスゾーン」は、小学生以下立ち入り禁止の冒険エリアです。臭い分泌液を浴びると呼吸困難を引き起こすこともあるスカンク、靴を貫通するような強烈なトゲを持つヤマアラシ。さらにピラニア、ドクトカゲ、ワニなど危険動物が展示された上を通過してゴールを目指します。しかし、その道は平均台のような細い橋!
パンフレット上では秘密にされた驚きの生物もいます。もちろん、途中で断念する人のためのエスケープルートも随所に設けられているのでご安心を。
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真冬まで楽しい!1年中感動があるスポット
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第1駐車場から無料送迎バスで10分ほど移動した森の中に、「ノースサファリアドベンチャー」があります。冬のアクティビティでは、チューブ滑り、スノーシュー、スノークライミングが無料で楽しめるほか、犬ぞり、スノーモービル、雪上バナナボートなどを有料で実施。雪遊びを楽しむために、外国からたくさんのお客さんが訪れています。
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2020年度の冬期営業は1月4日〜3月22日の予定です。積雪状況により早期終了となる場合があります。
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そのほか、動物たちと一緒にテントやコテージに宿泊できる「グランピング」を通年実施するなど、ノースサファリは1年を通して楽しめる動物園です。
冬はカピバラが温泉に入るなど、夏とは異なる姿を見せてくれます。時期によって開園日や開園時間が異なりますので、訪れる際は必ず公式ホームページなどで確認してください(英語を話せるスタッフはいますが、メールでの問い合わせがおすすめです)。
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ノースサファリサッポロ
- 住所 〒061-2273 北海道札幌市南区豊滝469-1
- 電話 080-1869-6443
営業時間:2019年9月〜11月 10:00〜17:00、土日祝9:00〜17:00(最終入園16:00)、1月4日〜3月22日10:00〜16:00(最終入園15:30)、以降は公式ホームページで発表
料金:夏期営業(〜2019年11月30日)大人1,500円 小学生以下:500円 3歳以下無料
冬期営業(2020年1月4日~3月29日)大人:1,200円 小学生以下: 500円 3歳以下:無料
休業日:2019年12月1日〜2020年1月3日、1月20日〜3月22日の平日
Text by:みんなのことば舎
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
※特記以外すべて税込み価格です。