HOME 北海道 北海道 旭川 カムイスキーリンクス徹底ガイド:パウダー・ツリーラン・絶景を楽しむ道北最大級ゲレンデ(2025-2026年)
カムイスキーリンクス徹底ガイド:パウダー・ツリーラン・絶景を楽しむ道北最大級ゲレンデ(2025-2026年)

カムイスキーリンクス徹底ガイド:パウダー・ツリーラン・絶景を楽しむ道北最大級ゲレンデ(2025-2026年)

更新日: 2025/11/30

旭山動物園をはじめ、数々の観光地があることで知られる旭川市。冬の旭川市では、こうした観光に加え、スキーやスノーボードなどのウインタースポーツも楽しめます。旭川市でおすすめしたいスキー場が、カムイスキーリンクスです。多彩なコースが滑れる上に、リフト券はとってもお手頃価格で購入できます。カムイスキーリンクスに行くからには知っておきたい情報を、あますことなく隅々までご紹介します。


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目次
  1. カムイスキーリンクスについて
  2. カムイスキーリンクスはどんな人におすすめ?
  3. コース・リフトの基本情報
  4. チケット・レンタル・レッスン情報
  5. ファミリー向け情報
  6. ゲレンデレストラン
  7. 温泉・グルメ・夜の楽しみ
  8. アクセス
  9. 周辺の観光スポット
  10. おすすめ宿泊施設

カムイスキーリンクスについて

カムイスキーリンクスについて

1984年にオープンしたカムイスキーリンクスは、札幌市内から車で90分、旭川中心部から30分ほどの距離にあります。旭川市は、山に囲まれた盆地にあり、夏は暑く、冬は寒いのが特徴。この気候がもたらすのが、雪玉が作れないほどのサラサラな雪! カムイスキーリンクスは、この上質な雪を堪能できるスキー場であるため、国内外から人気を集めています。

ベストシーズンは12月下旬〜2月上旬で、パウダースノーが降るシーズンに多くのスキーヤー、スノーボーダーで賑わいます。

パウダースノーが降る条件は、気温が低く、空気が乾燥していること。シーズン中で一番寒い時期である1月の旭川は、日中でも平均最高気温が約-3℃、平均最低気温は約-12℃となります。かなり寒いので、冷たい風から顔を守るフェイスマスクを用意するなど、念を入れた防寒対策をすると良いでしょう。

<@2025–2026シーズン期間|b@>
  • 営業期間: 2025年12月中旬~ 2026年3月下旬(2025/11/20時点の予定)
  • 営業時間: 09:00~17:00
  • 休業日: 営業期間中はなし
  • 公式サイト: https://www.kamui-skilinks.com/

カムイスキーリンクスはどんな人におすすめ?

カムイスキーリンクスは、パウダースノーを楽しみたい中〜上級者や、技術を磨きたいスキーヤー・スノーボーダーに最適です。未圧雪やツリーランを含む多彩なコースが充実しており、自然の地形を活かした滑りが楽しめます。混雑が少なく、コスパも良好で、静かな環境で落ち着いて滑りたい人にもおすすめです。旭川から車で約30分とアクセスも良く、日帰りや短期滞在でも訪れやすいスキー場です。

コース・リフトの基本情報

コース・リフトの基本情報

カムイスキーリンクスには全部で26のコースがあります。最長4,000mのロングクルージングが楽しめるコースをはじめ、多彩なコースがあるのが特徴。ハイシーズンは12月下旬~2月上旬で、多くのスキーヤー、スノーボーダーで賑わいます。

看板コースは、国内でも類を見ない全幅150mのワイドな「ゴールドコース」です。山頂から続くロングコースで、麓から「ゴールド1」「ゴールド2」「ゴールド3」と3つのコース名に分かれています。

ゴールド1は初心者の方や子ども向け、ゴールド2、3は中級者向けです。

ゴールド2は、最大斜度30度の急斜面と、最大幅150mのコースの広さが特徴。

ゴールド3は、引き締まった雪面が特徴で、エッジの効いた滑りをしたい方におすすめです。

ここからは、それぞれのレベルにあわせた、おすすめコースをご紹介します。

初級者には、「ちびっこゲレンデ」や、「ファミリーコース」がおすすめです。

「ちびっこゲレンデ」は斜度8度の緩やかなコースなので、小さいお子さまやスキーに不慣れな方はこちらへ。ファミリーコースは、コース幅が広く、安全に滑ることができるので、初滑りの練習場所などにぴったりです。

中級者、上級者には非圧雪コースがおすすめです。特に見逃せないコースが、カムイスキーリンクスならではの極上のパウダースノーが楽しめる「ディープパウダー」や「フレッシュパウダー」。どちらも雪のコンディションが良いときだけ開放されるスペシャルな林間コースなので、もしもオープンしていたらぜひトライを。

また、木々の間をすり抜けて滑る未圧雪コース「バンプス」「トド松」「ツリーラン」も人気です。コース内には立木や倒木、大きな段差や凹凸などがありとてもエキサイティング! 挑戦しがいがあり、何度でも滑りたくなります。深雪でのスピードコントロールなど、かなりのテクニックが必要になる、難易度の高いコースです。

概要
  • 標高:山頂 751 m / 山麓 150 m
  • コース難易度:初級 35%|中級 30%|上級 35%
  • 利用者の種別:スキー 60%|スノーボード 35%|その他 5%
  • コース整備:圧雪コース 65%|非圧雪コース 35%
  • コース数:全26コース|最大斜度 35°|最長滑走距離 4,000m
  • リフト(全6基):ダブルリフト×5基|ゴンドラ×1基

チケット・レンタル・レッスン情報

リフト券の種類

リフト券の種類

カムイスキーリンクスのリフト券は、とてもお手頃です。リフト券は、WEBショップか、現地のチケット売り場で購入できます。

<@リフト券料金一覧(一例)|b@>
  • 1日券:大人5,300円、シニア4,500円、小学生1,800円
  • 4時間券:大人4,600円、シニア4,100円、小学生1,600円
  • リフト1回券:大人500円、シニア500円、小学生200円
  • ゴンドラ1回券:大人1,400円、シニア1,400円、小学生400円

未就学児はリフト券が無料ですが、ゲート通過のときにはICカードが必要になり、デポジット代で500円がかかるのでご注意ください。

このほかにもさまざまなリフト券があります。WEBショップでの販売スタートはシーズン開始と同じタイミングになります。スタート前にWEBサイトやfacebookで告知がされるので、チェックしておきましょう。

リフト券の詳細はこちら

・WEBショップで購入する場合

所定のページ(https://www.kamui-skilinks.com/webshop/ )でリフト券を選び、カートに追加。受け取り方法の選択画面が出てくるので、「QRコードを受け取る」を選びます。クレジットカードで決済し、購入が完了すると、QRコードが発行されます。そのQRコードをスキー場の自動発券機にかざして、ICカードのリフト券を受け取りましょう。初回購入時は、デポジット代として500円必要です。2回目以降は、WEBショップでICカードにチャージするだけです。

・チケット売り場で購入する場合

ゲレンデ入り口にあるセンターハウスのチケット売り場で購入できます。当日購入した場合も、ICカードのリフト券を渡されます。2回目以降は同じようにチャージして使用可能です。同様に初回購入時は、デポジット代として500円が必要になります。ICカードを持っていれば、2回目以降はWEBショップでICカードにチャージができます。

レンタル情報

レンタル情報

レンタルカウンターでは、主にスキー・スノーボード用具一式、ウエア上下、手袋や帽子の小物などを貸し出しています。旅先でスキー場に立ち寄りたい方にうれしいのが「スキー・スノーボード手ぶらセット」。スキー用具一式またはスノーボード用具一式、ウェア上下、手袋、ゴーグル、帽子をレンタルすることができます。

スキーかスノーボードの用具一式がセットになった「スキー・スノーボードセット」、手袋、ゴーグル、帽子がセットになった「小物セット」もあります。これら3つのレンタルプランでは、4時間から貸し出しに対応。短い時間でスキーを楽しみたいという方は、ぜひ利用しましょう。

レンタル料金(一例)
・スキー・スノーボード手ぶらセット 1日
大人:13,000円
子供:9,000円
・スキー・スノーボード手ぶらセット 4時間
大人:11,000円
子供:7,500円
・スキー・スノーボードセット 1日
大人:7,500円
子供:5,000円
・スキー・スノーボードセット 4時間
大人:6,000円
子供:4,500円
・ウエア上下 1日
大人:5,000円
子供:3,000円

レッスン案内(スキー・スノボスクール)

レッスン案内(スキー・スノボスクール)

●英語対応スクール
KAMUI INTERNATIONAL SCHOOLが、英語対応のレッスンを行っています。

・1日コース 10:00〜15:00(5時間)
60,000円(1〜2名)
・半日コース 13:00〜15:00(2時間)
25,000円(1〜2名)

詳細はこちら


●日本語対応スクール
以下のようなスクールが、レッスンを行っています。

・SAJ公認
旭川カムイスキー学校
電話:0166-72-2400 (夏期090-9754-0681)
公式HP:http://saj-kamui-skischool.com/
・JSBA公認
カムイスノーボードスクール
電話:090-2177-5596
公式HP:http://www.kamui-school.com/
・SIA公認
y2 カムイスキーリンクス プロスキースクール
電話:090-8706-7078 ※予約制、要問合せ
公式HP:http://ipss2yyaa200266.livedoor.blog/
※特に、小さなお子様のスキー、初めてのスキーは、当スクールに、ご相談ください。
・SAJ公認
深川スキースクール
電話:0166-72-2115
要問合せ
・三浦雄一郎&スノードルフィンスキースクール カムイ校
電話:090-4876-7064
公式HP:http://www.snow-freaks.com/kamui.snowdolphin-ss/home.html

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ファミリー向け情報

家族で楽しむ雪あそび

家族で楽しむ雪あそび

ここでは、スキー以外にも雪を楽しめるアクティビティがたくさんあります。


子供向けエリア
カムイスキーリンクスの一角にちびっこKids Gardenがあります。ここは、小さなお子様や初心者専用の斜面で、初めてのスキーの練習やそりで遊ぶことができます。

各種アクティビティ

2025年11月20日現在、2025-2026年シーズンのアクティビティが発表されていませんが、例年様々なアクティビティが提供され、家族で楽しむことができます。

・早朝キャットツアー(KAMUI Early Morning Cat Tour)

センターサイトでは早朝にキャット(雪上車)ツアーが開催されており、まだ滑られていない新雪エリアを探検できます。

・スノーラフティング(バナナボート)

2019〜2020シーズンに導入されたスノーラフティング(バナナボート)は、スキー未経験の小さなお子様や、海外から訪れる観光客にも好評です。牽引するスノーモービルのスピードが上がるごとに、カムイスキーリンクスならではのシルキースノーが雪しぶきとなって舞い上がり、迫力ある体験が楽しめます。

詳細はこちら

外国語対応

外国語対応

知りたいことがあればインフォメーションセンターへ! カムイスキーリンクスのセンターハウスには、観光案内所「カムイツーリストインフォメーション」があります。スキー場に関してはもちろん、旭川市の観光情報案内も行っています。

英語と中国語対応ができるスタッフが常駐しているので、わからないことがあれば聞いてみましょう。

ゲレンデレストラン

ゲレンデレストラン

ほどよくスキーを楽しんだら、一息ついたり、腹ごしらえをしたいところ。カムイスキーリンクスには、山麓、山頂それぞれに食事処があります。

●センターハウス2Fレストラン
センターハウス2階にある、カムイスキーリンクスのメインとなるレストランです。500席以上あり、広々とした空間で食事ができます。日本のスキー場の定番、カツカレーやカツ丼はもちろん、「旭川しょうゆラーメン」(1,000円)など地元メニューを提供しています。ここでのイチオシメニューは、「クッパ」(1,400円)。注文を受けてから作るため、出来たてを味わうことができます。

旭川産いも豚のスタミナ丼
旭川産いも豚のスタミナ丼
アツアツでピリ辛なクッパ
アツアツでピリ辛なクッパ

同じくセンターハウス2階に、旭川市の人気和風カフェ「福吉Café」が冬期間限定でオープンしています。人気商品「ときわ焼き」や「福吉ラテ」のほか、カムイスキーリンクス店限定メニューも提供しています。子どものおやつタイムや、甘いもので一息つきたいときにおすすめです。

旭川名物「ときわ焼き」
旭川名物「ときわ焼き」
ラテはカップもおしゃれ!銀世界を背景に撮影してみては
ラテはカップもおしゃれ!銀世界を背景に撮影してみては

●山頂レストラン 「Tratoria&Pizzerria Monte751」
カムイゴンドラ山頂駅の隣にある山頂レストランは、2019-2020シーズンに全面リニューアルされました。店内には暖炉があり、落ち着いた雰囲気。標高751mからの、石狩平野の大パノラマを楽しみながら、本格的なイタリアンピッツァやパスタをいただくことができます。

●らぁめん食堂NOBu
旭川の名物の一つ、「旭川ラーメン」もスキー場で食べられます! センターハウス隣の「ラーメンハウス」内にある「らぁめん食堂NOBu」では、昔ながらの本格的な旭川ラーメンを提供。スキー場で食べるラーメンは、体も温まり格別です。

温泉・グルメ・夜の楽しみ

カムイスキーリンクスに行く場合、多くの人は旭川市内のホテルに宿泊します。理由はアクセスの良さと宿の選択肢が豊富だからです。また、宿泊者向けにカムイスキーリンクス行きのシャトルバスを運行しているホテルがあり、便利です。

温泉でリラックス

天然温泉みなぴりかの湯は、旭川駅東口から徒歩約3分の好立地にある日帰り温泉です。地下1,500mから湧き出る天然温泉を使用しており、内湯や露天風呂でゆったりとくつろげます。男女別のサウナも完備され、スキーやスノーボードで疲れた体をリフレッシュするのに最適です。館内には休憩スペースや飲食コーナーもあります。

  • Minapirika no Yu
    • 住所 2nd Floor, Hotel WBF Grande Asahikawa, 10-3-3 Miyashitadori, Asahikawa, Hokkaido 070-0030
    • 電話 0166-23-8000
    • ・日本語住所:〒070-0030 北海道旭川市宮下通10丁目3−3 ホテルWBFグランデ旭川 2階
      ・Hours: 10 AM – 11 PM (Last admission 10 PM)
      ・Closed: Open all year round
      ・Official Website: https://www.hotelwbf.com/grande-asahikawa/en/facility/spa/

温泉の種類

内湯、露天風呂、サウナがあり、内湯には、炭酸泉、ジェットバスや電気風呂、石壺湯などがあります。

●タトゥーポリシー

天然温泉みなぴりかの湯では、入れ墨のある方は入館できません。ただし、11cm×11cmのカバーシール(250円)が販売されており、入れ墨を完全に隠せば入浴が可能です。

おすすめローカルグルメ、バー・居酒屋情報

旭川のグルメは、とにかく地元食材のおいしさが光ります。まず外せないのが「旭川ラーメン」。魚介×豚骨のWスープに、ちぢれ麺がよく絡むコク深い味わいで、食べ歩きも楽しい定番グルメです。さらに、大雪山の湧き水で育ったお米や野菜、旨味たっぷりの旭川産豚肉を使った料理など、地元ならではの味に出合えるのも魅力。酒蔵やクラフトビールのお店も多いので、食べて飲んで、旅の思い出がより濃くなること間違いなしです。

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アクセス

カムイスキーリンクスへのアクセスは、バスがおすすめです。もちろん、車でもアクセスできます。

バスの場合

道北バス株式会社が運営するバス「455番 快速サンタ・リンクス線」には、旭川市内の主要ホテル旭川駅から出発する市内便と、旭川空港からスキー場に直行する空港便があります。スキー場まで乗り換えなしで到着します。市内便の所要時間は旭川駅前から約40分で、片道料金は大人1,000円、子供500円です。空港便の所要時間は約1時間です。

札幌市内からであれば、北海道アクセスネットワーク株式会社が運営する高速バスを利用すると、乗り換えもなくスムーズです。

詳細はこちら

車の場合

旭川からは、国道233号線を利用して約30分で到着します。
札幌からは、道央自動車道を利用し、深川ICを降りて国道12号線を走ると到着します。所要時間は約90分です。

周辺の観光スポット

旭川周辺は観光スポットの宝庫です。ここでは、市内で冬に楽しめるスポットを挙げますので、旅の計画の参考にしてください。

旭山動物園

旭山動物園は、動物の自然な動きを見せる「行動展示」で人気。冬は名物の「ペンギンの散歩」が見られ、シロクマやオオカミなど寒冷地の動物が元気に動く姿も魅力です。大人も子どもも楽しめる旭川の定番スポット。

旭川市博物館

旭川博物館は、アイヌ文化、上川地方の自然や歴史を学べる施設です。道具や衣服、ジオラマ展示が充実し、北海道の成り立ちや文化をわかりやすく理解できます。立ち寄ると、年代を問わず楽しみながら学べる施設です。

酒蔵見学

旭川は清らかな水に恵まれた日本酒の産地で、「男山」や「高砂酒造」など酒蔵見学が人気。仕込みが進む冬は見学のベストシーズンで、できたての生酒や限定酒を味わえるのが魅力。日本酒好きにおすすめです。

旭川冬まつり

旭川冬まつりは毎年2月開催の冬の一大イベント。巨大な雪像や氷像が並び、夜はライトアップで幻想的な雰囲気に。滑り台やステージイベントもあり、家族連れからカップルまで楽しめる冬の人気観光行事です。

おすすめ宿泊施設

旭川市内にある宿泊施設では、カムイスキーリンクスのハイシーズンを楽しめるお手頃な宿泊プランも期間限定で販売予定です。旅行代理店ではスキー商品の販売やレンタルプランの取り扱いなども予定しています。

せっかく旭川に来たのなら、旭山動物園や大雪山など周辺観光地などもしっかりおさえておきたいところ。お得なチケットやプランを活用して、旅を存分に満喫してください。

この記事は2025年12月に更新されました。
最新の情報については、公式サイトをご確認ください。

Written by:
ひで
ひで

車で旅することが好きなWebライター&フォトグラファー。車で日本全国を2周し、47都道府県の主な観光地には実際に行ったことがある。得意分野は車旅の紹介で、実体験にもとづく旅程や観光地の紹介。車利用が前提なので、一般的にアクセスの難しい穴場も紹介する。Webライター歴は約6年で、TOEIC860点。

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